2016年6月21日火曜日

日本温泉巡り その17 【奈良県 入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」】

前回、前々回と奈良県の登山&観光ネタできたので、勢いついでに温泉ネタもいってみましょう! 日本温泉巡り その17です。 今回は奈良県の「入之波温泉 山鳩湯」を紹介します!

奈良県、紀伊山地の奥深く大迫ダムの畔にある温泉です。
八経ヶ岳登山の帰りにお邪魔しました。
関西地方と言えばあまり火山等無く温泉が湧き出るような場所では無いと思っていたので、温泉探しも積極的にしていませんでしたが、今回遠征登山にいく事ができたので近くに温泉ないかな~と調べてみたところ、関西地方最強と噂の山鳩湯さんを見つけて行ってみた次第です。

宿は湖畔の崖に寄り掛るように建てられており、良い感じに秘湯感がありますね。 温泉は湧き出てそのまま湖の流れていますが、温泉の流れている場所は茶褐色に染まっていて、温泉の濃度の高さが伺えます。
これは、期待が膨らみます! では、関西最強と言われる温泉、頂きます!


泉質は泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、浴槽には析出物がびっしりついていおり、肌にビリビリくる系と思いきや以外にさらっとした肌触りです。
でも、じっくり入っていると、じわ~と沁みる感じがしてきます。

しかも湯温が37℃前後と長湯するにはベストな温度。

更に!露天から見える風景は新緑に染まった湖と、もう1、2時間くらい余裕で入ってられそうな最高の環境でした。

この泉質にこの温度、奇跡だと思います!! 関西には大した温泉は無いと思っていた自分をぶん殴ってやりたいと思える程の良温泉でした!! ランキング入りも考えましたが上位5位を崩すには、何かが足りない気がして残念無念のランク外にします。ただ、6、7位に入ってるのは間違いないですね。 以上!

<個人的温泉ランキング> 2016.6現在
― 1位 籐七温泉「彩雲荘」 (岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」 (鹿児島県)
― 3位 ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
― 4位 塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
― 5位 川湯温泉 公衆浴場 (北海道)*ブログ始める前に行ったので記事無し。

さて、夏シーズンに入り温泉をベストに楽しむのは難しくなってきましたが、冬は雪に閉ざされ夏にしか行けないような場所もあるので、まだまだ巡りますよ~。

2016年6月18日土曜日

新緑の吉野山 【金峯山寺 吉水神社】

今回は前回の八経ヶ岳登山の次の日に大峰山脈の入口である吉野山に観光で行ってきました!

実はこの日(5/22)は近畿のもう一つの百名山の大台ケ原に行く予定を立てていましたが、前日に大台ケ原マラソン大会で午前中は交通規制がかかる事が発覚し、午後からの登山では帰りの飛行機に間に合わない為、今回はパスして、吉野山に行く事となりました。

でも、修験道としての大峰山脈を語るには外せない場所なので散策してみる事に。

朝一番に吉野神宮よりちょっと先の観光駐車場へ。

・・・
・・・
車少ねぇ~。

吉野山と言えばそれなりの観光地かと思っていましたが、思ったより閑散としています。
桜の季節以外はこんなものなのでしょうか?

この駐車場からメインストリートまでは結構歩くようですが、歩くのは嫌いでは無いのでのんびり散策といきましょう。

しばし歩いてロープウェイ駅を過ぎると吉野山の顔で世界遺産の構成要素である金峯山寺の総門「黒門」を潜ります。いわゆるここから先が聖域、昔はどんな偉い人でも馬を降り、槍を下げ通ったそうです。

それを過ぎると銅の鳥居があります。
これは別名「発心門」とも言われ大峰山寺を目指す修験者が手を触れ気合を入れ直す場所だそうです。
今度、ここまら大峰山寺に向かう時に忘れずにやってみます!

そんな感じにメインストリートまでやってきましたが、本当に観光客はまばらですね。
お店も3分の1程度は閉まっている感じ。
桜の賑わいが過ぎて脱力しているのかな?ちょっと寂しい感じです。


吉野山の顔、金峯山寺にやってきました!
金峯山寺は飛鳥時代に修験道の開祖、役行者によって開かれた修験道の総本山!現在の堂宇は、木造古建築としては同じ奈良県の東大寺大仏殿に次ぐ大きさだそうです。
神仏に疎い自分でも、この迫力には圧倒されました。
これは一見の価値がありますね!


次に吉水神社に訪れました。こちらも世界遺産の構成要素になっています。
後醍醐天皇を主祭神としており、源義経が潜居したとも伝えられているそうです。

狛犬や木々の間から見える光の雰囲気が日本の夏!って感じが好印象。
でも、改築中だったのが残念でした。

また、麻雀漫画の「咲」の舞台(背景?)にもなっているようで、痛絵馬が沢山奉納されていました。
日本どこにいっても聖地が増えましたね~。

更に山奥に入り金峯神社等も言ってみようと思っていまいしたが、ここ以降は時間が必要そうで飛行機までに余裕がなくなりそうだったので散策はここまで。
次回、ここから大峰山脈を縦走する機会まで取って置きましょう。

散策の終わりに金峯山寺近くのカフェで吉野葛の葛餅を頂きました。
現在では少なくなった国内ブランドの葛だそうです。
甘み控えめでプルっとしたのどごしが上品な一品でした。

この後は、伊丹空港まで道の駅に寄り道しつつドライブ。
無事、今回の山旅を終える事ができました。

さて、今回、会社の出張ついでの初関西方面初上陸となった訳ですが、結局山中心の旅になってしまいました。もっと時間があれば奈良の史跡巡りや、大阪の新世界や道頓堀も見ておきたかったですね。
まあでも、それは歳とってからでも行けるので、しばらくは体力のある今のうちしかできない事をどんどんやって行きたいと思います!

おわり!

2016年6月15日水曜日

古の修験道 【奈良県 大峰山脈 八経ヶ岳】

先日、たまたま金曜日に仕事の都合で奈良県に出張する機会があり、折角なので近畿地方の百名山「八経ヶ岳(大峰山)」に登ってきたので紹介したいと思います。


たまたま、ですよ。

「八経ヶ岳(1915m)」 *弥山から臨む八経ヶ岳
2016/5/21
コース:行者還トンネル西口駐車場→八経ヶ岳→明星ヶ岳 ピストン
時間:6:20~12:10

紀伊半島にある大峰山脈の登山道は「大峯奥駈道」と呼ばれ、もとは奈良吉野と熊野を結ぶ修験道の修行場として開かれたもので、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素になっています。
そして、八経ヶ岳はその大峰山脈の最高峰であり、近畿地方の最高峰にもなっている山です。

と、上のようにブログを書くにあたり色々調べてみると、八経ヶ岳のピークハントだけではこの大峰山に登る意味が無いような気がしてきました。

修験道としての大峰山をちゃんと堪能するなら、可能なら吉野から、最低でも天川村から大峰山寺のある山上ヶ岳をへて、弥山、八経ヶ岳に至る事が重要で、今更ながらピークハントしかしなかった今回の山行を後悔しています。

まあ、それはそれで次の機会に取っておくとして、今回の山行を紹介していきます!

先も書いたように出張ついでの山行なので荷物は最小限。なので行者還トンネル西口からの最短コースにしました。

噂には天川村方面から来ると相当な酷道を通るそうですが、自分は169号方面からなので問題ありませんでした。まあ、それでもすれ違い苦手な人は要注意の道路ですけど。

登山開始!
基本は樹林帯です。見頃は過ぎていますが、所々に咲いているツツジが楽しませてくれました。


奥駈出会に到着。
ここから山頂に至る稜線が「大峯奥駈道」になります。
昔から修行者が歩いてきた道、気をひきしめて行きましょう!

とは言っても危ない道はなく、新緑のブナ林の中ゆるやかなアップダウンが続きます。実際に吉野から縦走してくるぐらいではないとこの修験道としての厳しさは体感できないでしょうね。

最初の大きなピーク「弥山(みせん)」の直下になると傾斜もキツくなりますが、景色も広がります。


「弥山」に到着!
頂上には弥山神社があり、そこから八経ヶ岳が臨めます。

また、毎年5月に大祭が執り行われる時には多くの登山者(修験者)が訪れるそうです。

また、山頂直下には場所的に明らかにオーバースペックな山小屋、弥山小屋があります。この小屋は皇太子も泊まった事があるようで、その時に改装されたそうです。
定員は200人だそうですが、フル活用されることはあるのでしょうか?

では、最高峰の八経ヶ岳に向かいましょう!


ここからの稜線には立ち枯れた木々が多く、荒廃とした風景が印象的でした。

でも、一気に景色も広がるので気持ち良く歩けます。
涼しい春風の中、最高でした!

昔からこんな感じかと思っていましたが、近年の集中豪雨や台風の影響も強くあるそうです。
将来、この山がどうなってしまうのか心配ですね。

途中には天然記念物のオオヤマレンゲツツジを守る為の動物よけの柵があります。
レンゲツツジの見頃は7月なので今はまだ寂しげです。



ほどなく八経ヶ岳山頂!
近畿地方最高峰!やったぜ!!
大台ケ原や釈迦ヶ岳、紀伊山地の山深さを感じることのできる絶景を堪能できました。

でも、行者還トンネルからだと自分にとってはゆるふわ登山なので、もう一つ先のピークの明星ヶ岳まで行ってみることにしました。

明星ヶ岳に到着!
展望はさっきの八経ヶ岳とそれほど変わりませんが、それに至る稜線は印象的なので足を運んでみる事をオススメします。

その後はここで昼食を取って下山開始。
自分が登っている時は人は少なめでしたが、帰りは登ってくる沢山の人とすれ違いました。
さすが百名山!

では、総括。

最初にも書きましたが、自分のように百名山のピークハントを優先してしまうと、この山に登る意味の半分も無いような気がします。
今度機会があれば、この大峰山の修験道としての存在意義、昔の修験者を追体験しつつ、ちゃんと吉野山から、もしくは最低でも山上ヶ岳の大峰神社を詣でての縦走をしてみたいですね!

以上です!

次回は、この山行の次の日にこの大峰山脈の入口である吉野山を観光してきたので、その模様をお届けしようと思います。


2016年6月8日水曜日

憧れの路 【谷川岳主脈縦走 万太郎山 仙ノ倉山 平漂山】 (後編)

(前編)よりの続きになります。

<2日目>

トマの耳よりおはよう御座います!
いきなりの絶景ありがとう御座います!!

群馬県側は見事な雲海。尾瀬や福島の峰々が当に孤島のように浮かんでいます。
これほどしっかりした雲海は初めて見たような気がします。

そして、後を振り向くと今日歩く谷川主脈が群馬県側の雲を塞き止め、鞍部からは滝雲となって流れ落ちている壮大な風景が広がっていました。
これは凄いな・・・。

今日、この稜線を歩くと思うとゾクゾクします。さあ!行きますか!

まず肩ノ小屋から標高を下げオジカ沢ノ頭を目指します。
写真は鞍部から撮ったものですが、早朝の時に流れていた雲はもう無く、静かな雲海が広がっています。
逆に下界が見えない事で本当にファンタジーの世界に迷い込んでしまったように思えます。
まさに天空回廊!

個人的にはオジカ沢ノ頭から俎嵓(まないたぐら *中央のピーク)まで綺麗な円弧を描いている稜線がとてもかっこよく思えました。俎嵓までは登山道が無いので行く事ができないようですが、小屋のおっちゃんが「藪漕ぎがひどいよ~」って言っていたので、行こうと思えば行けるのかな?

オジカ沢ノ頭までは鎖の岩場、切れ落ちた岩場のトラバース等結構危ない場所が多かったです。朝方に雲の通り道になっていたことで岩は濡れていて滑りやすく神経を使いました。

オジカ沢ノ頭を越えて万太郎山を目指す稜線です。
爽快だ!

その途中の大障子避難小屋です。
当初はこの避難小屋で一泊する計画も立てていましたが、完全に緊急避難用。快適さとは程遠く、内部は蒸し風呂状態でした。夜は多少ましになるでしょうが、ここで一晩過ごすのは遠慮したいところです。

しゃー!今日の行程のだいたい中間地点、万太郎山に到着!!
いやはや、ここまででも普通の日帰り登山一回以上のボリューム。
気温が高いせいかスタート時にもってきた水2リットルの半分は飲んでしまいました。

うーむ、前半飛ばし過ぎたようだなぁ。節水節水。

万太郎山を越え仙ノ倉山に至る稜線です。奥に見えるのが仙ノ倉山。
この山行のなかでこの稜線が一番綺麗に見えました。
イヤッホーイ!!!


仙ノ倉山っ!
肩ノ小屋から約5時間半、この縦走で最後のキツイ登りを経て谷川連峰最高峰の仙ノ倉山に到着!

後ろを振り返ると今まで歩いてきた主脈が一望できます。
いや~、これを歩いてきたと思うと感慨深いですね。

でも、かなり疲労は溜まっていて、何もせずに立っていると足がプルプルしてきます。
さすがにここで昼食休憩、ラーメンがうまーい!

仙ノ倉山から平漂山に至る稜線です。

今までとは違って草原状のなだらかな稜線が広がります。もう少し立ては綺麗な花畑が広がるそうですが、この時は少し早かったようですね。でもウスユキソウとか早い花々は楽しめました。
また、平漂山方面から登ってくる登山者も多くなりハイキング気分で歩けます。

最後のピーク、平漂山に到着!
これにで本日の登りは完全に終了~、あとは下るのみ!

ここから臨む仙ノ倉山方面は、最初の頃に歩いた険しい谷川主脈とは思えない程、優しい感じがします。同じ山域でもこれだけ異なった姿を見せてくれるなんて、山って不思議です。

平漂山から登山口に向かって下山開始。
緑に染まった稜線の中に引かれた木道を下って行きます。

後を振り返ると草原の緑と空の青のコントラストが綺麗です。
本当に最初から最後まで楽しませてくれました。

山と天気の神様に感謝しながら平漂山登山口まで下山。

いや~、ここ数年で一番充実した山行でした!
最初から最後まで自分の頭の上には空しか無い絶景の天空回廊。おまけに雲海のおかげで目に見えるのは峰々の稜線だけってのがより気分を盛り上げてくれました。

また、なかなかハードなコースだけあって人も少なく自然との一体感も半端なかったです。

また花や紅葉の季節に是非歩いてみたいですね!

・・・
・・・
ただ、疲労感も相当なものでした。
もっと、体力つけないとなぁ~。

おわり!

2016年6月6日月曜日

憧れの路 【谷川岳主脈縦走 万太郎山 仙ノ倉山 平漂山】 (前編)

登山をしている人たちにはいつかは歩きたい、憧れの路があると思います。
自分にとってこの谷川岳主脈縦走がその一つでした。

登山を始めた頃から、百名山である谷川岳、草原と花畑がひろがる平漂山から仙ノ倉山の稜線を結ぶこの主脈は非常に魅力的なものでしたが、途中山小屋無し無補給の標準CT10時間は当時としてはありえない難易度でした。

しかし!本格的に登山を始めて4年目となり、経験も体力も十分と判断し今回いよいよ挑戦する事にしました!

「谷川岳主脈 (谷川岳→万太郎山→仙ノ倉山→平漂山)」 最高峰は仙ノ倉山の2026m
*写真は万太郎山から仙ノ倉山へ至る稜線

5/14 平標山登山口駐車場→(バス・電車)→土合駅→(西黒尾根)→トマの耳→オキの耳→肩ノ小屋(一泊)
5/15 肩ノ小屋→万太郎山→仙ノ倉山→平標山→平標山ノ家→(林道経由)→平標山登山口駐車場

さすがに日帰り縦走は無理そうなので、初日は谷川岳肩ノ小屋に一泊して、2日目早朝より一気に駆け抜ける計画にしました。

<1日目>

初日はまずゴールである平漂山登山口の有料駐車場に車をデポして平漂山登山口のバス停より朝一番のバスで越後湯沢駅に行き、電車で8時半頃土合駅に。

ロープウェイ使用の肩ノ小屋泊であればもう1、2本遅くても問題無さそうですが、谷川岳を満喫する為に朝一で乗り込みました。

土合駅から徒歩で西黒尾根登山口に。
夏山シーズン到来!って感じの新緑が気持ち良いですね!
この西黒尾根は日本でも有数の急登という事で、さて、どんなもんでしょう?

ふはぁ~、標高差500m約1時間、樹林帯を抜け展望が広がる所まで一気に登ってみました。
さすが有数の急登と言われるだけあって、なかなか足にきます。

更に気温が高めな中はりきり過ぎてペース早めにいったので汗だく。
防寒寄りの服装だったのがマズったな~。

最初の急登を過ぎるとガレ場になります。
谷川岳と言えば観光登山のイメージが強く、危ない場所は少ないと思っていましたが、予想以上に危険な場所が多いようです。特に雨とか霧とかで岩が濡れてる場合は要注意!

ラクダの背からみた谷川岳!大迫力ですね。



とりあえず、山頂のオキの耳に到着!
雲多めですが、白毛門や朝日岳の谷川連峰馬蹄型、万太郎山や仙ノ倉山の谷川主脈が一望できました!

その後は肩ノ小屋にチェックイン。

日帰りが基本の谷川岳なので避難小屋的な意味合いが強い小屋ですが、シーズン中は駐在員が居て寝具や食事の提供もできます。

当日は自分も含めて7人だけだったのでスペース的に余裕もあり快適に過ごせました。

夕食の後は山中泊の醍醐味、夕焼けタイム!
山小屋周りはガスの中で風景はほとんど見えませんが、上を見上げると空がうっすら見えるので、もしかしたらと思いトマの耳まで登ってみました。

そこには時折晴れるガスの中に浮かぶ夕陽と、谷川主脈の壮大な姿が!
幻想的だなぁ~。

この後は、小屋のおっちゃんと色々雑談、山岳警備隊だった頃の貴重なお話しありがとう御座いました!

それでは、明日はいよいよ縦走!
おやすみなさい~。

(後編)につづく!