その1からの続きです!
2日目は涸沢ヒュッテから奥穂高岳に登頂して、そのまま稜線を通り北穂高小屋に。
時間的には余裕がありますが、今日は天候がかなり不安定で午後より雷雨の可能性があるそうで遅くても13時くらいには北穂高小屋に入る為に、早朝4時にヒュッテを出発。
昨日泊まった涸沢ヒュッテを眼下に臨みカールを登ります。
雲は厚めで、カールはガスの中。
カールが朝陽に照らされて赤く輝くモルゲンロートは今日ははお預けでした。
午前中は晴れとの予報だったので、奥穂高岳につく頃には晴れ間が出ればいいな~。
カールの中の花畑が良い感じに色付いてます。
厚いガスも時折抜けてくれるようになって、日差しが届き始めました。
カールを登り切る頃には青空が見えてきました。
雲がものすごい速度で山々の間を流れ、なんとも壮大な風景が広がってます。
おもわず歓声を上げてしまいました。
晴天の時には見れない風景ですね!
カールを登り切った所にある穂高岳山荘です。
カールとは逆の飛騨側には既に雲がわいており、ガスが掛るのも時間の問題みたいなので休憩は無しに一気に奥穂高岳を目指します。
急げ!急げ!
雲海を見ながら北アルプスらしい岩稜地帯を山頂を目指し駆け抜けます。
ところが…
Nooooo!
ちょうど山頂に着く頃に、また厚いガスに覆われてしまいました。
しばらく待ってみましたが、上空には時折青空が広がるものの、下界の展望は全く無し。
日本第3位、3190mから風景は今回はお預けでした。
残念!
この後は更に小雨交じりになってきたので穂高岳山荘にて今後の天候を確認。
明日も天気の回復が見込めないのであれば、このまま途中撤退&下山を考えましたが、明日以降は好天に恵まれそうなので、予定通り北穂高小屋を目指す事にしました。
途中の涸沢岳です。
ここから北穂高小屋まではかなりの危険コースと聞いているので気合いを入れ直します。
本当だったら高度感溢れる岩稜地帯だそうですが、ガスのせいであまり恐怖は感じません。
でも、時々視界が広がり、おお~、すげぇ!高けぇ!って感じる事ができました。
風景の変わりに高山植物を愛でながら歩いてみました。
楽しもうと思えば結構楽しめるもんですね。
無事、北穂高小屋に到着。
時間は予定より少し早く11時。まだ早いですが午後は雷雨の可能性大なので今日はここまでにします。
早速、宿泊の手続きを済ませ、荷物を整理していると…、
どっしゃああああ!
突然、豪雨になりました。
この雨は一時間程度で上がりましたが、早めに小屋に着いていて良かったです。
やっぱりこういう日は早出早着が基本ですね。
雨が上がった後はテラスでビールを飲みながら周りの人と山談話に花を咲かせたり、昼寝をしたりとのんびりまったり過ごしました。
そして、夕食後にふと外で出てみると…、
なんと、雲海に先に見えるのは槍ヶ岳!
そして、大キレットを流れる滝雲!!
おおおおお!すげぇーーー!めちゃくちゃカッコイイ!
自分も含めて小屋にいた人たちがみんな大興奮!
今日はもうずっとガスの中かな~って諦めていたので、嬉しいサプライズ!
そのまま夕刻まで、自然が描く舞台に見入ってしまいました。
陽が沈む直前にはすっかりと雲も抜け、夕陽に照らされた槍ヶ岳、穂高岳を見れました。
晴天の時には見れないこんな風景に出合えた事に感謝して、今日は終了。
さて、次回、その3は3日目!メインイベント!大キレット越えて槍ヶ岳を目指します!
つづく。
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