2019年8月27日火曜日

日本温泉巡り その80 古遠部温泉【青森県平川市】

やっと猛暑も峠を越え、秋の気配を感じ始めた今日此の頃、みなさま如何お過ごしでしょうか?
秋の気配を感じ始めたって事は…、そう!温泉シーズンの開幕です!!(大興奮)

夏も決してオフシーズンって訳では無いのですが、ここ数年の猛暑ではさすがの自分でも温泉から足が遠のいており、最近は硫黄の香りが恋しくてしょうがありません…。
早く涼しくな~れ!

とは言っても紹介したい温泉のストックがまだまだあるので、本格温泉シーズン突入前にさくっと紹介していきたいと思います!

さて、その80は7月初旬に行ってきた青森県温泉巡りの一つ「古遠部温泉」さんです!

在るのは秋田県との県境にほど近い青森県平川市。
国道282号線から山合いに入りしばらく進むと昔ながらの簡素な温泉宿が見えてきます。

平川沿いに位置し山々に囲まれ、聞こえるのは川のせせらぎと初夏らしくハルゼミの大合唱。まさに世間から隔離された秘湯の趣が最高です。
久々に感じた東北らしさに嬉しくなってしまいました。

では、温泉マニア絶賛のお湯、如何なものか、いただきます!!

泉質はわずかに錆臭、塩味・鉄味のするやや緑掛かった赤茶色の含石膏弱食塩泉。
見ため通りミネラル分たっぷりで湯船も析出物たっぷり!
肌当りはやや硬めですが、沁みる感じは本物。

はぁぁぁ~、沁みるわ~。

そして、特筆すべきは半端無い湧出量!
毎分800Lと言われる豊富な湯量のおかげで湯船の中のお湯は新鮮そのもの。
湯船からダバダバ溢れたお湯が川の流れのように床を流れていきます。

この温泉では、この床を流れる豊富なお湯を床に寝転がって楽しむ「トド寝」と言われる入浴法があるそうなので、自分も試してしました。


…うん、これは人をダメにする(断言)

平日ということもあり他にお客も居なかったのを良い事に、トド寝を満喫。
やや熱めのお湯も床を流れる事で程よく冷え適温に。
…これは、永久の時を過ごせますね(笑)

とは言え、それほど大きな空間では無いので、他にお客のいる時は迷惑にならないようにしましょう!

良泉でした!

聞くところによると一時は廃業も考えていたこの「古遠部温泉」ですが、多くの温泉ファンの声に支えられ今も頑張って営業を続けているそうです。
その為、今後もずっと続けていけるかと言うと、跡継ぎの問題等で現実的には難しいようです。

きっと今後はそういう理由で廃業する温泉はどんどん増えると思いますが、自分の力ではどうしようも無いですね…。
ただ、このブログを通じて1人でも多く足を運んでくれる人がいれば、その流れを少しでも遅らせる事ができると思うのでこれからも良い温泉に出会えればどんどん紹介していこうと思います!!

来訪日:2019/7/5
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.8月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県)
 ・万座温泉「豊国館」(群馬県)
 ・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
 ・白馬鑓温泉(長野県)
 ・塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
 ・吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2 件のコメント:

  1. 以外と知らない人が多いけど水虫にテキメンの効果があります。開業者は木村九二三。歯科医で料理が達者な明治生まれの酒豪でした。最初は電話、電気、自分で敷設しました。アンテナは山のてっぺん!懐かしいです。私?息子です。

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    1. 関係者の方のコメント恐れ入ります。
      開業には大変な苦労があったんですね… でも、そのおかげで良い湯を楽しめて本当に感謝です!
      水虫に効果があるとは!もっと色々な人に知って欲しいですね!

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