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2018年8月6日月曜日

ヒメの住まう山 「浅草岳」【新潟県魚沼市】

毎年のように山に登っていると、百名山のような有名所とは別に時々ブレイクする山があります。
近年では宇多田ヒカルで脚光を浴びた「栗沢山」や氷瀑神殿の「雲竜渓谷」が該当すると思います。

そして、今回紹介する「浅草岳」も注目度が増している山の一つです。
大きな理由としては、日本でも数少ないヒメサユリの群落が見られる山ということで、6月中旬から下旬にかけて特に華やかになります。

自分も昨年にツイッター上で見かけてから今シーズンに行きたい山にリストアップしていた所、ちょうど晴れ間と休みのタイミングが合い訪れてみました。

では、どんなおヒメさまに会えたのか、レポ行ってみましょう!

「浅草岳」(1585m)
*山頂付近のヒメサユリ

2018/7/1
コース:ネズモチ登山口→(橅尾根)→山頂→(桜尾根)→ネズモチ登山口

訪れたのは前回ブログの「越後駒ケ岳」の次の日になります。
この連続の山行、どちらかと言えばメインはこの「浅草岳」でした。

越後駒ケ岳に比べるとお手軽登山で、一人で黙々登るのもちょっと寂しかったので新潟在住で厳冬期「守門岳」を一緒に登ったフォロワーのDaiさんをお誘いして久々のパーティー登山となりました。

Daiさんとはネズモチ登山口の駐車場で合流。
ちょうどヒメサユリのシーズンって事で朝7時前で広い駐車場は8割くらい埋まっていました。県外ナンバーも多く人気が出てきた事が伺えます。

前日の越駒の疲れもあるので、最短の橅尾根で山頂を目指します。
しかし、今日も猛暑だったので暑い暑い…、ペースを上げると参ってしまいそうなので、のんびりハイクアップ。

足元にはギンリョウソウの群落がたくさんありました。
この山はなかなか高密度で生えてきてますね。
気持ち悪さ倍増です(笑)

1時間くらい登ると展望が開けてきました。
お隣には冬に登った守門岳、その周りは深い森が広がっています。
やっぱり山深い場所なんですね~。

そして、やっとこさ稜線に到着!
残雪がたっぷり残っていて、その上を涼しい風が吹き抜けていきます。
はぁぁぁ~、生き返る!
雪の上で年甲斐も無く二人ではしゃいでしまいました。

そして、この後になんとツイッターで山アカを始めた当初からリスペクトしていたmikuruさん、ajitarouさんと出会う事ができ感動!
更にmikuruさんの旦那さんや、たにもたさんとの新たな出会いもありました。

前日に会えたら良いですね~、くらいに特徴教えあっていましたが、見つけてくれたたにもたさんには感謝!

しばし雑談の後、自分とDaiさんは山頂を目指すべく一時のお別れ。

浅草岳山頂!ありがとう御座います!


山頂付近にはヒメサユリが沢山咲いており大満足!
7月に入っていたのでピークは過ぎているかと心配していましたが、取り越し苦労でしたね。


ヒメサユリだけで無く眼下の田子倉湖や上越国境の峰々の展望も素晴らしかったです。

少し休憩した後に下山を始めると、すぐにmikuruさんたちのパーティーに追い付きます。
あまりにも進みが遅かったので何かあったのかと尋ねると、なんと骨折した要救護者を発見し、その対応をしていたとの事。

要救護者を見つけた洞察力といい、その対応の的確さといい、さすがです!
感服しました。
自分なんて山ヤとしてはまだまだだな~、と痛感しました…。

自分たちも何か手伝える事があるかと思い微力ながらも同行させて頂きました。

…約1時間後。
無事、救護のヘリを見送った後、みんなで下山開始。



会話の途切れる事の無い短くも楽しい下山路でした。
ajitarouさん、写真ありがとう御座いました!

さて、ヒメサユリ目的の浅草岳でしたが、それ以上にたくさんの出会いがあり楽しい登山となりました。
先も述べた様に、ツイッターで山アカを始めた頃からTLに良くお見かけし、毎回のように素晴らしい写真をアップして感動をもらっており、自分にとっては憧れの存在だった方々と会う事ができ本当に嬉しかったです。
でも、話してみるとみなさんフレンドリーで一気に身近な存在に思えるようになりました。

今回は一時の邂逅でしたが、いつかは山旅にご一緒してゆっくり話しをしたいものです。
今後ともよろしくお願いします!!

以上です。

2018年8月4日土曜日

越後の主峰 「越後駒ケ岳」 【新潟県】

さて、夏山シーズンも折り返しを過ぎましたが、山ヤの皆様は夏山満喫しているでしょうか?
今シーズンは晴天に恵まれる日が多く、自分も例年に無くハイペースで登っています。

そのおかげでブログの更新が遅れてしまい、書くべき山行記録がたくさん溜まっており途方に暮れていますが…。

まあ、無理して書いても続かなくなるだけなのでマイペースで行きますね。

今回紹介する「越後駒ケ岳」は比較的家から近いので山初心者の頃に計画を立てた事がありましたが、CTの長さにびっくりしてそれ以降なんとなく超人向けの山って先入観を持ってしまっていました。
そんな中ある程度山経験を積んで改めて見直すと、うーん、まあ行けるんじゃねぇ?くらいに敷居が下がっていたので、日帰りチャレンジしてみる事に。

では、レポ行ってみましょう!

「越後駒ケ岳」(2003m)
*湯ノ谷温泉より望む

2018/6/30
コース:枝折峠→駒の小屋→山頂(ピストン *グシガハナ分岐まで寄り道アリ)

スタートは最短コースの登山口となる枝折峠から。
最短って言っても「山と高原地図」のCTでは往復約11時間とあるので、ある程度は巻けるとわかっていても、そこそこ気合が必要なレベル。

しかも、当日は午後から天候不安定で雷雨の可能性大って事で最悪でも14時前には戻ってくる計画にして進み具合によっては途中で引き返すつもりでした。

そんな訳で枝折峠を日の出の少し前、薄明の頃に出発。
駐車場から見えた朝焼けが綺麗でした。


枝折峠からつづく明神尾根は細かいアップダウンがあるものの、歩き易い道と木道で緩やかに標高を上げていきます。
尾根からは立派な越後駒ケ岳の山容や、越後三山の一角、荒沢岳を望めるので気持ちよく歩けます。

途中の小ピーク「小倉山」に到着!


…長げぇ!!

ここまで水平距離では5キロ程度歩いていますが、標高は200m程度しか上がっていません。枝折峠から山頂までも標高差は960mくらいなので、まだ4分の1も登ってないじゃないですか!
…なんかイヤ~な感じ。


小倉山を過ぎ、百草ノ池を越えるとやっと本格的な登りが始まります。
それと同時に森林限界も越え、荒々しい山容が目の前に迫ります。
ヒュ~、越駒カッコいいぜ!

後ろを振り返ると今まで歩いてきた尾根道が一望できます。
…ここ歩いて戻るって考えるとゲンナリしますね。


「駒の小屋」に到着!
キンキンに冷えた水がクソ美味い!!暑さと長い距離で参っていた身体が一気に回復。
この水場が在ると無いとでは難易度が段違いですね!

この「駒の小屋」はシーズン中は管理人が常駐していますが、避難小屋扱いなので寝具や食事は提供されないので注意ですが、展望も広がる良い場所にあるので、泊まってみたくなりました。


駒の小屋を過ぎると山頂まで一気に急登!
6月も終わりですが、残雪もたっぷり。
傾斜もあり登りはキックステップで登れますが、下山の時はアイゼンがあった方が安心かも知れません。

越後駒ケ岳山頂到着!
ありがとう御座います!!


山頂からは大迫力の八海山や、上越国境の山々と、さすがは越後の主峰といえる大展望が広がっていました。

時間はまだ9時前と目標の14時下山に対しては十分時間があったので、山と高原地図でお花畑と書いてあったグシガハナ分岐までの稜線を少し寄り道して歩いてみることに。


大群落とまではいきませんが、明神尾根では見ることができないお花畑が広がっていました。
初夏の風が心地よく気持ち良かったですね~。

帰りはそのまま来た道を下山し、13時前には枝折峠に下山完了。
お疲れ様でした!

帰りに見た奥只見シルバーラインからの越後駒ケ岳。
いや~、このアングルから見ると急峻な山容に惚れ惚れしますね!

この写真でもわかるように、この後すぐに天気予報通りにこの辺りはかなり強い雷雨に見舞われました。登山中にすれ違った人の状況から、まだ登山中の人は沢山いたと思いますが、大丈夫だったのかな?
やはり登山において「多分、大丈夫」って考えは危ないと再認識させられた一日でした。

さて、今回の越後駒ケ岳ですが、予想以上に登って良し、見て良し、と山としてレベルの高い山だと感じました。個人的には同じ駒ケ岳でも甲斐駒に負けてないと思います。
また、CT的には長めですが登山道も歩き易く、体力がある方なら日帰りでしっかり登った感が得られ、自信が無い方も駒の小屋に宿泊すれば絶景も堪能できると、多くの人が満足できる山だと思いました。
CTの長さに敬遠しているみなさん、是非登ってみて下さい!

以上です。

2018年7月27日金曜日

日本温泉巡り その61 「湯ノ花温泉」【福島県南会津町】

太平洋高気圧さん、そろそろ黙ってくれませんかねぇ~。
なんて、ぼやきたくなるくらい暑い日が続いていますが、みなさま如何お過ごしでしょうか?

さすがに温泉好きな自分でも、これだけ暑いと足が遠のいてしまうのが実際のところで…。
たとえ、温泉を巡って良泉に出会えても、その良さを存分に堪能できないので勿体無い気持ちが勝ってしまう感じです。

まあ、そんな時期にも山帰りの汗を流す為に立ち寄る温泉で名湯との出会いはあるので、更新頻度は落ちますが紹介していきたいです。

その61は、前回のブログの「田代山・帝釈山」の帰りの立ち寄った福島県南会津町の「湯ノ花温泉」です。

ちょうど登山口へ続く道沿いにあるので、登山帰りに利用する人も多いと思います。

この「湯ノ花温泉」は小さなの旅館が数軒あるくらいで非常にこじんまりとした温泉地。
また、日帰り温泉施設の様な目立ったものは無く、立ち寄り湯は数箇所ある共同浴場になります。

共同浴場に入る為には、まずメインの共同浴場「弘法の湯」の対面にある「星商店」さんで「湯巡り券(¥200)」を購入します。
(写真無くてすみません)

安い!これを買えば巡り放題っていうのが太っ腹ですね!
駐車場もこの「星商店」さんの場所をそのまま使えます。

では、1湯目「弘法の湯」。
ここは共同浴場の中でも最も一般向けで、男女別でロッカーもあり、普通の人でも抵抗無く利用できます。

湯船は石造りの内湯が一つだけですが、加温加水無しで源泉が掛け流されています。

では、いただきま~す!

あぁぁぁぁ~、熱沁みる~。
泉質はほんのり緑色でちょっぴり塩っぱい弱食塩泉。
硬めなお湯が登山で疲れた身体に染み渡ります。

湯温は41℃くらいで冬場なら適温ですが、この日は夏日であまり湯ったりできませんでしたが、湯船から出ると風が心地よく感じ、出たり入ったりと30分くらい満喫しました。

お次は「星商店」の横の川に向かって下る道をいった先にある「石湯」へ。
大きな石が建屋の一部になっている特徴的な浴場です。


こちらは混浴で内湯が一つ。
浴場の窓の外には渓流が流れており、渓流のせせらぎがなんとも心地良い空間を演出していました。

では、いただき!!

あっつ~~~!!
泉質は先の「弘法の湯」とは異なり清廉な無色透明の単純泉ですが湯温が熱っつい!43℃くらいありそうです。
でも、そのおかげの気化熱効果で入った後は夏日でも涼しく良い感じに。


では、お次!
って行きたいところでしたが湯温高めの「湯ノ花温泉」をこれ以上巡るには、さすがに気温が高すぎるので、今回はこの2つだけ。
泉質はもちろん共同浴場の雰囲気もかなり好みだったので、ちと残念でしたが、また改めて秋や冬に訪れたいと思える良い温泉でした!

以上です。

来訪日:2018/6/17
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2018.7月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 4位 野地温泉ホテル(福島県)
 5位 後生掛温泉 (秋田県)
 
その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2018年7月21日土曜日

ワタスゲぽわぽわ「田代山・帝釈山」」【福島県 栃木県】

いや~暑い!!今年の太平洋高気圧は元気出し過ぎです!
暑いから涼みに山に行こう~、と言っても個人的に2000m以下はご遠慮願いたいレベル。
去年の東京21日連続降雨といい、日本は温帯地域から亜熱帯地域になってしまったというのはあながち嘘でもないのかな。

まあ、そうは言っても晴れ間が続くなら山ヤとしては嬉しい限りで、今年の夏はかなりハイペースで登っており、ブログを更新する暇があまり無いのが辛いところ。

そんな訳で更新が少なくなっていますが、急がずのんびり更新していきますので、忘れないでくれると嬉しいす!(切実)

さて、もう1ヶ月以上前になってしまいましたが、ワタスゲの群落で有名な「田代山」と、そのお隣の二百名山「帝釈山」に登ってきたので、今回はその模様をお届けします。

「田代山(田代湿原)」(1926m)

「帝釈山」(2056m)
2018/6/17
コース:猿倉登山口→田代山→帝釈山(ピストン)

ちょうど梅雨のど真ん中のこの時期は山々は様々な花で彩られる季節であり、自分も去年の東北花巡り登山でその美しさに触れてしまった事で、今シーズンも花メインの山行を色々計画していて、この田代山もその一つでした。

コースは田代山林道の終点、猿倉登山口から。
猿倉登山口は田代山への最短の入り口ですが、10km以上のダートを走る必要があります。
ただ、思ったより凹凸は少なくダート道としてはマシな方なので、普通車でも注意してくれば問題無いと思います。


登りは基本樹林帯で単調ですが、さすがは花の季節。
いたる場所に花が咲いており、飽きることはありません。

標高1200mを超え展望が広がり始めると、なんと大雲海!
下界は全く見えないほどの大規模な雲海は久々に見た気がします。
こういう景色をみると夏だなぁ~って思いますね。


そして、樹林帯を抜け空が広がると同時に、この山の様相は一変します。


そこに広がるのはまさに空に浮かぶ天空の湿原。
誰もが声を上げて驚く瞬間だと思います。
雲海も相成って別世界感を凄い感じました。

ちなみにこの湿原には木道の周回コースが設けられていますが、木道は狭くすれ違いができない場所が多いので、反時計回りに散策するのがルールになっています。

少し進むと美しい地塘の奥に会津駒ケ岳が望める絶景スポットが。



そして、やはり何よりも驚いたのがこのワタスゲの大群落。
自分の想像を軽く凌駕する群落っぷりで歓声をあげてばかりでした。

この山が一年で一番輝く瞬間に立ち会えた事に感謝ですね!

ワタスゲ祭りを楽しんだ後は「帝釈山」へ向かいます。


基本、展望は無い尾根歩きですが、ちょうど尾瀬ではオサバグサ祭りが開かれている事もあり、オサバグサがたくさん咲いていました。

このオサバグサは日本特産の1属1種なので、見た目は地味めな花ですが、世界的にみれば希少価値のある植物だそうです。

帝釈山山頂到着!
ありがとう御座います!

ちょうど背丈程の木々に囲まれているせいか、大展望とはいきませんが日光連山や、燧ケ岳、会津駒ケ岳が望めます。

田代山の天国っぷりと比較すると、ちょっと寂しい感じですね…。(汗)

この後は再び田代山まで戻り再びワタスゲ天国を堪能すべく木道を一周し下山。

お疲れ様でした。
帝釈山は若干地味さがいなめませんが、田代山のワタスゲ天国は一見の価値があります!
みなさんも来シーズンに如何でしょうか?

以上です!