2016年3月20日日曜日

日本温泉巡り その15 【群馬県 四万温泉 「積善館」】

暖かい日も増えてきて春の足音が聞こえてきた今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。

でも、温泉のベストシーズンは秋冬だと思っているので、温泉好きな自分としては少し寂しい感じです。

今回の温泉巡りその15は群馬県の「四万温泉 積善館」を紹介します!

先月の八ヶ岳登山の帰りに一泊してきました。

入口です。良い雰囲気ですね。
それもそのはず、この積善館は江戸時代の元禄4年に建てられ、日本最古の木造湯宿建築と伝えられ、群馬県の指定文化財にも登録されている歴史的価値のある温泉宿です。

そんな訳で旅館内の見学も楽しみの一つですが、登山の疲れを吹き飛ばす為にとりあえず温泉!

積善館には多数の湯船がありますが、最も有名で歴史のある「元禄の湯」です。
こちらは昭和5年に建てられ、当時ではオシャレ第一線の洋風モダン調になっています。

では、頂きます!

むふぅ~。沁みるねぇ。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉で、香りも強く、湯船には析出物もしっかりついていますが、お湯自体は無色透明で肌当たりも柔らかめ。
見た目と感じ方が違う、今までにない新鮮さがありました。

また、湯船毎に温度を変えてあり、色々な入りかたが楽しめます。
個人的にはインパクトは弱めですが、万人受けする良温泉ですね!


温泉を堪能した後に文化財に登録されている旅館内をちょっと見学。



増改築を繰り返しているだけあってちょっとした迷路になっています。
受付で地図がもらえますが、無いと確実に迷子になりますね。

また、その時代時代で建築様式も違うので不思議な雰囲気に包まれています。
探検気分も味わえるので、子供とかは喜ぶのではないでしょうか?

夜の別世界感が最高です。

日帰りの受付終了は結構早いので、この雰囲気を味わう為に一泊をオススメします!

今回の「四万温泉 積善館」は良温泉でしたが、ランキング入りには2歩程度及ばずって事で残念ながらランク外にします。

<個人的温泉ランキング> 2016.3現在

― 1位 籐七温泉「彩雲荘」 (岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」 (鹿児島県)
― 3位 ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
― 4位 塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
― 5位 川湯温泉 公衆浴場 (北海道)*ブログ始める前に行ったので写真無し。

2016年3月12日土曜日

旅食シリーズ その22 【茨城県北茨城市 地魚海鮮丼】

東日本大震災から5年…。復興応援を兼ねた旅食シリーズ!
その22!!

今回紹介するのは…

「地魚海鮮丼」

2013年冬の東北沿岸部復興応援ドライブの最終回の時にお邪魔しました。
自分の住んでる茨城県なので旅食になるかどうか微妙ですが、復興応援って事で紹介!!

この茨城県北茨城市は死者は少なかったものの、ほとんどの沿岸部に津波が到達し大津漁港を中心とした海産業は壊滅的被害を受けました。
しかし、それより北の宮城県や岩手県の被害の大きさに隠れてしまい支援の手が届かない状態が続いています。

また、福島原発の影響で港や街の見ための復興は進んでも街の基幹となる海産業が軌道に乗らず生活が成り立たない状態が今でも続いているそうです。

自分が訪れた2013年には、既にガレキ等は綺麗に片付けられていましたが、とにかく活気がなく寂しい雰囲気に包まれていました。

そんな状態でもこの「船頭料理 天心丸」は北茨城の人気店、開店前から人が並んでいる盛況振り。
行列が嫌いな自分も、この時ばかりはホッとしました。

頼んだのは地魚海鮮丼、ガチ盛り系の店だけあってボリューム満天!
冬だった事もあり、しっかり脂の乗った白身魚が美味でした!

正直、震災以前の状態に戻るのは難しいと思いますが、こういう人が集まる場所から再出発できる事を切に願います。

近くに岡倉天心ゆかりの五浦海岸や、紅葉が綺麗な花園渓谷といった観光地も近くにあるので、興味を持ってくれた方は是非足を運んで下さい!


以上です。あなたの旅の手助けになればと思います。
ではまた次回!

2016年3月6日日曜日

八ヶ岳ブルー 【厳冬期 赤岳天望荘泊】

少し間が開いてしまいましたが、先月の2/11、12と赤岳天望荘泊で赤岳に登ってきました。
八ヶ岳に関してはもう何回も紹介していますが、厳冬期の天望荘泊は初めてで厳冬期ならではの景色を堪能できたので紹介します!


「八ヶ岳(赤岳:2899m)」
*地蔵尾根から臨む赤岳
2016/2/11-12
コース:2/11 八ヶ岳山荘前駐車場→(南沢)→行者小屋→(文三郎尾根)→赤岳山頂→赤岳天望荘(泊)
2/12 →(地蔵尾根)→行者小屋→赤岳鉱泉→(北沢)→八ヶ岳山荘前駐車場


南沢をへて行者小屋へ。
この日は雲一つない青空、且つ空気も澄んでいて、多分これ以上の好天は無いと思える程のベストコンディションでした。
もちろん自分にとっても八ヶ岳では過去最高の天気だったと思います。

でも、本当に雪が少なかったです。
標高2000mを超えるまで目立った積雪は無し、しかし凍結個所は多く難儀しました。

自分が好きな景色の一つ、文三郎尾根から見た阿弥陀岳です。
下界から見た青空とは全く違う青、八ヶ岳ブルー極まれり!

文三郎尾根の山頂直下の岩稜地帯、今回一番の危険個所でした。
なまじ雪が少ないのでアイゼンが効きづらく、足元不安定でのトラバースは結構恐かったです。

はい、山頂!
北八ヶ岳方面と自分です。
この日は山頂は気温-7℃程度ですが、ほぼ無風で2月にしては異常な快適さ。
嬉しい半面、温暖化の一端だと思うと素直に喜べませんね。

では山頂からの風景を堪能!

北アルプスオールスターズ!乗鞍から白馬まで稜線一望。

富士山、金峰山方面。
奥秩父の方、ホント雪無いな!

浅間、谷川、日光連山方面。

この日の一番のびっくり、さすがに霞んでいますが日光連山まで見えるとは思いませんでした。

過去最高の絶景を堪能して天望荘にチェックイン。
サービスの無料おしるこが嬉しいですね。夏に泊まった時も思いましたが贅沢な山小屋です。

そして、部屋に行ってみると、なんと富士山ビューの窓側!最高だぜ!
こんな景色、どんな高級ホテルにも負けないと思います。


夕飯が終わった後は黄昏タイム。
夕陽自体は阿弥陀岳の陰で見えませんでしたが、夕陽の色に染まった各アルプスの稜線は本当に綺麗でした。

夕方になっても雲一つ無いこんな最高の日に山に居られる事を感謝して就寝。

・・・

おはよう御座います!
2日目になりました。引き続き天気は良いですが少し風が強めです。
でも、やっぱりこの時期にしてはゆるゆるなんで、外に出て御来光タイム!


奥秩父方面から登る朝日と、朝日に染め上がった赤岳です。

ちなみにこの赤岳の名前は、朝日によって赤く染まる事から名付けられたそうです。
その名前の由来になった姿を拝む事ができて感激!

この後は朝食を取って下山開始。

地蔵尾根のお地蔵さん。
天気もよくこのまま硫黄岳まで縦走したい気分ですが、この日は用事があった為地蔵尾根を下り10時半には駐車場に戻って山行終了となりました。

天気にも恵まれ充実した2日間でした!
3回目の厳冬期赤岳でしたが、毎回見える風景や感じ方が違って楽しませてくれます。

やっぱり山は面白い!

以上!

2016年3月1日火曜日

RICOH 「GR」と僕 【3万枚突破記念】

久々に登山でも旅行でも温泉でも飯の話でもない雑記です。

先日の箱根旅行の写真を整理していた所、愛用のカメラ「GR」(RICOH)が累積枚数3万枚を突破してたので記念に一筆。


この「GR」ですが、ホント良いカメラです。

もともと一眼レフを持っていましたが、登山や旅行といったアウトドア趣味に目覚めてからは、ちょっと持ち出すのに気合いがいる重荷になっていました。

そんな中、登場したこのGR、当時としてはこのサイズにAPS-Cセンサーをブチ込んできたのは驚愕で、コンパクト性と画質の両立を求めていた自分は迷わず購入。

結果としては大正解で、このさっと持ち出してさっと撮れて、画質も自分にとっては必要十分な性能は自分の撮影スタイルに気持ち良い程ピタッとはまりました。

少しの間は一眼レフと併用してましたが、徐々に一眼レフは埃をかぶるようになり、約1年前にシステム一式を売却。

現在も後悔してないところみると、自分にとって写真は「作品」ではなく「記録」だったのでしょうね。


もちろん、単焦点である事や高感度の画質や手振れに対する弱さ等、弱点は多々ありますが、そんなことは腕でカバーしたれって思える程惚れこんでいます。

今現在は後継機の「GRⅡ」が発売されていますが、自分はまだしばらくはこの初代にがんばってもらおうと思います。

めざせカンスト!!
これからもよろしくGR!