2020年1月19日日曜日

日本温泉巡り その86 奥鬼怒温泉「手白澤温泉」【栃木県】

ソロで温泉巡りをしているとなかなか行き難い温泉があります。
それはただ遠いとか予約が取り難いとかではなく「宿泊者限定(日帰りNG)」「お一人様NG」です。
まあ、大した泉質でない場所でプレミア感を出してるだけならスルーすれば良いのですが、稀に極上泉の場所もあるのが辛いところ…

今回紹介する「手白澤温泉」はその生き難い温泉+極上泉、そして更に徒歩2時間以上の山歩きが必要な場所ということで、自分の中でも行き難い温泉トップクラスでした。

そこで、毎年1回の家族旅行の2019年の幹事は自分の担当ということで家族に切り出してみたところOK!と事なので行けるチャンスをものにでき、予約開始当日も会社を1時間遅刻してどうにか予約完了!
行ける条件が整った時には自分でさえもガッツポーズ!
2019年最大の楽しみ温泉旅行になりました。

あとは、山歩きに慣れてない家族でも行けるかどうか事前調査(温泉巡り その84「加仁湯」で紹介)も行い準備万端!

では、温泉の紹介!っていきたいところですが、訪れたのは奥鬼怒が紅葉真っ盛りの10月下旬、折角なのでその様子も一緒にお届けします!

訪れたのは関東甲信越東北地方に大きな被害を与えた台風19号の通過した翌週。そもそも旅行が行けるかどうかも内心心配でしたが温泉宿自体は無事で一安心。

しかし、宿までの定番コースの沢沿いの道は崩落箇所が多く通行禁止になっており、関係者用の林道歩き限定になってしまいました。



しかし、さすがは奥鬼怒の紅葉!
山肌を彩る錦の世界を堪能できました。

途中ではカモシカくんに出会えるなど、普段山に行かない人たちには嬉しい偶然もありました!


さて、温泉宿に到着!
宿といっても元は山小屋だったので「手白澤ヒュッテ」が正式名称になります。
もともとは温泉山小屋として多くのお客さんを迎えてきた場所ですが、建て替えを機に1日6組までの秘湯宿に生まれ変わりました。

今ではその静かな環境に極上の食事と温泉を堪能できる宿として超人気の宿となっています。

では、長い時間歩いてきたご褒美の温泉、頂きます!!


ふぃぃ~~はぁぁぁぁ~
もう、文章で綴るには失礼だと思う程最高でございます。

泉質は湯の華が舞いやや濁りもありますがほぼ透明でほんのり硫黄臭を感じる単純硫黄泉。温度はやや熱めですが大きな湯舟の中では適温。

手白沢のせせらぎと紅葉に彩られた木々を愛でながらの露天風呂は身体だけでなく心の汚れも洗い流してくれる事間違い無しの天国っぷりでした。
先も書いたように宿泊客も少ないので、この極上空間を独泉できる機会も多く、最高の温泉時間を楽しめます。

こちらは内湯。
泉質は同じで、広い窓から景色も望めます。

写真はありませんが、夜には雲も取れ満天の星空の元で星見露天を満喫する事ができました。今思い出しても最高の温泉時間でしたね!

温泉の紹介は以上ですが、この手白澤温泉は料理も好評ということなのでちょっと紹介!



岩魚や鹿肉といった山の幸を和風フレンチに仕上げワインと一緒に頂くのが定番スタイル!こんな料理を人里離れた山奥で頂けるなんで、これを贅沢と言わずなんというのでしょう!
噂に違わぬ美味しい料理でした。

色々な意味で敷居の高い温泉宿ですが、それを乗り越えてでも行く価値は十分にありました。これは季節を変えて再訪したいものですね。

以上です!

来訪日:2019/10/26
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2020.1月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・酸ヶ湯温泉 (青森県)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・玉川温泉(秋田県)
 ・鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県)
 ・奥鬼怒温泉「手白澤温泉」(栃木県)
 ・万座温泉「豊国館」(群馬県)
 ・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
 ・白馬鑓温泉(長野県)
 ・塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
 ・新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
 ・吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

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