2022年3月27日日曜日

日本温泉巡り その116 「然別峡 かんの温泉」【北海道河東郡鹿追町】

 日本温泉巡り その116 「然別峡 かんの温泉」【北海道河東郡鹿追町】

2022年も桜の便りが届く3月末になりました。
という事は、雪の温泉シーズンもそろそろ終い。
毎年のように言ってますが、温泉と雪の組み合わせは至高であり、この季節が終わると温泉欲もややトーンダウンしてしまいます。

ああー、早く冬にならないかなーーー!(早い)

さて、温泉巡りその116は2022年1月の北海道温泉巡りで訪れた「然別峡 かんの温泉」を紹介します。

「かんの温泉」さんは大雪山国立公園の南麓、やや帯広市街に近い山間にあります。
市街に近いとは言え、厳冬1月なのですっかり雪の世界。
自分が訪れた時は天気が良く特に問題ありませんでしたが、近年の北海道はたまに大荒れの日があるので、そういう日に行くのは注意が必要な場所かと思います。

「かんの温泉」さんは昔は「菅野温泉」呼ばれ古くからの湯治宿として賑わっていましたが、平成20年に建物の老朽化により休業。そして平成26年に再建した経緯があります。
そんな訳で歴史の割には建物は新しく、温泉錬はログハウス風でおしゃれな感じです。

さて、昔から多くの人を引き付けた湯、如何なものか!
いただきましょう!

と、言ったものの「かんの温泉」さんには数多くの源泉があり全てを紹介するのは骨が折れるので厳選して紹介。
ちなみに、内湯は男女で分けれており朝に入れ替えになるのですが、日帰りの場合はどちらか一方しか入れないので注意が必要です。

内湯の一つの「イナンクルアンノーの湯」。
微塩味のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉でクセは無いですが、薄いエメラルドグリーンが印象的なとても上品な湯。
源泉温度は52度と熱めですが、この極寒の湯宿では極上と言えますね~


同じく内湯の「波切の湯」。(湯気で写真上手く撮れなくてスミマセン)
内湯では一番大きく湯量豊富な湯船です。
泉質は上記の「イナンクルアンノーの湯」と同じですが、湧出口からは湯が間欠泉のように時々ゴポーーーッ!と噴き出してくるのがとても楽しかったです。

お次は半露天で貸切風呂の「幾稲鳴滝の湯」。
こちらは赤茶色に濁り塩味のほか鉄味を有する含食塩石膏鉄泉。
すっきり湯の内湯と違ってインパクトがあり自分好みの湯でした。
貸切なのでのびのびできるのは良いのですが、日帰りはもちろん宿泊者でも追加料金が発生するのはちょっと残念な気がしますね…

温泉好きなら知らない人はいないという「かんの温泉」。
自分も以前から気になっていた温泉だったので今回訪れる事ができて良かったです。
北海道を代表する温泉というのも納得の良泉でした!

今回は「かんの温泉」さんだけでしたが、近くの然別川沿いには多くの野湯があるので、今度は雪が無い時期に再訪したいと思います。

以上です!

来訪日:2022/1/9
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2022.3月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2022年3月26日土曜日

晩秋のイーハトーヴ「鞍掛山・七滝(岩手山山麓散策)」【岩手県】

 みなさま、ご無沙汰しております。
本ブログを綴っているHMS-ひろと申します。(忘れてないよね?)

…さて、前回のブログ更新はいつでしたっけ?
そうですか、もう約2ヵ月前になりますか…

最盛期は週1以上のペースで更新していたのに、そのやる気は何処へやら。
書けなくなった理由は特に無いので、単純にやる気の問題な気がしますが、流石に10年近く続けているとこうなってしまうのでしょうかね…

まあ、特にアフィとかで稼いで生活している訳では無いですし、多少のペースの浮き沈みは許容しつつマイペースで続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。

さて、今回のブログは更に過去に遡り(笑)2021年の晩秋10月末の岩手温泉旅のオマケで散策してきた「鞍掛山」と岩手山登山道の途中にある「七滝」を紹介したいと思います。

「鞍掛山」(897m)
*鞍掛山山頂より岩手山を望む
2021/10/30
コース:相の沢キャンプ場駐車場→(西側(尾根路)コース)→山頂→(遊々森コース)→駐車場

岩手県の岩手山・八幡平周辺は自分が東北地方で最も訪れている地域。
まあ、その理由は温泉なんですけどね!
そのおかげで付近の山は百名山はもちろん、比較的マイナーな低山もそこそこ登っており、最近は温泉ついでに登る山を探すのも一苦労。

そして、2021年晩秋温泉旅で年一恒例の藤七温泉に行く事が決まり、それと合わせて紅葉を愛でつつ登れそうな山を探したところ、今回の「鞍掛山」と「七滝」の散策となりました。


まずは鞍掛山。
登山口のある相の沢キャンプ場にやってきました。
この日は素晴らしい好天で混雑するかな?と思い早めに着きましたが、駐車場はガラガラ。もう紅葉のピークは過ぎているので行楽も一段落って事なんでしょうかね。

駐車場を出発してしばらくは傾斜の緩やかな森の道。
紅葉のピークは過ぎているとは言え、まだまだ色鮮やかで本当に気持ち良く歩けました。
やっぱり東北の空気は一味違いますね~

遊々森コースと尾根路コースの分岐です。
とりあえず登りは尾根路コースへ進みました。

尾根路コースに入ると傾斜は少しきつくなりますが、基本お散歩レベルなのでのんびり歩けます。
老若男女、トレラン勢もちょこちょこ見かけるようになり、地元の憩いの山なんだな~って感じを受けました。

尾根路からは時折展望が開けます。
朝もやの中、盛岡市街とその奥に早池峰山が浮かんでいます。
これが宮沢賢治の愛したイーハトーヴの原風景。低山ですが風景の広がりは素晴らしいですね。

木々も低くなり空が広がり山頂までもう一息!(って気合を入れる程疲れてないですが(笑))

鞍掛山山頂!ありがとう御座います!
正面には威風堂々の岩手山。
きっと今日は登っている人多いんでしょうね。

北東側は岩手山の広い裾野に姫神山や早池峰山の展望が楽しめました。


下山路は遊々森コースへ。
登山口に比べると標高は高いので紅葉はほぼ落ち切っていましたが、こちらも歩き易い道で気持ち良く歩けます。

このまま駐車場まで戻り鞍掛山登山終了~。
のんびり歩いて3時間も掛からないお手軽ハイクでした。
近くにこんな散策コースがあれば通いたいですね。


お次は岩手山北麓の七滝登山口まで移動して、紅葉の名所として知られている七滝を目指します。
ここから岩手山山頂までは登り6時間半程度のロングコースですが、七滝までは片道1時間で傾斜も少ない散策コースとなっています。
この日も登山目的ではない一般の観光客を多く見かけました。


七滝までの路はまさに紅葉プロムナード!
この年一番の紅葉狩りを楽しめました。

さて、肝心の七滝は…

うん、ちょっと一足遅かったようですね!
滝を彩る周りの木々の紅葉はほぼ落ち切っていて、ちょっと物寂しい雰囲気に包まれていました。

とは言え、全体を通しては予想以上に紅葉を楽しむ事ができたので満足!

今回は山登りと言うよりはお手軽散策コースの紹介になりました。
紅葉も一段落して晩秋の感は否めなかったですが、静かに散策するには良い季節かも知れません。いずれもちょっとした旅の合間に楽しめるコースなので、近くに訪れた際はオススメします。
もちろん散策後の温泉も忘れずに!!笑

以上です。