2022年1月30日日曜日

日本温泉巡り その114 赤川温泉「赤川荘」【大分県竹田市久住町】

冬真っ盛り!みなさん温泉楽しんでますかーーー!?
今年は例年にない多雪になっており、普段より雪見温泉が楽しめていると思います。
自分もたくさんの良泉に出会えてホクホクしております。

そんな新しく出会えた良泉をさっさと紹介したいのですが、まずは昨年巡った名湯達を先に紹介しないといけないですね…
ブログを書くペースも上げていかないと!頑張れ俺!(笑)

今回はその114として、昨年11月初旬に行ってきた九州大分県の赤川温泉「赤川荘」を紹介します!

赤川温泉「赤川荘」があるのは百名山である「くじゅう山」の南麓、標高およそ1000mに在ります。
くじゅう連山の一座で百名山である「久住山」に比較的近い登山口で駐車場もあるのでシーズン中は多くの人で賑わいます。

自分が行った日は小雨舞う天気だったので、あまり登山者の姿は見かけませんでした。

源泉は更に標高を上げた場所にありますが、赤川荘入口のすぐ横には温泉の試飲場があり、硫黄の香りとお湯の色と石に着いた析出物でもう良泉間違いなしですね。

建物の内装は非常に清潔感があるログハウス風ですが、現在は宿泊は受け付けておらず日帰り入浴のみだそうです。(2022年1月現在)

では、噂の名湯頂きます!

お湯は綺麗なコバルトブルーでしっかり硫黄香る硫黄-カルシウム-硫酸塩冷鉱泉。
冷鉱泉なので沸かし湯ですが湯船や湯口にはたくさんの湯の花が付着し、お湯の濃さが伺えます。

自分にとっては好みな泉質で、もう幸せいっぱい極楽浄土。

内湯は5,6人は余裕を持って入れそうな湯船ですが、お湯の投入量は多く常にオーバーブローし新鮮なお湯が楽しめます。

こちらは露天風呂。
内湯よりもたくさんの湯船があり、なかには源泉である冷鉱泉がそのまま楽しめる場所もありましたが、この寒い時期はちょっと厳しいかも知れません。
ただ、しばらく入っていればじわじわ温まってくるのは、さすがの名湯といったところでしょうか。

奥に見える滝も良いアクセントになっており、紅葉や新緑の時期は最高の温泉時間が楽しめると思います。

噂に違わぬ名湯でした!ごちそうさまです!

実はこの赤川荘さんは2017年の九州旅行では臨時休業で入れなかった悔しい思い出があったのですが、今回の再訪で無事入れて良かったです。
折角、登山口に近い場所にあるので宿泊が再開したらくじゅう登山とセットで再訪したいですね!

来訪日:2021/11/22
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 <超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2022.1月現在
1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
3位 黄金崎不老ふ死温泉(青森県)
4位 日景温泉(秋田県)
5位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)

<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
見市温泉旅館 (北海道)
酸ヶ湯温泉 (青森県)
後生掛温泉 (秋田県)
玉川温泉(秋田県)
須川高原温泉(岩手県)
銀山温泉「永澤平八」(山形県)
姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
野地温泉ホテル(福島県)
地獄温泉「清風荘」(熊本県)
新湯温泉「霧島新燃荘」(鹿児島県)
吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2022年1月16日日曜日

鳥海山の本気「鳥海山」【山形県 秋田県】

登山者の多くは同じ山を繰り返し登る機会があると思いますが、やはり初めて登った時の印象が一番心に残っていると思います。
そういった理由から本ブログの山レポはほぼ初登りの記録を残しており、2回目以降はあまりブログに残す事はありません。

しかし、初登りの全てで感動得られるかと言ったらそんな事は無く、今回紹介する「鳥海山」は2014年6月に初めて登った記録はとりあえずブログには残したものの、ほぼほぼガスられあまり景色が楽しめなかった山だったので、いつか登り直したいと考えていました。
(おいおい、もうあれから7年かよ…、とちょっと凹んだのは秘密です。笑)

とは言っても、さすがに2回目は外したく無いので確実に好天が望める休日かつ、茨城県から遠征できる連休を待っていたら早数年。
やっとこさ2021年の9月の連休にそのチャンスに恵まれそうだったので登り直しを決行してきました!

まあ、当時は他に行きたい山がいっぱいあったので、2回目の山は後回しにしてたのもありますけどね…(笑)

「鳥海山」(2236m)
*山形県庄内町から望む。
2021/9/19
コース:鉾立→御浜小屋→七五三掛分岐→(千蛇谷)→新山山頂→七高山→(外輪山コース)→七五三掛分岐→鉾立

訪れたのは9月下旬の3連休の中日。
当初はテント背負ってアルプス方面にでもー、と考えていたのですが、初日が台風で悪天&秋の連休の混雑を考えて急遽日帰り遠征に切り替えて鳥海山となりました。

登山口は7年前と同じで鳥海ブルーライン鉾立から。
鉾立は鳥海山の中腹で既に標高1000mを超えており駐車場でもうこの絶景。
前回は雲でここから日本海が見えなかったので出発する前から概ね満足(笑)

昨日の悪天の影響か少し雲は残ってますが、まあ大丈夫でしょう!
ではレッツクライム!


しばらくは奈曽渓谷沿いの傾斜の緩い尾根路が続きます。
スタートからほぼ森林限界は超えているので、まさに最初からクライマックス。
徐々に朝陽が差し込む風景は雄大そのものでした。

賽ノ河原まできました。
ここは前回登った時ほぼ雪に埋まっていたので目の前の景色はほぼ初見で2回目の同じコースと言えども気分は初登山。
なんか得した気分!(笑)

御浜小屋付近はススキ原が広がります。
秋の風にそよぐススキ原はなんとも爽やか。思わず目を閉じて風の音に耳を傾けたくなりますね。

御浜小屋を過ぎると南側に鳥海湖が見えてきます。
初夏のお花畑が有名ですが、草紅葉と空の青を移す鳥海湖もまた格別!

そして、御田ヶ原へ。
正面に見える鳥海山本峰がカッコよ過ぎて悶絶。
7年前もガス多いものの辛うじてこの風景を見る事ができ感動したのを思い出しました。
やっぱり山を始めた頃に印象に残った風景は何度見ても感動できます。

七五三掛の分岐から今まで歩いてきた稜線を振り返ります。
東北の山らしいたおやかで伸びのある稜線。どこまでも歩いて行きたくなります。

分岐を過ぎると千蛇谷の底まで一回標高を下げます。

…こんなに下ったかな~?なんて思いましたが、前回はほとんど雪で埋まっていたんですよね。さすが9月でも残雪が残る場所ですね。

山頂の新山に向かって千蛇谷を一気に駆け上がります。
標高が上がるにつれ紅葉も鮮やかになってきました。まだ紅葉には早いかなと思ってましたが、思ったより楽しめて良かったです。

山頂直下の御室の小屋に到着。
岩が折り重なる新山の姿はまるで岩の城。初めて見た7年前はその異様さに驚いたものです。

岩の間を縫うように山頂ピークを目指します。
今になっても危ないと思う場所も多く、ちゃんと矢印に沿ってコースを外れないように気を付けましょう。

そして、鳥海山山頂到着!
ありがとう御座います!!
7年前はガスられていたのでノー展望でしたが、今日は360度の大パノラマ!


月山や大朝日岳、遠くは八幡平・岩手山まで展望することができました。
やっと見れた本気の鳥海山!ホントありがとう!!


下山路は七高山に寄り道して外輪山コースで。
この七高山は約200年前の火山活動で溶岩ドームである新山ができる前の鳥海山最高地点だったそうで。
地球規模で考えれば一瞬前の出来事、簡単に山の形は簡単に変わってしまうんだな~、って考えてしまいます。
七高山からは新山が見事に望めるので寄り道をオススメします。


外輪山コースは日本海を正面に見ながらの、まさに天空の路。
もう気持ち良さしかありません!

帰り路、再び御田ヶ原から鳥海山本峰を望みます。
順光になったので山の色もはっきりくっきり。

鳥海湖の青さもまるで宝石のよう…

…ふと、急いで戻るのは勿体ないと思い、ここでコーヒータイム。
ゆったり過ぎて行く時間を楽しむことにしました。

そして、鉾立に下山完了。
お疲れ様でした。
鉾立の駐車場はほぼ満車。さすが秋の連休って言ったところですね。

ちょっとのんびりし過ぎたせいか夕刻前になってしまいましたが、心ゆくまで鳥海山を楽しめたので大満足!

初めて登った時にはガスられたので登り直しとなる2回目の鳥海山でしたが、これ以上ないと言える最高の日に登れて良かったです。
名前の通り、鳥の声と海の音だけ聞こえる山、そんな綺麗なイメージ通りの山だと思います。
個人的には東北では一番、日本10名山を選べと言うなら必ず入れたい最高の山なので、まだ未踏の方は是非登ってみて下さい!

以上です。