全体を通してもそれほど天気も悪くなくTwitterの山屋界隈では全力全開(全壊?)の山旅をされている方を多くみかけました。
…まあ、その反動でGW後は大人しくなった人も結構いたような気がします(笑)
自分の方は当初はテントを担いで4泊くらいで「大峯奥駈道」か「熊野古道」をロングトレイルする予定でしたが、4月上旬のハーフマラソンで痛めた脚の回復が間に合わずロングは諦め。
でも、一般的な日帰り登山に関しては問題なかったので、折角の大連休、遠征登山として車で鳥取県の「伯耆大山」まで行ってみました。
「伯耆大山」(1729m)
*県道45号線より望む
2019/4/28コース:大山寺→(夏山登山道)→弥山(山頂)→大堰堤→大山寺
茨城から大山登山口までは片道約850キロ!11時間!
もちろん丸一日移動日に当てて前日夜イン。
最短の首都高→東名で行けば距離も時間も短いですが、連休中で渋滞は不可避。
高額の高速代払って渋滞に巻き込まれるのは勘弁なので、下道を絡めながら長野県・岐阜県の中央を突っ切る感じで行く事に。
そのおかげで時間は掛かりましたが高速代はだいぶ節約できました。
登山日当日、駐車場から望む大山。
…
あっれ~?
今日はGW前半で唯一天気が良い日だったはずですが、山にはガスが掛かりどんより曇り空。
周辺情報を見てみると天気悪いのはここらへんだけのようです。
なんてこったい…。
でも、昼過ぎには気圧の谷も抜け好天に向かう様なので、ゆっくりのんびりスタート。
コースは定番の夏山登山口から。
厳冬期には中国地方にあってもガチ雪山になる伯耆大山と言え、さすがにGWとなると山麓はほぼ夏山。
ただ、下から見ると稜線付近は前日までの悪天でうっすら雪化粧しているので、軽アイゼンをザックに忍ばせいざ出発!
登り始めはまず石階段。
大山は中国地方きっての山岳信仰の拠点であり、山麓は大山寺の寺領になっています。
こういった道は神聖の領域って感じで歩いていると心身が引き締まる思いがします。
途中の阿弥陀堂に寄り道。
登山者は多いですが、立ち寄っている人は少ない感じ。
個人的には登山ってものは山を感じるだけでなく、その山と共にある人々の営みも感じるのも一つの目的なので、こういった場所は出来るだけ寄るようにしています。
途中からは整備された一般的な登山道。
しかし、GWって事もあり人が多い多い。老若男女、学生の野外活動の様な団体もいて、とにかく賑やか。
話に耳を傾けると自分と同じく連休を利用して遠征してきている人が多く、天気予報に反してイマイチ天気なのをぼやいている人もいっぱいいました(笑)
だいたいみんな考えてる事は一緒なんだなぁ~。
そんなこんなで6合目。
ここから視界が広がり大山の迫力ある北壁が姿を現します。
いや~凄い!大迫力!
そして、人も凄い!(笑)
6合目以降は、しっかり登山道に雪が残っていました。
見た感じ滑り止めを持ってる人とそうじゃない人が半々くらい。
持ってない人は下山時は相当難儀している感じでしたね。
まあ、スベっても大怪我するような場所は無いのでうるさく言うつもりは無いですが、登山に関してはもうちょっと危機意識を高めた方が良い気がします。
急登を経て山頂直前になるとなだらかな稜線が広がります。
時折青空が見えるようになりましたが、展望はいまひとつ。
太陽さん、もうちょっと頑張って!!
とりあえず山頂(弥山)へ向かいますが、なんと標識待ちの列が…。
イマイチ天気なのに、さすがのGWといったところでしょうか。
急いでいるなら絶対スルーする状況ですが、どっちにしろ好天待ちをするつもりなので、自分も列に並びます。
伯耆大山山頂!
ありがとう御座いました!
山頂に立った後はしばし避難小屋で休憩。
見ての通りかなり寒い日だったので、避難小屋の中は大賑わい。
人一人座るスペースを確保するのも難儀しました。
…
…
しばらく好天待ちするものの、残念ながらタイムアップ。
それでもやや中腹の雲は無くなりつつあったので、再び山頂へ。
かろうじて大山の真の山頂「剣ヶ峰」を拝む事ができました。
確かに雪に覆われるこの稜線は凄い迫力でしょうね…。
やっぱり厳冬期にも登りたい!
帰りに山頂直下の木道もぐるりと一周。
登ってくる時には見えなかった日本海の美保湾や中海も展望できました。
下山は行者谷分かれから行者谷の方へ下り、大椻堤へ。
今日登っている人の多くはこのコースを歩いているようでした。
大椻堤からは大迫力の北壁は望めます。
この大椻堤には大山寺から散歩レベルで来る事ができるので、あまり登山者っぽく無い人たちも多かったです。
大神山神社奥宮まで下山完了!
お疲れ様でした~。
そして、今日の無事の下山を感謝してお参りも忘れずに。
…ありがとう御座いました。
この後は大山寺領内や、温泉、土産物屋と大山を観光気分で楽しんで16時頃に帰ろうとしたところ…
ぬはぁぁ!すっかり晴れたじゃないかぁーーー!
まあ、長い山人生、こんなパターンは何度もくらっていますが、さすがに片道850キロの遠征したきた身としてはこの青空を山頂で見たかったです…(ガックリ
以上!
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