3日目!今日は今回の縦走の核心部、北穂高から大キレットを超えて槍ヶ岳を目指します。
連日の早起きのせいで今日も4時に目が覚めました。
陽が登る前の深い青いの世界に槍ヶ岳のシルエットが浮かびます。
こんな綺麗な世界を見ると、登山やってて良かったなぁ~っていつも思います。
陽が当たり始め登山道が明瞭になってきました。
どこを行くかよくわからない人の為に、今日のコースを上の写真で上の写真で説明すると、このナイフのような稜線(大キレット)を行き、奥の方の尖がった山(槍ヶ岳)まで行きます。
ここから俯瞰すると、本当に歩く場所があるのかよ!?って感じですね。
ちなみにこの「大キレット」は一般登山道の中でも難所として有名で、毎年のように死者や負傷者を出しています。
自分も一年前だったら不安の方が勝っていたかもしれませんが、この一年でそれなりに経験を積んで基本も学んできたつもりなので、今年は大丈夫と判断し挑戦!
おまけに今日は晴天!風も弱い絶好の登山日和!進まない理由はどこにもありません!
では出発!
北穂高小屋から崖を下るように一気に標高を下げます。
あっという間に小屋は遥か上。
しばらくは稜線より少し下側をトラバースしながら進みます。
朝日に照らされた切り立った岩肌がすごい迫力です。
難所の「飛騨泣き」です。
ナイフのように切り立った断崖絶壁を信州側から飛騨側に乗り越します。
足を滑らしたら滑落&死亡確定ですが、足を置く補助具がしっかりしており、一歩一歩3点支持を意識しながら進めば問題ありません。
やっぱり事故も多いせいか、こういった補助具はかなり多いです。
初心者にはありがたいですが、本当の登山やクライミングをやりたい人には物足りないのでしょうね。
飛騨泣きから見たこれから進む縦走路です。
う~む、ホントどこを歩けって言うのでしょうね…。
途中の休憩地点A沢のコルに着きました。
この場所で、北穂高小屋から先行していた人に追い付き、しばし雑談。
大キレットは初めてという事でしたが、以前に西→奥穂高を踏破している強者でした。
自分も西→奥は行ってみたいと思っているので情報収集すると、危ないのは間ノ岳付近ガレた岩稜地帯ということだそうです。
やっぱり経験者の話は役に立ちます。肝に銘じておきましょう。
この人とは槍ヶ岳まで抜きつ抜かれつで話す機会は多く、今回の山行で一番仲良くなれました。
A沢のコルを過ぎて高度感溢れる長谷川ピークを通ります。
遠くから見た時は、足を乗せる場所なんてあるのかよ?って思っていた場所ですが、以外と歩ける場所あるもんですね。
でも、しっかり両手を使わないと危ないのは間違いないので慎重にいきましょう!
長谷川ピークを超えると危ない場所は無いように感じました。
下った分は登り返さなければいけないって事で、南岳へ断崖絶壁の登り返しです。
うひゃ~、ここ登るのかよ!(嬉
隣の百名山、笠ヶ岳が綺麗です。
稜線上のコースなので、常に大パノラマを見ながら歩けます。
ホント、晴れてよかった!
これだけ気持ち良く歩けると、疲れなんてほとんど感じません!
槍ヶ岳までの中間地点、南岳小屋に到着しました。
後ろには昨日登っていた穂高岳が臨めます。
平日の早い時間だけあってここまですれ違った人は3人だけ。
やっぱり平日は人が少なくて良いですね。
キリが良いので、その3はここまで!
次回は槍ヶ岳!
つづく。
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