その77です。
今回紹介する「五色の湯旅館」さんは自分としては少々残念というか、後悔の残る温泉の一つです。
って、いきなりネガティブ発言で始まってしまいましたが、今の「五色の湯旅館」さんがイマイチ温泉だったという訳ではありません!
(そもそも本当にイマイチならブログに書きません)
実はこの「五色の湯旅館」さん、自分が温泉に興味を持ち始めた頃には、湯治場情緒にあふれる内風呂に渓流に面したワイルドな露天風呂と非常に魅力的なものでした。
しかし、立ち寄り湯はNGでハードルが高く、なかなか訪れる機会がないまま数年が…。
そして、最近になって近くの山に登る事になり久々に調べてみたところ、なんと最近まで一時休業し温泉錬は完全リニューアル、あの露天風呂も閉鎖になってしまったと知り「なんでもっと早い内に行かなかったんだ~!」と後悔。
普通なら「もう、いいや」ってスルーしてもおかしくない状況ですが、逆にあの時に行かなかった自分への戒めの念にかられ今回訪れてみる事に。
在るのは長野県の小布施から草津の方へ抜ける県道66号沿い信州高山温泉郷の比較的奥。温泉好きなら定番の山田温泉や松川渓谷温泉の先にあります。
外観はあまり旅館っぽく無くなんとなく無機的。
何も知らなければ旅館として営業しているものとは思えないですよね。
リニューアル後も日帰り入浴はお断り。手軽に入れないのは残念ですが、宿泊者としては歓迎ありがたいことです。
チェックインを済ませ、荷物を片付けて早速温泉に入りに行こうと部屋を出ると、女将さんが玄関の方から手招きしています。
何事かと思って行ってみると…。
玄関先にタヌキのお客さんが!きゃわわ!
餌付けしてる訳ではないですが、よく来るそうです。近づくとすぐに逃げてしまったので人馴れしてるって感じでは無さそうですね。
ちょっと、ほっこりした出会いもあったところで…、本命の温泉、頂きます!
はぁぁぁぁ~、久々の胸いっぱいの硫黄の香りがたまりせん~。
泉質は白濁した含ラジウム硫化水素泉。
その旅館の名の通り、その時々で温泉の色が変わるそうですが、自分の時はずっと白ってよりはややグレーの濁り湯。
リニューアルしてまだ間も無いので、温泉の濃さのわりにはまだ木の香りが残るくらいに非常に綺麗な湯船です。
露天風呂もリニューアル前の野天的ワイルドさは無いものの、渓流に突き出すように作られ、渓流の音と見渡す限りの新緑がひろがる開放感は素晴らしいものでした。
逆に鄙びた雰囲気は苦手だけどしっかりと濃厚硫黄泉が楽しみたいと思っている人にはこれとない場所だと思います!
昔ながらの湯治場の雰囲気は失われてしまいましたが、温泉は本物。
良泉でした!!
(追記)
宿泊した次の日に見に行った旅館の近くにある「雷滝」が凄かったです。
まるで雷の音のようだって事で名付けられた滝ですが、その名に恥じない、むしろそれ以上に大迫力な滝でした。
信州高山温泉郷に来た際には是非立ち寄ってみて下さい!
来訪日:2019/5/25
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.6月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
5位 野地温泉ホテル(福島県)
<超絶名湯オススメ温泉(圏外)>
・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
・後生掛温泉 (秋田県)
・新湯温泉 共同浴場(栃木県)
その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!
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