2016年11月29日火曜日

日本温泉巡り その22 【筌の口温泉「新清館」 大分県玖珠郡九重町】

11月の上旬に九州の九重山に遠征登山兼、その周辺(大分県・熊本県)の温泉巡りに行ってきました!

さすが温泉天国の九州だけあって巡ってきた温泉はどこも極上!

よって、この日本温泉巡りシリーズはしばらく九州編をお届けします。

その22は九重九湯の一つ、大分県玖珠郡九重町にある筌の口温泉(ウケノクチオンセン)「新清館」を紹介します。

外観は落ち着いた雰囲気で昔ながらの旅館って感じです。

この旅館のすぐ横には共同浴場もありますが、共同浴場は内湯のみで今回の露天風呂は「新清館」さんの方なので注意して下さい。

旅館前の駐車場は狭く自分が訪れた時は平日だったので問題ありませんでしたが、休日とかは大丈夫なのかな?

中に入ると明かりの雰囲気とか結構おしゃれな感じです。
では、肝心の温泉はどうでしょうか?

では、頂きます!


ふはぁ~、極上なり~。

泉質は炭酸水素塩泉で色は濃茶ですが、柔らかく身体を包み込む感じは極上で本物!

源泉は48度と高めですが良い感じに冷まされており、長湯するには良い38度くらい(感覚で)で、自分好みの湯温でした。

あと噂通り露天の雰囲気は満点!
広葉樹に囲まれた箱庭的美しさをもった緑溢れる森の中で、そよぐ風と鳥の声が最高の癒しをもたらしてくれます。
しかも、この日は自分1人でこんな極上温泉を独泉!

がんばれば30人くらい入れそうな広い露天に自分だけなんて贅沢過ぎます!!

泉質、景観共にパーフェクトって事で久々のランクイン!
4位に認定します!

温泉好きなら一生に一回は入ってほしい極上温泉で御座いました!

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<個人的温泉ランキング> 2016.11月現在

―  1位 籐七温泉「彩雲荘」 (岩手県)
―  2位 吹上温泉「みどり荘」 (鹿児島県)
―  3位 ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
NEW 4位 筌の口温泉「新清館」 (大分県)
↓  5位 塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉>
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)
野沢温泉 「大湯 他」 (長野県)
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
蔵王温泉 大露天風呂 (山形県)





2016年11月20日日曜日

晩秋の山旅2016 南アルプス編 その2 【北岳 間ノ岳】

その1からの続きです。

昨日(その1)は広河原から間ノ岳に登頂し、北岳山荘に一泊。
今日は北岳を目指します!

北岳山荘からの御来光!
やっぱり富士山とセットだと映えますねぇ。いい感じに染まってくれて本当に綺麗でした。


そして、後を振り向くと北岳や仙丈ケ岳のモルゲンロートが広がっています。

遠くには中央アルプスのモルゲンまで!
最高の一日を予感させてくれます。


北岳山荘を出発して北岳を目指します。
すぐそこかと思っていましたが歩き応えのある岩稜地帯でなかなか楽しいコースです。

北岳山頂!日本第2位登頂!
ありがとう御座います!

天気も最高で、360度の大パノラマを堪能できました!

甲斐駒ケ岳、八ヶ岳方面。
八ヶ岳ってこんなにカッコ良かったっけ?

仙丈ケ岳、中央アルプス方面

富士山~。

ヤッホー!!

下山路は肩ノ小屋から草すべりを経て白根御池小屋を経由するコースにしました。

北岳肩ノ小屋まで降りてきました。

小屋閉めが近いせいか小屋番の人たちは忙しそうでしたが、ちょっと雑談。
肩ノ小屋も前日の宿泊客は少なかったそうです。
ここ2年くらいは10月に入るとお客さんはかなり少なく、登山人口自体が減っているように感じているとの事でした。

う~む、小屋にも余裕ができて静かな山旅ができるとなると歓迎したい所ですが、小屋あってこそ成り立っている山も少なく無いので経営難になるのは考えものですね…。

下山路からは、紅葉に染まった鳳凰三山方面がお見事でした。

そんなこんなで、黙々と下山して10時半には広河原に到着。
お疲れ様でした!

帰りのバスまで1時間くらい待ちがあったので周辺を散策。


いや~!紅葉が凄い!!

昨日登り始め時は薄暗くてはっきり見えませんでしたが良い染まり具合です!
いいもの見れました。

ちょっとした陽の当り方で見える風景も大きく違ってくるのも山の魅力かと思います。

では、総括。
とりあえず日本第2、3位の高峰登れて良かったです。
もともと非常に混雑する山域って聞いてましたが、小屋も想像よりずっと空いていて快適でした。
まあ、半分オフシーズンっていうものあるでしょうが。

でも、オフシーズンと言えども南アルプスの盟主からのパノラマはお見事で、特に富士山が間近に見えるのは北アルプスには無い魅力かと思います。

また、山と高原地図に記載のCTはかなり甘い事がわかったので日帰りで気軽に登れそうなので今までよりずっと身近に感じるようになりました。

次回は白根三山縦走を計画して挑みたいと思います!

以上!

晩秋の山旅2016、次の山につづきます!

2016年11月18日金曜日

晩秋の山旅2016 南アルプス編 その1 【北岳 間ノ岳】

季節はもう冬突入って感じですが、みなさん秋の山旅楽しめましたか?

今年の秋は9月の天候不順の影響で紅葉の色付きが悪く外れの年だったようです。

自分は9月~10月初旬に掛けては仕事が大詰めでがっつりと山に行けませんでしたが、その仕事も一段落付けることができ10月末からがっつり山旅を楽しむ事ができています。

そんな訳でちょっと遅くなっていますが、2016年晩秋の山旅の一発目!
南アルプスの名峰「北岳」と「間ノ岳」に行ってきたので紹介します。

「北岳」3193m
中白峰山から臨む

「間ノ岳」3189m
北岳山頂直下から臨む

コース:
10/22 芦安駐車場→(バス)→広河原→(左俣、北岳トラバース)→北岳山荘⇔間ノ岳
10/23 北岳山荘→北岳→(草すべり)→白根御池小屋→広河原→(バス)→芦安駐車場

今回「北岳」「間ノ岳」に登るのは初めてでした。

以前から計画はしていたのですが、なかなか予定日に天候に恵まれず行けずじまい。

今回も天気予報では「曇り(ガス)時々晴れ」と微妙に迷う予報でしたが、いい感じに山登りたいストレスが溜まっていた事もあって決行!

芦安駐車場に車を止め朝一の乗り合いタクシーで広河原に到着。
天気も想像より良くテンションが上がって来ました。

コースは広河原から北岳山荘一泊ピストンで北岳、間ノ岳を踏破します。先にどっちに行くかは時間次第。

本当は奈良田起点で白峰三山を縦走する予定でしたが、この時期は農鳥、大門沢小屋共に閉まっていて、北岳山荘から一気に奈良田まで抜けるのはちょっとリスクが多いと考え見送りました。
個人的に初めて行くコースでは安全側に考えるようにしています。

ではスタート!

広河原から左股コースで北岳バットレスを横目にガシガシ登ります。
クライマー御用達のバットレスですが、今日は登っている人はいないようですね。
いや~、でも凄い迫力です。ほれぼれしますね。


八本歯のコル直下の稜線まで登ってくると間ノ岳とそれに至る稜線が姿を現します。
そして、すぐ横には北岳の堂々とした姿。

いつも稜線に出るこの瞬間は最高!疲れも吹っ飛びます!
天気も上々、ホント来て良かった!

さて、ここまででまだ時間は9時。
山と高原地図のCTだとここでお昼頃の予定なのでかなり早いようです。
っていうかこのCTガバガバ過ぎやしませんかねぇ。

このまま当初の予定通り北岳に登頂して北岳山荘に入ると午前中に終わってしまいそうなので、今日中に間ノ岳に行く事にしました。

北岳をスルーして北岳山荘に通じるトラバース路に入ります。
意外と絶壁で高度感がありスリル満点。

そして、北岳山荘からは北岳と間ノ岳を繋ぐ稜線になります。
この稜線は3000m越えの日本一高い「稜線」とされています。


南アルプスや富士山の大パノラマを見ながら気持ち良く歩けました!


間ノ岳到着!

晩秋らしい荒涼とした広い山頂が広がっていました。
雲多めになってしまいましたが、奥には塩見、赤石、荒川岳と南アルプス南部の名峰が望めました。

でも、そんなに悪くない天気ですが、自分も含め山頂に来たのは5人だけ。
もうオフシーズンって事なんでしょうか。

時間も余裕があったので山頂に来た人と会話を楽しみながら1時間程のんびりと過ごしました。

そして、14時には北岳山荘にチェックイン。

すっかり雲に覆われてしまいましたが、迫力ある風景を見ながら一杯!

…ってもう寒すぎて外飲みできる気温じゃありません!!

ほどなくして氷交じりの小雨が降り始めたので小屋内でダラダラ。
夕焼けはお預けでした。

この日は人も少なく1人で布団4枚分のスペースは確保でき快適に過ごせました。
さて、明日の天気はどうなることでしょう?

おやすみなさい~。

「その2」へ続きます!

2016年11月16日水曜日

日本温泉巡り その21 【福島県南会津町 木賊温泉公衆浴場】

温泉シーズン真っ盛り!って事で今シーズンもどんどん巡って行きたいと思います。

今回紹介するのは福島県南会津町の「木賊(とくさ)温泉」です。
9月末の会津駒ケ岳登山の帰りにお邪魔しました。

入口です。
正直言って温泉なんて湧いている雰囲気も無い、ただの田舎の集落って感じでちょっと心配になりますが、駐車している車やオートバイは多くこの温泉の人気っぷりが伺えます。

入口を入り、緑溢れる渓流沿いの道を少し歩くと公衆浴場が見えてきます。

着替える場所という場所は無く、湯船の前の荷物置き場に衣服を脱ぎ捨てて入るので、かなり野天的な感じです。

女性の人は申し訳ない程度に更衣室は用意されていますが、湯船は完全に混浴なのでちょっと敷居が高そうです。

では、入ってみましょう!


泉質は無色でほのかに硫黄の香りがする単純硫黄泉ですが、足元からブクブク湧き出ており鮮度は抜群。
ちょっとパンチが弱い感じもしますが、身体への当りは柔らかくいつまでも入っていられるような上品な感じです。

個人的に気に入ったのはそのロケーション。
浴場のすぐ横は澄んだ渓流が流れており、目を瞑ると渓流のせせらぎが本当に心地良いです。
紅葉にはちょっと早かったですが、紅葉時はきっと綺麗だと思います。

良泉でした!!

ちなみにお値段は¥200、安い!また24時間開放されています。
夕闇とかも良い雰囲気かも知れませんね。

2016年11月13日日曜日

紅葉狩り2016 【岩手県 八幡平 籐七温泉「彩雲荘」】

いや~、秋の山旅を満喫しているせいか全然ブログが更新できません!
見てくれる人への情報としてのブログとしては失格ですね…。

でも、このブログは半分は自分への日記みたいなのでマイペースで書かさせてもらいます。

さて、今年、2016年の紅葉狩りは10/15、16に掛けて岩手県の八幡平に行ってきたのでその模様を紹介します。
メインはもちろん紅葉ですが、個人的温泉ランキング1位にしている籐七温泉「彩雲荘」さんに行くもの目的の大きな一つです!

ではいきます。

出発前日に神奈川の友人が家に泊まりに来て当日の朝出発。
山登りはやらない友人なので、今回は登山無しでのんびり行きました。

まず、寄り道したのが宮城県白石市にある「宮城蔵王きつね村」です。

ツイッターとかで存在は知っていましたが、自分も来るのは初めて。
どんな愛らしい姿を見せてくれるのか楽しみ!!

しかし、キツネたちは…、


ほとんど寝てました!
しかも、微動だにしません。

まあ、これはこれで可愛いので良しとしますが、野生を忘れたなんとやらとはこの事ですね。

さすがに茨城から岩手までは遠く、更に籐七温泉のある八幡平の道はこの時期は17時~翌8時の夜間通行規制がある為、寄り道はここだけ。

途中に昼食とちょっとした買い物を挟みつつ急ぎ足で「籐七温泉」に向かいます。

当日は移動性高気圧のど真ん中って事で八幡平の絶景を見ながらの極上露天風呂を期待していましたが…

籐七温泉に着いた時にはまさかのガスの中~(泣
まあでも、上を見上げると月が見え隠れしているのですぐに抜けそうです。

案の定、夜はすっきりガスがぬけ、月見風呂を満喫できました。

そして、翌朝は晴天!岩手山を望みながら御来光露天風呂!
もう、最高ですね。

露天風呂はこんな感じです。
「籐七温泉」に関しては昨年ブログに書いているので細かい説明は省きますが、日本最強の極上温泉と思っています。
個人的ランキング1位は多分もう不動のものかと…。

さて、2日目も晴天に恵まれたのでまず八幡平を散策。



まさに天空の湿原。
夜間通行規制解除前だったので人もいなく、聞こえるのは風の音と鳥の声だけでした。

山頂の駐車場からならアップダウンもほとんど無く誰でも気軽に散策できる良い山です。

散策後はアスピーテラインを下りながら紅葉を楽しみました。



いや~凄い!
色々な植生が入り乱れ、赤や黄色、緑のモザイク調の紅葉はお見事でした!

これには友人も大いに満足してくれたようで良かったです。

八幡平を満喫した後は、遠野に寄り道し、座敷わらし伝説のある早池峰神社に。
更にノリと勢いで仙台で牛タンと普通の土日でありながら密度の濃い旅行となりました。

やっぱり岩手は良いですね。
岩手大好きです!

以上。

最初にも書きましたが、八幡平の紅葉は9月下旬から10月上旬がピークなので、もう現在は完全に終わっています。
このブログで興味を持った人は来年をお待ち下さい。m(-_-)m