2018年としては、夏に北アルプスの鹿島槍~五竜岳、晩夏に北海道の幌尻岳、初秋に南アルプスの荒川~赤石岳を計画していました。
しかし、9月半ばの時点で鹿島槍~五竜岳、幌尻岳はいずれも悪天の為断念。
今年はお天気運に恵まれないなぁ~とかなり悶々としていましたが、最後に計画していた9/22~24の荒川~赤石岳縦走は初日は雨に降られるものの、2日目の稜線歩きは好天との予報だったので決行してきました。
さて、唯一残った2018年メインの山旅、前編・後編の2回分けて綴って行きたいと思います!
「荒川三山(*右奥ピークが悪沢岳、中央ピークが中岳、前岳)」(3141m)
*大聖寺平より望む
「赤石岳」(3121m)
*荒川前岳より望む
2018/9/22~24コース
9/22 畑薙ダム(夏季臨時駐車場)→(バス)→椹島ロッヂ→千枚小屋(泊)
9/23 →千枚岳→荒川岳(悪沢岳)→中岳→前岳→荒川小屋→赤石岳→赤石小屋(泊)
9/24 →椹島ロッヂ→(バス)→畑薙ダム(夏季臨時駐車場)
コースは定番の椹島ロッヂ起点の周回コース。
本当は好天が続くようなら有給1日追加して聖岳まで足を伸ばそうと思っていましたが、そうそう上手くいかず、定番の2泊3日コースとなりました。
茨城から畑薙ダムまでは約6時間。
金曜に仕事を上げ速攻で出たものの到着は午前2時前。
距離もそうですが、新静岡ICを降りてからの2時間近い山道走りで一気に疲労が溜まります。
…もう、そろそろ仕事終わりにこのレベルの運転はキツイなぁ~。
とりあえず、さっさと寝ましょう!おやすみなさい…。
おはよう御座います!
運転疲れのせいか寝付きは良く睡眠時間4時間の割には身体はすっきり!
でも、天気はどんより雨模様!!
…うん、まあ初日は期待していませんでしたけどね…。
バスの始発は7時半だというのに早い人は6時前から並び初めていました。
自分も準備を整え6時20分頃に列に並びましたが、バスは2台目。
最終的には始発便は臨時を含め4台出ました。
さすが3連休初日、山小屋の混雑を考えると少し気が滅入ります…。
そして、9時前に椹島ロッヂに到着し雨具を装備して出発!
では、よろしくお願いします!
少しだけ林道を歩くと掛けられたばかりの新しい吊り橋がお出迎え。
そういえば南アルプスは吊り橋を渡ってスタートって場所が多い気がします。
なんか冒険のスタートって感じでテンション上がりますよね!
最初は急勾配でいきなり頑張り所ですが、それを越えれば緩やかな樹林帯の道になり、小気味良く標高を上げていけます。
この頃には雨も止み、青空も見え始めていました。
途中の展望スポット見晴台に到着。
雨は上がりましたが、稜線はまだまだ雲の中。千枚岳は頭を出していますが、荒川三山は拝めず。
稜線が見えていれば中岳避難小屋まで行ってやろうかな、って思ってましたが、これでは頑張ってもしょうがないので予定通り千枚小屋までですね。
千枚小屋手前にある「駒鳥池」です。
深い緑の世界にひっそりと佇む池は幻想的です。
せっかく良い雰囲気なのにスルーする人が多く、勿体無い気がしました。
千枚小屋に到着!初日終了、お疲れ様でした!
ちょうど一杯引っ掛けようと外に出てくると雲も抜けて小屋の正面には富士山がひょっこり!
いや~、最高のつまみをありがとう!
そして、なんとここでフォロワーのしゅーたんさんとサプライズ邂逅!
しゅーたんさんとは昨年夏の妙高以来、特に約束もする事なく4回も山で出会っており、今回で5回目。いつもびっくりするのと同時になんとなく趣向が似ているんだなぁ~って思って嬉しくなりますね。
コースも同じという事で、これ以降全工程ご一緒する事に。
ソロのつもりでしたが、即席パーティーとなりました。
良い感じに陽も沈み初日が終了。
明日は長丁場なので早めの就寝、おやすみなさい…。
(2日目)
おはよう御座います!
メインの2日目は山と高原地図のCTで11時間45分のロングトレイルなので5時には出発!
朝焼け染まる地平線と雲海に浮かぶ富士山がなんとも幻想的。
そして、南アルプス南部の巨大な山塊が徐々にその全貌を見せ始めます。
千枚岳で御来光タイム。
朝日に照らされた悪沢岳までの稜線が美し過ぎます!
今日一日が最高の一日になる事を約束してくれてるような素晴らしい御来光でした。
千枚岳を越えてしまえば、後は天空の稜線。
所々歩き難い岩稜帯はあるものの南アルプスの峰々や雲海に浮かぶ富士山の大パノラマ。
ボキャブラリーに乏しい自分としては、もうヤバイヤバイって言葉しか出てこなかったです。
悪沢岳(荒川東岳)到着!
ありがとう御座います!
山頂からはこれから向かう赤石岳や、笊ヶ岳方面の大展望。
それにしても赤石岳、大きいわ…。
北アルプスとは違い、一つ一つの山の存在感が半端ありません。
悪沢岳を過ぎると荒川三山の次のピーク中岳に向かいます。
三山ってひとまとめにされていますが、中岳まではかなり標高を下げさせられます。
しかも、岩場でのかなりの急勾配。
中岳と悪沢岳のコルです。
正面の中岳に向かっては緩やかではありますがしっかり登り返されます。
2日目まだまだ序盤ですが、先を考えるとゲンナリ…。
山頂手前に中岳避難小屋があります。
避難小屋と言ってますが、夏は管理人が常駐。
行ければ初日にここまで、って考えてましたが、バスの始発便からスタートだと相当キツイですね…。ちゃんと千枚小屋で止めておいて良かったです。
後ろを振り返ると先ほどの踏んできた悪沢岳がドーン!
いや~、まだ荒川三山の途中なのにずいぶんと歩いてきましたね。
そして、ほどなく荒川中岳山頂!
お疲れ様でした。
とは言っても先はまだまだ。休憩もそこそこに最後の荒川前岳に向かいます。
荒川前岳までは、ほぼ平坦な稜線歩き。
先程の悪沢~中岳をクラスを覚悟していると拍子抜けします。
…この程度なら、荒川二山でも良かったのでは?と思わずにはいられません。
荒川前岳に到着!
前岳からは荒川東岳(悪沢岳)と中岳が一望。
この景色を見ると確かに前岳も三山の一つとして良い気がしました。
前岳が無いと、この絶景は拝めませんもんね!
これで荒川三山踏破!
お次は赤石岳を目指します!!
(後編につづく)
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