2014年8月17日日曜日

【その1 宝剣岳まで】大人の夏休み 2014【長野県 中央アルプス 木曽駒ケ岳】

今年もやってきました!大人の夏休み!

自分の働いている会社は7月と8月の終りに平日2日と土日を含めた4連休があり、毎年この連休の時には大きな旅行を計画しています。
混雑も避けられ、金銭的にお得なのでホントありがたいです。
まあ、その代わりお盆休みは短めですけどね。

今年の計画は、もちろん今一番ハマっている登山です。

場所は長野県の中央アルプスの最高峰「木曽駒ケ岳」!(以降、「木曽駒」)
いよいよアルプスデビュー、そして連休ということでテントを担いでの一泊コースで登ってきました。

さて、今回の山旅はどんな世界を見せてくれたのでしょうか?
早速紹介して行きます。

標高:2956m
日付:2014/8/2~3
コース:(ロープウェイ経由)千畳敷→宝剣山荘→宝剣山ピストン→駒ケ岳頂上山荘(テント設営)→木曽駒ケ岳山頂→(馬の背経由)八合目→宝剣山荘→テント
参考:http://www.chuo-alps.com/ropeway/walk/senjyojiki/map_k.html
所要時間:
8/2:4時間(駒ケ岳山頂まで、宝剣ピストン、テント設営含み)+3時間(馬の背周回、昼食含み)
8/3:1時間30分 下山のみ

この木曽駒は標高3000m近くになりますが、2600mまではバスとロープウェイで行けるのでアルプス入門コースとして初心者に人気です。
自分もテントを担いでの山行はまだまだ経験不足で体力的にどのくらい持つか未知数だったので、今回はお試しの意味を込めてココを選びました。

今回は前日より山麓のビジネスホテルに宿泊し、ほぼ始発のバスに乗り込み木曽駒を目指します。
ロープウェイに乗り継いで降り立ったその先は…、

いきなり絶景がお出迎え!千畳敷カールです。
カールとは氷河地形の事で、氷河期に氷河によって山が削り取られて形成されたものです。

写真で見てもすごいな~って思っていましたが、実際自分の目で見ると自然の造形美に圧倒されます。

既に標高は2600m、抜けるような青空も相成ってテンションMAX!
登るぜ~。


ロープウェイの駅と雲海を下に千畳敷カールもくもくと登ります。
かなり急斜面でキツいですが、この風景の中を登っていると疲れなんか気にまりません!

千畳敷を登りきると宝剣山荘が見えてきます。
自家発電機があるハイテク山小屋でした。飲み物が冷たいのはありがたいですね。

この宝剣山荘に横には木曽駒の次に高いピークである宝剣岳(2931m)がそびえ立っています。
その鋭く尖った山容と山頂に至るスリリングなコースのおかげで、最高峰の木曽駒より人気のあるとか無いとか。

自分もレッツトライ!

うん!これは道では無く崖ですね!(喜)踏み外したら200mくらい真っ逆さまです。

お気楽に書いていますが、実際、滑落事故は珍しくなく多くの人命が失われています。
少なくともちゃんとした登山靴と岩場の経験、そして「三点支持法」という言葉の意味がわからない人は絶対に登っていけません。

登頂!
宝剣岳の山頂は人一人がやっと立って入られるスペースしかありません。

今、写真を見ると腰が引けてますね。いや、でも正直かなり恐かったです。

山頂から見た中央アルプスの峰々です。
憧れの山岳風景ここにあり!って感じでした。

その1はここまで、次回は本当の山頂、木曽駒を目指します。

2014年7月27日日曜日

霧の中の花畑 【岩手県 早池峰山】

少し前の話になります。

関東が梅雨まっさかりの7/5、梅雨前線から逃れるように岩手県の早池峰山に登ってきました。
百名山12座目!

登山ネタは写真の整理に時間が掛るのと、仕事がちょっと忙しいので更新が遅れ気味になっていますが紹介します!

標高:1917m
日付:2014/7/5
コース:岳駐車場→(シャトルバス)→河原の坊登山口→山頂→小田越登山口→(シャトルバス)→岳駐車場
参考:http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shisetsu/801/804/p004010.html
所要時間:6時間(6:30~12:30)(昼食、休憩含み)

前回の鳥海山に引き続き金曜に仕事を終わらせて一路北へ、深夜到着の車中泊コースです。

春先に車を買い換えて車中泊がだいぶ快適になったので、多少遠い場所でも気軽に行けるようになりました。

この早池峰山は日本でも有数の高山植物が豊富な山で、ちょうどこの時期6月~7月にかけては最も多くの花々が咲く時期です。
なので、登山客も多くなりマイカー規制がかかり、山麓の駐車場からシャトルバスで登山口に向かいます。

河原の坊登山口です。
駐車場では晴れ間が見えていたのですが、山は完全に雲に覆われています。
う~ん、やっぱり山の天気は気まぐれですね。
晴れるのを期待しつつ登山開始!

歩いて一時間ぐらいで樹林帯を抜け空が広くなってきましたが、あいかわらず山頂付近はガスの中。
朝より悪くなっているようです…。

より高度を上げるとすっかり展望は無くなってしまいました。
今日は展望は望めそうにもないな~、残念!

でも、早池峰山は花の山!せっかくなんで高山の花々を楽しんでみる事にしました。

黄色が鮮やかな「ナンブイヌナズナ」です。
あちらこちらで見かけます。

スミレの仲間でしょうか?
ネットで調べてみましたが、似たような花が多くて絞り込めず。
詳しい人教えて!

そして、この早池峰山一帯にしか分布していない固有種「ハヤチネウスユキソウ」です。
その名の通り薄い雪のような白が印象的でした。

雨露に濡れた姿は神秘的です。
天気が悪いのは残念でしたが、こういう雨の日にしか見れない姿もあるってことですね。

山頂付近にあった花畑です。
やっぱり青空をバックに写真を残したかったな~。

山頂です。
ちょうど別の登山口から登ってきた高校生の集団とバッティング、溢れんばかりの人でした。
みんなお疲れ様です!

この後は、少し雨も強まってしまい山頂での昼食もほどほどに下山を開始。
昼過ぎには麓に戻って早池峰登山は終了。

感想としてはさすがに花の山を謳っているだけあって花々の多さや綺麗さは今まで登ってきた山よりも群を抜いていると感じました。
でも、やっぱり青空のもとでその花々を拝みたかったですね。

以上!

2014年7月11日金曜日

【後篇 帰り】鳥と海と山と【山形県 秋田県 鳥海山】

後篇!前回紹介してように登りはあまり天気に恵まれませんでしたが、帰りは時折晴れ間に恵まれる事があり絶景を見せてくれました!


外輪山コースの尾根道です。
外輪山コースはこの山々の稜線に沿って歩きます。晴れていれば視界のほとんどは空、ちょっとした空中散歩の気分です。

また、雪渓も相成って雄大な風景が望めました。

左のピークがさっき制覇してきた新山山頂です。
今登っていれば山頂からの絶景が拝めたかも知れないですね~。

行きに迷いかけた雪渓です。
晴れて入れば向かう先もわかるので安心感が全然違いますね。

逆を考えると、安全コースでも天候によっては簡単に迷ってしまうって事ですね。肝に命じておきます。


鳥海湖近くの天然のお花畑も拝めました。
自然の花々には力強さを感じます。

行きにも撮りましたが、登山口近くの展望台から見た鳥海山全景です。
また、ガスが掛り始めていますが、これはこれで神秘的。

さて、鳥海山登山も無事終了。
結局、往復9時間のロング登山になりました。このレベルは2年前の屋久島登山以来、久々にやりきった感を満喫。

心配だった足の異常もなかったので登山に関しては制限を解除しようと思います。


常に聞こえる鳥のさえずり、見下ろすと日本海(←実際は見れませんでしたが…)、そして変化に富んだ山々の風景。
鳥・海・山の名に恥じない名峰でした。

やっぱ、山って面白い!
こうなったら行ける所まで行ってやる!!

2014年7月9日水曜日

【前篇 行き】鳥と海と山と【山形県 秋田県 鳥海山】

梅雨ですね~。
雨がイヤなら晴れてる場所に行けばいいじゃない!!
って事でやってきたのは東北、山形県と秋田県の県境に位置する「鳥海山」です。
百名山11座目!

今回は天候がイマイチだった「行き」と晴れ間に恵まれた「帰り」の2回に分けて紹介します。
表情がころころ変わる山の風景を楽しんでくれればと思います。

標高:2236m
日付:2014/6/21
コース:鉾立駐車場→御浜→七五三掛→行者岳(外輪山経由)→新山山頂 日帰りピストン
参考:http://chokaizan.com/
所要時間:9時間(7:00~16:00)(昼食、休憩含み)

さすがにこの距離になると当日の早朝出発の日帰りは無理なので、金曜日に仕事を終わらせ速攻で出発、現地登山口の駐車場で車中泊です。

登山口の鉾立駐車場の朝、鳥のさえずりで目が覚めました。
到着したのは深夜2時、今は6時半なので睡眠時間は4時間半。まあ十分でしょ。

到着時は深夜で且つ雲の中だったので全然わかりませんでしたが、すでに森林限界は突破しているようで空が広いです。
視界が良ければ日本海が見渡せるはずですが、湿った空気の影響で下界は見えません。

帰ってくる頃には見えればいいな~って思いつつ、出発!!

少しの間観光客用に舗装された歩道を歩くと鳥海山が望める展望台があります。

少しガスにまかれていますが、逆にそれが神々しさを演出しているように感じます。
中央に見えるピークが今日目指す山頂。

…遠いな~。

同じく展望台から、少し視点を右に寄せると「白糸の滝」が見えます。
こういう風景を見ると山に来て良かったって思います。

この展望台を過ぎると、一般観光客お断りの本格登山になります。

早速、広大な雪渓の中を歩きます。
所々に大きな空洞が見えます。これが残雪期の怖さで、見た目はなんともなくても雪の下は空洞になっていて、足をのせた瞬間に崩れる可能性がある訳です。
他の人が通ったルートを頼りにしながら一歩一歩踏みしめながら進みます。

雪渓の中で雲の中に入ると完全に視界が奪われます。
はっきり言って恐いです。

他の人の足跡と、コンパスで自分の進む方向を確認しながら進みます。

ここでは前回の安達太良山の反省と地図読みの勉強が生きましたが、足跡も無い本当の雪山だとまだまだなんでしょうね。
だから、こうやって少しずつ経験を積んでいこうと思います。

最初の休憩スポット、御浜小屋に着きます。
この小屋の下には鳥海湖と言われるカルデラ湖があり、そのその周りは天然の花畑になっているそうですが、あいかわらずガスの中。
帰りに期待して山頂に進みます!

山頂の周りにある外輪山を歩いていると、少しづつ山頂が姿を見せ始めました。
いつの間にか近くまできていたんですね。

外輪山を下り、雪渓の中、山頂へアタック!


最後の雪渓を抜けると、絶句しました。

え?ここの登るの?どこ歩けばいいの?って本気で思いました。
完全に岩だけの絶壁。所々にマーキングがあり、通るべきコースは示されていますがキツいです。

しゃあ!とりあえず制覇!
また近くの人に頼んで写真を撮ってもらいました。

残念ながらちょうど山頂でもガスにまかれ風景はお預け。天気に恵まれれば日本海や白神山地まで見えるそうです。

なごり惜しいですが、狭い山頂なんでさくっと降りましょう。

次回は晴れ間に恵まれた下山時をお届けします!

後篇に続きます!

2014年6月28日土曜日

勇気と蛮勇 【福島県 安達太良山(あだたらさん)】

ひと月近く前になってしまいましたが、福島県の安達太良山に登ってきたので紹介したいと思います。
自分にとっては百名山10座目!

標高:1700m
日付:2014/5/31
コース:塩沢スキー場登山口→くろがね小屋→乳首→鉄山→鉄山避難小屋→笹平分岐→<*進行断念Uターン>→くろがね小屋→塩沢スキー場登山口
参考:http://www.adatara-resort.com/green/around.stm
所要時間:8時間(7:30~15:30)(昼食、休憩含み)


この安達太良山は福島県のほぼ中央に位置しています。
2400年程前まではマグマを噴出する活発な火山でした。
現在では沈静化していますが、未だに火山性有毒ガスが噴出し、立ち入りが制限されている場所があります。

ただ、現在は山頂まで40分くらいの場所までロープウェイが通っていて、比較的登山道もなだらかで観光地化されています。

自分の場合は「観光」では無く「登山」が目的なのでロープウェイは使わず、更に比較的長いコースの塩沢スキー場登山口からのスタートです!

スキー場を抜けてしばらくは樹林帯を歩くと、景勝スポットの「屏風岩」に着きます。
写真ではわかりにくいですが、岩場の断崖絶壁でなかなかの高度感です。下を除き込むと滝も見えます。
東北なのでまだ新緑が若々しいです。しばし休憩~。

二つ目の景勝スポット「八幡滝」です。
この塩沢スキー場からのコースは沢に沿って進むので、常に水のある風景が楽しめます。

なので、こんな崖を鎖を頼りに進む事もあります。
最近はこの程度はなんとも思わなくなってきました。まあでも油断大敵!常に初心者の気持ちで行きましょう!!

でも、慣れてくれば鎖に頼らず岩の凸凹を掴みながら進めます。

一般の登山コースとの合流地点の「くろがね小屋」に辿り着きました。
ここは、全国的にもめずらしい源泉掛け流しの温泉が楽しめる山小屋です。
日帰り入浴もOKなのですが、今回はスルーします。
来るとしたらのんびり泊まりで来たいですね。

この「くろがね小屋」を抜けると森林下界突破!ガレ場の広がる火山特有の風景が広がります。

写真の中央の出っ張った部分が安達太良山の山頂、その名も「乳首」!

…昔の人ってエロワードを普通に使いますよね。今ではそんな名前は絶対付けられませんよね~。

乳首のさきっちょ(山頂)までもうすぐ!ここにくるとロープウェイから来るコースも合流するので一気に人手も増えます。


乳首の…、もとい山頂です!!
小さな社が天を突くように立っています。
下を見下ろすと赤茶けた大地が広がっています。

さて、ちく…、山頂を後にして縦走しながら安達太良山一番の見所、噴火口の「沼ノ平」を見に行きましょう!
とは言っても山頂からはすぐそこです。

そこには山が丸々吹き飛ばされた跡が残っていました。
いやはやすごい迫力ですね。やっぱり自然のパワーはすごい!!

安達太良山の見所はこんな感じでした。


この後は噴火口周りを縦走しながら、鉄山→鉄山避難小屋→笹平分岐から塩沢登山口に戻る予定でしたが、笹平分岐を過ぎてすぐにコースが全くわからない程の広大な雪渓に当たりました。

他の人の足跡でも残っているかと思って探してみましたが…、ありません。
今日、このコースを通るのは自分が初めてのようです。

このまま進むのに必要な能力は、
・コンパスと地図とで自分の位置を把握する能力→無い。
・雪崩や踏み抜き(雪にズボってハマる事)を回避するコース読み→できない。

笹平分岐からゴールまではおよそ2時間半、もしUターンすると4時間…。

この時間差を考えると多少無茶でも進みたくなりますが、技術の無さを考えるとこのまま進むのは「蛮勇」の他ならないと結論。

自分の体力を信じてUターンする事にしました。

どうにか予定時刻より2時間遅れて無事下山。

本当に登山は余裕を持って計画を立てるべきものと痛感しました。
あの時にそのまま進んでいたらどうなっていたのかと考えると、少しゾッとします。

帰宅してすぐに地図読みの本を購入。
勉強!勉強!

おわり。