2019年4月22日月曜日

日本温泉巡り その74 潮の湯温泉「犬吠埼観光ホテル」【千葉県銚子市】


千葉県と言えばネズミの王国だったりマリンスポーツや南国レジャーが思い浮かび「温泉」や「山」好きにとってはあまり魅力が無い県だと考えている方は少なくないと思います。

まあ、正直言うと自分もその一人。
他に行きたい場所が多々あるせいか、色々な意味で優先度は低い場所になってしまっています。

ところがどっこい、前のブログでも書きましたが今冬は雪国に行き難い状態だったこともあり、普段行かない場所の温泉でも開拓してみるか~、って気分で近場の千葉県を調べて始めてみたところ、ちょっと興味がある温泉があったので行ってみることにしました。

それがここ「犬吠埼観光ホテル」さん!
その名の通り、千葉県銚子市にある有名観光地「犬吠埼」のすぐ近くにあります。

なんでも太平洋の大海原を一望できる露天が売りとの事なので、露天好きの自分としては楽しみ!
では頂きましょう!!

身体を流して真っ先に露天風呂へ。
そこに広がるのは、太平洋と犬吠埼灯台の望める大展望
思わず「うーーーーみーーーー!!」と叫ばずにはいられません!

しかも、湯船に入ると目線の高さが海と一緒になるので、海との一体感が半端ありません!
これは、計算されつくされた素晴らしいシチュエーションですね。

泉質は淡い黄緑色のナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉。さすがに自然湧出ではなく掘削自噴ですが、強い塩味と磯の香りがする海近らしい素晴らしいお湯です。

露天にはもう一つ檜の浴槽があり、こちらは少し熱めのお湯。
先ほどの岩風呂とは異なり小窓から海が絵画の様に望めて、こちらもなかなか風情があって良いもんでした。

露天の眺望は最高クラス、お湯も申し分なし!
温泉欠乏県なんて言ってすみませんでしたぁ!って謝りたくなる良泉でした!

以上です。

来訪日:2019/3/31
------------------------------------------------------
<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.4月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(圏外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県) 

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2019年4月18日木曜日

長崎の夜を照らす燈篭たち 【長崎ランタンフェスティバル2019】

今回のブログは久々に山や温泉から離れて2019年2月に長崎県で開催された「長崎ランタンフェスティバル」を紹介します。

もともと写真で見て興味のあったイベントでしたが、この時期は晴れれば雪山、そうじゃなくても雪国温泉巡りを優先していたこともあり、なかなか訪れる機会が無いままでした。
しかし、今年は車の事故のせいで雪道走れる車が無く雪国行けなくなってた事や、飛行機のマイルの有効期限が近づいていた事、更にフェスティバル会場に近い安いホテルが確保できた事が重なり、ちょうど良い機会が重なったので行ってきました。

長崎県は旅行好きな自分の中でも比較的好きな県で、過去は五島列島・雲仙普賢岳・定番観光巡りもしており、訪れるのは4回目。
なので長崎市内の観光は以前一通り見てしまっているので、今回はランタンフェスティバルをメインになります。

昼前の羽田発の飛行機で長崎空港へ、そこからシャトルバスでホテルのある長崎駅前に。
空港から駅前までのバスは長崎新地中華街を経由する時計周りのバスと、長崎大学近くを経由する半時計周りの2系統あります。平常時は前者の方が早く駅や市街地に到着しますが、このフェス期間はメイン会場のある中華街が混雑し、時間帯によっては2時間以上かかる場合もあるという事なので、後者の系統で行くのが確実です。

事前情報通り後者の系統のバスに乗ったおかげでだいたい時間通りに駅前のホテル到着しチェックイン。
今回お世話になったのは「ウィングポート長崎」さん。お祭り期間中でもほぼ平常時の値段(¥8,000ほど)で泊まらせてくれる貴重なホテル。
ざっとみた感じ他のホテルはお祭り期間中の金土日だと平気で1泊2~3万越えだったので、このホテルがどれだけ貴重か分かると思います。
ややメイン会場からは離れてますが、路面電車で3駅程度だし、自分にとっては十分徒歩圏内だったので大助かりでした。

長崎ランタンフェスティバルのメイン会場はめがね橋近くの「中央公園」と、中華街の「湊公園」に2箇所あり、そこには出店や特設ステージで色々な催しが開催されています。
そして、それ以外にも長崎市内街中が様々なランタンで彩られ、街中の至るところで催し物もあり、更にランタンという特性上メインは夜に偏るので満喫したいなら2日間は必要だと思いますね。

ホテルに荷物を置いてまだ明るいですが視察も兼ねてメイン会場の一つ中央公園にやってきました。
そこには巨大なランタンオブジェと、まだ明るいにも係わらず沢山の人が。
これが夜になるとどうなるか本当に楽しみ!

特設ステージからノリノリの音楽が聞こえてきたので行ってみると、変面ショーが始まっていました。
音楽に合わせて目にも止まらぬ速さで仮面が変わっていくショーは最高にクールで自分もすっかり見入ってしまいました。
後で知ったのですが、この変面ショーはフェスティバル中の催し物の中でも人気があるそうです。
最初から良いもの見れました!

その後は中華街方面に向かいながら、ざっくりとお祭りの全体像を把握し、今日(1日目)は中央公園とめがね橋付近を中心に見て回る事にしました。

そして、いよいよ陽が暮れ、お祭り本番!
文章は少なめに写真中心で紹介していきます!


まずは中央公園。
メイン会場の一つだけあって出店も多く凄い賑やかでした。
昼間に見た巨大ランタンオブジェも灯りが灯り迫力マシマシ!

観光名所のめがね橋もランタンで彩られています。
川にもランタンが浮かべられ、その灯りが水面で輝き幻想的な世界を演出しています。
これはため息ものでした…。


川沿いもオブジェがたくさんあり、中でも干支をモチーフにしたオブジェがクオリティも高く印象的でした!

そして、浜町アーケードを散策中にイベントの一つ龍踊りに遭遇!

激しいドラと爆竹に合わせ唸り踊り狂う龍の姿は大迫力。
言葉も無く魅入ってしまいました。

まあ、そんなこんなで1日目終了。
初日から圧倒されっぱなしで大満足!

------------------------------------
(2日目)

さて、2日目。
ランタンフェスティバルメインに来ているとは言っても、正直明るいうちは物足りないので、昼間はプチ観光する事に。
とは言っても先に言ったように主な観光スポットは既に巡ってしまっているので、今回は大浦天主堂付近の町散歩をしてみました。

グラバースカイロード付近の街並み。
坂のある街ってなんか良いですよね。

グラバースカイロードから長崎港方面の眺め。
夜景が最高な気配が漂っているので、ランタンフェスティバルをぶっちして夜に来ようと思いましたが、今回は我慢我慢。

祈念坂。
ちょうど大浦天主堂の裏にあり、石畳の坂道が良い雰囲気です。
最近はアニメ「色づく世界の明日から」で有名になりましたね。
自分も見ていて、ちょっと興味があったので訪れてみました。

大浦展望公園。
夜景が最高に綺麗そう!おそらくかなりのデートスポットかと(笑)

オマケ猫。
大浦展望公園にはたくさん猫がいました。
尾道と言い、どうして坂の街には猫が似合うのでしょう?

そんな感じで、長崎をブラリ街散歩。
起伏が多く色々な視点で街を見れるのと、異国と日本の雰囲気が混じりあって造られる独特の街並みは、歩いているだけでも楽しいですね。



では、夜になったのでランタンフェスティバルに繰り出しましょう!
2日目はもう一つのメイン会場の新地中華街を中心に回ってみました。




新地中華街の湊公園。
ここには数多くのオブジェが飾られ見応え抜群。インスタ映えする場所ばっかりで凄い人だかりでピーク時は歩くのもままなりませんでした…。


同じく湊公園にはイベント会場もあり、常に何かしら催しものをやっていました。
自分も遠目で見ていましたが、日本のとは異なる愛くるしい仕草が特徴的の中国獅子舞と、今時のノリノリの民族音楽に合わせて奏でられる琉球太鼓エイサーは最高に盛り上りました。

まあ、こんな感じに2日間とも天気にも恵まれ長崎ランタンフェスティバルを堪能できました。

いや~、さすが長崎が誇る一大イベントだけあって、街を上げての盛り上がりようは圧倒されっぱなしでした。
街を彩るランタンやランタンオブジェのクオリティー、各イベント会場での催し物、出店の食べ物の美味しさ、全てに本気を感じる事ができる良いイベントです。
これは一見の価値があります!
みなさんも是非如何でしょうか?

ちなみに2020年は1月25日~2月8日の開催が決まっています。
もし計画してみようと思った方は早めの計画を!

ちょっと写真多めの長文になりましたが、最後まで読んでくれてありがとう御座います!
以上です。

2019年4月8日月曜日

奥多摩ウォーキング「大岳山・御岳山・日の出山」【東京都】

東京は大都会でありながら、郊外に行くと多くの山々があります。
中でも老若男女楽しめる憩いの山と言えばやっぱり高尾山。
自分も高尾山は陣馬山も含めて主にほろ酔い登山(笑)目的で年に2回程度訪れるようになり、冬の定番になりつつあります。

そんな中、同じ憩いの山として気になっていた山に奥多摩の「御岳山」がありました。
御岳山は高尾山ほどではないにしろ、普段登山を趣味にしていない人でも行った事がある人が多いと聞き、「ほろ酔い登山」という新ジャンルを見出した自分としては陣馬高尾以外にもコースを確立したく、今回訪れてみる事に。

では、レポ行ってみましょう!

「大岳山」(1266m)
*日の出山から望む

「御岳山(御岳山神社)」(929m)

2019/3/2
コース:奥多摩駅→(鋸尾根)→大岳山→(綾広の滝、七代の滝、ロックガーデン経由)→御岳山→日の出山→三室山→日向和田駅

コースは山と高原地図のCTで約10時間と少々長めです。自分の体力ならほぼ問題無いと思いますが、もし何かあってもこの辺りはエスケープルートがたくさんあるので、安心できますね。

茨城県より電車を乗り継いで9時前には奥多摩駅に到着。
もうちょっと早く着ければ余裕を持って安心して歩けるんですけどね…。

奥多摩駅からちょこっと道路を歩き愛宕神社(鋸尾根)への登山口へ。
駅で降りた人は結構いましたが、この登山口から入山したのは自分以外に4人だけ。思ったより人気ないのかな…?

愛宕神社直下の急階段。
目の前に現れた時には、うひゃ~、って変な声でましたが、まだまだスタートしたばかりなので元気一杯登っていきます。

愛宕神社の五重塔。
すぐ横に道路も通っているので一般に人も来るのでしょうね。

愛宕神社を過ぎると鋸尾根の本番、さあ頑張って登りましょう!

鋸尾根は基本、樹林帯の広々とした歩き易い尾根ですが…

時折、鋸の名の通り切れ落ちた細い道もあり、ハシゴもあるので少しだけ注意が必要です。

木々の隙間から展望が広がる場所もあり、陣馬~高尾と違って変化が多く、しっかり登ってる感じが良いです!

登り始めて約2時間で大岳山山頂へ到着!
ありがとう御座いました!

うっすらモヤかかっていましたが、富士山も拝める大展望でした。

しかし、大岳山山頂は人がいっぱい。
鋸尾根を登っている時はほとんど人に会わなかったので、ほとんどは御岳山方面から来た人たちだと思いますが、この差はなんなんでしょう…。

ちょうどお昼時だったので山頂で軽く昼食を取り、その後、御岳山へ向かいます。

大岳山から下り始めると直下は傾斜が少々キツめでしたが、それ以降は緩やかなトラバース道を進みます。
所々、細く切れ落ちた場所もあり、明らかに登山初心者の人たちがキャッキャと楽しげに歩いているのが印象的でした。

…初々しいくて、いいな~。自分もこんな頃あったのかな~(遠い目)

ロックガーデンへの分岐です。
地図を見るとロックガーデンはそこそこ標高を落した場所にあるので、御岳山へは登り返しが必要ですが、初めての自分はスルーする訳にはいかなかったので突撃!

ちょっと大きな石がゴロゴロしている程度だと思っていましたが、なかなか迫力のある渓谷美でした。


綾広の滝(上)と、七代の滝(下)へもしっかり寄り道。
ただ、七代の滝へはロックガーデンより更に標高を落すので、行かれる方は時間と体力に注意して下さい。
自分は階段降りている途中からちょっと後悔(笑)


七代の滝から急登を登り返すと突然風景は一変、立派な神社と街が姿を現します。
まだ山の上なのに下山し切った様な…、他の山では味わえない不思議な感覚に戸惑います。


もちろん、神社への参拝は忘れません。
御岳山神社は盗難・魔除けの神「おいぬ様」祭っているので、犬を連れて参拝している人を多く見かけました。
犬好きな人たちにとって聖地みたいになっているのかな?

御岳山を後にしてお次は日の出山へ向かいます。
日の出山へはほとんど整地された歩き易い山道が続いており、御岳山から縦走している人も多く、たくさんの人が歩いていました。

ほどなく、日の出山に到着!
ありがとう御座いました!

立川方面の街並みがお見事!
天気の良い休日だったので、たくさんの人で賑わっています。


今回のロングコースもいよいよ終盤。日向和田駅に向かって標高を下げて行きます。
途中の小ピークの三室山へも立ち寄ってみましたが、特に見所はありませんでした(笑)

そのまま下山を続け日の出山登山口に下山完了!
お疲れ様でした!

登山口から日向和田駅までは街中を歩きます。
ちょうど梅のシーズンって事もあり、街を上げて梅祭りが開催されていましたが、咲き始めで見頃はまだ先のようでした。

そして、日向和田駅に到着!
約6時間半、気持ち早めに歩いていたのでほどよい疲れと達成感。

登る前は陣馬~高尾のように、途中で一杯やりながらのんびりほろ酔いハイクのつもりでしたが、しっかり登山になってしまいました。
御岳山以外に飲めるような場所も無かったし、山というよりは一般観光地って感じだったので、自分が求めていたのとはちょっと違うな~っていうのが率直な感想です。
ただ、それ以外はちゃんとした山登りができ、登山目的としては満足でした。

茨城在住としては、なかなか訪れる切っ掛けが無かった山域でしたが、とりあず登れて良かったです。
まあ、でも自分としてはやっぱり陣馬~高尾の方が好きかな!(爆)

以上!