そこは山好き&温泉好きにとっては夢のような場所です。
過去、山に興味を持ち始め日本の山々の成り立ちについても調べていたところ、九州そのものが火山みたいなもので世界的に見ても巨大な火山活動があった阿蘇カルデラや、鹿児島湾自体が姶良カルデラという巨大なカルデラだった事を知った時はロマンを感じると同時にとてもワクワクしました。
それ以来、ここ数年は毎年1・2回は九州を訪れ、毎回のように火山が織り成す風景と素晴らしい温泉に感動をもらっています。
お山で言えば屋久島・くじゅう・祖母・開門は既に登っており、メジャーどころで言えば残りは阿蘇山と霧島山になるので、今年(2019年)はどちらかに行こうと考えたところ、阿蘇は活発な火山活動で核心部へは行けないようなので、今回は霧島山としました。
温泉に関しては既に過去のブログで紹介してしまったので、今回からは霧島山の登山レポを綴っていきます!
「霧島山(韓国岳)」(1700m)
*大浪池周回コースから望む
2019/11/16
コース:えびの高原→韓国岳山頂→韓国岳避難小屋→大浪池(周回)→えびの高原
霧島山はwikiで見てもらえばわかるように多くの火山で構成される火山群の総称で、綺麗な円形の火山湖が点在する風景は日本の山々の中でも一線を画してると思います。
自分も初めて霧島山の地形図を見た時の興奮はよく覚えています(笑)
さて、今回3日間の九州遠征で韓国岳に登ったのは初日。
初日は移動日で飛行機を使うといっても鹿児島インが昼前になるので、当初の計画では山ではなく桜島観光と温泉巡りと考えていました。
しかし、約束された晴天は初日のみという事で、少々急ぎ足ですが韓国岳に登る事に。
登山口は宮崎県側のえびの高原。
鹿児島空港からも近く無事昼少し前に到着。空港から近いのは自由度が上がるのでホント助かります。
連休初日でしたが雲一つない晴天ということで広い駐車場もほぼ満車でした。
えびの高原には霧島山が望める遊歩道が整備され、登山客以外にもたくさんの観光客がいます。
紅葉も終わりに近いですが、まだまだ綺麗でゆっくり散策したい気分に駆られましたが、まずは登山!急ぎ足で登山口を目指します。
遊歩道の一角にある登山口です。
現在は多少落ち着いていますが、以前よりは火山活動が活発な霧島山。
今回も何事もなく登れますように…、と一礼していざ入山!
登山口からしばらくは単調な樹林帯ですが、場所によっては紅葉が綺麗で楽しめました。
五合目の手前くらいから森林限界を超え背後に硫黄山や御池方面の展望が広がります。
真っ白な硫黄山が印象的ですが、こちらの登山道は火山活動の為閉鎖中(2019年11月現在)。
閉鎖が解かれたら行ってみたいですね~
更に標高を上げると大浪池や鹿児島湾方面の展望も広がります!
桜島も元気一杯噴煙を上げていました。
左手には韓国岳の巨大な火口クレーターがぽっかり。
この韓国岳の噴火は数万年前と言われていますが、すぐ隣の硫黄山や新燃岳は今当に活動中なので、霧島山全体で見ればまだまだ現役って事なんでしょうね。
山の神様を怒らせないように、自然に敬意を払って登らしてもらいましょう!
そして、程なく韓国岳山頂へ!
ありがとう御座います!
えびの高原からの登山道は危険箇所も無い為、ハイキング気分の軽装の方もたくさんいました。
山頂からは現在は立ち入りが規制されている新燃岳と急峻なピークが特徴なイケメンな高千穂峰がばっちり!
霧島山で一番楽しみにしていたこの景色、最高の天気の中見れて感謝です!
それにしても、あの新燃岳の平坦な山頂から上がる噴気の多さ…、地球の熱量を感じますね。
急ぎ足できたお陰で時間も余裕ができたので、山頂を堪能した後、大浪池の方に下ってみる事にしました。
下りはなかなかの急坂!木道がありますが、所々崩れかかっている場所もあるので要注意。
韓国岳避難小屋の分岐です。
大浪池登山口から登ってきた人たちも多いようでたくさんの人が休憩してました。
ここからえびの高原への下山路もありますが、折角なので大浪池を一周してみる事に。
大浪池の周回コースは基本樹林帯ですが、時折展望が広がるスポットがあります。
空の青を湛えたコバルトブルーの大浪池と縁を彩る紅葉が最高に綺麗でした!
ちょうど韓国岳との対角までくると韓国岳と大浪池が一望できる素敵スポットがあります。
最短のえびの高原から韓国岳ピストンでは見れない景色なので、見てない人もいるかも知れませんが、この景色は一見の価値あり!寄り道して良かった!
大浪池を周回して再び韓国岳避難小屋の分岐まで戻りえびの高原までの帰路に着きます。
この路は人の入りが少ない様で、えびの高原まで誰一人会わずに静かな山が楽しめました。
下山完了~お疲れ様でした!
ちょっと時間を気にした急ぎ足の山旅でしたが、最高の天気の中、霧島山最高峰の韓国岳に登れて良かったです。
ここ何回かの遠征山旅ではあまり天気に恵まれて無かったので、今回も行く前は不安でしたが、その不安を一蹴する会心の天気で満足でした。
とは言え、今回の霧島ツアーは始まったばかり!
次の日には「高千穂峰」に登ってきたので、その2にはその模様を綴ってきたいと思います。
では、その2へつづく!
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