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2019年3月12日火曜日

相模の国の展望台「矢倉岳」【神奈川県南足柄市】

みなさんは足柄山地をご存知でしょうか?
場所は神奈川県の丹沢と箱根の間、金時山を最高峰とする小さな山域です。
金時山と言えば富士山展望として有名なので「あ~、あの辺りか!」って想像ついた人も多いと思います。

ただ、足柄山地を新松田駅の平野部から見ると、金時山よりも目立つ感じで、単独峰の如くお椀をひっくり返したような綺麗な山が見えます。
それが「矢倉岳」です。

学生時代に神奈川の実家に住んでいた頃は山をやっていなかったので、特に興味は沸きませんでしたが、山を始めてからというもの見る度に気になっていました。

そんな2019年の正月、実家で食っちゃ寝し過ぎて弛んだお腹が気になり始めた1月3日、半日程度時間が空き、登りに行ってみたので紹介したいと思います!

「矢倉岳」 870m
*地蔵堂登山口に至る県道78号より望む
2019/1/3

登山口は足柄峠へ至る県道78号沿いの地蔵堂駐車場から。
金時山へ至る登山口も兼ねているのでトイレ付きの20台くらい停めれそうな広い駐車場がありますが、いっぱいになっているのは見たことがありません。
金時山に登る人も箱根に用が無ければ満車の心配の無い良い場所だと思いますが、登山中の景色は地味なので、個人的にはオススメしません。(笑)

今回の目的は矢倉岳なので県道78号を跨いだ場所にある登山口から入山!
一応看板はありますが路がわかり難く進んで良いのか不安になりますが、気にせず行って大丈夫です。

登山口から程なく分岐になります。
右矢印の「矢倉岳」って方に進むと山頂まで最短ですが、あっと言う間に着いてしまうので今回は直進して「万葉ファミリーコース」を歩きましょう。

「万葉ファミリーコース」は山道ってよりは非常に歩き易い遊歩道。
ファミリーコースと名をうってるだけあって老若男女、誰でも歩けるコースです。
ただ、景色が広がるポイントは無いのでちょっと寂しい感じ。

尾根道の分岐にやってきました。
左に行くと万葉公園と足柄峠を経て金時山へ、右に行くと矢倉岳です。
今回は矢倉岳だけですが、もう少し時間があれば最初の分岐の最短コースで矢倉に登って、この尾根道を歩き金時山まで縦走するのがオススメのようです。

尾根道を矢倉岳に向かって進んでいるとゴールの矢倉岳が見えてきます。(右のピーク)

先の最短コースとの合流地点です。
ここはもう山頂直下。絶景までもう少し頑張りましょう!

そして、矢倉岳山頂へ。
ありがとう御座いました!

山頂だけぽっかりと木々が無く素晴らしい展望が広がります。

パーフェクト富士山!
お見事。

小田原市街と相模湾。
江ノ島や三浦半島まで見えますね。

箱根の山々。
登った日は1/3なのでちょうど箱根駅伝で盛り上がっているんでしょうね。
右のピークが金時山かな?

「相模の国の展望台」
標高は低いですが、そんな別名を付けたくなる程に素晴らしい展望の山でした!

下山は矢倉沢バス停の方に向かって下山。
ほぼ降り切った場所に広がる茶畑がなんとも里山チックで癒されます。


その後は足柄古道を歩き地蔵堂まで戻りました。
「古道」って名が付いていたので石畳の風情ある道だと思ってましたが、中途半端な工事中の半舗装道路が続くだけなので、正直つまらなかったです。
今度歩く時は別の道で戻ろうっと。

以上です。

最短なら半日以下の軽ハイキングで登れるので、箱根観光ついでとかに如何でしょうか。
山頂からの景色はオススメですよ~。

2018年1月30日火曜日

山好きたちの大衆酒場「陣馬山・景信山・高尾山(奥高尾)」【東京都 神奈川県】

ツイッターで山好きの方々と繋がり初めてから、ずっと気になっている山がありました。
それは、高尾山の裏に連なる景信山、陣馬山の奥高尾の峰々です。

もともと、「え?高尾山?あんなのは観光地で山じゃないでしょ?」って感覚でしたが、楽しそうに登っている山好きな人たちの姿を見ているうちに、自分も行ってみたい欲求が日に日に高まっていきました。

そんな2017年の冬。
強い冬型の気圧配置で高い山に行けない休日を狙って、その欲求を満たすべく突撃してきたのでその模様をレポします。

「陣馬山」(855m)
2017/12/9
コース:高尾駅→(バス)→陣場高原下→陣場山→明王峠→景信山→城山→高尾山→高尾山口駅

自分にしては珍しく電車で出発。
まあ、この山旅は飲むのが前提みたいなもんですからね!

茨城の自宅の最寄駅を5:02の始発で出発して、陣馬高原バス停に9頃に到着。
もっと時間が掛かるかと思ってましたが、茨城から電車でも以外に早く着きますね。
マイカー基本の自分としては寝ながら行けるのが新鮮でした。

バス停より和田峠に至る車道を少し歩き、陣馬山登山口に到着。
この日の前日は東京では珍しく山間で雪になる程度に気温が低く、舗装道路は凍結しており、結構滑りました。

では、クライムオン!

綺麗に真っ直ぐ伸びた林の中を登るこの辺りの低山らしい登山道。
都会に近いとは言え真冬の澄んだ空気はやっぱり美味しいですね。

特に見所がある訳でも無いので黙々と進むと息が上がる前に山頂直下まで来てしまいました。

ここまで来ると前日の雪が残っていて奥高尾でまさかの雪道歩き。
初めての陣馬山なのに貴重な体験だったかも知れません。

そんなこんなで、あっと言う間に陣馬山山頂!
ありがとう御座いました!

今まで写真でしか見た事なかった陣馬山の白馬?のオブジェに出会えちょっと感動。


富士山や筑波山もばっちり!うっすらと谷川や日光方面も望む事が出来ました。
これは人気の山になるのは大いに納得。

では、早速なめこ汁一杯目!
奥高尾縦走コースでは各茶屋に名物のなめこ汁があると聞いていたので、今回の山行中では各茶屋のあるピークで一杯なめこ汁を食す!という自分ルールを設定して臨みました。

陣馬山では富士見茶屋で頂きました。
こちらは比較的大きめななめこがウマウマでした。


一服した後、縦走再開。
このコースでは陣馬山が最も標高が高いので緩やかに標高下げる尾根道が続きます。

時折、登り返しを伴う小ピークがありますが多くの場所は巻き道が用意されており、楽したい方は巻き道へどうぞ。
自分はもちろん、全ピーク登りました。(笑)

低山らしく展望が広がる場所はありませんが、ひたすら広く歩き易い道が続きます。
これは走ったら気持ち良さそうですね。トレイルランナーに人気なのも納得!

そんなこんなで景信山に到着!

東京方面の展望がお見事!
筑波山と似た感じですが、こちらの方が標高が低く、街が近いので建物特定もできそうですね。
これはいつか夜景を見てみたいものです。

では、ここで今回一番楽しみにしていた事を始めましょうか…。

野草の天ぷらをつまみにビールで乾杯!
ぷっはぁぁぁ~、最高ですね!!
食べたみたかったモミジの天ぷらはほんのり苦味があって、ビールにぴったり!

これだけの為に早起きして電車で来た甲斐がありました。
旨すぎる!!

もちろん、なめこ汁も頂きました。
二杯目!

では、良い感じにほろ酔いになったところで最終目的地の高尾山に向かいます。

途中の小仏峠はあの渋滞で悪名高い小仏トンネルの真上です。
景色も広がっていて、相模湖や中央道が眼下に望めます。

ちょうど自分が通った時には昼にも関わらず中央道上りは大渋滞。
…この渋滞のせいで甲府近辺の山に対しては足が遠のいているのは事実なので、どうにかして欲しいですね。

お次の茶屋が集まるピークの城山に到着。
ここまで来ると高尾山方面から来る人も多くなり、あちらこちらで大宴会が開かれていて大賑わい。

「山好きの人たちが集まる憩いの大衆酒場」
そんな印象を持ちました。

普段は自然の声に耳を傾けながらの静かな山旅が好きなので、わいわいがやがやの大人数パーティーや必要無い場所でのクマ鈴やラジオといった音に不快に感じる自分ですが、ここでは不思議とそんな感じはしません。
っていうかむしろ、ソロの寂しさが際立ってしまう感じ。

・・・、うん、ここは1人でくる場所じゃないですね!

とりあえず、なめこ汁3杯目!
ここは珍しく醤油仕立てで新鮮でしたが、ちょっとなめこが小さくて残念。

ちなみにこの城山は巻き道を進むとスルーしてしまうので要注意!

城山を後にして城山と高尾山の直下のもみじ台まで来ました。

ここまで来ると、シートを広げてランチしている一般の人たちも多くなってきて一気に下界の様相。
山頂に近づく程下界に近づいている、なんか変な感じ…。

最後に少し登り返して高尾山山頂!
初登頂!ありがとう御座います!

もう登山服の自分は完全に場違い。
近くのトイレで下界の服装に着替えました。



初高尾だったので下山は1号路で観光しながら下山。
フォロワーさんから教えてもらった天狗焼は大行列の為断念。

さすが、登山者(?)数でギネスに載るほどのお山。
想像以上の人の多さでびっくりしました。

下山は途中にケーブルやリフトの誘惑がありましたが、歩き切りたかったのでこのまま歩いて下山。

下山完了、お疲れ様でした!

高尾といっても、このコースは水平距離で20キロ、累積標高では1000mを越えるので、ほどよい疲労感で満足の山行となりました。

帰りは東京からお酒片手に特急でブルジョア帰宅。
マイカーだと家までお酒はお預けですが、帰りながら飲めるなんて堪りませんね。
癖になりそうです。

では、簡単に総括。

とりあえず、これは自分が考える「登山」のカテゴリーとは別枠で「飲み」のカテゴリーです!
まさに、山好きが集まってワイワイ話ながら歩いて、要所要所で一杯やって、ほろ酔い気分で更に進む。
これが正しい楽しみ方だと思います!!(断言)

個人的には、ここにソロで行くのは1人で居酒屋に行く気分と全く同じ。
まあ、それも結構好きですが、やっぱり気の合う仲間と行きたい場所ですね!

今度は仲間を誘って訪れたいと思います。

以上!


…って考えていたら、年末に会社の同僚と、年明け早々にフォロワーさんたちと、初高尾から1ヶ月も経たない間に3回も立て続けに訪れる事になり、すっかり高尾の魔力に取り憑かれてしまったようです…。

…いかん!これは登山では無いのだ!

2017年2月12日日曜日

ふるさとの山 【丹沢 塔ノ岳 鍋割山 神奈川県】

さて、前回の磐梯山の山行ブログとは時系列が前後してしまいますが2017年の正月1/3に丹沢の表尾根から塔ノ岳に登ってきたので紹介します!

自分の実家は丹沢の大山の麓、伊勢原市にあり家からは大山が望め、登山口まで歩いて5分という山ヤにとっては好立地です。
とは言っても、実家に住んでいた頃は登山そのものに興味が無く、今になってこの好立地を生かせなかった事を後悔しています。

そして、山バカになった今現在は実家に戻る用事があって時間が取れた時には積極的に登り行くようになっていますが、今までイマイチ天気に恵まれず過去3回中3回とも富士山でさえ拝めた例はなくブログにした事はありませんでした。

しかし!やっと今年天気恵まれた山行ができたのでブログに綴ります!

「丹沢(塔ノ岳)」
*表尾根(三ノ塔)付近から望む塔ノ岳
2017/1/3

コース:蓑毛→ヤビツ峠→二ノ塔→三ノ塔→塔ノ岳→鍋割山→(西山林道)→大倉

実家スタートも考えましたが、ヤビツ峠までは歩いて2時間程度。
前日までの正月の連日飲酒のせいでちょっと早起きする気力が無く、ちょっと手抜き。
妹にお願いして車で蓑毛のバス停まで送ってもらいスタート!

蓑毛のバス停です。
まだ始発バス到着前なので静かなものです。今日は冬晴れなのできっと始発バスにはたくさんの登山客が乗ってくるでしょうね。

蓑毛からヤビツ峠まではゆるやかな登りです。ちょうと朝日が山肌を照らし始め、冬の凍てついた空気を溶かしている様な感じがします。この時間良いですね~。

ヤビツ峠に着きました。
朝7時過ぎでしたが、すでに駐車場はほぼ満車。さすが人気の登山口ですね。
ヤビツ峠付近の道路は数日前の雪のせいで凍結している箇所が多くノーマルタイヤでは危ない感じがしました。
また、そんな状態にも拘わらず結構な速度でヒルダウンしている自転車を見かけ、ちょっと危険だと思いました。

舗装道路から丹沢表尾根への登山道に入り、二ノ塔・三ノ塔へ!
日陰は雪が残ってましたが、ほとんどは溶けていて思ったより良いペースで進めました。


三ノ塔到着!
富士山どーん!
やっと丹沢からしっかり富士山を拝めて感無量。

これから進む塔ノ岳への尾根道もよく見えます。
いや~、丹沢ってこんな大きな山塊だったんですね!(今更

そして、新大日の手前で今日塔ノ岳でお会いする事になっていた大倉尾根を登っていたフォロワーさんから塔ノ岳到着との連絡を確認したのでペースアップ!


塔ノ岳到着!
無事フォロワーさんとも合流できました。

残念ながら富士山は半分くらい隠れてしまいましたが、今までの中でも最も良い天気で満足。

自分はここで昼食休憩を入れますが、フォロワーさんはもう休憩済って事で一端お別れです。

休憩後は鍋割丘陵にて鍋割山に向かいました。
本当は大倉尾根をそのまま下山する予定でしたが、折角、良い天気なのでそのまま下山するのは勿体無いですよね。

鍋割山到着!
鍋割山は実は初めてです。
で、ここに来たからには食さないといけないものがあります。
そう、それは…

鍋焼きうどん!!
つい30分前に昼食でカップヌードルを食べてますが、それは別腹!
この時期に山頂でフーフーアツアツの鍋焼きうどんは最高ですね!!

正月でたるんだお腹を引っ込めに来たはずですが、食べすぎで逆によりたるんだお腹を抱えて下山開始。
鍋割山から大倉までは大倉尾根に匹敵する程の延々とした下山道が続きます。

そして、登山道が終わった後はこの道の核心とも言える西山林道へ。
大倉バス停まで約6キロ程の半舗装道路が続きます。
話相手でもいればあっという間なんでしょうが、今日も安定のソロだったので思わずランニングスタート。

そのおかげで15時にはバス停に到着。
先に下山を始めていたフォロワーさんに再び合流できました。

この後は雑談しながらバスで渋沢駅、そして鶴巻温泉にて解散となりました。
また、どこかでご一緒したいですね。
ありがとう御座いました!!

こんな感じに好天に恵まれた2017年の登り始めでした。
今年も怪我無く楽しい山ライフを楽しみたいものです。

以上!!