まあ、期間や降水量としては平年並みなんでしょうが、週末に限って雨が降るこの悪循環に嫌気がさしている山屋の人は少なくないと思います。
まあ、ここで愚痴っても自然の流れには逆らえない訳で…。
逆に普段できない事に挑戦してみよう!と前向きに考えられるような梅雨を過ごして行きたいですね!
今回紹介する山旅は群馬と長野の県境に位置する「四阿山(あずまやさん)」です。
山と縁の無い人は絶対読めない百名山で有名です(笑)
そういえば、スカッと晴れた週末は梅雨入り前これが最後だったような…。
そんな憂鬱の気分を吹き飛ばす青空いっぱいの「四阿山」レポいってみましょう!
「四阿山」(2354m)
*小根子岳から望む四阿山(左奥ピーク)と根子岳(右手前ピーク)2019/5/26
コース:菅平牧場→小四阿山→四阿山→根子岳⇔子根子岳→菅平牧場
入る際は牧場入口で料金を支払いますが、早朝や夜間に入る場合は帰りに支払うシステムです。
比較的整備された大きな駐車場もあり、さすがの百名山といったところでしょうか。
スタート前からテンション上がりまくり!
登山口で登山届けを提出し、いざ出発!!
自分は先に四阿山に行くので右に進みます。
牧場内の舗装道路を少しだけ進むと改めて登山口が出現。
今日はよろしくお願いします。(ペコリ
登山口からしばらく進むと白樺の樹林帯。
5月下旬は山にとっては春の始まり、朝日に照らされた新緑が本当に綺麗でした。
そして、小四阿山を超える頃には、後ろには北アルプスのほぼ全山が見渡せる程の大絶景が!!
はぁぁぁぁ~、最高じゃないか!
思わず声を上げてしまいました。
これだけ澄んだ晴天は年間を通しても貴重だと思います。今日という日に登れた事に感謝!
更に左手には「根子岳」の山容が望めます。
斜面に広がる笹原と、山頂付近の崩落部が迫力があって特徴的。
一部界隈では「にゃ~ん岳」と呼ばれている様ですが、かわいい呼び名とは裏腹になんとも雄々しいお姿です。
「根子岳」と「四阿山」の分岐に到着。
ここから「四阿山」まではあとちょっとなので、さくっと行ってみましょう!
途中には多くの残雪がありましたが、尾根も比較的広く特に危険だと思う場所はありませんでした。
ここから見る「四阿山」は急峻でかっこよかったです。
四阿山山頂!
ありがとう御座います!
本日は大展望!
北アルプスバックの根子岳や、浅間山・湯ノ丸山が見事に望めました。
ありがたや~。
当初はここで昼食の予定でしたが、案の定CTより早めに到着してしまったので、根子岳まで行ってしまう事に。
休憩もほどほどに出発!
先の根子岳との分岐まで戻り、根子岳方面に向かって一端標高を下げます。
四阿山から根子岳の鞍部までの樹林帯は残雪たっぷり。
夏道も不明瞭で、踏み跡だけを頼りに行くとコースを外れるトラップが仕掛けられてました(笑)
数人迷ってる人もいたので、みなさんも気をつけましょう!
ちゃんと違和感を感じたら地図を確認するくせはつけたいですね。
そして、樹林帯を降り切るとこのコース一番のスポット、根子岳の笹原が広がります!
思わず手を広げて歩きたくなりますね。
それなりにキツイ登りですが、涼しい風も吹き抜け気持ちよく歩けます。
後ろを振り返ると、先ほど登ってきた四阿山が迫力ある姿で佇んでいます。
登っている途中はあまりパッとしませんでしたが、このアングルで見ると百名山の貫禄十分ですね。
程なく、根子岳山頂に到着!にゃ~ん!
ちょうど昼食タイムなので多くの人が休憩していました。
四阿山にはそんなに人がいなかったので、菅平牧場から根子岳目当てで直接登ってきた人が多いようです。
…人の多さだけ見ると根子岳の方は人気なのでは…??
もちろん根子岳からも北アルプスの稜線がドーーン!
以前登った高妻山から見る北アルプスも素晴らしかったですが、こちらの方が全体を俯瞰できるので北アルプスの大きさを感じる事ができますね。
根子岳で昼食をとった後、時間も余裕があったので、小根子岳までピストンしてみました。
にゃにゃ~ん!
小根子岳からは根子岳・四阿山はもちろん、妙高・火打・高妻方面の山々も見渡せます。
定番のルートからは少し外れてしまう小根子岳ですが展望は申し分無し!
時間のある方は是非立ち寄ってみて下さい!
根子岳からの下山路は展望もよく気持ち良いコース。
根子岳は花の百名山になっており、この付近は多くの花々が咲くようですが、まだこの時は早かったようです。
…しかし、四阿山よりも明らかに人が多いですね(汗)
牧場からなら登りやすく、家族連れやペットを連れたハイカーがたくさんいました。
やっぱり、この山域は根子岳が主役なのでは!?
樹林帯に戻り程なく菅平牧場まで下山完了!
お疲れ様でした!
手軽な割には大展望や高原リゾートの雰囲気を楽しめる満足度高めのコースでした!
初心者の人を案内するにはオススメのコースですね。
いやしかし、百名山の看板を背負った「四阿山」の方が知名度は上で本来はこちらが主役のはずですが、登っている途中視界に入るのは何故か「根子岳」ばかり。
百名山なんて個人が勝手に選んだものなので、とやかく言うつもりは無いですが、どっちが主役として相応しいのか?と考えてしまう不思議な山旅でした(笑)
以上です!
0 件のコメント:
コメントを投稿