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2025年3月8日土曜日

日本温泉巡り その129 七味温泉「紅葉館」【長野県高山村】

 みなさん明けましておめでとうございます!!今年もどうぞよろしくお願いします!(クソ遅)
既に3月も半ばですが2025年最初のブログ更新になります…

前回11月の更新の時、「ブログ書くペースも戻ってきたかな?」なんて事書いてましたが、それから4ヵ月近く経ってしまう体たらく…
あのやる気はどこ行った感がありますが、だいたい原因は雪のせいかと思います。
雪が降ったら滑りに行くしかないよねーー!笑

とりま時間ができた時にちょこちょこ更新は続けて行くので忘れないでいてくれると嬉しいです!

今回は久々の温泉レポで、日本温泉巡り その129で七味温泉「紅葉館」さんを紹介したいと思います。

七味温泉「紅葉館」さんは長野県高山村、草津白根山の西側中腹に在る温泉宿。
近くに草津、万座、渋温泉と有名どころがあるので知名度としては一歩劣る感じですが、その泉質の良さは噂になっていたので以前から目をつけていました。
ただ、予約困難の人気宿&お一人様宿泊はNGだったのでなかなか行ける機会が無かったのですが、今冬に企画した家族旅行で運よく予約がとれ訪れる事ができました。

訪れたのは2025年1月。このシーズンは早い時期から雪に恵まれ宿の周辺ももっさもっさの雪景色。温泉&雪の最高のコンビネーションが楽しめそうで期待が高まります。

宿自体は歴史がありますが、現在リニューアル中でお部屋は和モダンな感じになり老若男女快適に過ごせる空間になってました。

では期待の温泉、頂きます!!

はぁぁぁー!理想郷はここにあった…(悦)

湯は薄く緑がかった白濁でしっかり硫黄香る含硫黄カルシウム硫酸塩泉。
露天は広い湯船ですが湯量豊富なおかげで新鮮な熱々の源泉が楽しめます。
露天からは青空と雪を被った山並みが望める好展望。
雪見温泉の極みここに在り!といった理想の湯浴みが楽しめました。

近くにこの宿以外に営業中の宿は無いし、このお宿自体も小規模なので独泉できるタイミングが多く本当に贅沢な温泉時間が楽しめますね。

こちらは内湯。
露天に比べて小さめの湯船ですが、非常に清潔に保たれており綺麗好きな方でも抵抗なく入れると思います。
基本、内湯と露天がセットで男湯女湯で分かれていますが夜に入れ替えで宿泊なら両方楽しめます。

湯の良さは言わずもがな、宿としてのホスピタリティや食事も高レベルで非常に満足できるお宿でした。

日本全国の温泉にそれなりに訪れていますが、まだまだこんな極上湯に出会えるとは…
久々に推し温泉に出会えて幸せです!

以上です。

注)2025年2、3月休業中です。再開は要確認!

来訪日:2025/1/11
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2025.3月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
強首温泉「樅峰苑」(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
・七味温泉「紅葉館」(長野県)
白馬鑓温泉(長野県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2024年10月5日土曜日

六甲おろ~しに~、颯爽ぉとぉー【六甲山と大阪・神戸旅】

 阪神ファンでも野球ファンでもありませんが、小学生の頃に住んでいた社宅の下の階の住人が熱狂的な阪神ファンだったせいか、今でもこのタイトルのフレーズが頭に残ってしまっているんですよね…

 そんな訳で妙な親近感を持ってしまっている「六甲山」。
山を嗜み始めた頃からいつかは登りに行こうを思っていましたが、家近くの茨城空港から金曜夜の神戸便を使えば仕事休みを取らずに土日フルで遊べる事がわかり、さくっと行って来たので今回はその山旅を紹介します。

六甲山だけだとちょっとボリューム不足なので、合わせて行った大阪・神戸観光もちょこっと紹介します。

「六甲山」(931m)
*神戸空港から望む六甲山
2023/3/19
コース:芦屋川駅→(ロックガーデン)→東おたふく山→六甲山頂→有馬温泉駅



道頓堀!通天閣!串カツ!
大阪最高ーーー!

って山旅レポなのに大阪観光から始まってすみません。

本当は土曜日に早朝から1日掛けて新神戸駅~宝塚までの半山縦走する予定だったのですが、その日は雨模様…
その腹いせに昼前からベロベロになって大阪観光。
でも大阪は初めてだったのでめっちゃ楽しかったですけどね!笑
うえーい!

では、気を取り直して六甲山山旅レポ始めます。

入山した日曜日は夕方便で茨城に戻るので実質山を歩けるのは半日程度。なので予備として考えていた芦屋川駅から有馬温泉に抜けるお手軽コースとしました。


芦屋川駅から住宅街を抜けロックガーデン入口の高座の滝がある「滝の茶屋」までやってきました。住宅街に近いのでここまでは登山客よりは散歩に来る地元の方が多い感じです。


高座の滝を過ぎるとロックガーデンと名の通り岩場の登りが続きます。
岩場と行っても登りやすい段差で足元はしっかりしていて危ない所は少なく気楽に楽しめる感じです。

さくさく標高を上げて風吹岩に到着。
後ろを振り返ると神戸と大阪の都市部の景色が広がります。
この日はちょっと霞みがかっており遠望はイマイチでしたが、朝日に照らされキラキラしている街並みは宝石みたいで綺麗でした。

途中ゴルフ場を横断して雨ヶ峠に到着。
時間に余裕があるので地図に展望良しと書いてあった「東おたふく山」に寄り道する事にします。


ピークっぽさは皆無ですが(笑)東おたふく山の山頂です。
北側は開けており大阪のビル群が望めました。もうちょっとスッキリ晴れていれば奥の紀伊半島の山々もはっきり望めていたかも。


この後は山頂に向かって最後の登り。
登りと行っても傾斜も緩く整備もしっかりされているので登山というよりハイキング気分です。

六甲山稜線を通る車道まで上がってきました。
って、なんかずいぶんと賑やか…っていうか全体的にやかましい感じ。汗

後で調べてみたら、この日は六甲キャノンボールっていう非公式のトレラン(?)大会があったようです。どうりでノリが軽い人達が多かった訳だ…笑

ここからちょこっと車道を登って六甲山山頂へ。
空気は霞んでいましたが絶好の晴天!ありがとう御座いました!

とりま山頂や近くの休憩所は人が多くて落ち着けなかったので、さっさと魚屋道に入って有馬温泉に向かって下山開始。

魚屋道は傾斜の緩い広い路が続きます。
木漏れ日が良い感じの道で森林浴には良いかもですね。

とは言え、特に見所も無いので無心で歩いていたら、あっと言う間に有馬温泉に下山。笑
お疲れ様でしたー!

有馬温泉と言えば関西が誇る一大温泉地!
山と同じく温泉巡りを生業としている自分としては、今回の旅はこの有馬温泉に来るのも大きな目的だったのでゆっくり散策する事に。


良い天気だけあって凄い人です。
都市部から近い温泉観光地だけあって老若男女多くの人が集まってきてますね。
街中は昔ながらの、ってよりは流行に合わせたお店が並んでおり、どちらかと言えば若者に合わせているように感じました。


街歩きより温泉がメインな自分はもちろん「銀の湯」「金の湯」へ。
どちらも昔から名湯なのでしょうが…うーん…

あきらかに温泉の規模に対して入りに来る人が多く、加水循環塩素消毒を加えて名湯を台無しにしており温泉の質としては及第点以下。
色々言いたい事はありますが、観光地としては成功しているようですが温泉地としてはもう終わってる感じですね。
今の状態では再訪は無さそうです。


有馬温泉を後にして電車で新神戸駅まで戻ってきました。
飛行機までまだ余裕があったので時間が許す限り異人館街を散策。

こちらも有馬温泉に負けず多くの人で賑わっていましたが解放感があるので気持ち良く散策できました。

その後は荷物を預けておいたホテルに戻り着替えて帰路へ。

六甲山は予定変更で短縮コースとなりましたが、合わせての目的としていた大阪・神戸・有馬温泉観光も出来て概ね満足の関西旅になりました。
自分にとっては関西の都市部にちゃんと立ち寄るのは初めてだったので雰囲気そのものが新鮮でしたね。
今回は定番観光スポットを駆け足で巡っただけだったので次来る機会があればちゃんと下調べして、もうちょっと深く楽しみたいと思います!

以上です。

2023年12月16日土曜日

日本温泉巡り その128 豊富温泉「ふれあいセンター」【北海道豊富町】

 さて、2023年も残り半年程度。
以前は週一程度で更新してた本ブログも今では月一以下…
まあ、原因は山と温泉一辺倒でのマンネリ化なので何か新しい事を初めてみたいところではありますが、この歳になると新しい事始めるハードルのなんて高い事か(笑)
まあ、性格上なにか始めるにはハードルは高いですが始めてしまえば熱量は凄いので、無理してなにかしようとはせず、今は休息期間として自然に身を任せてみようと思います。

では、今回は温泉巡りその128として、北海道豊富町にある豊富温泉「ふれあいセンター」を紹介します。

豊富温泉はいくつかの温泉宿(施設)が軒を連ねる温泉郷としては、日本最北端にあります。自分も以前から存在は知っていたのですが流石に遠く、なかなか踏ん切りがつかず保留状態でした。
でも、ある時に3連休にも係わらず豊富温泉で屈指の人気を誇る「川島旅館」さんの予約に空きがあるを見つけてしまい「こりゃ行くしかない!」となって、訪れる事になった次第です。

最短アクセスであれば稚内空港からレンタカーが一番楽なのですが、冬の稚内空港は就航率が低く11月いえど少しリスクがあると考え、長距離運転を要しますが旭川空港からレンタカーにしました。

旭川空港から車で約4時間。
やっとこさ到着!豊富温泉!!
日本最北端の温泉郷だけあって、なんか凄いところまで来た感でテンション高め(笑)

温泉郷といってもこじんまりとしており、営業中のお宿は3軒程度。
昔は賑わっていたのかなー、って思うと寂しさを感じてしまいますが、個人的には観光客であふれているよりは良いと思ってしまいます。

宿泊は「川島旅館」さんですが、やはり最初は共同入浴施設の「ふれあいセンター」さんへ。ちょうどお昼どきだったので施設内は非常に賑わっていました。

では、最北温泉郷の湯いただきましょうー!

湯は濃厚に黄茶白濁で強い石油臭と鉄臭のする、含よう素-ナトリウム-塩化物泉。

風呂場に入った瞬間に立ち込める石油臭と、湯船にがっつりついた析出物がいやおう無しにこの湯がホンモノとわかります。
お湯の表面には薄っすら油の膜が張っていますが、入ってみると油っぽさは微塵も無く、肌はつるつる。
湯温はややぬる湯なのでじわじわと沁みる湯温と、心地良い石油臭を感じつつ最高の温泉時間を満喫できました。

日本最北端というプレミアムな場所で、こんな極上湯に出会えるとは思ってませんでした。
本当に来て良かったです!

なかなかに行き難い温泉郷ですが、この湯の為にここまでくる価値は十二分にありますね!
今まで保留にしてた事を軽く後悔しました。

近くには、利尻富士を望むオロロンライン、サロベツ湿原等、北海道の魅力を感じられる観光スポットもあるので、みなさんも是非どうぞ!
オススメです!



来訪日:2023/11/4
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.12月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
・豊富温泉「ふれあいセンター」(北海道)
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
強首温泉「樅峰苑」(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
栃尾又温泉「自在館」(新潟県)
熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
白馬鑓温泉(長野県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年11月23日木曜日

日本温泉巡り その127 強首温泉「樅峰苑」【秋田県大仙市】

みなさま、お久しぶりです!
最後のブログ更新から約4ヵ月も経ってしまいました…
特に書くネタが無くなったって訳では無いのですが、ちょっと間を空けてしまうと書き始めること自体にハードルが出来てしまう感じですね。

特にアフィで稼いでいる訳でも無いですし、自分の日記程度の位置づけなので、正直いつ止めても良いのですが、やっぱり10年以上続けていたのを惰性で止めるのはやっぱり癪なので引き続き頑張ってみたいと思います。

では、今回は温泉巡りその127で秋田県大仙市の強首温泉「樅峰苑(しょうほうえん)」を紹介します。

訪れたのは秋の始まりを感じさせる10月上旬。
白神岳登山に向かう途中に寄り道して立ち寄らせてもらいました。

外観は社寺建築を思わせるような風貌で、温泉宿としてはちょっと珍しいタイプですが、それもそのはず。
元々は温泉とは無関係で、そもそもは江戸時代にここら一帯の名主だった小山田家の邸宅だったのが始まり。そして、今の建屋は大正時代に強首大地震で倒壊した後に建てられたものになります。
今では当時としては珍しい念入りな耐震構造を取入れ、それを成す巧の建築技術が認められ平成11年に登録有形文化財に指定されています。

じゃあ、温泉はどこから?って調べてみると、昭和になって石油掘削のボーリング調査をこの一帯で行ったところ、たまたまこの邸宅の敷地内から温泉が湧出した事で、使われなくなった邸宅をそのまま温泉宿として使うようになったそうです。
そう考えると、温泉が発掘できなかったら、この貴重な建築も無くなっていたのかも知れませんね。

温泉偉い!(笑)

歴史を紐解くのはこのくらいにして、評判の温泉いただきます!

あ、やばい。最高です。

注がれる湯は薄く茶色に濁り、強い塩味鉄臭を有する含ヨウ素強塩化物泉と極上。
湯船は総ひのき造りで、上品なひのきの香りと濃厚な温泉の香りが合わさって、最高の湯浴み空間を演出してくれています。
湧出温度は49度と熱めなので、やや熱湯ですが源泉そのものを味わえるのはなんとも贅沢。

いやー、久々に感動温泉に出会えました!

今回は日帰りなので入れたのはこの内湯だけですが、宿泊客専用に露天風呂もあるそうで…
うーむ、入りたいぞ。

貴重な登録有形文化財に泊まれるという希少性、そして極上の温泉。
サービスや食事もなかなか評判良さそうなので、今度は是非泊りで訪れたいですね!

以上です。

来訪日:2023/10/7
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.11月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
・強首温泉「樅峰苑」(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
栃尾又温泉「自在館」(新潟県)
熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
白馬鑓温泉(長野県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年7月9日日曜日

日本温泉巡り その126 栃尾又温泉「自在館」【新潟県魚沼市】

さて、2023年もいよいよ夏本番!
温泉巡りも流石にこの時期はお休みです。冷鉱泉やヌル湯を主体に巡るってのもアリなのですが、あまりの暑さにフットワーク自体重くなってる感はありますね。

今の内にできるだけ貯めてる温泉ネタは放出していきましょう!

では今回ブログは早春にスキーと合わせて行ってきた栃尾又温泉「自在館」さんを紹介します。

栃尾又温泉はデトックス効果の高い希少なラジウム(放射能)泉が湧く温泉地で、その中でも「自在館」さんは築100年を超える老舗でありながら若い方へのアプローチに力を入れており、最近ではなかなか予約の取れない人気宿になっています。
自分も一度は行きたい温泉&お宿だったので、ちょこちょこチャンスを伺っていたところ、運よく土曜日の空きを見つけたので訪れる事ができました。

栃尾又温泉は奥只見湖の新潟県側で奥只見シルバーラインの入口近くにあります。

本館の外観は老舗とは思えないモダンで近代的な作りですが、ちょっと奥を見ると歴史を感じさせる建物が連なってます。数年前から小規模のリニューアルを繰り返しており、今現在も生まれ変わってる真っ最中ですね。

内装も非常に綺麗で旅館という和の雰囲気をしっかり感じさせつつ今時の洋風さも取り入れており居心地の良い空間が演出されています。なかなか良いセンスですね!
貸切風呂は内湯が2つ露天が1つあり、チェックインと一緒に希望時間を指定するので良い時間に取りたい場合は早めのチェックインをオススメします。

いつでも入れる大浴場は新館(男女別)と旧館(男女交代制)があり、温泉だけでもなかなかの充実度。どこから入ろうか迷ってしまいますね。

とは言え、やはり最初は最も歴史のある旧館の大浴場「したの湯」に行ってみることに。
では、頂きます!

タイル造りの湯船の真ん中からこんこんと湧き出る湯。
薄っすらと湯を照らす電球の灯り。
入ってる人はみんな目を閉じて微動だにせず、まるで寝ているよう。
なんとも言えない独特の世界が広がっています。

大浴場は広めで10人くらいは余裕を持って入れそうですね。

湯は無色透明で無味無臭の単純弱放射能泉。湯温は36度程度とかなりのヌル湯。
デトックス効果を高める為に1~3時間程度の長湯が推奨されているという事で自分もその慣習に習って夕食ギリギリまで浸かってみました。

最初は冷たく感じますが、30分も入っていると身体の奥がじんわり熱を帯びてくる感じがしてきます。スキーの疲れもあったのか、うっつらうっつら夢見心地で時間だけが贅沢に流れていきます。
出た後はもちろん即効性のある効果を感じる事は無いですが、長期で湯治すれば何か変化が出てくる感覚は感じ取れました。
さすが昔から霊泉として言い伝えられてきた湯ですね!


こちらは貸切の内湯と露天。
貸切時間は1時間なので長湯は無理ですが、大浴場よりやや熱めで普通の温泉感覚で楽しめます。露天は川沿いにあるのでロケーションも最高ですね!

あと、自在館さんは温泉の他に衣食住全てで健康な身体作りを意識しており、夕食も「一汁四菜」を基本としたメニューとなっています。
見た目は質素ですが、食材の良さが最大限引き出した料理ばかりで自分の中では今までの旅館飯の中でもトップクラスに満足できました。

湯自体はインパクトに欠けるものですが、長湯で湯治というしっかりとしたコンセプトがあり、湯治風情を感じさせつつも今時の清潔感のある空間造り、そして湯治に習った健康的で高クオリティーの料理。
温泉宿として求められる全てのものがここまで上手くまとまっている宿はそうそう無いと思います。

かなりオススメ!
また、再訪したい宿になりました。

*日帰り入浴は土日休日繁盛記は受付無し。
平日も予約制なので宿に問い合わせ下さい。

来訪日:2023/4/1
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.5月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
・栃尾又温泉「自在館」(新潟県)
熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
白馬鑓温泉(長野県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年5月21日日曜日

日本温泉巡り その125「柚木慈生温泉」【山口県山口市】

 さて、我が家の周りの田植えがほぼほぼ終わりを迎える5月下旬。
これから梅雨という一休みもありますが、いよいよ夏シーズン到来。
冬ももちろん好きですが、気兼ね無くどこにでも行ける夏が始まると思うとやっぱりワクワクしますね。
今シーズンはどこに行こうかな!

さて約2ヵ月ぶりのブログは昨年末の山口県温泉巡りで行ってきた「柚木慈生温泉(ゆのきじしょうおんせん)」さんを紹介します。

残念ながら山口県は日本の中でも温泉のイメージがあまり無い都道府県の一つ。
そういうイメージのせいか、旅好きな自分でも未だに訪れた事が無い県でした。
でも、秋吉台や下関など温泉目的以外でも行って観たい場所はあったので今回の旅を企画した次第です。

ただ、いざ行くと決めて温泉について色々調べてみると、興味ある温泉が出るわ出るわで、やっぱりイメージだけで後回しにしてたのはダメですねと反省。

その中でも今回紹介する「柚木慈生温泉」さんは旅中に最も良泉だと感じた湯です。


山口市街より東に車を走らせ約40分。
特に山の奥でも無い道沿いにその温泉施設はあります。外観は鄙びた商店兼民家のような佇まいで「あれ、本当にここだよね?」って感じで、看板が無ければ完全にスルーしてしまいそうです。

では、山口県唯一無二の良泉、いかがなものか頂きます!!

湯船は4人も入ればいっぱいのシンプルな内湯のみ。
泉質は薄く黄濁しわずかに錆臭・硫黄臭のするナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
そして、豊富に炭酸ガスを含んでおり、入るとあっと言う間に身体中は泡だらけ!
源泉は冷鉱泉なので湯船の中にお湯を入れる事で温度調整してますが、温泉の成分やシュワシュワ炭酸を最大限生す為にぬる湯になっているのが好印象。

身体から弾ける炭酸とミネラル豊富なお湯のおかげでぬる湯であっても身体は芯からポカポカ…

はぁーーー、これは極上と言うほか無いですね。
1時間近くものんびり入ってしまいました。

最初は加水加温してると知ってあまり期待してませんでしたが、そもそも加水して薄めないと身体に負担が掛かる程の濃い温泉だと聞いてなるほどなと感じました。

山口県内で一番の温泉と挙げる人が多いのも納得の極上湯でした!
温泉好きならこの湯だけの為に山口県に行くのもありですよ!

来訪日:2022/11/4
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.5月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年3月21日火曜日

日本温泉巡り その124 「斜里グリーン温泉」【北海道斜里町】

 さて、2023年も春に向かって一直線!って季節になりそろそろ温泉ハイシーズンも終わりを迎えそうな今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。

今季の温泉巡りは新規開拓よりは過去巡った良泉を再訪する機会が多かったのですね。
まあ、これだけ日本全国の温泉行ってれば新規開拓もなかなか難しい段階に来ているようです…

さて、今回の温泉巡り その124は2022年の秋に北海道旅で行ってきた「斜里グリーン温泉」さんを紹介します。
*公式HPは無さそうなのでリンクはありません。

斜里と聞いてまず思いつくのが「知床の玄関口」ってイメージで「温泉」というイメージを持ってる人は少ない気がします。
まあ、確かに自然湧出の温泉はありませんが実は掘削系モール泉の宝庫。
探せばなかなかなの良泉を楽しめる隠れた温泉地でもあります。

今回紹介する「斜里グリーン温泉」さんはその中でも歴史が古く長い間地元の人に親しまれている代表格と言えます。

外観は温泉施設ってよりは地域の公民館って感じ。
小規模ながら宿泊もやっているようですが、詳しくはわかりません(笑)

中に入ると、もう完全に昭和。
TVからローカルニュースが流れる中、タバコの匂いが沁みついた休憩所で地元のおっちゃん・おばちゃん達が色褪せたソファーに座って井戸端会議。
観光で来てるような人は自分以外皆無。
色々な意味でワクワクドキドキが止まりません(笑)

さて、肝心なお湯が如何でしょうか?
ではいただきまーす!

大きな内湯に源泉かけ流しで豊富に注がれる湯は薄い赤茶色で微草臭のナトリウム-炭酸水素塩泉のモール泉。
道東南部の方に湧く薬草臭のする濃厚モール泉よりはあっさりしていますが、びっくりしたのはそのヌルヌルっぷり。
ヌルヌル温泉といえば美肌の湯で例えられるアルカリ系がほとんどなので、モール泉との組合せは珍しいと思います。
湯温は結構高めでヌルヌル&アチチ&モール泉のコンボは他には無い新体験でした。

日本の北の最果てに近い街、タイムスリップしたかのような昭和の世界、古き湯けむり風情ここに極まれり…
これはちょっと癖になりそうですね…

北国、人情、温泉そんな言葉に心が揺れる方に是非オススメしたいです!笑

来訪日:2022/10/8
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.3月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年2月11日土曜日

日本温泉巡り その123 雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」【北海道足寄町】

 2023年の冬ももう折り返しって感じですね。
雪山登山からは少し遠ざかってますがスキーを再開した事で去年に比べて出掛ける頻度は増えてる気がします。
今は冬の楽しみ方を模索している感じなので、これからどう自分が変わっていくのか楽しみに感じています。

とは言え、温泉はどう転んでも外せませんけどね!笑

では温泉巡り その123は2022年の秋に行ってきた雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」を紹介します。

雌阿寒温泉といえば北海道の百名山である雌阿寒岳の登山口にあり、また観光地であるオンネトーに近いので御存知の方は多いと思います。

実は自分はこの温泉に来るのは2度目で以前は2014年に雌阿寒岳登山の際に訪れていました。
ただ、その頃は温泉に関してはあまりこだわりは無く、ただ汗を流しただけでしたがなんとなく「良い湯だな」って記憶はあったので、今回その記憶を補完しに再訪した次第です。

では思い出の湯、いただきましょうー!

うーーん、やっぱり最高の湯だー!
記憶は間違っていなかったようです。

湯は微青白色の含食塩-硫黄泉。
濁りは薄めですが湯の花浮かびしっかり硫黄香る極上の湯。

湯船は四人程度入ればいっぱいの小さめですが、その代わり新鮮な源泉で満たされ最高の湯を最高の条件で楽しめます。

露天もありますが源泉温度は42度とそれほど高くないので冬の時期はちょっと寒いかも…
冬は内湯で湯煙を纏いながらの湯浴みが最高ですね!

再訪する事ができて本当に良かったです!
雌阿寒岳登山の際には忘れずにお立ち寄りください。オススメです!

来訪日:2022/10/8
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.2月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2023年1月14日土曜日

日本温泉巡り その122 白浜温泉「崎の湯」【和歌山県白浜町】

 いよいよ2023年もスタート!
昨年よりめっきり更新頻度が落ちてしまっていますが、山も温泉もそこそこ行き尽くした感もあり、このままこのスタイルでは頭打ちも近いのかな…って心配になっています。
とは言え、探せばまだまだ楽しい事はいっぱいあると思うので結局は自分のやる気の問題なんでしょうね。

そんな訳で引き続きマイペースになりますが、本年もみなさまの山旅・湯旅のお手伝いができるよう更新は続けていきたいと思いますので、よろしくお願い致します!

さて、本年最初は、温泉巡り その122で和歌山県の白浜温泉「崎の湯」を紹介します。

白浜温泉と言えば紀伊半島の南西端にあり、昭和のバブル期にはマリンレジャーの聖地や新婚旅行のメッカとして多くの観光客を集めていた場所です。
現在では一時期の賑わいは落ち着いてはいるものの関西圏の観光地の筆頭の数えられています。
そして、温泉地としても道後・有馬に並び日本三大古湯の一つとされており歴史の古い湯なので自分も一度はと思っており今回、高野山・熊野観光と合わせて訪れたしだいです。

白浜温泉には数多くのホテル・旅館等の温泉施設がありますが、やはり外せないのはこの「崎の湯」です。
GWという事で混雑必須かと思って覚悟していきましたが、開店直後&雨模様って事でお客は少ないようで、ゆっくり楽しめそうです。
では、いただきます!

岬の突端より湧く温泉…
目の前には波打ち付ける大海原…
波音を聞きながらの湯浴みは最高と言う他ありません。

湯は無色透明のナトリウム塩化物泉でやや硬さを感じる湯ですが、強い塩味で身体への沁みる感じはなかなか。源泉温度は78度とアチチですが湯船は広くちょうど良い適温になっています。
そして、なんといっても最高なのはこのロケーション。目の前に広がる太平洋の大パノラマは解放感抜群ですね!

小雨が降ったり止んだりのイマイチの天気でしたが、この絶景温泉を独泉できたのは貴重だったと思います。
いやー、満足満足!

2023年もいっぱい良い温泉に出会えますように!

来訪日:2022/5/1
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2023.1月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2022年8月23日火曜日

日本温泉巡り その120 霧積温泉「金湯館」【群馬県安中市】

 「母さん僕のあの帽子どうしたでせうね。ええ、夏碓氷から霧積へ行く道で落としたあの麦わら帽子ですよ。」

日本映画好きなら一度は目にした事のあるこのフレーズ。
そう映画「人間の証明」を代表する一文ですが、元があってそれは詩人 西条八十さんの「ぼくの帽子」という作品の一文です。

恥ずかしながら自分は「人間の証明」観てないので、どうしてこの詩が引用されたのかわかりませんが、この詩を読むと、いつかの遠い昔の青空と一緒になにか大切なものを忘れて、その忘れたものさえなにか忘れているような…そんなやりきれない気持ちになってしまうのは気のせいでしょうか…?

さて、前置きはこれくらいにして、今回紹介する温泉はこの詩の舞台となった碓氷峠近くにある霧積温泉「金湯館」になります。

訪れたのは6月初旬。
そろそろ気温も上がり温泉を楽しみにくくなる季節ですが、この「金湯館」は標高約1000mの山の中腹にあるのでこの時期温泉を楽しむにはちょうど良いと考えました。

また、アクセスには一癖あって宿まで一般の車は入る事はできません。
宿泊客は林道終点の駐車スペースに車を停めて30分ばかり山道を登るか、宿に送迎をお願いする必要があります。
(*日帰りの場合は宿の送迎は無いので徒歩限定になります。)

山屋の端くれの自分としては歩いて行く気満々でしたが、この時は途中の林道が工事中で駐車スペースまで車が入れない事から、宿の送迎バスを活用するしかありませんでした。
折角なら鼻曲山登山もしてみようと思ってたのですが、残念…

バスを降りて沢に向かって少しだけ降りると緑の木々の奥にその宿は突然姿を現します。
山の奥にしては非常に立派な建物ですが、所々山小屋の雰囲気を感じて個人的には良い感じです。

チェックインを済ませて楽しみの温泉へGO~!

お湯は僅かな硫黄臭で無色透明のカルシウム硫酸塩泉ですが、炭酸を豊富に含みあっと言う間に身体は泡だらけと、じわじわと沁みる感じが堪りません。

湯船は5人程度入れるかどうかの小ささですが豊富な湯量のおかげで鮮度は抜群。
湯温は38度程度のぬる湯でこの時期なら永遠に入ってられるベストな湯温。
内湯のみのシンプルさですが、外が見える窓は大きく開放感もまあまあですね。

時間もたっぷりあったので新緑と鳥の声を聞きながら最高の温泉時間を満喫しました。

湯冷ましに宿の庭まで散歩。
深い新緑の中、ゴロゴロ回る水車をみてると頭を空っぽにできますね(笑)
やっぱりこういう時間は必要…

世間から離れて山の空気をストレートに感じつつ温泉を楽しみたい方、おすすめです!

(オマケ)
この霧積温泉「金湯館」さんに入る前に、アプト道(旧碓氷線の廃線跡)を歩いてきました。




1枚目写真にあるめがね橋(碓氷第三橋梁)は有名ですが、それ以外のトンネル道や旧送電設備などなど、ちょっとした非日常を感じつつ冒険心をくすぐられる場所が多くオススメなので是非歩いてみて下さい!
小さなお子様は特に楽しめるような気がします。

来訪日:2022/6/4
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2022.8月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!