2021年2月28日日曜日

日本温泉巡り その105 高湯温泉「旅館玉子湯」【福島県福島市】

 雪と温泉…
それは決して切り離せぬ至高のハーモニー…
個人的にはこの組み合わせを楽しめるだけでも日本人に生まれて良かったと思っております。

今冬シーズンは昨年の暖冬は忘れてくれかの如く、たくさんの雪のおかげ(雪国のみなさんはお疲れ様です…)で例年以上に至高の雪見温泉が楽しめており、紹介したいと思える温泉にたくさん出会う事ができました。

そんな訳で、今回からしばらく今冬出会った極上雪見温泉が続くので覚悟して下さい!(笑)

では、その105!今回は福島県の高湯温泉「旅館玉子湯」を紹介します!

訪れたのは12月中旬、今季2回目の強い寒気の流入で日本海側は大雪になった日。
TVのニュース等で大雪の模様が伝えられた事もあり、雪見温泉への欲望が止められなくなってしまい、日帰りで急遽温泉巡りを決め込む事に。

とは言え、あまりの大雪で中央分水嶺を超えるのは危険と思い、ほどほどの雪見が期待でき今まで未湯だった高湯温泉を選出。
高湯温泉は吾妻連峰の東側山麓、福島市側から磐梯吾妻スカイラインに向かう路の途中にあり「旅館玉子湯」さん以外にもいくつかの温泉旅館が軒を連ねています。
ちなみに冬季は高湯温泉から先は通行止めになっており土湯方面からは行けないので御注意下さい。

「旅館玉子湯」さん。
立ち寄り入浴は11時開始ですが、10時半前に到着してしまったので車の中で待っていたところ、従業員の方に「寒いでしょうから中でお待ち下さい」を声を掛けていただき、フロントで待つことができました。
宿泊じゃないのにこのサービス!ちょっと感動しました。

立ち寄り一番乗りで受付を済ませ、まずは旅館の外の離れにある露天風呂に向かいます。
しっかり積もった雪と、深々と降る雪…、雪見風呂には最高のコンディションで気分も最高潮!
では、今シーズン初の雪見風呂!頂きます!!

泉質は薄く白濁し、淡く柑橘系が混ざる硫黄の香りを感じる酸性-硫酸塩泉。
粉雪舞う雪景色を見ながら味わうお湯は天国そのもの。
全ての思考を停止させ全身で極上湯を堪能しました。

四季がある日本に生まれて良かったーーーー!

30分くらい魂をふやけさせていると風雪が強くなり、ちょっと露天はハードモード(笑)そそくさと内湯に移動。


で、こちらが内湯。
泉質は露天と同じですが、湯船が狭い分鮮度が良いように感じます。

窓の外は大雪、湯船の中は湯気たっぷり、そして窓をちょっと開けると一気に吹き込む冬の風…
内湯の風情も完璧じゃないですかーーー!

今冬一発目からこんな極楽を味わっていいのだろうか!?と思えた良泉でした。
従業員の方のサービスも良く温泉も最高、今度は是非泊りで再訪してたいですね。

来訪日 2020/12/19
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2021.2月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
5位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
・高湯温泉「旅館玉子湯」(福島県)
温泉津温泉「薬師湯」(島根県)
塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2021年2月24日水曜日

日本温泉巡り その104 小屋原温泉「熊谷旅館」【島根県大田市】

 2021年の2月ももうすぐ終わり…
どんな季節も変わり目は寂しさを感じますが、自分は一年の内でもこの時期が一番おセンチになるので、やっぱり自分は夏よりも冬の方が好きなんだな~って毎年思います。

さて、2021年も年明けから楽しい温泉巡りができていおり、みなさんにも早くこの感動温泉を紹介したいのですが、まずは去年の在庫を紹介しないといけませんね…(汗)

と言う訳で、その104は昨年12月に行った島根県温泉&山旅で出会った、小屋原温泉「熊谷旅館」(こやばらおんせん くまがいりょかん)を紹介します!

小屋原温泉「熊谷旅館」さんは前回紹介した三瓶山の北西部山麓にあります。
旅館のすぐ横には三瓶川の支流が流れ、とても静かな佇まい。

…っていうか、ぱっと見は本当に営業しているかどうかも怪しい感じ。
温泉マニアの間では島根県でもトップクラスの極上湯ということですが、ちょっと心配になってしまいます。
でも、駐車場には車4台ほど停まっており先客がいそうで一安心。

受付すると湯船を案内されます。
湯船は3箇所全て貸切で制限時間は50分。時間内で空きがあっても湯船間の渡り歩きは遠慮下さいとの事です。
自分が行った時には既に3つのうち2つは埋まっており、残り一つもちょうど先客が出てった時で運よく待ち時間無しで入ることが出来ました。ラッキー!

自分が入れたのは3つある内の受付側から見て一番手前。
昔は4つあったようですが、現在は一番奥は使用不可になっています。

では、温泉マニアが認めるその湯、堪能させて頂きます!!

…!
え?なにこれ凄い!

入った瞬間にまとわり付く泡という泡で、あっと言う間に身体中は泡だらけ!
湯温は38度くらいのぬる湯で数分もじっとしてると身体中シュワシュワでポカポカしてきます。
大分の七里田温泉に匹敵するかそれ以上の炭酸泉!これはやばいですね!

脱衣所には「窓を閉め切ると二酸化炭素が充満して危ないので窓は閉めないように!」とも注意書きがあるくらいなので、その濃厚さは本物。

泉質は赤い湯の華が舞い若干の甘味と強い鉄味を持つ含二酸化炭素-塩化物炭酸水素塩泉。

入る前は制限時間50分もあれば十分だろうと思っていましたが、このシュワシュワ&ぬる湯でじんわりポカポカの極上湯、正直言って永遠に入っていたいと思ってしまいました。

さすが温泉好きに間で有名になるのも納得の素晴らしいお湯でした!

ただ外観からわかるようになかなか経営が厳しいようで…
自分としてもこういう素晴らしいお湯は後世にも残しておきたいので、今度島根を訪れる機会があれば宿泊して応援したいですね!

来訪日:2020/12/6
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2021.2月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
5位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
温泉津温泉「薬師湯」(島根県)
塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2021年2月21日日曜日

ちっちゃな火山家族「三瓶山」【島根県大田市】

何度かブログでも書いてますが、自分は登りたい山の条件の一つとして「麓に良質な温泉が湧いている」っていうのがあります。
最初の頃、山は気持ち良く温泉に入る為のスパイス扱いだったのですが、おのずと登る山は火山に属する山が多く、大地のパワーを感じる迫力の地形、地球は生きていると感じる熱量に魅入られ、いつのまにか火山の魅力にどっぷり。
一昨年カムチャッカ半島に行ったのもそういった理由からです。

そんな訳で数年前から涼しいシーズンは山と温泉の両方を主役に据えた山旅を計画する事が多くなり、昨年の秋にいつかは乗りたいと思っていた寝台特急「サンライズエクスプレス」の予約が取れたこともあり、以前から考えていた島根県の三瓶山+三瓶温泉の山旅を決行してきました。

温泉は温泉巡りシリーズで紹介するとして、今回のブログはその山旅の山の部分「三瓶山」を紹介したいと思います!

「三瓶山」(1126m *最高峰は男三瓶山)
*西の原登山口から望む男三瓶山(左)と子三瓶山(右)

2020/12/5
コース:女夫松登山口→孫三瓶山→太平山→女三瓶山→男三瓶山→子三瓶山→女夫松登山口
累積標高差:±960m

三瓶山は島根県大田市に在り日本二百名山の一座に数えられており、直径5キロのカルデラの中心の爆裂火口を取り囲むように主峰の男三瓶、女三瓶、子三瓶、孫三瓶、大平山、日影山と6つの小さなピークでなる火山の集合体の総称です。
中国地方の中では比較的新しい火山という事でその独特の山容は山の少ない中国地方では異彩を放っています。

そして、連なるピークは名前からわかるように、まさに三瓶ファミリー!
これは家族全員登ってあげないとかわいそう、って事で今回のコースを考えました。

スタートはこの日のお宿の三瓶温泉「国民宿舎さんべ荘」さん。
宿泊者という事で事前に許可を頂き早朝より駐車場をお借りする事ができました。
下山後に移動なく即チェックイン&温泉とか最高だろ(笑)
あ、もちろん三瓶ファミリーを周回で縦走するにもちょうど良かったってものありますよ。

さんべ荘の後の道を挟んで女夫松登山口はあります。
三瓶山登山ではメジャーな登山口ではない様で少し荒れてますが、気にする程では無いですね。
では、よろしくお願いします!(ペコリ

季節は12月、すっかり紅葉も終わりふかふか落ち葉の登山道を登っていきます。
前日の雨のせいか少しジメっとした空気が残ってますが、青空も多く天気は上々で一安心。

登り初めて一時間も経たないうちに三瓶ファミリーを繋ぐ火口縁の稜線に出ます。
稜線は笹とススキが揺れる好展望の道。
右側奥のピークは最高峰の男三瓶、左側手前が子三瓶山です。

登ってきた西側に目を向けると前日に観光してきた「石見銀山」の山の連なりが見えます。山ヤ視点でみるとなかなか興味深い山容で、銀山という文化的価値はもちろんですが山として登ってみたくなりますね。
このお姿を見た後に観光してれば、また違った印象を持ったかも知れません。
うーーん、ちょっと勿体ない気がしました(笑)

最初のピーク、孫三瓶山に到着!
ここから今日目指す三瓶ファミリーが展望できます。
標高も三瓶ファミリーの中では一番低いので、なんとなくみんなに見降ろされてる感じが孫っぽくて良い感じ。

孫三瓶山を後にして女三瓶山を目指します。
途中、樹林帯に戻りますが木々の葉は落ち切って陽が届きこもれびが気持ちい路です。


孫三瓶と女三瓶の間にある小ピークの大平山に到着。
ここは東の原登山口から夏場は観光リフトが運行され、だれでも気軽に来れる展望スポットとなっていますが12月はもうリフトは冬季休業に入っており、人っこ一人いませんでした(笑)
綺麗なテラスもあり縦走中でも休憩スポットとして活用できそうですね。

大平山から女三瓶山までの登り返しはしっかり整地された路。
女三瓶山山頂にはTV中継所や電波塔が立ち並んでいます。

ほどなく女三瓶山山頂!


女三瓶山山頂からは男三瓶山の堂々としたお姿と、三瓶ファミリーの真ん中の火口が良く展望できます。
男三瓶は主峰だけあってなかなかの迫力。あそこのピークに立てるのが楽しみになってきました。ではいざ!


女三瓶から男三瓶の間は時折急登はあるものの笹原の好展望の歩き易い道が続きます。
トレランしてる人も多く、走り出したくなる気持ちも納得!

途中、男三瓶の地層が剥き出しになっている火口壁が見える場所もあります。
全体的にたおやかな山ですが、ちょっと火山らしい荒々しさも垣間見えたのは良かったです。

山頂に近づくと広大な黄金色のススキ原が広がります。
風にサラサラと揺れるススキ原はなんとも雄大。ホント良い山ですね~

そして、三瓶山最高峰の男三瓶山山頂!
ありがとう御座います!!

山頂は広くおそらく100人くらいは余裕でランチタイムできそうな感じ。
でも、この日は土曜でそこそこの天気でしたが、人はまばら。どうして?
もうシーズンオフなんですかね?


山頂からは日本海や出雲の街並みまで展望できます。
条件が良ければ伯耆大山も見えるらしいですが、湿度高めな今日はちょっとダメでしたね~
残念!

自分もここで簡単な昼食を取り縦走再開。

男三瓶の山頂部から最後のピーク、子三瓶山(手前の平坦なピーク)を望みます。
これから歩く道もはっきり見えますね。

この山行であえて難所を挙げるとすればこの男三瓶から子三瓶へ向かう時の下り。
結構な急斜面で浮石も多く下る際は注意が必要だと思いました。

ちょうど男三瓶と子三瓶の間の鞍部あたり。
奥に女三瓶が見えますね!

子三瓶への登り返しで後ろを振り返った時に見える男三瓶のお姿がお見事!
本山行の中で一番ぐっときた景色でした。


そして、本日最後のピーク、子三瓶山山頂!
ここの山頂もススキと笹原が広がり心地よさは最高。
このまま下山しても宿のチェックインには早かったのと、あまりの心地よさにちょっとだけ昼寝を決め込む事に。
ススキの風に揺れる音をBGMに約1時間ほどのんびりさせてもらいました。
いやーー気持ち良かったーーー!

子三瓶山を後にして女夫松登山口に向かって下山。

そして、下山完了!
お疲れ様でしたーーー!
温泉という文字で出迎えられて気分も最高!(笑)

この後は、三瓶温泉を心行くまで満喫したのは言うまでもありません。

さて、今回の三瓶山、独特な山容とススキや笹原広がる好展望の尾根歩きがとても魅力的な山行になりました。
今回紹介した火口一周三瓶ファミリー縦走コースでもゆっくり歩いて6時間程度と、非常にコンパクトに楽しめるので自分のように遠征で訪れても十分余裕を持って楽しめると思います。
百名山である伯耆大山からはちょっと離れているので、セットで登るのはちょっと難しかもですが、この山単体でも十分遠征の価値があると思いますので気になる方は是非どうぞ!

以上です。

2021年2月3日水曜日

日本一長い名前の山へ!「牛奥ノ雁ヶ腹摺山・大菩薩嶺」【山梨県】

 「日本一の山」と言えばだいたいの人は日本一高い「富士山」を思い浮かべ、山にそれほど興味が無い人でも一度は登りたいと考える山ですが、一般のよりは山を嗜んでいる自分としては「じゃあ、他の日本一はないのかな?」と思いちょっと調べてみると、真っ先に出てきたのが日本一長い名前の山「牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらずりやま)」です。

うん、14文字!確かに長い!

あと日本一低い山ってジャンルもあるようですが、自称で候補が複数あったので保留。
また、日本一短い名前とか深いとは難しいとかは調べてはみたものの、イマイチぱっとしなかったので保留。
やっぱり一般的に定量化できないものは「日本一」を呼称するのは難しく現時点ではっきりと「日本一」を呼称できる山としては、高い=富士山と、名前が長い=牛奥ノ雁々腹摺山、くらいしか無いようです。
そうなると「牛奥(略)」はやっぱり登っておきたい!って事で、昨年11月に登ってきましたー!

「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」(1990m)
*山頂風景

2020/11/21
コース:上日川峠駐車場→中日川峠→下日川峠→すずらん昆虫館前→牛奥ノ雁ヶ腹摺山→
小金沢山→大菩薩峠→大菩薩嶺山頂→上日川峠駐車場
累積標高差:±1208m

さて、牛奥ノ雁ヶ腹摺山はどこにあるかと言うと百名山である「大菩薩嶺」から南側に延びる小金沢山稜の1ピークで、メジャーな登山口からは微妙に行き難い場所にあります。

ただ登るだけなら最寄の日川林道途中の駐車スペースから登ればあっと言う間に登れますが、それだけではつまんないので6年前に登った大菩薩嶺で懐かしさを感じるのも目的として上日川峠の駐車場から大菩薩湖を周回するコースにしました。

スタートは大菩薩嶺登山口の上日川峠。
自分は前夜インだったので登山口最寄りスペースに止める事ができましたが、この日は晴天間違い無しの登山日和ということで、早朝のうちに近いスペースは埋まり係員が少し離れた駐車場に誘導していました。
ホント朝からお疲れ様です。

日川尾根への入口は上日川峠第3駐車場の脇。
ちょっとわかりにくいかな?歩き易い遊歩道につられそのまま真っ直ぐ行くと大菩薩湖まで降りてしまうのでご注意下さい。


日川尾根は展望はそんなにありませんが、アップダウンも少ない笹の路。
冬の澄んだ空気の中、徐々に朝陽に照らされる大菩薩嶺や大菩薩湖を望みながら、心地よく歩けました。
上日川峠の賑やかさはどこへやら、自分以外誰とも会わない静かな尾根でした。

砥山、中日川峠を経て下日川峠の無線中継所までやってきました。
ここまで上日川峠からおよそ1時間、良い感じに身体も温まってきました。

ここで尾根路を離れ林道を下り牛奥ノ雁ヶ腹摺山の登山口がある県道218号沿いのすずらん昆虫館前に向かいます。
林道自体は面白くもなんともないですが、正面にこれから向かう小金沢山稜と牛奥ノ雁ヶ腹摺山が見えるスポットがあります。

へこへこ林道と県道を歩いて「ずすらん昆虫館」に到着。
ちょうど甲斐大和駅から大菩薩嶺方面に向かうバスが来て4人程度降りて少し賑やかに。
後日、この中にフォロワーさんもいたそうで、山界隈せまいもんですね(笑)

登り初めるとしばらくは広い作業道路を登っていきます。太陽もすっかり高くなりポカポカ陽気。
相変わらず雲一つない最高の天気で気持ちいいー!

日川林道との合流点。ここには車4台程度の駐車スペースがありました。
牛奥(略)への登りはここからが本番。

路はしっかり踏まれて特に危ない場所もなく進めます。
途中、たくさんの親子登山グループと出会いちょっとびっくり。
マイナーな山と思ってましたが、地元の人にはこういったレクに使われるくらいメジャーなんですね。


途中のパノラマ岩からは甲府の街並みと南アルプス、金峰山といった奥秩父方面の大展望!
いやーー爽快爽快!

そして、程なく山頂へ。
うしおくのがんがはらずりやま!
日本一!ありがとう御座います!

山頂部は木々が少なく富士山方面は大展望。
日本一長い名前の山から日本一高い山を望む、って考えると特別な感じがしますね。

では、大菩薩嶺方面へ向けて縦走スタート!
まずは小金沢山を目指します。


牛奥(略)から小金沢山までの凌線も笹原広がる気持ち良い道。
後を振り返れば富士山が常に見えるので、逆向き歩いていたら最高の富士山展望コースだと思います。
うーむ、今回は時計周りコースをとるべきだったか…

そして、程なく小金沢山に到着!
ちょうど昼食タイムだったので山頂は大賑わい。牛奥(略)からの路ではほとんど人と会わなかったのに、この賑わいはびっくり。
大菩薩方面から来る人も結構いるんですね。

小金沢山からも富士山はバッチリ。
自分もここで昼食タイム。

では、ゴールの大菩薩嶺に向かいましょう!

小金沢山から石丸峠までは途中樹林帯があるものの、引き続き笹原の稜線歩き。
所々、獣道もあり間違えて進みそうになりますが、間違えてもすぐ気付くと思います(笑)

石丸峠です。
ここは大菩薩峠方面と上日川峠方面への分岐があり、大菩薩嶺を絡めた周回コースを歩いている多くの人がいました。
ここまでくるとぱっと見ライトユーザーが多く観光登山の趣ですね。

そして、大菩薩峠へ!6年ぶりお久しぶりです。
初めて大菩薩嶺に登った時は雪山だったので、実は無積雪期は初めて。
当時はほぼ雪山初心者だったので、今思えば大菩薩では過剰とも言える雪山装備で登ったのは良い(苦い)思い出です(笑)

そして、大菩薩峠からと言ったら、やはりこの大菩薩湖と富士山!
登山初心者だった当時は富士山の圧倒的存在感にとても感動しました。

この日も初心者と思える若いグループがあまりの絶景の大騒ぎ。
あまりの初々しさにほっこりできました(笑)

ほどなく実質ゴールの大菩薩嶺山頂!
ありがとう御座いました!

相変わらず地味山頂で安心しました。
他の登山客もとりあえず来ました的なあの空気はなんなんでしょうね(笑)

この後は甲府の街並みを望みながら上日川峠に向かって下山開始。

そして、14時頃には無事下山。
お疲れ様でした~
久々にそこそこのロングだったので適度な疲労感が心地いい。

まずは「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」最高のコンディションで登れて良かったです。
山単独でみたらあまり見所は無いですが、日本一長い名前の山に登ったという思い出を得た事と、大菩薩嶺や小金沢山稜といったこの山域の気持ち良さを再認識できたのは良かったと思います。
なんとなく次は柳沢峠から大月駅まで通しで歩いてみたいな~なんて思ってるので、また来シーズンにでも計画してみようと思います!

以上です。