2011年9月17日土曜日

夏が終わる





多分、こっちは明日で夏が終わりそうです。 
月曜日の雨を境に空気が入れ替わるみたいですね。 

なんで明日当たりどっか行きたかったですが、ちょっと仕事で追い詰められれて家に引き篭もってます。 
あーもったいね!! 


さて、今年はホント暑い日が多くて参りました。 

仕事も節電スケジュールで振り回されましたが、結果としては平日休みが多かったおかげで色々できたんで個人的には充実した夏になりました。 

でも、やっぱり行動範囲は狭くても子供の頃の夏休みに勝るものはないですね。 

よく、大人になると1日1日が過ぎるのは早いって言いますが、 
これは心理学的に「ジャネーの法則」って言うようです。 

要は客観的な視点ではなく主観的な視点で捉えた場合、 

100日しか生きてない人の1日は人生の1%、 
10000日生きた人の1日は人生の0.01%、 

って考えらしいです。 

過去この文献を見た時は あーなるほど、って妙に納得してしまうと同時にちょっと悲しくなってきました。 

この先、1日の価値ってものを考えて生きていきたいですね。 



…なんちって。 


写真はうちのご近所から空を望んでみました。 
これで夏雲は来年までお預けかな。


【2011/9/17作成 mixi日記より転載】

2011年9月6日火曜日

【あの日みた夕焼け】岩手の夏は「夏」だった【その4】

その4です!ラストにします。 
今回は特に時系列は気にせず気になった所を紹介していきます。 


今回、起点にした「道の駅 遠野風の丘」の休憩ラウンジからみた遠野の風景です。 

もともと田舎生まれなんでこういう風景は落ち着きますね。 

ちなみにこの遠野市は今回の震災で大きな被害を受けた釜石市の隣に位置しているので、支援の基地となっています。 
だいぶ落ち着きを取り戻しているとはいえ、ちょっと視点を広げれば傷痕は多く残っています。 

自分のこの旅が少しでも足しになればと願っています。 


「デンデラ野」 

ただの原っぱですが、満60歳を超えると、ここに捨てられて自給自足しながら余生を過ごしたという言い伝えがあります。(遠野物語111話) 
乳母捨て山のアレンジみたいなものでしょうか。(どっちが先かはわかりませんが) 

元は残酷な話かも知れませんが、今のご時世「立つ鳥跡を濁さず」、この精神が忘れつつあるような気がします。 


「遠野観光スポット周遊バス」 

水木しげる先生書き下ろし!! 
水木しげる先生も遠野物語を独自解釈で単行本を出しています。機会があれば読んでみたいですね。 


「南部曲り家 千葉家」 

母屋は約200年前の江戸時代に建てられ、後に明治、大正、昭和と増改築が繰り返され、各時代の建築様式が混在する貴重な家として重要文化財になっています。 
日本版モンサンミシェルっていった感じでしょうか? 

一部震災で崩れたようで、修復中でした。 



夕陽に染まる荒神神社。 

今回は各スポットで方角を確認しながら、夕陽が綺麗に撮れる場所も探していました。 
んで、選んだのが荒神神社です。 

うるさいくらいのひぐらしの鳴き声。 
でも、落ち着きますね。 

普段は仕事に追われいつの間にか沈む夕陽を、たまには何も考えずじっと見てみるのも良いもんですね。 

そんなこんなで遠野を巡る今回の旅は終りとします。 

「遠野物語を巡る民話と伝承の地」 
「いつか見た日本の風景」 

この2つの謳い文句に恥じない場所でした。 
普段の生活からちょっと抜け出したい、そんな気分になったらまた行きたいと思います。 

おわり。 


【2011/9/6作成 mixi日記より転載】

2011年9月4日日曜日

【河童の生ける地】岩手の夏は「夏」だった【その3】

遠野巡りをつづけましょう。 



「かっぱの淵」 

多分、遠野で一番有名なスポット。 
河童は遠野物語においても数話に渡り登場している重要な生き物ですが、その姿は多岐にわたっています。 

馬を川に引きずり込もうとしたが、逆に引きずられて捕まったようにかわいらしく描かれている側面、夜な夜な村の女を襲って子供を孕ませ、生まれてきた子供を切り刻むような残酷な描写もあります。 

そういう統一感の無さも遠野物語の魅力なのかもしれませんね。 


常堅寺の「かっぱこま犬」 


遠野駅前の河童の象 

こんな感じに遠野には河童にまつわる場所がたくさんありました。 
河童だけにスポットを当てても一日掛るかもしれません。 

次いきましょう! 



「山口の水車小屋」 

これは遠野物語とは関係ありませんが、農村を象徴する古くからの建築物ということで遠野の文化遺産になって大切にされています。 
今でも元気に回っており、臼をつくあのガラガラ、ガッコンって音を聞いていると、なんとも言えない気分になってきます。 


ザ 夏雲 
今度、これを印刷して部屋に飾ろうと思ってます。 


今回はここまで。 
あと1回で終わりにします。 


【2011/9/4作成 mixi日記より転載】

2011年9月3日土曜日

【夏の空と民話の地】岩手の夏は「夏」だった【その2】

つづきです。 
車中泊で3時間程度睡眠を取った後、遠野へ向かうことにします。 

途中に「銀河鉄道の夜」のモチーフになったJR釜石線のめがね橋があるのでちょいと寄り道。 


うーん、夏空がきもちいい! 
近くに花巻空港があるので、飛行機雲が良い感じに演出してくれました。 

でも、このめがね橋は新しく建て替えたもので、宮沢賢治の見た橋のなごりは手前の1本の石柱だけのようです。 

さて、いよいよ遠野入りです。 
前の日記でも書いたように、遠野は「遠野物語」のおかげで日本の妖怪や神様といった「妖しいモノ」の聖地のようになっています。 
なので、その「妖しいモノ」にまつわる場所や史跡が多数あり、とてもじゃないけど一日では回りきれません。 

本当に好きならば2,3日滞在して回るだけの価値はあると思いますが、今回は初めてということあり、有名どころをピックアップして回ってみました。 


「卯子酉様(うねどりさま)」 

境内に所狭しと結ばれた赤い布が禍々しい雰囲気を醸し出していますが、実は恋愛成就の神様(遠野物語 拾遺 35話より)。 

この赤い布を左手だけで結ぶことができれば願いが叶うそうです。 
もちろん自分も結んできましたが、この時点で情報収集が中途半端だったので、<しっかり両手>で結んできました。 
どかーん!! 

お次は卯子酉様の近くの「五百羅漢」に行ってみました。 


これだけだと、ただ山の中に石が沢山転がっているようにしか見えませんが、この石をよく見てみると… 


なんと一つ一つに仏が掘ってあります。 
木漏れ日の中に浮かび上がる仏がなんとも言えない不思議空間になっていました。 

昔この土地を大飢饉が襲った時に亡くなった沢山の人を供養する為に掘ったそうです。(遠野物語 拾遺 127話より) 


お次はちょっと車を走らせ、遠野のはじっこにある「荒神神社」に行ってみました。 


夏雲と稲穂が映えますね。 

ここは観光PR等でよく使われていて遠野の風景を代表する場所になっているので、見た事ある人も多いのではないでしょうか。 

なんでも別の所に祭られていたアラカミサマが田んぼの真ん中に生えていた木が気に入り、地主の夢の中に「あそこに住みたい、あそこに住みたい」と駄々をこねたことで、こんな場所に神社ができたそうです。 

今回はここまでにしましょう。 
つづきます! 


【2011/9/3作成 mixi日記より転載】