2013年2月18日月曜日

【後編】復興商店街スタンプラリー 【がんばれ東北!】


後編です。
前回の大船渡市から更に南下して陸前高田市に入りました。

自分はドライブの時によく行く場所に「道の駅」があります。
その地域ならではの特産品やお土産が買える場所として活用している人も多いと思います。

この陸前高田市にも海産物が人気の「道の駅 高田松原」がありましたが…、


海に面していた場所に建っていたのでほぼ壊滅状態です。
それにこの陸前高田市は今まで見てきた被災地と比べて被災の規模がケタ違いのような感じがしました。

…何も無い。

ここに降り立って出てきた一言がこれでした。
ガレキとはは無く綺麗にはなっています。ただ本当に「何も無い」。
少し寒気がしました。

あと、この道の駅跡地には慰霊碑が立てられています。
皆さんも訪れる機会があったら是非手を合わせてください。

更に南下して、宮城県気仙沼市に入りました。


交差点に船が鎮座していました。
聞いた事がある人もいると思いますが、これが「第十八共徳丸」です。
観光バスとかも来ており、ちょっとした観光スポットになっているようです。

今後この船をそのまま残して周辺を記念公園にする計画もあるそうですが、負の遺産と考えると複雑な気分ですね。

さて、気仙沼市の復興商店街「南町紫市場」にやってきました。



この気仙沼市もぱっと見は建物とか残っていますが、ほとんどが外観のみで中身はからっぽで被害の大きさを痛感します。
でも、商店街自体はちょうど地元のラジオ局の取材も入っており、すごくにぎやかで活気がありました。

ここではTシャツを購入して、スタンプを頂きました。


これで、ノルマ達成!
景品は抽選で「SAでのペア食事券」もしくは「温泉地ペア宿泊券」になります。

ペアですか、
…一人でも使えるかな??

まあ、景品目的ではないので当たっても当たらなくてもどっちでもいいですけどね。


今回の旅行はこれにて終了です。
中尊寺と復興商店街スタンプラリーとあいかわらずのんびりとは程遠い強行日程でしたが、とても充実できました。

各被災地も震災から2年たっていましたが、「やっと片付いて、これからがスタート」そんな印象を受けました。
今回のスタンプラリーも3箇所のみの紹介でしたが、対象となっている商店街は22箇所。
まだまだお金が必要な被災地、機会を見つけてまた行こうと思います。

おわり。

2013年2月16日土曜日

【前篇】復興商店街応援スタンプラリー【まだまだ応援!】


みなさん「復興商店街」って知っていますか?

主に岩手県・宮城県・福島県にあって、津波で大きな被害を受けた各市町村の商店街が、仮設住宅ならぬ仮設商店街を作り、復興の足がかりとなっている場所です。
観光客相手に飲食を提供する店があるだけでなく、理容店や電気屋といったような店もあり、その地域の人たちの生活の拠点となっている場所です。

この旅行に行くちょっと前に、ネットの記事でこの「復興商店街」を巡るスタンプラリーが開催されていることを知りました。
詳細はこちら、
http://www.driveplaza.com/info/fukkou_stamp/

これは行くしか!!って感じで2日目はこのスタンプラリーに参加することにしました。


これがスタンプ用紙です。東日本管内の高速PA・SA、及びスタンプ設置の各復興商店街にあります。
復興商店街のスタンプ3つと、どこでもいいので高速のPA・SAのスタンプ1つで景品に応募できます。

復興応援ドライブとしてはもう何回目かわかりませんが、こういう企画があると一人でも気兼ねなく参加できるので嬉しいですね。

最近ニュースでもあまり聞かなくなった被災地の現状をお伝えしつつ、レポいってみましょう!

まず、訪れたのが岩手県釜石市の「釜石はまゆり飲食店街」です。


2階建てのプレハブ小屋に色々な飲食店や雑貨屋、土産物屋が入っています。
ただ、ちょっと到着が早かったせいかほとんどの店は開店前。あと、この飲食店街は別名「呑んべい横丁」となっており夜からの営業がメインなようですね。
ここでは会社へのお土産を購入し、スタンプを頂きました。

あっ、別に何も買わなくてもスタンプはもらえますが、現地にお金を落としていくのが一番の目的なのでがっつり買い物しますよ~。

釜石より南下して次に訪れたのが、岩手県大船渡市です。


この街が丸々無くなった跡というものはいつ見ても圧倒されます。
ぱっとみ主要道路周辺とかはだいぶ綺麗に片付いていますが、ちょっと裏路地とか行くとガレキがそのままだったりして、まだまだ大変なんだと感じます。


ここの復興商店街は「プレハブ横町 大船渡屋台村」です!
ここも名前の通り夜の飲み屋が中心ですが、半分近くはランチもやっていました。
ちょうど昼飯時でとてもにぎやかでした。


ここでは地魚の海鮮丼を頂きました。三陸は秋から冬にかけては穴子が旬ってことで、穴子がメインでした。まいう~。
お店も小さく6人も入れば満席なので店に入るまで待ちましたが、人が集まってるという実感があり嬉しかったですね。

これでスタンプも2つめ!
まだまだ行くよ!!

後篇につづく!

2013年2月14日木曜日

雪舞う夢の跡地 【世界遺産 岩手県平泉町 中尊寺】


さて、花粉も飛び始めて今年の冬もそろそろ終わりかな。って感じる今日この頃みなさま如何お過ごしでしょうか?

…ランニング中止して3週間になります。ぶっちゃけタバコやめている時よりもイライラ加減が上なのは気のせいでしょうか?
どんなものでもライフワークの一つが欠けるのはいやなもんですね。

とは言っても痛くなるのは走る時だけで通常時はなんともなく、このままじっとしているのは勿体ないので先日の3連休久々の一人旅に行ってきました。

2013年の1発目の旅ネタです!

場所は岩手県平泉町の中尊寺、そう2011年に「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界文化遺産として登録された場所です。
平安時代に藤原氏が三代に渡り、この世の極楽浄土を目指し健立したことが始まりと言われています。

また、藤原氏だけでなく源義経や頼朝、近代史では松尾芭蕉といった歴史上の有名人に縁が深い場所でもあります。
詳しくはwiki、貼っておきますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B0%8A%E5%AF%BA

それでは、レポいってみます。

じゃん!いきなりメインの中尊寺金色堂です!


…中、つまり金色堂本体は撮影禁止でした。この建物は金色堂を覆う「覆堂」と呼ばれるものです。
どうりで、画像検索で写真が無い訳ですね。

このくやしさは、ルーブル美術館のオリジナルのモナ・リザが撮影禁止だった時に匹敵しましたね。

でも、カメラマンだからこそこういうルールは守るつもりです。

この金色堂には上記の藤原氏三代の遺体がミイラになって安置されているそうです。

ちなみにこの覆堂は1964年に新築されたもので、それまでの500年近く金色堂を守ってきた覆堂はこちら。


歴史を感じますね。500年間お疲れ様でした。

この中尊寺は小高い丘の上にあって、そこに行くまでに様々な諸堂があります。
もちろんその諸堂一つ一つは重要な文化財であって歴史あるものですが、正直全部同じに見えます。

まあ、ぶっちゃけいうとこの世界遺産は上級者向け、それなりに歴史に詳しく、面白みを感じていないと本気で楽しむのは難しいかもしれません。

そんな訳で、以降は有名所のみ紹介していきます。


中尊寺の入口近くに「武蔵坊弁慶」のお墓があります。
実際は文献上でもほとんど情報は無く実在さえ疑わしい人ですが、こういう強いヒーロー像は男としてはいつまでも憧れです。


「夏草や 兵どもが ゆめのあと」

松尾芭蕉がこの有名な句を詠んだ場所といわれています。
この場所は平泉を俯瞰できる丘の上にあって、芭蕉が訪れた時にあまりにも荒廃したこの平泉を見て詠んだといわれています。

芭蕉も感じたように、この平泉は当時は栄華を誇っていましたが、そのほとんどが災害や戦で失われています。
なので文化財といっても「~の跡地」といった場所がほとんどで、これが地味さに拍車を掛けてしまっているのでしょうね。

平泉レポはこんな感じです。
めずらしくちょっと辛口気味でしたね。

でも、金色堂は圧倒されます。これだけは一見の価値ありですね!あと、様々な時代で様々な人物が絡んでくる歴史的な面白さは他の場所より群を抜いていると思いました。

以上!

次回は2日目!!
もう何回目かわかりませんが、もう一つの企画、東北復興ドライブレポをお届けします!!

2013年2月6日水曜日

久々のお出掛け!【レッツ世界遺産 岩手県平泉】



今週末から久々に一人旅に行ってきまーす。
泊まりを挟んでの旅行は半年ぶりくらいですね。

場所は岩手県平泉町の中尊寺と文化財。

そう2011年に世界遺産に登録された場所で、奥州藤原氏三代ゆかりの寺として平安時代に栄華を極めた場所です。

しんしんと雪の降る中、白銀の世界に佇む古き都の名残…、そんな雰囲気をお伝えできればなぁ~って考えています。


あと、もちろん温泉!!
ホントは先週出場予定だったフルマラソンのお疲れ様旅行として計画していたのですが、湯治になってしまいましたね。

久々の往復1000キロオーバーのロングドライブになりますが、のんびり行ってきます!

ではでは~。