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2019年5月19日日曜日

日本温泉巡り その75 東鳴子温泉「いさぜん旅館」【宮城県大崎市】

今シーズンも行ってきました鳴子温泉!
なんなやかんやで毎年恒例になりつつある鳴子温泉旅。昨年までは3月に宮城県で開催される「東北風土マラソン」に合わせて訪れていましたが、今年はタイミングが合わずマラソン大会は未参加で、合わせて鳴子も行かずじまいになると思ってました。
しかし、4月初旬の地元のマラソン大会で左足をガチで痛めてしまい、心と脚の湯治先として鳴子を訪れる事に。

今回訪れたのは鳴子と言っても東鳴子温泉。
以前、同じ東鳴子の高友旅館さんに宿泊し鄙びた雰囲気と濃厚タール臭の黒湯にノックアウトされてしまった事もあって再び訪れた次第です。

ただ、今回は高友旅館さんではなく、それと同じくらい名湯と名高い「いさぜん旅館」さんにやっかいになりました。

東鳴子温泉は本元の鳴子温泉より今でも湯治場の雰囲気を色濃く残しており、この「いさぜん旅館」さんも昭和16年開業と言う事で佇まいはまさに昭和。


今回は湯治錬に宿泊って事で部屋も必要最小限。
この「何もしない時間」を「何も無い空間」で過ごすのは本当に贅沢だと思います。

では、早速「いさぜん旅館」さん自慢のお湯を頂きましょう!!


「いさぜん旅館」さんには4つの湯船がありますが、最も人気なのがこの混浴の「炭酸泉(上)」と「鉄鉱泉(下)」です。

両方とも同じ部屋の中にあり壁一枚で仕切られていますが、それぞれ源泉は異なり、「炭酸泉」の方はこの旅館独自の源泉でやや黒味でタール臭がありラジウムを多く含むナトリウム-炭酸水素塩泉。
「鉄鉱泉」の方もナトリウム-炭酸水素塩泉ですが、旅館独自の源泉と東鳴子の共同源泉である東鳴子重曹泉との混合になっています。

「炭酸泉」の方は「鉄鉱泉」に比べタール臭も濃く濃厚でまるで薬液に浸かっている気分。デトックス効果が高いのも頷けます。でも、意外にさっぱりとした肌当たりで個人的には高友旅館さんのお湯よりも好みかも…。
湯温もややぬる湯って事で永遠に入ってられます。

はぁぁぁ~、たまらん!

このままウトウトしたい気分ですが、温泉成分が濃く15分以上の入浴は控えた方が良いとの注意書きがあるので残念気分で退散。

そして、そのまま「鉄鉱泉」の方へ。
こちらは旅館オススメの入り方にも書かれているように、「炭酸泉」の後に上がり湯として入るのがオススメだそうです。
確かにタール臭はするものの「炭酸泉」よりさっぱりしており、また熱湯なのでスッキリできますね。

この組み合わせは最強です!
良泉なり!

さて、残り二つは男女で入れ替わる「大豪寺の湯」と「ノンちゃんの湯」。
自分は「大豪寺の湯」の時に頂きました。
こちらは旅館共同で管理して共同浴場にも引かれている東鳴子温泉の代表的な源泉、東鳴子重曹泉そのもの。
先の湯船よりも広く新鮮が源泉がダバダバ掛け流されています。
湯温も高くガツンと東鳴子のお湯を堪能できます!オススメ!

いずれも、旅館独自の源泉と共同の源泉を上手く使っており、東鳴子のお湯を存分に満喫できる良いお湯でした!

やっぱり東鳴子は最高です!!

(オマケ)



なぜが旅館には多くのネコが徘徊しており、旅館のエントランスにはもちろん、隙があれば客間にも入ってきます。
自分も何度か部屋に入られたり、入浴を観察されたりと今までにない経験をさせてもらいました。
温泉もそうですが、ネコネコしたい方にもオススメの旅館です(笑)

来訪日:2019/4/20
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.5月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(圏外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県) 

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2019年5月14日火曜日

神話を感じる巨石「竪破山(たつわれさん)」【茨城県日立市】

火山列島である日本には山に限らず様々な場所に多くの巨石や奇岩があります。
地政学が進んだ現在では、その性質や成り立ちの多くは解明されていますが、その奇妙奇天烈な形は自然の偶然が重なって生まれたものなのは事実で、今でも多くの驚きを与えてくれます。

そういった巨石・奇石ですが、日本の中でもトップクラスのものが茨城県の里山にあると聞き今回訪れてみることにしました。

さて、どんな奇石が待っているのか!?
紹介したいと思います。

「竪破山(たつわれさん)」(658m)
*山頂直下の黒前神社
2019/3/17

その奇石があるのは茨城県日立市の「竪破山(たつわれさん)」。
茨城県と福島県の県境に広がる阿武隈山地に位置します。

常磐道の日立北ICを降り、県道60号を進むと大きな看板が見えてくるので比較的わかりやすいと思います。

看板に沿って細い道を進むと登山口に着き、そこから少しダートを進むとトイレもある広めの駐車場があります。
知名度から満車になることは無いと思います(笑)

駐車場にはコース概要図があるので、ちゃんとチェックしておきましょう!

登山口からは里山らしい鬱蒼とした樹林帯の緩やかな登りが続きます。
少々、この季節花粉症の方はキツイかも知れませんね…。


登り始めて早々に「不動石」「烏帽子岩」といった巨石に出会えます。
樹林帯に中に佇む巨石は存在感がありますね。
巨石一つ一つにその石にまつわる逸話が書かれているので、なかなか興味が引き立てられますね。

山頂にある黒前神社の入口の鳥居までやってきました。
この鳥居をくぐれば山頂の神社まで一直線ですが、目的の奇石はここからちょっと寄り道した場所にあるので、まずはそちらに向かいます。

そして、今回の目的の奇石とは…

この「太刀割石」!!
見事なまでに真っ二つ!これまで自分が見てきた奇石の中でも珍しさトップクラスですね!

人物対比だとこんな感じ。写真でみた印象よりかなり大きいです。

常陸国風土記よると奥州遠征に赴いた八幡太郎源義家がこの山に祭られている黒坂命より大太刀を授かり、それで巨石を割ったとされています。
確かにこの綺麗な断面を見ると昔の人が神々の存在を感じてしまうのも大いに納得していまいますね。

実際の所は風化で丸くなった花崗岩の亀裂に木の根が入り、その成長によって割ったそうです。

奇石を堪能した後は先ほどの鳥居をくぐり山頂直下の黒前神社へ。


黒前神社から、もう少し登ると山頂へ到着します。
山頂自体は木々に囲まれ展望はありませんが、立派な展望台があるので登ってみましょう。


展望台からは太平洋や北茨城の里の山々の展望が広がっています。
この日は天気も良く、薄っすらとですが筑波山も展望できました。

そして、このまま下山。
結構、のんびり登ったつもりでしたが、登りも合わせて3時間程度のお手軽里山ハイクとなりました。
山としては少し物足り無いかも知れないですが、「太刀割石」は巨石・奇石好きの方なら一見の価値はあると思いますので、是非訪れてみては如何でしょうか?

以上!

2019年4月22日月曜日

日本温泉巡り その74 潮の湯温泉「犬吠埼観光ホテル」【千葉県銚子市】


千葉県と言えばネズミの王国だったりマリンスポーツや南国レジャーが思い浮かび「温泉」や「山」好きにとってはあまり魅力が無い県だと考えている方は少なくないと思います。

まあ、正直言うと自分もその一人。
他に行きたい場所が多々あるせいか、色々な意味で優先度は低い場所になってしまっています。

ところがどっこい、前のブログでも書きましたが今冬は雪国に行き難い状態だったこともあり、普段行かない場所の温泉でも開拓してみるか~、って気分で近場の千葉県を調べて始めてみたところ、ちょっと興味がある温泉があったので行ってみることにしました。

それがここ「犬吠埼観光ホテル」さん!
その名の通り、千葉県銚子市にある有名観光地「犬吠埼」のすぐ近くにあります。

なんでも太平洋の大海原を一望できる露天が売りとの事なので、露天好きの自分としては楽しみ!
では頂きましょう!!

身体を流して真っ先に露天風呂へ。
そこに広がるのは、太平洋と犬吠埼灯台の望める大展望
思わず「うーーーーみーーーー!!」と叫ばずにはいられません!

しかも、湯船に入ると目線の高さが海と一緒になるので、海との一体感が半端ありません!
これは、計算されつくされた素晴らしいシチュエーションですね。

泉質は淡い黄緑色のナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉。さすがに自然湧出ではなく掘削自噴ですが、強い塩味と磯の香りがする海近らしい素晴らしいお湯です。

露天にはもう一つ檜の浴槽があり、こちらは少し熱めのお湯。
先ほどの岩風呂とは異なり小窓から海が絵画の様に望めて、こちらもなかなか風情があって良いもんでした。

露天の眺望は最高クラス、お湯も申し分なし!
温泉欠乏県なんて言ってすみませんでしたぁ!って謝りたくなる良泉でした!

以上です。

来訪日:2019/3/31
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.4月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(圏外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県) 

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2019年4月18日木曜日

長崎の夜を照らす燈篭たち 【長崎ランタンフェスティバル2019】

今回のブログは久々に山や温泉から離れて2019年2月に長崎県で開催された「長崎ランタンフェスティバル」を紹介します。

もともと写真で見て興味のあったイベントでしたが、この時期は晴れれば雪山、そうじゃなくても雪国温泉巡りを優先していたこともあり、なかなか訪れる機会が無いままでした。
しかし、今年は車の事故のせいで雪道走れる車が無く雪国行けなくなってた事や、飛行機のマイルの有効期限が近づいていた事、更にフェスティバル会場に近い安いホテルが確保できた事が重なり、ちょうど良い機会が重なったので行ってきました。

長崎県は旅行好きな自分の中でも比較的好きな県で、過去は五島列島・雲仙普賢岳・定番観光巡りもしており、訪れるのは4回目。
なので長崎市内の観光は以前一通り見てしまっているので、今回はランタンフェスティバルをメインになります。

昼前の羽田発の飛行機で長崎空港へ、そこからシャトルバスでホテルのある長崎駅前に。
空港から駅前までのバスは長崎新地中華街を経由する時計周りのバスと、長崎大学近くを経由する半時計周りの2系統あります。平常時は前者の方が早く駅や市街地に到着しますが、このフェス期間はメイン会場のある中華街が混雑し、時間帯によっては2時間以上かかる場合もあるという事なので、後者の系統で行くのが確実です。

事前情報通り後者の系統のバスに乗ったおかげでだいたい時間通りに駅前のホテル到着しチェックイン。
今回お世話になったのは「ウィングポート長崎」さん。お祭り期間中でもほぼ平常時の値段(¥8,000ほど)で泊まらせてくれる貴重なホテル。
ざっとみた感じ他のホテルはお祭り期間中の金土日だと平気で1泊2~3万越えだったので、このホテルがどれだけ貴重か分かると思います。
ややメイン会場からは離れてますが、路面電車で3駅程度だし、自分にとっては十分徒歩圏内だったので大助かりでした。

長崎ランタンフェスティバルのメイン会場はめがね橋近くの「中央公園」と、中華街の「湊公園」に2箇所あり、そこには出店や特設ステージで色々な催しが開催されています。
そして、それ以外にも長崎市内街中が様々なランタンで彩られ、街中の至るところで催し物もあり、更にランタンという特性上メインは夜に偏るので満喫したいなら2日間は必要だと思いますね。

ホテルに荷物を置いてまだ明るいですが視察も兼ねてメイン会場の一つ中央公園にやってきました。
そこには巨大なランタンオブジェと、まだ明るいにも係わらず沢山の人が。
これが夜になるとどうなるか本当に楽しみ!

特設ステージからノリノリの音楽が聞こえてきたので行ってみると、変面ショーが始まっていました。
音楽に合わせて目にも止まらぬ速さで仮面が変わっていくショーは最高にクールで自分もすっかり見入ってしまいました。
後で知ったのですが、この変面ショーはフェスティバル中の催し物の中でも人気があるそうです。
最初から良いもの見れました!

その後は中華街方面に向かいながら、ざっくりとお祭りの全体像を把握し、今日(1日目)は中央公園とめがね橋付近を中心に見て回る事にしました。

そして、いよいよ陽が暮れ、お祭り本番!
文章は少なめに写真中心で紹介していきます!


まずは中央公園。
メイン会場の一つだけあって出店も多く凄い賑やかでした。
昼間に見た巨大ランタンオブジェも灯りが灯り迫力マシマシ!

観光名所のめがね橋もランタンで彩られています。
川にもランタンが浮かべられ、その灯りが水面で輝き幻想的な世界を演出しています。
これはため息ものでした…。


川沿いもオブジェがたくさんあり、中でも干支をモチーフにしたオブジェがクオリティも高く印象的でした!

そして、浜町アーケードを散策中にイベントの一つ龍踊りに遭遇!

激しいドラと爆竹に合わせ唸り踊り狂う龍の姿は大迫力。
言葉も無く魅入ってしまいました。

まあ、そんなこんなで1日目終了。
初日から圧倒されっぱなしで大満足!

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(2日目)

さて、2日目。
ランタンフェスティバルメインに来ているとは言っても、正直明るいうちは物足りないので、昼間はプチ観光する事に。
とは言っても先に言ったように主な観光スポットは既に巡ってしまっているので、今回は大浦天主堂付近の町散歩をしてみました。

グラバースカイロード付近の街並み。
坂のある街ってなんか良いですよね。

グラバースカイロードから長崎港方面の眺め。
夜景が最高な気配が漂っているので、ランタンフェスティバルをぶっちして夜に来ようと思いましたが、今回は我慢我慢。

祈念坂。
ちょうど大浦天主堂の裏にあり、石畳の坂道が良い雰囲気です。
最近はアニメ「色づく世界の明日から」で有名になりましたね。
自分も見ていて、ちょっと興味があったので訪れてみました。

大浦展望公園。
夜景が最高に綺麗そう!おそらくかなりのデートスポットかと(笑)

オマケ猫。
大浦展望公園にはたくさん猫がいました。
尾道と言い、どうして坂の街には猫が似合うのでしょう?

そんな感じで、長崎をブラリ街散歩。
起伏が多く色々な視点で街を見れるのと、異国と日本の雰囲気が混じりあって造られる独特の街並みは、歩いているだけでも楽しいですね。



では、夜になったのでランタンフェスティバルに繰り出しましょう!
2日目はもう一つのメイン会場の新地中華街を中心に回ってみました。




新地中華街の湊公園。
ここには数多くのオブジェが飾られ見応え抜群。インスタ映えする場所ばっかりで凄い人だかりでピーク時は歩くのもままなりませんでした…。


同じく湊公園にはイベント会場もあり、常に何かしら催しものをやっていました。
自分も遠目で見ていましたが、日本のとは異なる愛くるしい仕草が特徴的の中国獅子舞と、今時のノリノリの民族音楽に合わせて奏でられる琉球太鼓エイサーは最高に盛り上りました。

まあ、こんな感じに2日間とも天気にも恵まれ長崎ランタンフェスティバルを堪能できました。

いや~、さすが長崎が誇る一大イベントだけあって、街を上げての盛り上がりようは圧倒されっぱなしでした。
街を彩るランタンやランタンオブジェのクオリティー、各イベント会場での催し物、出店の食べ物の美味しさ、全てに本気を感じる事ができる良いイベントです。
これは一見の価値があります!
みなさんも是非如何でしょうか?

ちなみに2020年は1月25日~2月8日の開催が決まっています。
もし計画してみようと思った方は早めの計画を!

ちょっと写真多めの長文になりましたが、最後まで読んでくれてありがとう御座います!
以上です。