2016年5月30日月曜日

日本温泉巡り その17 【長野県 初谷(しょや)温泉】

登山と温泉は1セット!と言う事で山行ブログの合間をぬって温泉巡りもどんどん進めて行きます!

 今回紹介するのは長野県佐久市の「初谷温泉」です。
2016年3月の荒船山登山の帰りのお邪魔しました。

Google Mapで存在を知ってから気にはなっていましたが、やっと行く機会ができました。
気になっていた理由はわかる人だけわかって下さい。

長野県と群馬県を繋ぐ内山峠から横道に入った静かな沢沿いに佇んでいます。

湯船は露天無しの内湯のみですが、窓が広く近くを流れる沢のせせらぎのおかげで開放感はなかなかです。
きっと紅葉の時期は綺麗でしょうね。

浴槽は2種ありますが、温泉は奥の茶褐色のお湯のみだそうです。
湧出量が少ないのでしょうがないですね。
でも、個人的には加水して薄めている温泉よりはずっと好感が持てます。

では、頂きます!

ふはぁ~、やぱっり登山後の温泉は至福ですねぇ~。
泉質は含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、鉄分というか酸味が濃いめです。
泉温は14℃程度で加温しているので、正式には温泉ではなく鉱泉のカテゴリです。

自分の好きな染みる感じは弱いですが、じんわりと身体の芯から温まってくるのは良温泉の証拠ですね。

ごちそうさまでした!

ちなみに、旅館の裏手に「宝命水」といわれる源泉を飲める場所があり、持ち帰りもできます。
自分も飲んでみましたが、鉄の味が濃いめの炭酸水で温泉の時には感じられなかったシュワシュワ感があり強烈なインパクト。
美味い不味いは置いといて温泉入った時より身体に染みる感じがしました。

以上!

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<個人的温泉ランキング> 2016.5現在

― 1位 籐七温泉「彩雲荘」 (岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」 (鹿児島県)
― 3位 ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
― 4位 塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
― 5位 川湯温泉 公衆浴場 (北海道)*ブログ始める前に行ったので記事無し。

2016年5月26日木曜日

オベリスクに会いたくて 【山梨県 鳳凰三山】 (後篇)

前編からの続きです。

2日目、今回のメイン!
南御室小屋から薬師岳、観音岳、地蔵岳の鳳凰三山を縦走します!ではスタート!


小屋を出発して1時間もしないうちに森林限界突破!
久々の稜線歩き、テンション上がります。

遠くにうっすらと浮かび上がる富士山もお見事!

薬師岳小屋から薬師岳山頂までには多くの残雪がありました。
ただ、気温が高く雪もゆるいのでここもアイゼン無しでガシガシ登ります。
青空と雪の白のコントラストはやっぱり最高ですね。

そして、三山の最初のピーク「薬師岳」に到着!
巨石が立ち並びなんとも言えない別世界感がたまりません。

そして、薬師岳を超えると白砂の稜線が広がります。
似たような山があるかはわかりませんが、自分はこんな稜線初めてだったので大興奮。

横を向けば、相変わらず大迫力の北岳。
いや~、楽しいなぁ!

鳳凰三山の最高峰「観音岳」に到着!
では、大パノラマを堪能しましょう!

仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳方面

 八ヶ岳方面

無事、最高峰に到達しましたが、今回はここがゴールではありません。
最終目的地の地蔵岳のオベリスクを目指します!

とは言ってもそれほど遠い訳では無く、ほどなくして地蔵岳に到着。
直下から望むオベリスクは大迫力!
何人かは登っているので自分もチャレンジしてみました。

よいしょ、よいしょ。
う~む、頂上の巨石の真下まではこれますが、ここからは完全にクライマーの世界ですね。
無理するものでも無いので撤収しました。

この後は再び観音岳、薬師岳と来た路を戻り南御室小屋まで戻りました。
急いで戻ればこの日のうちにテントを撤収して、夜叉神峠まで戻るのも可能でしたが、こんな良い天気に急いで戻るのも野暮なんで、景色を楽しみながらゆっくり戻りもう一泊。

では総括。
実は今回が初めての南アルプスでした。当初、この3日間は北アルプスの燕~常念の縦走を予定していましたが、天候が良くなさそうだったので急遽変更した次第です。
結果としてそれが大正解でメインの三山縦走の日は晴天に恵まれ最高の山行ができました。
おかげで、どっしりとした白峰三山や仙丈ヶ岳、急峻な甲斐駒と南アルプス北部を一望でき、南アルプスへの興味が沸いてきました。

今夏は是非、白峰三山縦走をしてみたいですね!
以上!

2016年5月24日火曜日

オベリスクに会いたくて 【山梨県 鳳凰三山】 (前篇)

自分が山を初めて間もない頃買った本に「日本百名山 登山ガイド」があります。この下巻の表紙にあったのが、南アルプス鳳凰三山の一角、地蔵岳のオベリスクでした。

あまり山の種類も知らなかった自分としては、この写真が衝撃的で、日本にこんな場所あるのかよ!?って思い、いつかは登ってみたい場所の一つとなりました。

ただ、いざ山を始めてみると南アルプスは北アルプスに比べ地味なのと、山深い印象からしばらくの間は候補から外れていました。

しかし、GWの前半に空きができ、どこに登ろうかと久々にこの本を手に取ると当時の衝撃を思い出し、今回の目的地としました。

では、久々の山行ブログ綴っていきたいと思います。

「鳳凰三山 (薬師岳 観音岳 地蔵岳)」 最高峰は観音岳 2840m
*写真は地蔵岳のオベリスク

4/29 夜叉神峠登山口→夜叉神峠→辻山→南御室小屋(テント泊)
4/30 南御室小屋→薬師岳→観音岳→地蔵岳 ピストン
5/1 南御室小屋→辻山→夜叉神峠→夜叉神峠登山口

<1日目>

スタートは定番の夜叉神峠登山口。今年は雪が少ないと言えども初めての山で残雪具合もわからなかったので危険度の低いコースにしました。
あと、オベリスクを最終目的地にしたかったのも理由の一つです。

GW初日という事で県警の人たちが来ており、入山する人に注意喚起のチラシを配っていました。
御苦労様です!!

初日は南御室小屋まで。
基本樹林帯ですが、時折視界が広がり白根三山(右から北岳、間ノ岳、農取岳)が臨めます。写真は杖立峠から少し先に行った場所です。

苺平に到着。この辺りからやっと雪路に。でも、傾斜はゆるいのでアイゼンは必要ありませんでした。

この苺平に着いたのがまだお昼前。このまま小屋に最短で向かうと早すぎるので、「山と高原地図」に展望良好と書いてあった辻山に寄り道してみる事に。

はひ~、何故か辻山までの道はトレース無し。日も高くなり雪もゆるめで常に踏み抜きラッセル状態。深い場所では腰くらいまで埋まります。
短い距離でしたが思った以上に体力を持ってかれました。
冬場はほとんど行く人いないようですね。



でも、苦労した甲斐ありました。
辻山からはこれから向かう鳳凰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒、白根三山の大パノラマ!南アルプスは初めてだった事もあり感動!!
この感動があるから登山は止められない!

辻山からの絶景を堪能した後、南御室小屋でテント設営。

今回は先日買い替えたばかりのアライテントの新作オニドームを初実践投入。

内張りの入口側が少し凹んでいることで、フライシートを出っ張らせること無く、大きな前室を確保できるのが魅力で購入してみました。

売り文句の通り設営のし易さや前室の大きさ、居住部分の快適さは文句の付けようが無いですが、テントの形が台形で長辺部分が長めになっているので、同収容人数の一般的なテントに比べて広めな設営面積が必要なのが難点だと感じました。

なので、山岳用テントとしては及第点。今後は山には持っていかずベースキャンプ用のテントになりそうな気がします…。
山道具は実際現場で使ってみないとわからない事が多く、難しい買い物ですね。

南御室小屋は携帯が通じないので、通じる場所まで散歩に行って帰って来てみるとテン場はほぼ埋まっていました。
さすが、晴天のGW初日。

テントで快適に過ごすにはテン場に到着するのは早過ぎるくらいがちょうど良いかも知れません。

この夜はGWには珍しい強い寒気が来ていて手元の温度計で気温-6℃まで低下。寒気が来ることはわかっていたので上下ともダウンを持っていましたが、足先の防寒が疎かになっており寒くてあまり寝付けませんでした。

さて、明日はいよいよ地蔵岳オベリスクまでの鳳凰三山縦走!
天気も良さそうなんで楽しみです。

(後篇)に続く!

2016年5月9日月曜日

旅食シリーズ その23 【北海道帯広市 豚丼】

とりあえず繋ぎの旅食シリーズ!その23

今回紹介するのは…

「豚丼」

2014年早秋の阿寒岳登山の前日にお邪魔しました。

ここ数年、北海道の十勝帯広地方でメジャーになっているグルメといえば「豚丼」!

都内でも十勝豚丼と謳っているお店は星の数ほどありますが、個人的に都内に出店している地方グルメって食べる気しないんですよね。

でも、本場に来たからには話は別です。
がっつり本場の豚丼を頂きましょう!

とは言っても、ここ帯広市も豚丼店は沢山ありますが、どうしてこの店にしたかというと…。

泊まったホテルの一階にあったから!!

食べログとか見て厳選するのも良いですが、たまにはこんな行き当たりばったりで選んでみるのも悪くは無いと思います。

では、頂きます!!



旨い!
この店独特の旨さではありませんが、歯応えのあるロースと脂の乗ったバラ肉と甘辛ダレのコンビネーションは鉄板ですね!
備え付けの山椒を掛ければ、ピリリとまた違った味が楽しめ一石二鳥です。

ごちそうさまでした!

あとついでに、この泊まったサンパークホテルは格安ビジネスホテルですが、登山の為に朝5時頃にチェックアウトしたいと言ったところ「従業員はいませんが鍵はフロントに置いてってくれれば何時でもいいですよ~」って良い意味でゆるい感じが気に入りました。
また機会があれば泊まらせてもらいます!

以上です。あなたの旅の手助けになればと思います。
ではまた次回!