2020年、今年の梅雨は長かった~!
と、アウトドア派の多くの方が思っていると思います。
自分ももちろんその一人ですが、このブログを書くに当たり本当にそうだったか気象庁のHPで調べてみました。
あくまで関東甲信越地方の話ですが、2020年の梅雨は6/11~8/1。
記録が残る1951年から、日数では1998年の6/2~8/2に及ばないものの平年よりかなり長めで、更に降水量が平年の178%と歴代トップだったようです。
つまり、歴代でも特に長く雨の多い梅雨だったのは間違い無いようです。
まあ、今年だけならしょうがないと思えるのでしょうが、今の地球規模の気候変動を考えるとこれが普通になっていくのでしょうね…
山に登れる時間が減っていくのを感じるのは寂しい限りです…
では、本題に戻りましょう!
今回の山ブログは北アルプスの前衛「常念岳」。
意外と思われるかもしれませんが、自分は今回が初めて。
まあ、行こうと思えばいつでも行ける山でしたが、常念岳に登る時は燕岳からスタートして上高地に降りる、所謂「パノラマ銀座縦走路」を歩く時と考えていたので、その機会を伺っていましたが、なかなかチャンスに恵まれず今に至っていました。
そんな今年、上にも書いたように長い長い梅雨が明ける気配を感じた8月1日、涼しいアルプスの風を無性に感じたくなり、もう日帰りでも良いや!的な気分に駆られ登ってみる事になりました。
「常念岳」(2857m)
*山頂風景
2020/8/1
コース:一ノ沢登山口→常念小屋→山頂(ピストン)
コースは日帰り最短の一ノ沢。
登山口手前のメイン駐車場は自分が到着した前日の23時頃の時点で空きが3、4台。
帰りには路肩に長い行列ができていました。
さすがは人気の登山口。
駐車場から15分くらい歩くと登山口。
この日は朝5時にも係わらず係員が常駐し、入山者全員の検温と登山届のチェックをしていました。
こういう受け入れ側の努力を無駄にしないように、自分たち入山者はより自身の体調管理をしていきたいものですね!
しばらくは一ノ沢沿いにゆるやかに標高を上げていきます。
入山者が多いだけあって道は非常に歩きやすく、沢の音と朝の涼しい空気が相なって気持ちよく歩く事ができました。
「笠原」を超える頃には陽の光が山に届き始め盛夏の濃い緑と澄んだ青空、そして沢の水の輝きが最高の山空間を作り上げていました。
梅雨明け直後で水量も多かったせいか、この付近は水の通り道=登山道になってる場所も多くなかなか楽しい道でした。
(ただし増水している時はかなり危ないと思います…汗)
それにしても水の流れが本当に爽やかで涼しげで気持ちいい!
パンツ一丁になって沢に飛び込み衝動に何度駆られたことか(笑)
少しの間プチ沢歩きを楽しんだ後は沢の横の急登に取り付き常念乗越まで一気に駆け上がります。
道も細く片側が切れ落ちている場所も多いのでちょっと注意が必要。
とは言え、稜線は目の前なのでもう一頑張り!
そして「常念乗越」到着!!
槍様、お久しぶりー!!!
晴天を突き刺す槍ヶ岳、梅雨明け一発目に最高のアルプス風景を拝めて大興奮。
来て良かったーー!
休憩ついでに常念小屋を見学。
登山口同様、コロナ対策にはかなり気を使っているようで、山小屋の苦労も伺えました。
登山者としては予約できれば例年より快適に泊まれるので、一概に悪い事ばかりではないでしょうが、山小屋の経営としてはやはり厳しいものがあると思います。
本当に早く元通りになりますように…
のほほんと休憩していると安曇野側からどんどん雲が湧いて稜線を覆い始めていました。
これはヤバイ!と思い、休憩を早々に切り上げペースを上げて山頂を目指します。
山頂が見えてくる頃には槍ヶ岳方面にも雲が掛かり始めましたが、まだまだ展望は十分。
うおーー間に合えー!
常念岳山頂!
ありがとう御座います!!
残念ながら山々の稜線には雲が掛かってしまいましたが、久々の北アルプスの名峰達のパノラマ風景は圧巻。
うむ、満足満足!
そして、山頂で昼食休憩をしていると、あれよあれよとガスの中。
下山路は登りで見たあの青空は夢だったのでは?と思わずにはいられない虚無の行軍となりました…
…ホント早めに登っておいて良かった…
あと1時間遅かったら山頂展望は無かったですね。
昔に槍ヶ岳や穂高岳から望んだ常念岳、とりあえず日帰りという形になってしまいましたが登れて良かったです。
でも、やっぱりパノラマ銀座縦走路は絶対歩きたい路、同じ山でもそれに至る路の数だけ楽しみがあるのが山の魅力だと思うので、きっとまた再訪します。
山頂での最高の展望はまたその時の楽しみにしておきたいと思います。
以上です!
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