2014年9月8日月曜日

いざ!北アルプスへ!!【後篇 西穂高岳】

前回【前篇 焼岳】からのつづきです。

さあ!2日目(後篇)、いよいよ今回のメイン「西穂高岳(2909m)」を目指します。
昨晩は相部屋だった方々のいびきの大合唱で快適とは言えませんでしたが、睡眠は十分!

「西穂高岳」
標高:2909m
日付:2014/8/29
コース:西穂山荘→西穂高岳(ピストン)→上高地 下山
参考:http://www.nishiho.com/
所要時間:8時間(5:30~13:30)(昼食、休憩含み)


スタートは午前5時半、この西穂山荘から「西穂高岳」の往復は約5時間掛ります。
また、山荘から上高地までの下山を考えると午前中までに山荘に戻りたいので、余裕を見て早朝出発することにしました。

山荘を出てしばらく進み、後ろを振り返ると昨日登ってきた「焼岳」が見えます。
(真ん中当たりの茶色いピークが焼岳、その後ろは乗鞍岳です。)

快晴とは行きませんでしたが、風も無く雨も心配も無いのでどんどん進みましょう!


山荘を出発して約1時間、西穂高岳までの縦走路最初のピークの「西穂独標」に到着します。

この独標までは特に危険箇所も無く(独標直前ちょっとだけ危険かな)一般登山客も来れますが、ここから西穂高までの縦走路はいつ滑落して死んでもおかしく無い危険地帯になります。

実際に滑落死亡事故は珍しいものでは無く、自分が行ってきた次の日に死亡事故が起きていたようです。

下の写真に11峰と書かれているように西穂高までは、中小11個のピークを乗り越える必要があります。
さあ!ここから西穂高岳までは片道1時間半、気の抜けない往復3時間のスタート!

……、

と、いきなり独標から垂直下降かよ!
前を行く人にモデルになってもらいました。

山荘のHPには、この独標から降りるのに手間取るようだったら止めとけって書かれていたのを思い出しました。

でも、ぱっと見恐いですが足場はしっかりしており問題なさそうです。


残り8峰、少し大きめのピラミッドピークです。
ここまで来てやっとゴールの「西穂高岳」が見えます。(下の写真、奥の尖ったピークが西穂高)

後ろを振り返るとさっきの独標が見下ろせます。
おお…、こんな道通ってきたのかよ。

でも、ここまで危険だと思ったのが、左右ともに200mくらい切れ落ちた幅30cm程度の道と、足を滑らしたらそのまま200mくらい落下する斜めの岩の斜面くらいでしたね。

残り4峰~、もう少し!


最後の登り(上)と、通ってきた峰々(下)です。
急峻な峰々がヤバい程かっこよく見えます。

うっしゃ!登頂!!本日、一番乗り!

個人的にはピラミッドピーク以降は特に危ないと思った場所は無いように感じました。
でも、ちょっとつまづくくらいだったら大丈夫ですが、ほとんどの場所が転ぶ=滑落死に繋がるのは間違い無いので挑む方は注意して下さい。

山頂からの風景です。
残念ながら雲は多めでしたが、「槍ヶ岳」「穂高岳」、さらに「富士山」まで展望することができました。

とりあえず自分はここでUターンして山荘に戻りますが、実はこの「西穂高岳」から穂高連峰の最高峰「奥穂高岳」までは更に道が続いてます。

でも、その道は日本の登山道の最高難易度と言われており、延々と7時間程度無補給で今通ってきた道以上の危険地帯を抜ける必要があるそうです。

登山マニアの間では、自分の集大成として挑む人が多いそうです。

…自分もいつか挑む時がくるのかな?


山荘に無事戻って来たのが午前10時、だいたい予定通りでした。
自然と「生きて帰ってきた~」って声が出たのはちょっと自分でもびっくりしました。

この後は山荘で昼食を取って上高地に下山します。

下山完了~。やっぱり上高地は気持ち良い場所ですね。

今回の山旅も特に大きな問題無く、計画通りに完遂。
天気的には今一歩って感じでしたが、初の北アルプスとしては十分に楽しめたと同時に、その壮大さを体感する事ができました。

…いやはや、ここは凄い場所です。
いったいどこまで行けば自分の好奇心が満たされるのか想像もできません。

でも、さすがに体力的にも金銭的にも気軽に行ける場所では無いので年に2回程度を目安に北アルプスの山々を攻略して行きたいと思います。

以上!!


追伸)
この西穂山荘→西穂高岳のコース、個人的には大した事ないように書いてしまいましたが、責任取りたく無いんで注意勧告しておきます。

風の強い日(風に煽られて転落します)、雨の日(岩が滑りやすくなり転落します)は絶対に止めましょう。
純粋に死にたく無い人はやめましょう。

少なくとも自分は自分より山行経験の無い人を連れて行く気は全くありません。
もし、何かあった場合、お前が殺したんだって言われても文句言えない場所だと思います。

その事をよく考えて挑んで下さい。

2014年9月7日日曜日

いざ!北アルプスへ!!【前篇 焼岳】

いよいよ登山の聖地「北アルプス」にやってきました。

この北アルプスは登山家たちの憧れ「槍ヶ岳」、日本で一番危険な「剱岳」、日本第3位の名峰「穂高岳」といった日本百名山の内、15峰を有する山岳地帯です。

今年の5月にこの峰々の麓である「上高地」にふらりと立ち寄ってみたところ、山々の壮大さにすっかり当てられてしまいました。

その時の模様はこちら、↓
http://hmshiroblog.blogspot.jp/2014/06/blog-post_6.html

そんな訳で、計画を立てて8月末の平日休みに登ってきました!

今回は北アルプス初なのでいきなり核心部には突入せずに、
上高地の入口にある中の湯から「焼岳(2455m)」に登り、そのまま西穂山荘まで縦走して一泊、そして穂高岳の1ピークの「西穂高岳(2909m)」に登頂して上高地に下山するコースにしました。

前篇は1日目、「焼岳」から西穂山荘までをお届けします!

「焼岳」
標高:2455m
日付:2014/8/28
コース:中の湯旅館駐車場→(新中の湯ルート)→焼岳山頂→焼岳小屋→西穂山荘
参考:http://www.nishiho.com/
所要時間:7時間(7:30~14:30)(昼食、休憩含み)

前日、仕事を終わらせ深夜に中の湯旅館の駐車場に到着して車中泊。
今回は次の日の下山後に宿泊予約を入れていたこともあり、電話で確認した所、前日から駐車場OKって事なので置かせてもらいました。

でも、旅館の駐車場で車中泊って変な感じ。

旅館のすぐ後ろにある焼岳登山口です。
残念ながら初日は曇り時々雨予報でしたが、メインは明日の西穂高岳なのでレッツゴー!

でも、今年の夏は本当に天気が悪かったような気がします。

登り始めて3時間ぐらいで、ガスの中、山頂が見えてきました。

この焼岳はその名の通り未だ噴煙をあげ続ける活火山です。
上高地の名所「大正池」はこの焼岳の噴火で梓川がせき止められたことで生まれました。

山頂直下の噴煙地帯に入ると途端に硫黄臭くなります。
地球は生きているって実感できますね。すごい迫力で別の惑星にでも来たような感覚を受けました。

山頂からの風景です。
天気予報通りパノラマ風景はお預けでしたが、時々ガスが抜けて綺麗なエメラルドグリーンのカルデラ湖を見せてくれました。

この後、山頂を後にして焼岳小屋で昼食を取り、そのまま稜線を伝って西穂山荘に向かいます。

その稜線の所々からは上高地が見下ろせます。
ただ、あいかわらず空には分厚い雲、5月に見たあの青い空と梓川に再開したかったのですが残念。

もくもくと稜線を歩くこと3時間、やっとこそ西穂山荘に到着。
本日の山行はここまで~。

実は山小屋への宿泊は今回が初めて。
ここ西穂山荘は岐阜県側からだとロープウェイを使って約1時間半で来れるので人気の山小屋です。

ハイシーズンだと一つの布団に2人以上寝る必要が出てくるそうですが、自分の時は平日&あいにくのお天気って事で一人で二つの布団ぐらいの余裕がありました。


相部屋になった人たちはみんな赤の他人ですが、こんな場所に来ている時点で山好き確定。
晴れ間も見えてきたので夕食までの時間、ビール片手に何人かの人たちと外のウッドデッキで山談義。

ホント、良い時間がゆったりと流れていきます。

夕食後はちょうど夕焼けタイム、雲は多いながらも良い感じに染まっています。
明日が楽しみだ!!

つづく。


追伸)
ちなみにその夜は星空が本当に綺麗に見えました。
残念ながら三脚は持って行かなかったので写真はありませんが、肉眼であれほどはっきりした天の川を見れたのは生まれて初めて。

「この星空は普段の私たちの上にもあるはずなんだよね」

って、隣にた老夫婦の会話の一言が印象に残りました。

2014年9月4日木曜日

旅食シリーズ その13 【福島県猪苗代町 ソースかつ丼】

登山の合間の旅食シリーズ!
その13になりました。


今回紹介するのは…

「ソースかつ丼」

山の駅食堂: 福島県耶麻郡猪苗代町字山神原7082-1
http://tabelog.com/fukushima/A0705/A070502/7006899/


福島県にある磐梯山の川上登山口に隣接した食堂です。
2012年の磐梯山登山の際にお邪魔しました。

まだこの頃はそれほど登山にはハマっておらず、ちょうど1カ月後に控えていた屋久島登山の練習で登っていました。
その屋久島登山も「登山」としてでは無く、「世界遺産ツアー」の一環だったんですけどね…。

それが今やこのハマりっぷりですよ。

磐梯山ごときでヒーヒー言ってたのが懐かしいです。

で、今回の「ソースかつ丼」ですが、有名所では長野県駒ケ根市、福島県会津若松氏、群馬県前橋市 などなど、色々な場所が発祥を謳っており、中には市議会同市のバトルになった場所もあるそうです。

まあ、個人的には材料としてはどこでも作れる物なので発祥かどうかは置いておいて、旨さを競ってほしいものです。

正直今思えば、ここの「ソースかつ丼」は基本に忠実で無難でした。
ただ、当時は登山後だったので旨さは5割増しに感じましたね!


あなたの旅の手助けになればと思います。
では!

2014年8月22日金曜日

【その3 本物の星空】 大人の夏休み 2014 【長野県 中央アルプス 木曽駒ケ岳】

その3、最終回にします。

日が沈んだ後はランプの灯りの中持ってきたウイスキーで軽く晩酌。
疲れた体にしみるなぁ~。

さて、暗くなった空を見上げると少し雲がありますが、所々に切れ間があり星空が見えます。
天気予報だとこの後は晴れ予報なので、眠い体に鞭打って少し待ってみることにしました。



撮れた瞬間にぞくり、としました。
木曽駒の隣のピーク「中岳」のバックに広がる星空です。
うっすらとですが天の川も見えます。

初めて本物の星空を見れたような気がしました。

8月と言えどもここの気温は7度程、空気は真冬のように澄んでおり、下界とは全く違う世界が広がっています。

写真を撮ってばっかりで自分の目で見ないのは勿体ないので、再びウイスキーを引っ張り出し星を肴に飲み直し。
あ~、やっぱり自然って綺麗だな。


と、ロマンチックな時間も長くは持ちません。
ホント、寒い!ヤバいくらい寒い!!あーー、フリースぐらい持ってくるべきでした。夏用のウエアと防寒具だけでは寒過ぎるー!

急ぎテントの中に撤収して寝袋にくるまって就寝。
おやすみなさい~。


8月3日、午前4:00
ヴヴヴヴヴヴ…、目覚ましの携帯のバイブが響きます。

結局、昨日はあまりの寒さに中々寝つけませんでした。
いつもの家の布団だったら間違い無く2度寝コースですが、山で朝を迎えるならご来光は外せません。

テントから顔出すと雲は多めですが、視界は広く十分に朝日が拝めそうです。
写真の真ん中に見えるのは富士山です。

今日の日の出は4時40分、軽くストレッチをして山頂を目指します。
テン場に泊まっていた他の人たちもほとんどが山頂を目指しています。なんか妙な一体感がありますね。


毎日見ている太陽ですが、今日の太陽な特別なものに感じます。


後ろを振り向くと朝日に照らされた雲海と山々が幻想的な世界を築いています。

ちょっと雲は多めでしたが、ホント良いもの見せてくれました。


この後は朝食を撮った後、早々に撤収。
本当は歩いて下山する予定でしたが、天気のせいで日程を一日ずらしたせいもあって、明日は仕事。
茨城までの道のりを考えると夕方前に都内を抜けたいので行きと同じくロープウェイを使う事にしました。

昨日までの楽しさとのギャップに泣けてきますね。

ロープウェイに乗る前に撮った千畳敷カールです。
さようなら木曽駒!またくるぜ!

おわり。

2014年8月19日火曜日

【その2 夕刻まで】大人の夏休み 2014【長野県 中央アルプス 木曽駒ケ岳】

つづきです。
宝剣山を後にして今日の幕営地の駒ケ岳頂上山荘のテント場を目指します。

目指しますっていっても40分くらいですけどね。

途中のピーク「中岳」から撮ったテン場の様子です。
奥のピークが中央アルプスの最高峰、木曽駒です。

山荘で手続きをしてテント設営、まだ午前中でテントもまばらで場所も選び放題でした。
テン場は稜線上にあり、空が広く、気持ちいい風が吹き抜けていきます。良い場所だな~。

でも、実際は午後から次から次へとテントが増えていき、最終的には明らかな許容量オーバー。
後から来た人はゴロゴロした石の上にテントを張るハメになり大変そうでした。
午前中に場所を確保して大正解。

とりあえず昼飯にして木曽駒山頂を目指しましょう。

登頂~!
テン場からは20分くらいなんであっと言う間です。その1で紹介した宝剣山と違ってなだらかな山頂で多くの人がのんびりしていました。


山頂からの風景です。ちょっと雲が多くなってきましたが、山々の迫力は健在。やっぱりアルプスと名が付くだけあって今まで登ってきた山とはレベルが違うな~。

さて、山頂からテン場までは2時間程度の周回コースを歩いて、稜線上の空中散歩を楽しみましょう。


周回コース上の風景です。
雪渓あり、沢がありと短時間ながら色々な風景を見せてくれました。

テン場に戻って夕食を済ますと夕焼けの時間、再び木曽駒の頂上に登ってみました。

午前中とは違って雲が広がっていますが、雲と雲に挟まれた世界はすごい幻想的です。しかも下の雲がすごい勢いで流れており、まさしく雲海。

息を飲む絶景とは当にこの事。

雲海に浮かぶ御嶽山に日が沈みます。太陽は結局顔を出してくれませんでしたが、この夕日は一生に一度、そう心に刻んで今日という日を終りにしました。

次回、その3は星空と朝日をお届けします!
乞う、ご期待!!