今年の夏から「山の日」が加わり、それを含めてお盆の連休だった人も多かったと思います。
しかも、各アルプス方面は天候に恵まれ山ヤのみなさんは「山の日」を満喫できたのではないでしょうか。
自分も山の日の8/11から1泊で北アルプスの末端に位置する「笠ヶ岳」に登ってきました。
本当は2、3泊して水晶、鷲羽方面を考えていたのですが予定ができてしまい、急遽1泊でいける「笠ヶ岳」に変更した次第です。
でも、短いながらも予想以上の絶景に楽しく、密度の濃い山行ができたので大いに満足できました!
今回はその模様を2回に分けてレポしていきます。
「笠ヶ岳」2898m
抜戸岳付近から臨む笠ヶ岳
2016/8/11-12
8/11 新穂高温泉登山者用駐車場→(笠新道)→笠ヶ岳山荘⇔山頂8/12 笠ヶ岳山荘→抜戸岳→弓折岳→鏡平山荘→わさび平小屋→駐車場
「まあ、連休初日と言えでも前乗りすれば駐車場は余裕だろう」って考えで、いつも通り仕事を定時で上がり、速攻で準備を整え新穂高温泉に向かいました。
ところが、到着したのは22時頃にもかかわらず、川沿いの登山者用駐車場はほぼ満杯でした。でも、警備員さんの誘導で自分は深山荘駐車場横の路肩に駐車することができましたが、自分より2、3台後からは鍋平高原の方に回されていました。
実は夏に新穂高に来るのは初めてで、駐車場の競争率は噂には聞いていましたが、ここまでとは…。
大型連休に新穂高を使う時は覚悟が必要そうですね。
とりあえず無事駐車&車中泊できたので予定通り6時頃出発。
雪の無い新穂高は初めてで、ちょっと新鮮。
ちょっと曇っていますが、正面にこれから登る笠ヶ岳が堂々と見え気合いが入ります。
登山バスの到着した直後のようで、縦走装備の山ヤのみなさんがたくさんいました。
自分は5日前の飯豊山テン泊山行のダメージが若干残っていたので、今回は山小屋泊でほぼ日帰り装備。
軽いって素晴らしい!とも思いつつも縦走装備のみなさんが羨ましかったです。
気を取り直して出発し、左俣林道の笠新道入口に到着。
日本屈指の急登と名高い笠新道ですが、先週の苦行の飯豊山登山を乗り越えた自分としては、もう何でも来やがれ状態。
さあ、行きますか!
樹林帯の急登を一気に駆け上がります。
飯豊山の時も感じましたが、ソロ主体の自分としては早く広がった景色を見たいので、こういった場所は逆にペースが上がってしまうのが反省。
もう少しペース配分が上手くなりたいものです。
1時間も登れば槍・穂高の稜線が見えてきます。
槍・穂高にはちょうど一年前に登っており、久々の御対面。
この峰々を見ると北アルプスに来たー!って感じがします。
登り始めて約2時間半、高い木々も減り景色が広がり始めます。
正面には焼岳、乗鞍岳も見え始め標高と一緒にテンションも上がります!
そして…、
「笠ヶ岳」来たぁーーー!!
杓子平に着いた瞬間、笠ヶ岳を含む主脈が一気に姿を現します。
笠新道の辛さもあって開放感が半端ありません!
杓子平から抜戸岳までは森林限界越えの尾根歩き。
花の名残が多いので、初夏はお花畑になりそうな感じです。
抜戸岳に到着!笠ヶ岳カッコイイじゃないですか!
杓子平や山麓から見るとのっぺりとしていましたが、稜線を跨いで見ると山らしい鋭さがでてきて、全く別の山に見えます。
ここから笠ヶ岳まで大展望の稜線歩き!
正面には焼岳、乗鞍、右手後ろには槍、穂高、左手には薬師、黒部 などなど北アルプス南部オールスターズ!
12時半には笠ヶ岳山荘に到着。
ふむ、日帰りも可能かな。
山荘にチェックインした直後に山頂を踏破しましたが、湧き初めた雲でガス多めだったので夕食後にもう一回行く事に。
まあ、この時期は一日通して雲無しは逆に珍しいのでしょうがないですね。
と言うわけで本日山頂2回目!
予想通りガスもほぼ抜けました。
このまま陽が沈むまで夕陽に染まる北アルプスの峰々を堪能しました。
槍ヶ岳、穂高連峰
焼岳、乗鞍岳、御嶽山
薬師岳、双六岳、鷲羽岳 などなど
今日も素敵な一日をありがとう御座いました。
笠ヶ岳山荘はお盆初日の晴天でしたが、布団1枚に1人は確保。
縦走には不向きな場所なので穴場かも知れません。
では、おやすみなさい~。
その2へつづく!
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