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2022年3月26日土曜日

晩秋のイーハトーヴ「鞍掛山・七滝(岩手山山麓散策)」【岩手県】

 みなさま、ご無沙汰しております。
本ブログを綴っているHMS-ひろと申します。(忘れてないよね?)

…さて、前回のブログ更新はいつでしたっけ?
そうですか、もう約2ヵ月前になりますか…

最盛期は週1以上のペースで更新していたのに、そのやる気は何処へやら。
書けなくなった理由は特に無いので、単純にやる気の問題な気がしますが、流石に10年近く続けているとこうなってしまうのでしょうかね…

まあ、特にアフィとかで稼いで生活している訳では無いですし、多少のペースの浮き沈みは許容しつつマイペースで続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。

さて、今回のブログは更に過去に遡り(笑)2021年の晩秋10月末の岩手温泉旅のオマケで散策してきた「鞍掛山」と岩手山登山道の途中にある「七滝」を紹介したいと思います。

「鞍掛山」(897m)
*鞍掛山山頂より岩手山を望む
2021/10/30
コース:相の沢キャンプ場駐車場→(西側(尾根路)コース)→山頂→(遊々森コース)→駐車場

岩手県の岩手山・八幡平周辺は自分が東北地方で最も訪れている地域。
まあ、その理由は温泉なんですけどね!
そのおかげで付近の山は百名山はもちろん、比較的マイナーな低山もそこそこ登っており、最近は温泉ついでに登る山を探すのも一苦労。

そして、2021年晩秋温泉旅で年一恒例の藤七温泉に行く事が決まり、それと合わせて紅葉を愛でつつ登れそうな山を探したところ、今回の「鞍掛山」と「七滝」の散策となりました。


まずは鞍掛山。
登山口のある相の沢キャンプ場にやってきました。
この日は素晴らしい好天で混雑するかな?と思い早めに着きましたが、駐車場はガラガラ。もう紅葉のピークは過ぎているので行楽も一段落って事なんでしょうかね。

駐車場を出発してしばらくは傾斜の緩やかな森の道。
紅葉のピークは過ぎているとは言え、まだまだ色鮮やかで本当に気持ち良く歩けました。
やっぱり東北の空気は一味違いますね~

遊々森コースと尾根路コースの分岐です。
とりあえず登りは尾根路コースへ進みました。

尾根路コースに入ると傾斜は少しきつくなりますが、基本お散歩レベルなのでのんびり歩けます。
老若男女、トレラン勢もちょこちょこ見かけるようになり、地元の憩いの山なんだな~って感じを受けました。

尾根路からは時折展望が開けます。
朝もやの中、盛岡市街とその奥に早池峰山が浮かんでいます。
これが宮沢賢治の愛したイーハトーヴの原風景。低山ですが風景の広がりは素晴らしいですね。

木々も低くなり空が広がり山頂までもう一息!(って気合を入れる程疲れてないですが(笑))

鞍掛山山頂!ありがとう御座います!
正面には威風堂々の岩手山。
きっと今日は登っている人多いんでしょうね。

北東側は岩手山の広い裾野に姫神山や早池峰山の展望が楽しめました。


下山路は遊々森コースへ。
登山口に比べると標高は高いので紅葉はほぼ落ち切っていましたが、こちらも歩き易い道で気持ち良く歩けます。

このまま駐車場まで戻り鞍掛山登山終了~。
のんびり歩いて3時間も掛からないお手軽ハイクでした。
近くにこんな散策コースがあれば通いたいですね。


お次は岩手山北麓の七滝登山口まで移動して、紅葉の名所として知られている七滝を目指します。
ここから岩手山山頂までは登り6時間半程度のロングコースですが、七滝までは片道1時間で傾斜も少ない散策コースとなっています。
この日も登山目的ではない一般の観光客を多く見かけました。


七滝までの路はまさに紅葉プロムナード!
この年一番の紅葉狩りを楽しめました。

さて、肝心の七滝は…

うん、ちょっと一足遅かったようですね!
滝を彩る周りの木々の紅葉はほぼ落ち切っていて、ちょっと物寂しい雰囲気に包まれていました。

とは言え、全体を通しては予想以上に紅葉を楽しむ事ができたので満足!

今回は山登りと言うよりはお手軽散策コースの紹介になりました。
紅葉も一段落して晩秋の感は否めなかったですが、静かに散策するには良い季節かも知れません。いずれもちょっとした旅の合間に楽しめるコースなので、近くに訪れた際はオススメします。
もちろん散策後の温泉も忘れずに!!笑

以上です。

2019年2月23日土曜日

日本温泉巡り その72 新安比温泉「静流閣」【岩手県八幡平市】

えーと、車が事故りました…。
このブログを読んでくれている人たちの多くはご存知と思いますが、2018年の年末に実家に帰省中にオカマを掘られ今現在代車生活です。
こちらは信号待ちで完全に停止中だったので過失0で金銭負担はありませんが、その後の処理や次の車の手配等色々面倒です。
なかでも、夏タイヤの代車しか借りれなく今冬に予定してた冬山や雪国温泉巡りはほぼ流れてしまい、機会損失を考えると相当なもんですね。

まあでも、普段は選択肢にならないような場所に足を運ぶ機会もできたとポジティブに考えるようにしましょう!

では近況はここまでにして、温泉巡りその72は岩手県八幡平市にある新安比温泉「静流閣」を紹介します!

訪れたのは少し前の2018年5月。
岩手県への仕事の出張に託けた八幡平ドラゴンアイ見学と自分が神温泉と崇める籐七温泉一泊のついでに訪れました。
その模様はコチラ

自分が八幡平に来た時は籐七温泉で温泉欲は100%満たされるので普段車で来た時は籐七温泉の余韻のまま帰宅する事が多いのですが、この時は新幹線を使って来ており、帰りの時間まで少し余裕があったので、たまには新規開拓しようと思って見つけた温泉です。

外観は庶民的なリゾートホテルって感じで、何も事前情報が無いと良い温泉があるようには見えませんが、日本有数の塩分濃度を誇る強塩泉って事なので期待は膨らみます。

では、ご賞味!!


おおお…、ピリピリするぜ!
身体を包むピリピリ感と析出物たっぷりの湯船が本物の証。
硫黄泉が主体の八幡平周辺の温泉と一線を画しておりちょっとびっくりです。
この手の温泉はボーリングしている事が多いので、ここもそうなのかな?

この大浴場の内湯は「金の湯」と呼ばれ、もう一つ化石海水を利用源泉の「銀の湯」がありますが、そこは宿泊者限定の貸切風呂と言う事で入れず。


あと、大浴場には露天がありますが、ここは普通の無色透明のお湯。
露天から見渡す緑の木々は気持良いのですが、源泉じゃないのがちょっと残念…。
でも、源泉を薄めて使うのでは無く、源泉は源泉でしっかり楽しんでもらおうって気持の現れだと思うので好印象です!

以上です。
オススメできる良泉なので、八幡平周辺に訪れた時には是非足を運んでみて下さい!
また、近くに安比高原スキー場もあるので、スキー目的の宿泊も良いかもですね。

来訪日:2018/5/26
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.1月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(圏外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2018年7月8日日曜日

竜の瞳と山のいで湯「八幡平(ドラゴンアイと籐七温泉)」「岩手県 秋田県」

梅雨明け早々、夏よいきなり全力全開出さなくてもいいじゃない…。って思わずにはいられない今日この頃みなさま如何お過ごしでしょうか?

今回のネタは何度も訪れている場所なのでスルーしようと思って悩んでいましたが、写真を整理しながら思い起してみるとなかなか印象深い日になっていたので、やっぱりブログに綴る事にしました。

時系列的には前回の巻機山よりも前で、七時雨山登山の後(2018/5/26)の話になります。

七時雨山登山の後、この日の宿である籐七温泉「彩雲荘」のある八幡平へ!
アスピーテラインから岩手山や八幡平の山容を望みながら籐七温泉を目指します。

この籐七温泉は自分のとって日本最強最高の温泉で、そのおかげで八幡平は何回も訪れている山ですが、残雪の頃は始めてでちょうど名物の鏡沼のドラゴンアイが見頃かも!って情報があったので、改めて散策してみることに。


山頂レストハウス駐車場に車を置き、すぐ近くの登山口から入山。
場所によってはまだ2m近い残雪が残っていました。

ドラゴンアイまではほぼ雪の上を歩きますがしっかり目印もついており、人も入りも多いので道もはっきりしてるので、悪天で無い限り全く問題ありません。

観光客も多く登山メインのスタイルでは逆に目立つくらいですね。

ドラゴンアイ!!
都内のポスターにあるような同心円ではなく寄り目になっていますが、空の青が写り綺麗な青色の瞳を見せてくれました。
近くのガイドさん曰く、来週あたりが一番見頃になりそうとの事ですが、これでも十分ですね!


ドラゴンアイの後は山頂、八幡沼への定番散策コースへ。
夕方も近いせいか人も少なく、風と鳥の声を聞きながら気持ちいいのんびりハイクでした。




そして、17時前くらいに籐七温泉に到着!
ちょうどこの時は17時以降は道路規制が入り籐七温泉には辿りつけなくなるので、日帰り入浴のお客は皆無。
つまり…、この極上温泉は俺のもの!!(誇大妄想)

では、頂きまーーーす!!

あっ、あ、はぁぁぁぁぁ~。
足元からぶくぶく湧き出る濃厚硫黄泉が堪りません。
そして、まさかの「一の湯」を独泉。

たくさんある湯船の中でこの「一の湯」は源泉に一番近く鮮度が良く、更に一番の高台にあるので眺望も最高。つまり一番人気の湯船ですが、なんとこの日初めて独泉できました!
幸せ過ぎて何も言えねぇ~。


標高1400mに位置するこの籐七温泉、なので感じる空気は山の上そのもの。
流れる雲と爽やかな風を感じながら、心行くまま極上温泉を堪能しました。

その後は夜はガスってしまったものの夕飯後に2回、朝に2回と本能の赴くままに堪能し、帰路につきました。

4回目となる籐七温泉ですが、行く度に自分にとって最高の温泉だと再認識させられます。
生きてる限りお世話になると思うので、このままの温泉である事を切に願います。

以上!!

2018年6月10日日曜日

そこはまるで絵本のお山「七時雨山」【岩手県八幡平市】

以前、グーグルマップをぼけ~と眺めていたところ、八幡平の東部にちょっと気になる山の名前が目に飛び込んできました。

「七時雨山」(ななしぐれやま)

直感的になにか哀愁と感じると同時に、すごい綺麗で澄んだ名前だな~って今まで味わった事の無い気持ちに。
ちょっと調べてみると、メジャーな山に比べ絶対数は少ないですが、登山道も整備され、登られている人もいたので、次回の岩手遠征の時に登ってみようと心に留めて機会を伺っていました。

そんな中、盛岡方面に仕事で訪れる予定ができ、そのチャンスを生かして登ってみる事に。

「七時雨山」(1063m)
*田代平高原駐車場より望む。
2018/5/26
コース:田代平高原駐車場→西峰→東峰(山頂) ピストン

メインの登山口の田代平高原駐車場までは盛岡方面から向かうと看板も多く迷う事は無さそうです。道も2車線舗装道路でアクセスは全く問題ありません。
マイナーな山かと思ってましたが、地元では結構メジャーな山なのですね。

田代平高原駐車場です。
周りは放牧地で草原が広がり牧歌の雰囲気が気持ち良いです。
天気も晴天で登る前から最高に一日になるのは約束されたもんですね!

駐車台数は40台程度ですが、到着した午前10時頃で20台程度だったので、知名度の点から満車になることは無さそうですね。


駐車場からスタートすると牛さんのいる放牧地の中をしばらく歩きます。
この日は日差しが強かったせいか、牛さんは大きな木の日陰でのんびりしていました。
抜けるような青空のもと、青々とした草原を歩くのは気持ち良いですね!

後ろを振り返ると広々として丘陵地帯が広がっています。
もう、なんかここでシートでも広げて昼寝でもしたい気分になりましたが、とりあえずピークは踏みに行きましょう(笑)

3合目を過ぎると樹林帯の中へ。
ここから8合目くらいまで一気に標高を上げますが、普段から山に登っている人はなんてことないと思います。
芽吹いたばかりのブナの新緑がキラキラ輝いて本当に綺麗でした。

8合目を過ぎると傾斜も緩くなり所々展望が広がります。
一番奥のピークは早池峰、その手前の綺麗な三角ピークは姫神山ですね。

そして、最後の登りを越えるとまずは北峰ピークに到着!

1000mちょいの標高にも係わらず高い木々は少ないので大展望が広がり、岩手山の裾野が一望できます。
ここで終わっても満足度は高めですが、上の写真の右に残雪残るピークがあります。
そう、七時雨山は双耳峰で右のピークの南峰が北峰よりも3m高く実質山頂になります。

展望も南峰の方が良さそうだし、行かない理由はありません!
さあ、もう一頑張り行きますか。

北峰~南峰間はちょっと藪漕ぎみたいな場所もありましたが、特に問題視する程ではないようです。

七時雨山南峰、山頂到着!
ありがとう御座いました!!

山頂からは八幡平から岩手山まで延びる裏岩手縦走路が一望。

北方面には残雪残る八甲田山が遠望できました。

この開放感が最高ですね!!
東北の涼しい風が疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。

山頂は広く、休憩するにはもってこい。
この日も多くの人がのんびり過ごしていました。

自分も時間があったので、しばしゴロ寝。
流れる雲を見ながら贅沢な一時を過ごせました。

下山は来た道をそのまま下り、下山完了。
お疲れ様でした!


ただ、名前が綺麗だなぁ~って理由だけで登ってみた山でしたが、大当たり!
登り2時間、下り1時間のハイキングレベルの山ですが、気持ちのいい草原と新緑のブナ林。山頂からは八幡平、岩手山やその広大な裾野の大展望と大満足な山行になりました。

この岩手は童話作家の宮沢賢治の思い描く理想郷(イーハトーブ)の舞台となっており、「七時雨」という言葉も詩に書かれています。
なので、この七時雨山もイーハトーブの原風景の一つとして考えると、今日の山旅は絵本の中の出来事だったのかな?なんて、ちょっとメルヘンチックな考えを持ってしまいました。

あまり知名度は無いかも知れないですが、みなさんも是非天気の良い日に登ってみて下さい。ちょっとした異世界に行けるかも知れませんよ。

(追伸)
引用:http://yamazato.shop-pro.jp/?pid=86374938

駐車場近くの七時雨山荘で売っていた「奥中山高原アイスクリーム」のバニラ味が最高に美味しかったので、帰りに是非どうぞ!

2018年2月15日木曜日

日本温泉巡り その48 「須川高原温泉」【岩手県】

さて、2018年になって温泉巡りも1月下旬の飛騨高山方面、2月連休の栃木・福島方面と立て続けに巡って素晴らしい良泉に出会う事ができてホクホクで御座います。

前回までの大分県の別府方面シリーズも区切りを付けたので、飛騨高山方面の記事を作成するつもりでしたが、先日、写真のバックアップを兼ねた整理をしていた所、2年前の写真から本来問答無用で紹介するべき温泉をスルーしてしまっていた事に気付き、今回急ぎ綴る事にしました。

その、温泉とは… 「須川高原温泉」さんです!!

訪れたのは2016年の6月、焼石岳登山の帰りに一泊しました。

在るのは日本一の紅葉と名高い栗駒山の中腹1126mに位置する高原。
2015年に紅葉の栗駒山に登った際は栗駒山荘の温泉を頂き素晴らしい温泉に感動しましたが、人の多さにゲンナリした事もあり、ゆっくり再訪したいと思っていた場所でした。

そして、その一年後、焼石岳の花巡り登山を計画した時に栗駒山荘と同じ場所にある須川高原温泉に部屋の空きを見つけて、これはチャンスとばかりに訪れてみました。

宿泊施設のすぐ横からは轟々と源泉が湧き出ています。
ほのかな硫黄の香りと、温泉が流れている場所には析出物がたっぷりと、もう期待は膨らむばかり!

では、頂きます!


あ゛あ゛あ゛~~(至福)
身体にビリビリ来る感覚が堪りません~。

泉質はph2.2の強酸性の含硫黄-塩化物泉。
源泉温度は62℃の高温泉ですが、あの大量に湧き出る源泉を流れにまかせて自然冷却して露天におしげも注ぎ込んでいる、理想の源泉掛け流し!
お湯も湯船に入った直後は透明ですが、すぐに綺麗な薄青白色と変化しており、鮮度の高さも保証済み。

いや、はあ、もう、なんて言うか… 最高?(なぜ疑問

6月という栗駒山にとってはオフシーズンってこともあり人も少なく、この極上温泉を心ゆくまで堪能できました。

全会一致でオススメ殿堂入りです!!

今まで紹介するのを忘れていて、すみませんでしたぁぁぁぁ!(土下座

ちなみにここは11月下旬~4月上旬は冬季休業です。
興味持ってくれた人は春までお待ち下さい。

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<個人的温泉ランキング> 2018.2月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)
 4位 後生掛温泉 (秋田県)
 5位 熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉 *都道府県順>
ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
乳頭温泉 「鶴の湯」 (秋田県)
水沢温泉 露天風呂(秋田県)
・須川高原温泉(岩手県)
蔵王温泉 大露天風呂(山形県)
中山平温泉(鳴子)「しんとろの湯」(宮城県)
土湯温泉「野地温泉ホテル」(福島県)
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
万座温泉「豊国館」(群馬県)
燕温泉 「河原の湯」(新潟県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
野沢温泉 「大湯 他」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
塚原温泉 「火口乃泉」(大分県)
湯布院温泉 「庄屋の館」(大分県)
筌の口温泉「新清館」(大分県)
わいた温泉 「豊礼の湯」(熊本県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)

2017年7月25日火曜日

東北、花の山巡り 4「秋田駒ケ岳」【秋田県 岩手県】

東北花の山巡りも4山目!
とは言っても、早池峰山に2回登っているので実質3山ですが、花のピークも過ぎこのシリーズもラストにします。
もう少し巡ってみたかったのですが、やっぱりこの時期は休みと天気のタイミングが難しいですね。

さて、今回の秋田駒ケ岳は以前フォロワーさんが上げてくれたムーミン谷の写真を切っ掛けに俄然興味が出ており、今シーズン行きたい山の優先候補に上げていました。
ただ、茨城から片道500キロと遠いだけになかなか踏ん切りがつきませんでしたが、前回の「早池峰山リベンジ」の次の日がそのまま好天に恵まれたので、このチャンスを逃すまいと次の日仕事だという事を忘れて、気合一発!登ってきました!

では紹介!

「秋田駒ケ岳」(1637m)
*アルパこまくさ駐車場から望む

2017/7/9
アルパこまくさ駐車場→(バス)→八合目→男岳→ムーミン谷→横岳→男女岳→八合目→(バス)→アルパこまくさ駐車場

前日は旅館泊まりだったので、八合目駐車場をのんびり10時頃スタート。

本当はこの山行は計画していなかったので旅館泊まりにしてたのをちょっと後悔。
早朝スタートできれば乳頭山までの縦走を考えていましたが、今回は八合目ピストンとしました。


八合目でもう既に森林限界は超えており、いきなり田沢湖を望みながらのパノラマ路!
暑いことは暑いですが、日本海に近いせいか、昨日の早池峰に比べ涼しい風が吹き抜けていきます。
いや~、最高に気持ち良い!!!

ミヤマキンバイ(?)が斜面を彩り風に揺れる姿は天国ですね!
もう、最初からテンション上がりまくりです。


阿弥陀池までやってきました。
この池周辺もチングルマが凄い聞いていましたが、この周辺のチングルマはもう花弁を落とし綿毛になっていました。
個人的にはこの綿毛の状態も結構好きです。

最初のピーク男岳への稜線へ出ました。
どの登山道でも花に囲まれ本当に綺麗な山ですね。

そして、この稜線から見下ろすと、秋田駒ケ岳を代表する景観、通称ムーミン谷が広がっています。
特徴的な形の小岳を有するカルデラ地形で、この谷にはチングルマのお花畑が広がっているとの事。
谷が目的地になる山も珍しいですよね。楽しみ!


ムーミン谷は後のお楽しみという事で、最初のピーク男岳に到着!
秋田駒ケ岳の最高点ではないですが、展望はここが一番ですね!
眼下に広がる田沢湖ブルーが眩しかったです。

では、男岳をあとにしてムーミン谷へ!
ムーミン谷へは結構標高を下げるので体力無い人は気合で頑張りましょう!



そして、そこには想像以上のチングルマのお花畑が広がっていました。
凄い!凄い!年甲斐も無く大興奮。

自然にこれだけの群落があるなんて奇跡に近いのではないでしょうか?
本当に来て良かった!


ムーミン谷を満喫した後は、砂礫を登り返し阿弥陀池に戻ります。
大きくない山塊ですが、様々な姿を楽しめますね!

砂礫にはコマクサの絨毯が広がっており、これも素晴らしかったです!

そして、秋田駒ケ岳の最高峰男女岳に行ってピークハント完了!
ありがとう御座いました!

この後は来た道を戻り八合目駐車場からバスにて下山。
およそ4時間のお手軽登山となりました。

いや~~、花の百名山筆頭にも挙げられる秋田駒ケ岳、その理由が十分過ぎる程理解できました。固有種は少ないものの、これだけ高密度に高山植物が咲き乱れる山は、ここだけではないでしょうか。
短時間ではありましたが、この満足度はそうそうありません。
この山には、この自然をいつまでも残したいと本気で思わせてしまう力を感じました。



先にも書きましたが、今シーズンの東北花巡りはこれにて終了~。
これからはアルプス方面にシフトしていきたいと思います。
不忘山、早池峰山、秋田駒ケ岳といずれも素晴らしい山に出会えて幸せでした。
とはいっても、東北には森吉山、神室山、栗駒山、などなど…。
まだまだ花の名山がたくさんあるので、来シーズンもどんどん行きたいと思います!

以上!