2016年8月28日日曜日

「山の日」記念登山 その1 【笠ヶ岳 岐阜県 北アルプス】

お盆も終り風に秋の香りが混ざり初めた今日この頃みなさま如何お過ごしでしょうか?

今年の夏から「山の日」が加わり、それを含めてお盆の連休だった人も多かったと思います。
しかも、各アルプス方面は天候に恵まれ山ヤのみなさんは「山の日」を満喫できたのではないでしょうか。

自分も山の日の8/11から1泊で北アルプスの末端に位置する「笠ヶ岳」に登ってきました。
本当は2、3泊して水晶、鷲羽方面を考えていたのですが予定ができてしまい、急遽1泊でいける「笠ヶ岳」に変更した次第です。

でも、短いながらも予想以上の絶景に楽しく、密度の濃い山行ができたので大いに満足できました!
今回はその模様を2回に分けてレポしていきます。

「笠ヶ岳」2898m
抜戸岳付近から臨む笠ヶ岳

2016/8/11-12
8/11 新穂高温泉登山者用駐車場→(笠新道)→笠ヶ岳山荘⇔山頂
8/12 笠ヶ岳山荘→抜戸岳→弓折岳→鏡平山荘→わさび平小屋→駐車場


「まあ、連休初日と言えでも前乗りすれば駐車場は余裕だろう」って考えで、いつも通り仕事を定時で上がり、速攻で準備を整え新穂高温泉に向かいました。

ところが、到着したのは22時頃にもかかわらず、川沿いの登山者用駐車場はほぼ満杯でした。でも、警備員さんの誘導で自分は深山荘駐車場横の路肩に駐車することができましたが、自分より2、3台後からは鍋平高原の方に回されていました。

実は夏に新穂高に来るのは初めてで、駐車場の競争率は噂には聞いていましたが、ここまでとは…。
大型連休に新穂高を使う時は覚悟が必要そうですね。

とりあえず無事駐車&車中泊できたので予定通り6時頃出発。
雪の無い新穂高は初めてで、ちょっと新鮮。
ちょっと曇っていますが、正面にこれから登る笠ヶ岳が堂々と見え気合いが入ります。

登山バスの到着した直後のようで、縦走装備の山ヤのみなさんがたくさんいました。

自分は5日前の飯豊山テン泊山行のダメージが若干残っていたので、今回は山小屋泊でほぼ日帰り装備。
軽いって素晴らしい!とも思いつつも縦走装備のみなさんが羨ましかったです。

気を取り直して出発し、左俣林道の笠新道入口に到着。
日本屈指の急登と名高い笠新道ですが、先週の苦行の飯豊山登山を乗り越えた自分としては、もう何でも来やがれ状態。

さあ、行きますか!

樹林帯の急登を一気に駆け上がります。

飯豊山の時も感じましたが、ソロ主体の自分としては早く広がった景色を見たいので、こういった場所は逆にペースが上がってしまうのが反省。

もう少しペース配分が上手くなりたいものです。

1時間も登れば槍・穂高の稜線が見えてきます。
槍・穂高にはちょうど一年前に登っており、久々の御対面。
この峰々を見ると北アルプスに来たー!って感じがします。

登り始めて約2時間半、高い木々も減り景色が広がり始めます。
正面には焼岳、乗鞍岳も見え始め標高と一緒にテンションも上がります!

そして…、

「笠ヶ岳」来たぁーーー!!

杓子平に着いた瞬間、笠ヶ岳を含む主脈が一気に姿を現します。
笠新道の辛さもあって開放感が半端ありません!

杓子平から抜戸岳までは森林限界越えの尾根歩き。
花の名残が多いので、初夏はお花畑になりそうな感じです。

抜戸岳に到着!笠ヶ岳カッコイイじゃないですか!
杓子平や山麓から見るとのっぺりとしていましたが、稜線を跨いで見ると山らしい鋭さがでてきて、全く別の山に見えます。


ここから笠ヶ岳まで大展望の稜線歩き!
正面には焼岳、乗鞍、右手後ろには槍、穂高、左手には薬師、黒部 などなど北アルプス南部オールスターズ!

12時半には笠ヶ岳山荘に到着。
ふむ、日帰りも可能かな。

山荘にチェックインした直後に山頂を踏破しましたが、湧き初めた雲でガス多めだったので夕食後にもう一回行く事に。
まあ、この時期は一日通して雲無しは逆に珍しいのでしょうがないですね。

と言うわけで本日山頂2回目!
予想通りガスもほぼ抜けました。

このまま陽が沈むまで夕陽に染まる北アルプスの峰々を堪能しました。

槍ヶ岳、穂高連峰

焼岳、乗鞍岳、御嶽山

薬師岳、双六岳、鷲羽岳 などなど

陽が沈みます。
今日も素敵な一日をありがとう御座いました。

笠ヶ岳山荘はお盆初日の晴天でしたが、布団1枚に1人は確保。
縦走には不向きな場所なので穴場かも知れません。

では、おやすみなさい~。

その2へつづく!

2016年8月23日火曜日

深き山 【飯豊山 福島県】 その2

その1からの続きです。

ガスの中とりあえずピークハントした後は小屋でビールを買って、晩酌兼、夕飯!

小屋でビールを買って、ゴミは持ち帰り(有料で引き取り)と聞いた時は、アレ?って思いましたが、本来はそれが普通ですよね。
北アルプスとかのサービス満点の小屋に慣れていた自分に反省。

陽も傾き始めた頃にはガスも抜け絶景が広がりはじめました。


ほろよい気分で夕焼けを堪能する為に再び山頂へ。


写真では表現しきれませんが、草原とそこに飛びかうトンボたちが夕陽に照らされキラキラと輝いていて幻想的です。

今日も素敵な一日をありがとう御座いました。

夜は満点の星空!!星降る夜とは当にこの事でしょうね。

あまりに綺麗だったので、岩を積み上げ即席の三脚で星空撮影をしてみました。
カメラはGRで、星空撮影は初めてでしたが結構うまく撮れました!

この日はほとんど風も無く、寒くもなかったのでテントから半分顔を出して星を見ながら就寝。
いや~最高でした。

<2日目>

おはよう御座います!
飯豊本山頂上から御来光です。

御来光の後は大日岳方面に向かって主脈稜線のお散歩に。

本当は最高峰の大日岳まで行ってみるつもりでしたが、昨日登ってきた道程を考えると下山と言えどもかなりの標高を登る事になるのと、昨日以上に気温が上がりそうなのを考慮して途中の御西岳までのピストンとしました。



朝日に照らされた草原とニッコウキスゲの群落が輝いていてホントこの世のものとは思えない程綺麗でした!

昨日は日帰りでスピードハイク or トレランしている人も結構いましたが、こういう風景を見ないのは勿体ないと思います。

稜線散歩の後は朝食を取り下山開始。



下山道は昨日と同じですが、昨日は途中からガスに巻かれて拝めなった風景を堪能しながら下山することができ満足!



とはいっても、予想通り下山も相当ハード。
登りの度に「これは下山じゃなくて、登山だよ!」って愚痴をたれっぱなしでした。

稜線を抜けてからは暑さとの戦い、最終的には水4リットルを飲みほしました。
今思えば下山した後もしばらく体温が高い状態が続いていたので、ちょっとした熱中症になりかかっていたように思います。
危ない、危ない。

では、総括。
さすが、東北アルプスで東北最難関と言われる飯豊山。危ない場所は無いものの、核心部に至るには相当ハードに感じました。でも、辿りついたその先はどこまでも広がるなだらかな草原の稜線と、色彩鮮やかな花々と、その苦労に十二分に応えてくれる風景が待っていました。
8月でこれほどなのですから、花の最盛期の6月下~7月上はどんな世界が広がっているのか、これは是非見ておかないとと感じました。
ただ、猛暑日にこのレベルの登山は若干危なさも感じたので、今後の反省としたいと思います。

以上!

2016年8月21日日曜日

深き山 【飯豊山 福島県】 その1

8月ももうすぐ終わり、みなさん夏山楽しんでいますか!?
自分の方はおかげ様で7月中旬くらいから毎週のように山に籠る事ができ満喫しております。

おかげで山行ブログを更新する暇が無く、ネタが溜まる一方です。
まあ、ブログなんで自己満足なんで何時止めても良いのですが、後から読み直すと面白いし、良い思い出記録になっているので、遅れても更新は続けて行きます。

そんな訳で久々の更新は、8/5~6に行ってきた飯豊山を数回に亘って紹介します!

「飯豊山」 2105m
*写真は本山小屋付近から臨む大日岳と主脈

2016/8/5-6

8/5 弥平四郎登山口→(上ノ越)→本山小屋(テント泊)⇔飯豊本山山頂
8/6 本山小屋⇔草月平→(上ノ越)→ 弥平四郎登山口

コースは福島県側の弥平四郎登山口から本山小屋でテント泊の一泊二日、基本は飯豊本山までのピストンで余裕を見て最高峰の大日岳も視野に入れることにしました。

本来は山形県側から福島県側に抜ける(またはその逆)ような主脈縦走をするのが一番飯豊山を堪能できるのでしょうが、公共交通機関も使い難く、登山口間の移動だけでも1日以上掛りそうだったので今回は見送りました。

西会津PAで車中泊をして、朝5:30頃弥平四郎登山口に到着。

前日の内に登山口まで来ちゃうのが理想ですが、道路が未舗装の場合は明るくなってから通るようにしています。暗い状態でのダートは色々危ないですからね。

登山口から道は二つに分かれ、前半に一気に急登して稜線に出る巻岩山経由と、最初は平坦で後から急登する祓川小屋経由のコースがあります。
自分は性格上、最初にイヤな事は済ましたいので前者を選択。

さあ、スタート!

いきなり、稜線の上ノ越までノンストップの急騰が始まります。
当日は猛暑日だった事もありスタート時も結構な高温、いきなり汗だくに。


上ノ越まで上がってしばらく稜線を進むと木々の間から左手に飯豊山主脈が姿を現します。右手には磐梯山と吾妻連峰と広い景色の中気持ち良く歩けます。
…とは言っても日が射すとと半端無く暑く、早くも疲れが見え始め、少しペースダウン。

本日の行程の約半分、三国小屋に到着!
下山する人と、これから登る人がちょうど集まってたくさんの人が休憩していました。

自分も荷をおろして長めの休憩を取っていると、小屋番の人からみんなにプチトマトの差し入れ。飯豊山の小屋番の人は良い人が多いって聞いていましたが、ホントですね。
疲れた身体に嬉しいサプライズでした。

三国小屋から見たこれから向かう種蒔山への稜線です。その奥の奥に飯豊本山がちょこっと顔を出していますね。
想像以上にアップダウンがキツそうで、まだまだ遠いなぁ~。
気合い一発!


正面に飯豊本山を見ながらの解放感にある稜線ですが、とにかくアップダウンが多い!
おまけに登れど登れど標高がなかなか上がらず精神的に堪えます。
でも、さすがは花の飯豊山、8月と言えども登山道彩る花々は多いので癒されます。

切合小屋に到着!

ここに来るまで苦労している割には三国小屋からほとんど標高は上がっていません。
いや~、飯豊はキツと聞いていましたが、噂に違わないハードさです。

切合小屋を過ぎ飯豊本山直下にやってきました。
しかし、山頂方向は午後から湧いてきた雲に隠れてしまっています。
本来はがっかりするところですが、太陽が出ていると半端なく暑いので、ここは恵みの曇りってことで歓迎!

本山小屋直下のテン場に到着!!!はひぃ~。
まだ、山頂までは少しありますが、この重装備から解放されると思うと嬉しくてしょうがないです。

小屋にテン場料(¥500)を払いテント設営。
山と高原地図にはテン場は記載されていませんが、テント泊は公認の様です。

平日ってこともあり、主脈稜線が一望できる一等地を確保!
最終的には自分も含めテントは3張りのみ。静かなテント泊をすることができました。
(*写真は2日目です。)

テント設営後ガスが抜けるまで休憩していましたが、その気配も無いのでとりあえずピークハントに本山頂上にまで行く事に。
本山小屋から頂上までは、ほとんどアップダウンも無く気軽に行けます。

本山小屋周辺には飯豊山固有種のイイデリンドウをたくさん見かけました。
フォロアーさんの言っていた通り、花の副片が開かず、垂直に立ちあがっているのでちょっと他のリンドウと雰囲気が違います。
最近はちょっと花にも興味が湧き初め、こういった違いが理解できると嬉しくなります。

飯豊山頂上!やったぜ!
山頂は見た通り濃いガスの中で周りの風景はお預けでした。

大日岳まで行く事も想定していたのでまだ時間は早めですが、暑さのせいで予想以上に疲労も溜まっていて、更にガスの中って事で今日はここまでとしました。

帰ってから調べてみたら、標高差は1500m程度ですが、累積は2200m程度。
どうりで疲れた訳です。

長くなってしまったので、今回はここまで。
続きは次回に!

その2へ、つづく。

2016年8月1日月曜日

雨雨雨、そして空 【甲斐駒ケ岳 南アルプス 黒戸尾根】

さあ!いよいよ梅雨明けして盛夏到来!
山ヤのみなさん、今シーズンも安全第一で夏山を楽しみましょう!

さて、少し遅れてしまいましたが梅雨明け前の7/16・17に南アルプスの甲斐駒ケ岳に登ってきたのでその模様をレポします。

「甲斐駒ケ岳(2967m)」
2016/7/16-17
コース
7/16 白州観光キャンプ場駐車場→(黒戸尾根)→七丈小屋(テント設営)⇔山頂
7/17:七丈小屋→(黒戸尾根)→白州観光キャンプ場駐車場

甲斐駒ケ岳といえば北沢峠から登るのが一般的ですが、今回はこれからの夏山本番に向けてのテン泊装備トレーニングも兼ねてキツめの黒戸尾根コースを選出。
あと、首都圏からは仙流荘に行くよりアクセスが容易っていうのもあります。

そんな気軽に選んだ黒戸尾根コースですが、正直ここまでハードとは…。

前日夜に登山口で車中泊し、当日は雨の音で目が覚めました。
当日の山の天気予報は晴れ時々霧だったので、登っている間に止むだろうと考え予定通り出発!

しかし、スタートの標高が低いせいか気温、湿度共に高く、フードを被るとサウナ状態で汗が止まりません。
おかげでレインウェアの中はもう汗か雨なのかどうでもよくなるほどグチョグチョ。

登り始めて2時間程度で心が折れる寸前。
引き返す理由を常に考えていました。

刃渡りまでやってきましたが、雨は止むどころか時々強まる感じ。
ここまでに2組の途中撤退するパーティーに会いました。

自分の方はトレーニングと割り切り、覚悟完了。
登頂は無理だとしてもテン場の七丈小屋までは行く事に。

5合目小屋跡を少し過ぎた場所にある吊り橋です。
ここまででかなり疲労が溜まっていますが、本当の地獄はここからでした。

永遠に続きそうな急勾配のハシゴ、クサリ場の連続。
ソロテン泊装備でここからは本当にキツかった!今となっては苦しいとか辛いとか考えると足が止まりそうなので、もうただただ無心に足を前に出していた事しか覚えていません。
(写真の下山時のです。登っている時はカメラを出す気力も無かったです…)

そんなこんなで、テン場に到着&設営しやっと一息。
でも、天気は雨のまま。

設営してテント内でゴロンとした時には今日は絶対動かないと誓いましたが、昼飯くって1時間もボケ~としてると意外と元気が出てくるもので、山頂から下山中の日帰り強者の「山頂は晴れてますよ!」の一言で今日中の登頂を決意。

サブバックに荷物を詰め、気合い一発!
さあ、行こうか!

8合目を過ぎた頃に雨は止みましたが、相変わらず濃いガスの中。
本当に晴れてるのかな?と心配になった頃に砂浴びしてる雷鳥先輩と遭遇!


疲れを忘れて見入ってしまいました。砂浴びしてる姿を見れたのは初めてだったので嬉しかったです。

そして、山頂目前でやっと青空が!!
標高差2200mの達成感と今まで感じた事ない疲労感が入り混じって、山の上ではいつもの青空が今回は特別な青空に見えました。

甲斐駒ケ岳登頂!!やったよ~(疲労困憊)

ちょっと前まで感じていたじめじめした世界とは別世界、カラッと涼しい風とぽかぽかした陽の光が天国です。


ただ、本当に雲の高さ=山頂の高さ、なので周りの山岳風景はお預けでしたが、空と流れる雲の中に身を置いていると空と一体になったような不思議な気分になります。

テント泊で時間に余裕があったので16時頃までゴロゴロのんびり過ごしました。
最後の30分くらいは自分1人になり、人気の百名山の山頂を独り占めと貴重な経験をしました。

あ~、これで景色が見えれば最高だったのになぁ。

この後はテン場まで撤収し、完全にバタンキュ~。




<2日目>
おはよう御座います!
起きた直後はガスの中でしたが、下山の準備をしてるとガスが抜け鳳凰三山が雲海に浮かんでいる絶景が見えました。

こんな絶景が見えるテン場だったんですね!
最後の最後に見れて良かった。

下山する前にもう一回山頂に行ってみようと思いましたが、山頂付近はガスの中&午後より雨予報だったのでそのまま下山を決定。



山の中腹付近は晴れていたので、登りの時には見えなった風景や大雲海を楽しみながらのんびり下山しました。

11時前に駐車場に着。
お疲れ様でした!

さて、今回の雨のソロテン泊装備の雨の黒戸尾根ですが、ぶっちゃけもう二度とやりたくありません。
雨っていうことで体力的にというか精神的に辛かったです。

初めての甲斐駒は辛い思い出になってしまったので、天気の良い日に思い出を上書きしにリベンジします!

以上。


…もっと、体力つけないとなぁ~。