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2018年6月10日日曜日

そこはまるで絵本のお山「七時雨山」【岩手県八幡平市】

以前、グーグルマップをぼけ~と眺めていたところ、八幡平の東部にちょっと気になる山の名前が目に飛び込んできました。

「七時雨山」(ななしぐれやま)

直感的になにか哀愁と感じると同時に、すごい綺麗で澄んだ名前だな~って今まで味わった事の無い気持ちに。
ちょっと調べてみると、メジャーな山に比べ絶対数は少ないですが、登山道も整備され、登られている人もいたので、次回の岩手遠征の時に登ってみようと心に留めて機会を伺っていました。

そんな中、盛岡方面に仕事で訪れる予定ができ、そのチャンスを生かして登ってみる事に。

「七時雨山」(1063m)
*田代平高原駐車場より望む。
2018/5/26
コース:田代平高原駐車場→西峰→東峰(山頂) ピストン

メインの登山口の田代平高原駐車場までは盛岡方面から向かうと看板も多く迷う事は無さそうです。道も2車線舗装道路でアクセスは全く問題ありません。
マイナーな山かと思ってましたが、地元では結構メジャーな山なのですね。

田代平高原駐車場です。
周りは放牧地で草原が広がり牧歌の雰囲気が気持ち良いです。
天気も晴天で登る前から最高に一日になるのは約束されたもんですね!

駐車台数は40台程度ですが、到着した午前10時頃で20台程度だったので、知名度の点から満車になることは無さそうですね。


駐車場からスタートすると牛さんのいる放牧地の中をしばらく歩きます。
この日は日差しが強かったせいか、牛さんは大きな木の日陰でのんびりしていました。
抜けるような青空のもと、青々とした草原を歩くのは気持ち良いですね!

後ろを振り返ると広々として丘陵地帯が広がっています。
もう、なんかここでシートでも広げて昼寝でもしたい気分になりましたが、とりあえずピークは踏みに行きましょう(笑)

3合目を過ぎると樹林帯の中へ。
ここから8合目くらいまで一気に標高を上げますが、普段から山に登っている人はなんてことないと思います。
芽吹いたばかりのブナの新緑がキラキラ輝いて本当に綺麗でした。

8合目を過ぎると傾斜も緩くなり所々展望が広がります。
一番奥のピークは早池峰、その手前の綺麗な三角ピークは姫神山ですね。

そして、最後の登りを越えるとまずは北峰ピークに到着!

1000mちょいの標高にも係わらず高い木々は少ないので大展望が広がり、岩手山の裾野が一望できます。
ここで終わっても満足度は高めですが、上の写真の右に残雪残るピークがあります。
そう、七時雨山は双耳峰で右のピークの南峰が北峰よりも3m高く実質山頂になります。

展望も南峰の方が良さそうだし、行かない理由はありません!
さあ、もう一頑張り行きますか。

北峰~南峰間はちょっと藪漕ぎみたいな場所もありましたが、特に問題視する程ではないようです。

七時雨山南峰、山頂到着!
ありがとう御座いました!!

山頂からは八幡平から岩手山まで延びる裏岩手縦走路が一望。

北方面には残雪残る八甲田山が遠望できました。

この開放感が最高ですね!!
東北の涼しい風が疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれました。

山頂は広く、休憩するにはもってこい。
この日も多くの人がのんびり過ごしていました。

自分も時間があったので、しばしゴロ寝。
流れる雲を見ながら贅沢な一時を過ごせました。

下山は来た道をそのまま下り、下山完了。
お疲れ様でした!


ただ、名前が綺麗だなぁ~って理由だけで登ってみた山でしたが、大当たり!
登り2時間、下り1時間のハイキングレベルの山ですが、気持ちのいい草原と新緑のブナ林。山頂からは八幡平、岩手山やその広大な裾野の大展望と大満足な山行になりました。

この岩手は童話作家の宮沢賢治の思い描く理想郷(イーハトーブ)の舞台となっており、「七時雨」という言葉も詩に書かれています。
なので、この七時雨山もイーハトーブの原風景の一つとして考えると、今日の山旅は絵本の中の出来事だったのかな?なんて、ちょっとメルヘンチックな考えを持ってしまいました。

あまり知名度は無いかも知れないですが、みなさんも是非天気の良い日に登ってみて下さい。ちょっとした異世界に行けるかも知れませんよ。

(追伸)
引用:http://yamazato.shop-pro.jp/?pid=86374938

駐車場近くの七時雨山荘で売っていた「奥中山高原アイスクリーム」のバニラ味が最高に美味しかったので、帰りに是非どうぞ!

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