2015年9月30日水曜日

SW 東北紅葉山巡り その1【1日目 栗駒山 秣岳 須川岳】

今年のSWは天候にも恵まれ山ヤのみなさんは楽しい山行ができたと思います。

基本自分は人混みが苦手って事もあり、カレンダー通りの連休はおとなしくしている場合が多いですが、あまりの天気の良さに出掛けなければもったいない!って感じになり結局山登りに行ってきました。

選んだ山域は、各アルプスと比較すると人も少なく、またちょうど紅葉シーズン真っ只中!って事で東北地方に決定!

連休後半の3日間、1日1山を登ってきたのでレポします。

まず、1日目(2015/9/21)は宮城、岩手、秋田の県境付近の「栗駒山」。
この山は日本でもトップクラスの紅葉のめっかで、事前情報から山頂付近は見頃との情報があり1山目に選びました。

栗駒山(須川岳)
標高:1626m
2015/9/21
*須川コース、昭和湖付近から臨む

コース:須川高原温泉駐車場→(車道歩き)秣岳登山口→秣岳→栗駒山(須川岳)→(須川コース)須川高原駐車場
時間:6:00→7:40(秣岳)→9:50(栗駒山山頂)→12:10


岩手県側の登山口である須川高原温泉駐車場には前日(9/20)の夜22時に到着。
ここの駐車場は広いですが一部を残して夜間~早朝は閉めると情報がありましたが全部開放されていました。
紅葉シーズン限定かな?

そのまま車中泊して日の出と同時に起床。
夜間は見えなかったですが、駐車場の周りも結構色付いています。
期待が膨らみますね!!

駐車場から30分ほど車道を歩き、秣岳(まぐさだけ)登山口に到着。
本来、須川高原温泉から登る場合はそこを起点にした周回コースが人気ですが、そのコースでは自分は物足りなさそうだったので、須川岳のお隣の秣岳から攻めてみることにしました。

早朝は青空が広がっていましたが、登る程にガスが掛かり始めます。
まあ、でもガスは薄いのでその内抜けるでしょう!
正面のピークが秣岳です。

登り始めて1時間半で秣岳山頂。ガスに覆われ展望はありませんでした。
でも、今思えば展望があれば真っ赤に染まった栗駒山が見えたはず。うーん、勿体無い。


秣岳を後にして栗駒山を目指す縦走路に入ります。
ガスに覆われながらも色付き始め紅葉や、湿原の草紅葉を楽しめました。

展望があれば本当に綺麗だったと思います。
栗駒山に登るのであれば、このコースを抜かすのは勿体無いと思いますよ!

秣岳と栗駒山の鞍部を越える頃にはガスが抜けていき、青空が広がり始め…

正面には栗駒山のなだらかな山容が姿を現しました。
凄い!ホントに真っ赤に染まるんだ!!!写真でしか見たことない景色が広がっています。

栗駒山(須川岳)山頂!
さあ!紅葉のパノラマを堪能しましょう!!


真っ赤に染まる山頂付近と、山麓の紅葉グラデーションがホントに綺麗でした。


下山路は須川コースで駐車場まで戻りましたが、そこから栗駒山を見上げた時に広がる紅葉もお見事でした。



須川高原温泉に戻ってきました。
そこには静かな早朝の姿は無く、溢れんばかりの観光客!
駐車場も満車で待ちができていました。

さすがSW!!

1日目、栗駒山レポは以上です。
さすがは日本有数の紅葉のスポット!山に登るのであればこの風景は見ないと損だと思いました!

このブログを上げた9/30現在では、山頂付近はピークを過ぎてしまっているようですが、山麓は見頃のようです。
まだ、間に合いますよ!!!

2015年9月25日金曜日

いざ!日本最高峰へ! 【富士山】

先日、といってもかなり前になってしまいましたが9/5に富士山に登ってきました。

自分にとって富士山は運動や登山を始める前は高嶺の花、いざ登山を始めてみると登る山としてはそれほど魅力感じなかった、と中途半端な位置付けになっていました。
でも、その週末に実家(神奈川)で用事ができ、その用事に便乗してちょっくら登ってみる事にしました。

これまで自分が登った最高標高は奥穂高の3190m、富士山はさらにそれより更に+600mあるので、難易度的には問題なくとも高山病リスクだけは未知数でした。
なので、当初は0合目からと考えていましたが、最初はお試しで五合目スタートで行ってみることに。

選んだ登山口は実家への帰宅を考慮して、静岡県側の富士宮口です。

風景としてはぶっちゃけつまらない山だったので、山行レポも簡単に行きます!

富士山
標高:3776m
2015/9/5
*宝永山から臨む富士山

コース:水ヶ塚公園駐車場→(バス)富士宮口五合目→山頂剣ヶ峰→(お鉢周り)→(御殿場コース経由)宝永山→富士宮口5合目→(バス)水ヶ塚公園駐車場
時間:6:50(五合目)→10:00(剣ヶ峰)→13:30(宝永山)→14:10(五合目)


始発ちょい後の臨時便にのり富士宮口五合目に到着。
9月だから少しは空いてるかな~って思っていましたが、全然そんなことありませんでした。

あきらかに普段着に近い人もいて、ちょっと他の山とは違う雰囲気。


七合目ちょい手前。
スタートから山頂が見えるのは富士山らしいですね。

八合目付近。

ここまで来ると息を切らしてキツそうな人が増えてきます。
自分といえば、まだ鼻息だけで十分なくらい。

最近はガチ系の山ばかり言っていたので周りの人も強者が多く、自分の体力はまだまだだなぁ~って感じていましたが、ここではレベルが違うようです。

一般の人に比べるとこんなに体力あるんだ!とちょっと自信が持てました。

九合目を過ぎるとすぐ鳥居がありました。
ここから聖域ってことなんでしょうね。

約2時間半でお鉢の浅間大社奥宮に到着!
なんか、あっという間でした。
とりあえずお参り。

時間は9時半、まだ人は少ないようなので混む前に最高峰の剣ヶ峰に向かいます。

とはいっても、剣ヶ峰の記念撮影渋滞で30人くらい並んでます。
さすがに自分は初めての富士山だったので撮影する為に並びました。

日本最高峰!!やったぜ!


その後はお鉢周り!
天気はよかったですが下界は雲の下。
ちょっと残念でしたが、360度の雲海も富士山らしいかも。

御殿場コースにて下山開始。
このコースの醍醐味は砂走り!一歩踏み込む度に砂で滑り、一歩で3mくらい進みます。
うひょ~楽しい!歳甲斐もなく全力疾走!

でも、所々に大きな石があり上手く避けながらじゃないと危ないですね。

あっという間に宝永山まで下ってきました。
宝永山はどっかの会社の社員旅行っぽい団体さんでいっぱいでした。

宝永山から見る富士山は大迫力!
ここから富士宮コースに戻ります。

そんな感じで富士宮口五合目に無事下山完了。お疲れ様っした!


感想としてはぶっちゃけゆるかったです。
疲れた~って感じる前に終わってしまいました。
でも、高山病の気配は全く感じ無く、自分の体質ならまだまだ上は目指せる事がわかったのは良かったです。

今度、富士山に登る時は0合目スタートの日帰りに挑戦してみたいと思いました。

以上!
おわり。

2015年9月19日土曜日

立山・剱岳 登頂記 その4 最終回 【2日目 剱岳 雷鳥沢 室堂 他】

その3からのつづきです。
最終回にします。

様々な難所を潜り抜けいよいよ山頂目前!

山頂直下の登りです。
ここまで来るとなだらかで、剱岳が「お疲れさん!」って労ってくれてる様な気がします。

山頂!やったぜ!

絶好の登山日和だったこともあり山頂は人でいっぱい!
一般登山道の範疇では日本最難関といわれる剱岳ですが、これだけ多くの人がいるとそんな感じしませんね。

では、大展望を堪能しましょう。

立山連峰方面。
立山の後ろにちょこっと槍が見えます。

鹿島槍、五竜、白馬方面。
雲海の上に名峰が連なってる幻想的な風景でした。
いや~鹿島槍もイケメンですね!

絶景を堪能し下山路につきます。

下山する時には陽も高くなり、昨日は見れなかった室堂平や薬師岳もはっきりと見れました。

下山路と云えどもさすがの剱岳、往路に負けない難所続きでした。

キャンプ場まで下山完了!
キャンプ場近くにある沼に映る剱岳が綺麗です。

キャンプ場に戻って来たのが11時、少し渋滞はありましたが結局6時間掛ってしまいました。
平日にこれなんでシーズン中の土日祭日ではかなり早出しないと剱往復した後、室堂まで戻って下界まで行くのはきついかも。

昼食を取ったあとテントを撤収し室堂まで下山開始!

剱御前小舎に着く頃には剱岳はガスの中。
ホント、ちょうど良いタイミングで剱に登れたようです。

長い長い下りをへて雷鳥沢キャンプ場まで降りてきました。
このキャンプ場は室堂ターミナルから近く、登山者以外のファミリー層とかにも人気があります。
でも、明日からは雨って事でテントは少なめですね。

室堂ターミナルはキャンプ場後ろの山の先。
標高差は200m程度ですが、疲労の蓄積した身体に堪えます。

室堂平には地獄谷といわれる火山活動が活発な場所があり、ターミナル近くの宿泊施設には温泉があります。
その中の一つ「雷鳥荘」のらいちょう温泉に入ってきました。

展望風呂から見える風景です。
泉質も身体にビリビリくる強酸性の本物の温泉。最高だ!!!!!!!!!!
一気に疲労が抜けていくようでした。

無事、室堂ターミナルに到着。
地元の学校のレクリエーションでしょうか?学生で溢れかえってました。

なにはともあれ今回の山行も予定通り無事終了。お疲れ様でした!
ピンポイントで天候に恵まれホント良かったです。

おわり。

最後まで読んでくれた人に感謝!

(追伸)
自分は直接現場を見てないですが、ちょうど同日に中高年の3人パーティーの内2人が遭難&滑落し1人が死亡した事故が起きていました。

本ブログではお気楽に書いてますが、危ない山なのは確かです。
自分も最近は比較的難易度の高い山に行くのも慣れてきて逆に危ない時期かも知れません。
なのでこれからも初心を忘れず、慢心せず、を心掛けて山に挑みたいと思います。

2015年9月17日木曜日

立山・剱岳 登頂記 その3 【2日目 剱岳 他】

その2からのつづきです。

おはよう御座います!2日目になりました。

朝4時半起床してささっと朝食を取ります。早朝はさすがに寒くダウンを着てちょうどいいくらい。

ふと剱岳の方を見てみるとちらほらとヘッドライトの明かりが見えます。
山頂で御来光でも拝むのでしょうか?

自分は普通に朝5時に出発。
ガスも掛かって無く、風も弱く絶好の登山日和。さあ、行きますか!

歩き始める頃には太陽も当たり始め、剱岳のモルゲンロートを拝む事ができました。
山の風景はその瞬間瞬間が絵になりますね。

剱山荘を過ぎると本格的に登りが始まります。

最初のピーク「一服剱」到着。
名前の通りちょいと一服。

正面の見えるのは山頂では無く、次のピークの「前剱」。
本当の山頂はこのピークの更に後ろ。なかなかキツそうですね。

西側は雲海は広がり、ちょうど剱岳の影が!
下界が見えないのは残念ですが、こっちの方がレアかも。

一服剱から標高を下げ、前剱への登りです。
後ろにはさっき休憩してた一服剱、更に後ろのピークが昨日剱岳と対面した別山です。

どんどんいきましょう!
前剱手前の急登です。やたら尖った岩が印象的でした。

前剱を過ぎるとやっと剱岳山頂が見えてきます。
ここまで約1時間、距離の割にはアップダウンが多くなかなかハード。

しかし、剱岳はここからが本番!気合い入れていきます。

ほぼ垂直崖っぷちのトラバ~ス。

ほぼ垂直の急下降~。

難所のカニのタテバイ~。

これだけ危険地帯が多いと変なテンションになってきます!!
アハハハハハハ!

通ってきた道はこんな感じですが、自分でさえどこを歩いてきたのかよくわかりません!
こんな場所によく登山道を通したものです。

いよいよ山頂が目の前に迫ってきました。
凄い迫力!!


長くなったのでその3はここまでにします。
次回、その4は山頂の風景と下山も模様をお届けします。

つづく。