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2017年12月6日水曜日

日本温泉巡り その42「ルートイングランティア知床-斜里駅前-」【北海道斜里町】

ビジネスホテルと言えば狭い部屋にユニットバスと、「まあ、とりあえずシャワーを浴びて寝られればいいや」的に選ぶ宿泊施設というイメージを持っている人は多いと思います。

自分もそういうイメージを持っていましたが、今回の 「ルートイングランティア知床-斜里駅前-」 は、そんなイメージを覆してくれる場所として紹介したいと思います!

訪れたのは9月の3連休の17日。
羅臼岳登山後にお邪魔しました。

この日は登山口の岩尾別温泉に入る予定でしたが、残念無念の休業中。
途中に目新しい温泉も無かったので、結局ホテルまで来てしまいました。

外観はルートインホテルそのまま。
自分はビジホはほぼルートインを使っているので、ある意味安心できます。

とりあえず登山後の汗を流したかったので大浴場へレッツゴー!
ほとんどのルートインは人工温泉と謳った大浴場を備えており、今回もそのつもりでしたが…。




…あれ?
お湯は茶褐色の濁り湯で、露天の湯口には析出物もあります。

急ぎ脱衣所に戻りアレを探して見ると…。
ありました!温泉成分分析表!!

泉質はナトリウム塩化物泉で弱アルカリ性の高温泉。
炭酸も少し含んでいるようで身体には泡がついてきます。

意外や意外、まさかルートインで本物の温泉に入れるとは思いもしませんでした。
しかも、なかなかの良泉!
嬉しいサプライズでしたね!

温泉で湯ったりした後はホテルの人に紹介してもらった「居酒屋てんてんてまり」で地酒とオホーツクの海の幸を堪能。

いや~、遠征登山の醍醐味、ここにあり!って感じです!!

この辺りは世界遺産知床が近く、ウトロまで行くとそこそこお高いホテルが多いので、少し知床から離れているとはいえ、お手軽の値段で泊まれるホテルがあるのは嬉しいです。

美味いお店も近く多いのでこの辺りに行く事があれば積極的に利用させてもらおうと思います。

以上です。

来訪日:2017/9/17
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<個人的温泉ランキング> 2017.12月現在
― 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)
― 3位 後生掛温泉 (秋田県)
― 4位 熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
― 5位 わいた温泉 「豊礼の湯」(熊本県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉 *都道府県順>
ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
乳頭温泉 「鶴の湯」 (秋田県)
水沢温泉 露天風呂(秋田県)
蔵王温泉 大露天風呂(山形県)
中山平温泉(鳴子)「しんとろの湯」(宮城県)
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
万座温泉「豊国館」(群馬県)
燕温泉 「河原の湯」(新潟県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
野沢温泉 「大湯 他」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
塚原温泉 「火口乃泉」(大分県)
湯布院温泉 「庄屋の館」(大分県)
筌の口温泉「新清館」(大分県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)

2017年10月10日火曜日

ここより先は原生の自然「羅臼岳」【北海道斜里町】(世界自然遺産)

百名山を有する世界遺産は屋久島(宮之浦岳)と知床(羅臼岳)があります。
以前の屋久島登山のブログでの綴ったように、自分は登山のイロハを知る前に屋久島の宮之浦岳に登っており、登山にハマる大きな切っ掛けになりました。

そして、この羅臼岳も世界自然遺産にある百名山であり、また登山を始める前に知床を訪れて自然の雄大さに感動した思い出も重なり、登ってみたい山の上位にありました。

でもやっぱり遠い事やヒグマが怖い等の理由で敬遠していましたが、今年、気合一発登ってみる事に。

訪れたのはヒグマの活動が多少大人しくなる9月の連休の16~18日、当初の計画では17日に羅臼岳、18日に斜里岳に登り、18日の夜の便で羽田に戻ってくる予定でしたが、この3連休まさかの日本列島台風直撃。
北海道はかろうじて17日は台風は影響は小さいものの、18日は直撃は避けられないと言う事で急遽18日の朝の便に変更して道東に到達する前に台風を飛び越えて帰ってくる計画に変更。

折角の北海道なのに、実質丸1日だけの滞在となり、勿体無い!
まあ、でもまた行ける理由ができたので良しとします。

では、前置きはここまでにして早速レポいってみましょう!

「羅臼岳」(1661m)
2017/9/17
*羅臼平より望む

コース:岩尾別温泉からピストン

前日は夜の便で羽田から女満別に降り、レンタカーを借りて網走のビジホで前泊しました。
本当は初日も早めに知床に入ろうと思っていましたが、マイレージを使ってのタダ乗り枠が夜便しか無かったのでこんな行程になりました。
まあ、9月の連休にマイレージを使えただけでも大助かりですけどね。

当日は午前5時頃、網走を出発しました。

網走港付近を走っている頃に夜が明け始め、朝焼けに浮かぶ知床半島の姿が見えてきました。
すぐに近くのパーキングに止めて一枚。
知床半島の峰々のシルエットと朝焼けのグラデーションがなんとも美しかったです。
一日の始まりにこんな風景を見せてくれて感謝!

そして、6時過ぎには登山口の岩尾別温泉のホテル地の涯の駐車場に到着。
もうシーズンも終わり間近なので空いていると思っていましたが、駐車場はほぼ満車でした。

ここには有名な露天風呂があるって事で登山後の楽しみにしていましたが…。
…あれ?
ホテルに全く人の気配がありません。
気配が無いどころか入口に板が打ち付けられており完全に閉鎖状態。
もちろん露天風呂も立ち入り禁止。

戻ってから調べてみましたが、2017年は休業中と事ですが、再開の目処も無く廃業の可能性が大との事。
いつかは行きたい温泉と考えていましたが、その機会は失ってしまったのでしょうか。
うーむ、残念。

とりあえず、気を取り直して登山開始!
ホテルの裏手には登山基地の木下小屋があります。

羅臼岳登山の前泊等やクマスプレーのレンタルもやっているので自分もスプレーをレンタルしようと思っていましたが、早朝は開いていませんでした。
帰りの14時頃は開いていたので、宿泊客がいないと朝はやっていないのかも知れません。
当てにしている人は注意して下さい。

スタートからしばらくは鬱蒼とした森の中を行きます。
普段は自然の声に耳を澄まして歩くのが好きなのでクマ鈴はつけない主義ですが、今回は話は別。しっかりとクマ鈴を鳴らしながら進みました。
クマさん、すみません。ちょっとお邪魔しますよ…。(ドキドキ)

時折、木々の隙間からはオホーツク海が展望できます。
どこまでも青い海と濃い緑が広がり自分が深い自然の中にいる事が実感できます。

極楽平までやってきました。
名前から開けた場所なのかと思いましたが、思ったより視界は広がらないですね。
でも、ここでやっと羅臼岳の本峰が見えてきます。

極楽平を経て、仙人坂という急登を越えると大沢入口に。
その名の通り今度は尾根道を離れ沢道に。

そして、ここからは高い木々も無くなり展望が広がります!
沢の両側の斜面は紅葉の色付き始めで、なんとも鮮やか。

後を振り返るとオホーツク海と知床の森の大展望!
森の中に湖が点在していますが、ちょうどあそこが有名な知床五湖ですね。

山を始める数年前にあそこから見た羅臼岳に登っているとは、当時は想像もしてませんでした。


大沢を登り切ると広大な羅臼平に出ます。
春にはエゾコザクラやエゾツツジが咲き乱れる様ですが、もう花の姿は無く、その代わり三ッ峰方向の斜面の紅葉が鮮やかでした。
そして、主峰の羅臼岳の全容も望め、あと一息!


主峰への登りは紅葉が進んでおり色鮮やか。
後ろを振り返ると徐々に知床連山の全貌が見えてきます。
いや~テンション上がりますね!!

山頂直下は高度感のある岩場なので、慎重に行きましょう!

羅臼岳山頂!!
ありがとう御座います!!


知床連山を境にウトロ(オホーツク海)側は大展望でしたが、羅臼側は雲が掛かっていました。両端を海に挟まれた知床半島はほとんどの場合はどちらかに雲が掛かる天気が多いそうなので知床らしい風景だと思います。
でも、遠征先でこれだけの天気に恵まれた事に感謝!

と、山頂展望を楽しんでいるのも束の間、30分後くらいには羅臼側の雲が山頂に掛かり始め、あっという間にガスの中。
そそくさと下山開始。

と、ガスの中、羅臼平まで降りてきたところ、恐れていたヒグマさんと遭遇。
50m先ぐらいのハイマツの中ひょっこり顔出していました。

ガスの中ってのもありましたが近距離まで気付かなかった事に反省。
そして、何故か頭の中では「森のクマさん」の大合唱(混乱)
とりあえずこちらに気付いているのかどうかはっきりわからなかったので視線を外さず、物音を立てずに距離を取ります。

ヒグマさんはあまりその場から動かなかったおかげですぐに距離が確保でき一安心。

と、その時に笛の音が響きます。
多分、後続の登山者が気付いて鳴らしたものと思いますが逆にヒグマさんも立ち上がって周辺を伺い始めました。
こっちに逃げてこられても困るので、足早にその場から離れました。

う~ん、あの場合は笛を鳴らすのが正解かどうか微妙な感じがしますね。


下山時は登りと同じ道を戻ります。
登りと違って太陽も高くなっており、涼しい風の中気持ちよく歩けました。
そして、無事、岩尾別温泉ホテル前に下山完了。
お疲れ様でした!

登山後に立ち寄った知床五湖から見た知床連山は完全にガスの中。
良いタイミングで登れて本当に良かったです。

では、総括。
日本最東端の百名山であり、世界自然遺産の一部であるこの羅臼岳。
もっと自然の近い姿だと思っていましたが、予想以上に登山道が整備されており登りやすい山でした。
しかし、やはりそこは近年まで人の手が入らず海と山が密接に関係し、ヒグマを生態系の頂点として成り立っている自然の王国で人は立ち入っていけない雰囲気を感じます。

自分の中では今日会ったヒグマに、
「これより先は原始の自然、人間様は遠慮してくれ」
そんな事を言われた気がします。

この羅臼岳より先、知床連山への縦走路が延びていますが、今の自分には立ち入る技量も勇気も無いのでヒグマさんの言うとおり遠慮しておこうと思います。

でも、とりあえずこの好天の羅臼岳に登らしてくれて感謝!
みなさんも羅臼岳に限らず山に登る時は自然の中にお邪魔させてもらっているという気持ちを忘れずにいたいですね。

以上です。

2012年3月18日日曜日

【やっぱ北海道は最高】流氷の大地を求めて その4 最終回 【北海道 網走】


その4、最終回です。

最後はテーマはなく、気に入った景色を紹介していきます。


「能取湖」です。
写真だけではおもしろくもなんともないですが、北海道のすごさを実感した一枚。
地平線まで一面の「白」。
初夏にはサンゴ草で一面の「赤」になるそうです。(行くしか!?)


早朝の「網走湖」です。
網走湖もホテルから徒歩圏内だったんで、朝飯前の運動がてら散歩に行ってみました。
手元の温度計では-12℃

…、バナナで釘が打てるかな?(30代限定ネタ)

パウダースノーがキラキラ舞っていてすごい幻想的でした。
この写真じゃ見にくいかな??


網走の街です。
なかなか街が見渡せる高台が見つからなく苦労しました。
もう少し高い場所から撮りたかったな。

飲み屋の店長曰く、人口3万人の小さな町だそうです。
確かに1時間もあれば車で街が一周できる気がします。
また、夏場はあまり観光ネタが無いのでスルーされる場合が多いらしいですが、マラソンやラクビーのプロ選手のキャンプ地になっているそうで、泊まりを挟めば意外な有名選手に会えるかも!?


では、最後におーろら号より撮った流氷の動画をお届けします!!
アップしておいてなんですが、まだ見たこと無い人は見ない事をオススメします。

是非、初見は自分の目で、耳で、肌で感じてもらいたいんで。


最初にも書いたように年々流氷の数や期間は短くなっているようです。
流氷が確認された日(流氷初日)から流氷が見えなくなった日(流氷終日)は今年は既に50日を突破しているようですが、一昨年とその前は20日と今年も半分も無かったそうです。
この先日本国内で見れるチャンスは少なくなってくると思うので、まだの人は是非!

ちなみに今年の流氷は昨日の南風のせいで一気に見えなくなったようです。流氷終日も近いようです。

流氷さんありがとう!また来年!!

おわり。

2012年3月14日水曜日

【網走慕情 他】流氷の大地を求めて その3 【北海道 網走】

その3でーす。

最初にも書いたように今回は比較的狭い範囲をベストショットを狙っていったりきたりする手法をとっていたので、流氷に関しては掲載したもの以上の写真はありません。

なので今回は流氷以外をお届けしたいと思います。


☆夏と冬

今回の旅は初めて同じ場所で季節の異なる時に訪れたので、要所要所で同じアングルで写真を撮ってみました。
その一枚、女満別空港近くの「メルヘンの丘」です。






うーん、おもしろいな!これからは気に入った場所には季節を変えて行きたいと思います。


☆網走慕情

今回は珍しくホテルを街中に取ったので、一杯ひっかけるべく網走の街に繰り出しました。


網走の商店街です。車通りは多いですが出歩いている人は少ないですね。
まあ、気温は-7℃だし!しょうがないか!!さっさと店に入ろう!!!


選んだのが「KIYOMASA(清正)」さん。昼間は寿司や夜は魚介を中心とした居酒屋です。
店主さんと旅人と地元談義を宴に酒が進みます。
「しっかり宣伝よろしく!」って頼まれたのでがっつりCMさせて頂きます。


網走地酒「君が袖」と三種盛(ヒラメ、サーモン、ズワイガニのたまごのボイル)
ヒラメの弾力と、カニのタマゴの濃厚さにノックダウン。


網走地酒「北の勝」とクジラのベーコン。
クジラってくせがあって苦手だったんですが、これは酢味噌が良い感じに合っていてうまかったっす!

酒はあんまり強くないんで北海道の魚介を肴にちびちびとですが堪能させて頂きました。
後は寿司もいくつか食べたのですが、良い感じに酔っぱらっていたので写真撮り忘れました。ごめんちょ。

「KIYOMASA」さんの詳細はコチラ!

http://www.seiwa-dining.com/shop_kiyomasa.html

網走に行った際には是非!おいしい酒と肴、粋なトークありがとう御座いました!

次回は最終回。
その他気に入った場所と流氷動画をお届けします!

2012年3月9日金曜日

【地上から】流氷の大地を求めて その2 【北海道 網走】


その2でーす。今回は陸地から見た流氷をお届けします!

「おーろら号」にて海上遊覧を楽しんだ後に一路、知床方面に向かって車を走らせます。
初日は網走近郊では流氷は接岸していなかったので Twitterで流氷情報を掻き集めたところ知床斜里より北では接岸しているようなので、急ぎ車を走らせます。


途中の「斜里岳」です。
どこまでも白い世界が広がる冬の北海道。

で、やってきたのが斜里と知床の間にある「峰浜」の海岸線です。


ここら辺は比較的海に近く、流氷のすぐ近くまで行けるはずですが…、

ズボ!、ズボボ…!

…やばい、腰まで雪に埋まった。進めねぇ…。
しかも、流氷の密度がありすぎてどこまでが陸地で、どこからが海なのかわかりません。

軽く命の危険を感じたので途中で断念。

ちなみに【導入】で自分がポーズしている写真はこの場所です。


軽いアドベンチャーの後には喫茶「珈琲と食事と海と」さんで遅めの昼食&珈琲を頂きました。
流氷を見ながらの珈琲が格別ですね。


時も頃合い、網走に戻ります。

次の目的地は網走より少し北上した場所にある「能取岬」です。


そう、ここでの目的は夕日をバックにした流氷を撮る事!
やばい!もう夕焼けタイムです。急げ!







完璧な夕日ではありませんでしたが、綺麗過ぎてなんて書いていいのやら。

ちなみにここに立っている人間は自分一人。この景色を独り占めです。
こういう時カメラが好きになって良かった、って思います。

聞こえるのは風と海と海鳥と流氷の鳴く音だけ、このまま自然に溶けてしまいたい。

そんな気分にさせてくれました。




相変わらず飯なんて2の次の忙しい旅でしたが、それ相応のものは得たような気がします。

次回は特にテーマは決めず雑記っぽくいきます。

では、また次回~。

つづく。

2012年3月7日水曜日

【海上から望んで】流氷の大地を求めて その1 【北海道 網走】


そいじゃ正式のレポいってみましょう!

今回は流氷がメインということで、時間や天候によって同じ場所を行ったりきたりすることが多かったので、時系列で日記を書いてもおもしろく書けそうにもないのでテーマを決めて書いていきたいと思います。

まず、その1として「海上から見た流氷」をお届けします!


今回、お世話になったのがこの「おーろら号」です。
道の駅「流氷街道網走」から出港しています。

実はこの船乗るのは2度目。夏場に海から知床半島を巡った時にお世話になりました!
「よ!8か月ぶり!」妙な親近感がわきました。


初日は流氷は港から結構離れた所にあり、しばらくは海と空の間にある白い線でした。


いよいよ流氷帯に突入です。
ドッカン!ガッコン!と流氷を砕く音が鳴り響きます。
厚いものでは高さ1mくらいありそうですね。自然の凄さを再認識。


船の周りには海鳥が常に飛んでます。
顔の目の前を横切るので結構ビビります。


船の後方はこんな感じ。通ったあともすぐに流氷が埋め尽くします。

そんな感じで流氷を満喫してましたが…

寒い!!!!!!!!!!!!って表現が生ぬるい程寒い!!
初日の最高気温は-2℃。更に海上の寒風がトドメをさしにきます。
関東の人間にはキツすぎる!

外にある展望デッキは最初は人がいっぱいでしたが、時間が立つほどみんな船内に逃げていきます。
自分もカメラをいじる為に手袋は薄手にしてたので途中から指先が完全に麻痺。一時船内に退避。

しかし!どんな時も一瞬を捕らえるのがカメラ小僧の務め、準備していた小型のホッカイロを手袋の中に忍ばせ再出動!!


そんなかいもあって撮れたレアキャラ(天然記念物)オオワシくんです。
尖った流氷の上に佇む姿は王者の風格。翼を広げれば2mになるそうです。


およそ1時間の航海でしたが、流氷を満喫するには十分でした。
ついでに自分の指先を軽く凍傷させるにも十分でした。下船後も30分くらいは手が動かせなかったです…。



まとめると海上から見た流氷はこんな感じでした。

色々裏話(苦労話)もあるのですが、まあそれは最後の総括で話します。

次回は「地上から見た流氷」をお届けします!

2012年3月4日日曜日

【導入】流氷の大地を求めて【また来た北海道】




今回の旅はこんな記事の一文がきっかけでした。

「今年の流氷は昨年の5倍、3月中旬まで見れる可能性も―」

年々減少の一途を辿る流氷、こんなチャンスもう無いような危機感も手伝って今回急遽赴いた次第です。

また、去年の夏に世界遺産である知床にお邪魔させてもらった時に、
「知床の生態系の大本は流氷にあり、流氷の中にふんだんに含まれるミネラル分によってプランクトンが繁殖し、そのプランクトンを求めて魚介類が集まる、そしてそれを求めてヒグマがやってる」
と説明を受けたことを思い出したのもきっかけの一つでした。

日程は2日間、場所は網走から知床まで、ノープランで天気とにらめっこしながら流氷を追ってきました。

写真も膨大なので、詳しいレポは後日からにします。
お楽しみに!


ちょっと雑学。

ちなみに地球規模で見てもこの流氷が流れ着く最南端がこの日本のオホーツク海。

それ以外に、
・野生の猿が生息する最北端は日本
・亜熱帯と亜寒帯の両方を有する国は日本とアメリカだけ。(珊瑚の海と流氷の海をもつ)
・世界で認定(全34個所)されているホットスポット(絶滅危惧種が多数生息する場所)として日本も登録
・樹氷が見れるのは世界で日本だけ。

などなど、日本は世界規模で見ても自然や生物多様性的にワンダーランドなのです!

日本ってみなさんが考えているよりおもしろい場所だと思いますよ。