2013年6月16日日曜日

冬を越えた野生の岬【青森県 下北半島ぐるり一周ツアー その3】

さて3回目。初日最後のスポット「尻屋崎」にやってきました。

ここは国定公園に指定されており、その理由の一つとしてここにしかいない固有種である「寒立馬」が放牧され保護されている場所だからです。

冬季は一部を残して完全に閉鎖されていますが、夏場は一般に解放されています。
しかし、夏場でも夜間は閉鎖され、昼間でも出入りが管理されている事でこの馬の重要性が感じられます。



尻屋崎灯台と寒立馬です。
やっと訪れた夏の陽気が嬉しいのか、活発に走りまわっていました。

ある程度は人間に慣れているようで逃げるような事はありませんが、一線を越えると威嚇されます。

自分もその一線を見つけるまで何回が追っかけられました。
全く勝てる気がしないんで全力逃げましたけどね!



元々は農用馬でありガタいの良さはすごいです。
冬場は強烈な寒風が吹きすさぶ環境を乗り切ってきた威厳というか力強さをビリビリ感じます。


ちょうど5月は出産シーズンって事で仔馬も見る事ができました。
まだまだ歩くのがままならないようで、歩いては寝ての繰り返しでした。


一時期は9頭まで減少し絶滅も危ぶまれましたが、徹底した管理で現在は30頭まで回復したそうです。
これからもずっと守っていきたいですね。

次回は、今回の旅の宿泊地であり本州最北端の温泉郷「下風呂温泉郷」を紹介します!
久々の長期連載になりそうですが、お付き合いくれれば幸いです。

つづく!!

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