やはり、みなさんに足を運んでもらえる切っ掛けとなる山ブログを目指すなら、季節を跨いでしまうのは致命的。いっそのこと1年ずらして公開した方がマシとも思ってしまいます。
ただ、お山の紹介だけでなく、その時自分が感じた感動や体験を記録したい自分としては期間が空けば空くほどその感覚が薄らいでしまう事の方が問題な気がします。
そんな訳で登った日から半年程ずれてはいますが、あまり気にせず思い出が色褪せない内に書き留めていきたいと思います!
今回は2019年10月初旬に山友さん3人と一緒に登ってきた東北の名峰「大朝日岳」を紹介!
「大朝日岳」(1871m)
*小朝日岳から望む大朝日岳への稜線
2019/10/6~7コース:古寺鉱泉→古寺山→小朝日岳→大朝日小屋(泊) *ピストン
10月初旬ということで目的はもちろん紅葉に染まる大朝日連峰稜線!
全山縦走するべく2泊3日を予定していましたが、予定日の初日は元台風の残骸の影響でかなりの荒れ模様。
泣く泣く1泊2日の短縮コースに切り替え入山する事に。
実はこの山旅、2018年にも計画しており、その時も台風の影響で断念。
昔は10月に台風が来るなんてそうそう無かったと思いますが…、もうこれから10月は台風シーズンと考えないとダメなんでしょうかね…(泣)
さて、1日入山を遅らせたとはいえ、台風によってもたらされた湿った空気は残り、この2日間も晴れるかどうかは微妙なところでしたが、今更転進を考えても行ける場所は似たような状況なので、己の運を信じて登山開始!
登山口は定番の古寺鉱泉。
ちょうど新しい登山基地であるビジターセンターが建設中で、同時に駐車場も整備されているので今後ますます賑やかになっていくのでしょうね。
写真の下は登山口近くの朝陽館。
鄙びたランプの宿として長年登山客を支えてきましたが、10月いっぱいで閉館ということです。ちょっと寂しいですが、こうして代替わりも必要なのでしょうね。
古寺鉱泉をスタートとした場合、普通はピストンですが、今回は遠方よりの山友さんもいたので、車は2台体制。
別の1台はこの古寺鉱泉に来る前に日暮沢小屋前にデポしてきており、2日目は大朝日小屋から竜門山経由の日暮沢小屋へ下山という計画にしました。
車を2台用意できると色々計画の幅が広がってありがたい!!
登り初めは樹林帯。
所々で紅葉は見られるものの標高の低い場所はまだまだこれから。
空には青空も見えており、これからに期待を感じるものの…
古寺山の手前にくる頃にはすっかりガスの中…
なかなか上手く行かないものだと、みんなでガッカリムードになりそうなその時…
雲が流れ小朝日方面の展望が!!
この瞬間の逃すまいと疲れをものともせず全員がベストスポットを探すべく奔走し始めます。
今回一緒に登っているのはみなさんガチ写真勢、さすがの行動力です(笑)
このまま晴れてくれると期待しましたが、そうは問屋がなんとやら。
再び稜線はガスの中へ・・・
みんながガッカリしてカメラを仕舞う姿が印象的でした。
さすがガチ写真勢のみなさん、わかりやすいです(笑)
とは言え、ガスの中でも紅葉は綺麗で、しっとりとした紅葉を楽しめました。
しかし!このままでは終われません!
ちょうど小朝日岳のピークに到達すると、ガスが抜け始め紅葉に染まる稜線が露に!
小朝日に居た自分達以外の登山客も含めて大歓声。
もちろん、青空の下陽の光りに照らされる山々は最高ですが、こういうダイナミックな風景は微妙な天気の時に登った人へのご褒美ですよね!
そして、小朝日を超えてからは時折ガスが掛かるものの大朝日の錦の稜線歩きを満喫できました!
いや~、綺麗だな~。
そして、山頂が近づくと更に天候は回復し青空多めに。
紅葉は少ないですが、草紅葉広がる広大な朝日連峰の稜線が望め、気分は最高でした。
そんなこんなで山頂直下の大朝日小屋に到着。
お疲れ様でした~。
次の日は平日ということもあり、比較的スペースに余裕があって快適でした。
とりあえず小屋内でスペース確保の為の寝床の準備をして、意気揚々と山頂に向かったところ…
No――――!
山頂と稜線には再び濃いガスが掛かり始め展望はお預けに。
なんてこったい…
結局、このままガスは抜ける事なく日の入り。
そのまま小屋で宴会となりました。
結局、雲に振り回された一日でしたが、自分はそんなに悪い気分では無く、むしろ変化に富んだ山の姿が見れて満足でした。
深夜、ふと目が覚めたので外へ出てみると、満天の星空。
街の灯りが思ったより強く上手く撮影できませんでしたが、なんかオマケのご褒美をもらった気分で嬉しくなりました。
では、2日目に期待してしっかり寝ておきましょう。
おやすみなさい…
……
2日目!
どよよ~ん、稜線は昨日に増して真っ白け…
天候もありましたが、山友さんの脚の調子がちょっと優れないということで日暮沢小屋方面に向かっての縦走は無しにして古寺鉱泉まで真っ直ぐ下山しました。
…以上!
1年越しの紅葉の大朝日岳縦走計画でしたが、2年目もこんな感じに悶々とした山旅に終わってしまいました。まあ、山行自体おしゃかになった去年よりも、その片鱗を味わえただけでも良しとしましょう。
そして、もちろん2020年もリベンジ計画があり、今年こそ錦に染まる大朝日岳の全山縦走したいです!
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