2012年8月28日火曜日

那須岳 その2【山の一夜】


つづきでーす。
前回紹介した微速撮影は1カットでだいたい1~2時間ぐらい撮り続ける必要があります。
撮影中はどっか遊びに行くわけにはいかないので、ぶっちゃけ暇。

なので、今回は山頂で入れたてドリップコーヒーを楽しもう!って企画も試してみました。



うまーい!自己満足極まれり!って感じですね。
昼飯もカップラーメンと山ライフを満喫できました。

そんなこんなで、あっと言う間に夕刻前。
山での行動は15時ぐらいまでに終わらせるのが基本であり重要、理由は夕方以降は雷雨が発生しやすいからだそうです。


で、予定通り15時半には今回の宿泊場所「三斗小屋温泉 煙草屋旅館」さんに到着!
旅館といっても実際は山小屋に近いものがあり、電気も自家発電で21時には使えなくなります。

しかし!ここには全国でもレアな雲上の露天風呂があります!!
また、駐車場から最短で2時間程度登山しないと行けない事から秘湯としても有名です。

早速、汗を流しに行こうと思ったところ…、

ドシャーーーーーーーーーーーーーーーー!!豪雨に見舞われました。
あっぶねぇ、登山中だったら危なかったかも知れません。

とりあえず止むのを待ちましょう。




はっ 寝てしまっていたようです。
すっかり、辺りは闇の中。

ちょっと外へ出て見ると、



満天の星空が出迎えてくれました。

ここの標高は1400m、手元の温度計で気温は19度、この日も外界では35度を超す猛暑だったのが信じられません。

そして、この星空の元露天風呂を満喫できました。


で、せっかくなんで朝焼けの中でもう一風呂。
露天風呂はこんな感じです。

いや~、なんかもうイイネ!

この後は、のんびりと下山して那須岳登山は終了~。

ますます山にハマりそうな予感。

 おわり。

2012年8月27日月曜日

那須岳 その1【山岳微速撮影してみた】


ど~も、屋久島長編日記からすっかりご無沙汰しています。
外に出るのも億劫な程暑い日が続いていますが、みなさま如何お過ごしでしょうか?

最近は屋久島の為に練習で始めた登山にすっかりはまってしまい、隙があればどこ登ろうかって考えてる次第です。

でも、ただ単に登るだけじゃつまんないので自分流の楽しみ方を模索しているところです。

そんな訳で先日栃木県の那須岳に登って色々試してみることに!
また、今後の山籠りの練習ついでに山小屋にですが一泊してみることにしました。

それじゃ簡単にですがレポいきまーす。



那須岳は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳と3つの代表する岳からなる連峰です。
最高峰は三本槍岳の1917m。
上の写真は朝日岳、下の写真は茶臼岳です。
あいにく三本槍岳付近では濃いガスにまかれて良い写真が無いのでパス。


茶臼岳はまだまだ活発な火山活動をしており、あちらこちらに噴気孔があります。
「長時間は滞在しないこと」みたいなことも書いてあります。

那須岳は比較的高い所まで車でいけるので登山としては初心者向けですが、…


初心者向け??結構怖い所もあります。

最近百名山に立て続けに登っていますが、コケる=DEAD な場所はめずらしくない事を知りました。

今回、山写真は以上にして試してみたいことその1「微速撮影」を紹介します。

微速撮影とは例えば写真を 1枚/3秒 みたいなペースでひたすら撮り続け、それを動画として編集したものです。
有名所では植物の成長を早送りのしたものを見た事があると思います。

元々、興味あるジャンルだったので今回挑戦してみる事にしました。
そいで撮れたのがコレ!


山って事で雲海を撮ってみました。
曇ってこういう風に流れているんですね。

条件は 1枚/2 or 3秒で24fpsの動画に仕上げています。
露出をオートにしてたんで明るさブレが発生していますが…、反省反省。

中々おもしろいです。三脚とか持って登るのは大変ですが、コレは色々な場所、時間でチャレンジしてみたいですね。

つづく~。
次回は星空と温泉とその他もろもろ~。

2012年8月18日土曜日

祝!1000アクセス!

祝!1000アクセス!

いつの間にか1000アクセス突破していました。
まあ、いまどきたいした数字じゃありませんが、節目ということで。

これからもマイペースで更新していきますのでよろしくお願いします。

コメントとかも待ってます!

2012年8月8日水曜日

【最終回】また来るぜ!【屋久島冒険記 その11】


さあ、11回目です。最終回にします。
「白谷雲水峡」の続きですね。

この白谷雲水峡の最も奥には、こちらも「もののけ姫」の参考になったと言われる「苔の森」があります。



深い深い緑の世界です。
前の日記で書いたように、苔は森の苗床になる重要な役割を持っています。
これだけ苔に覆われた森はまだまだ成長途中、そう考えるとこの森はまだまだ若い森なのかも知れませんね。

時間はちょうど正午を回った当たり、帰り支度も必要なので下山することにしました。

この後は、さすがにびしょ濡れの状態で飛行機にのる訳にはいかないので、温泉でさっぱりして、昼食やお土産買いとぎりぎりまで屋久島を堪能することにします。

最後にちょっと時間が余ったんで高台に行ってみました。


台風接近中って事で雲が厚くて風も強いです。明日は大荒れだそうで、日程が前後一日でもずれていたら宮之浦岳にも登れなかったと思います。
いつもながら一人旅時は運が良いですな。

では、総括でもしましょうか。

今回の旅は「もう、どこに行ってもこんな経験できないんじゃないか?」って心配になるほどの感動を与えてくれました。

南風が吹けば雲が生まれ、雨が降る。
雨が降れば川ができて、海に流れる。そしてまた雲になる。

そんな当たり前で大切な事が目に見えて体感できたのはすごい貴重な事だと思いました。

不満はほとんどありませんが、敢えて挙げるなら宮之浦岳山頂での風景が拝めなかったぐらいです。

この屋久島でもやはり観光客増加による環境影響が問題視されています。
この自然が壊されるくらいなら封鎖した方が良いと思う反面、この自然をより多くの人に体感してもらって環境に対する意識を変えてほしいとも思います。

…難しいですね。

どういう方法であれ、この自然をいつまでも守って行きたいものです。

おわり。

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久々の長期連載日記、お付き合いくださってありがとう御座います!
少しでも屋久島のすごさが伝われば幸いです。

で、多分来年も行きます。
次回は1泊ぐらいは山中泊する計画で臨むつもりです。
この自然の中で見る夕焼け、星、朝焼けを想像すると楽しみでしょうがないです。

でもいきなりはできないと思うので、近いうち山中泊の練習を含めた登山を近場でやろうと思います。

では!

2012年8月6日月曜日

【命を感じる森】白谷雲水峡トレッキング【屋久島冒険記 その10】


さて、いよいよ3日目、最終日になりました。
天気はなんと台風接近中ということであいにくの雨。
でも、屋久島は「1カ月で35日雨が降る」と比喩されるくらい雨の多い場所、これが本来の姿なのかもしれませんね。
また、今回は初日・2日目と天候に恵まれた事もあって、むしろこの雨は屋久島の本来の姿を体感できるという意味で大いに歓迎!
カメラも防水仕様だしね!

帰りの飛行機は夕方17時半、無理のない範囲で丸一日楽しめます。
そんな訳で最終日は予定通り「白谷雲水峡トレッキング」に行ってきました。

「白谷雲水峡」は原始の森が残る場所で、今では一部遊歩道が完備され誰でも手軽に森林トレッキングが楽しめる場所になり、一般の観光客にも人気のスポットです。
しかし、最短では60分とお手軽コースですが、最長になると4時間と軽く登山レベルのコースもあります。
自分はもちろん4時間コース!!

さあ、レッツらゴー!


入口近くの「白谷川」です。
雨のおかげでかなりの水量。コースはこの白谷川を上流に向かって進みます。


深い深い森の中を歩きます。
時々、雨脚が強まり歩行が困難になる時もありました。でもそんな時には目を閉じて森の音に耳を傾けます。
葉っぱに当たる雨の音、その雨が地面に落ちる音、そしてそれが小さな川になって流れる音、…確かにそこに命がありました。


「ニ代大杉」です。
4時間コースではいくつかこういった巨大な屋久杉に出会えます。
縄文杉や、紀元杉と違って根元まで普通に行けるのがいいですね。抱きつくことができます。ガシッ!


そして、屋久島を形作った立役者である「苔(コケ)」。
最初に説明したように屋久島はもともと海底が隆起した不毛の大地、そこにこれだけ豊かな森林が生まれたのはこの「苔」のおかげです。
「苔」は土壌からの養分を必要としないので、ある程度の湿度があれば岩の上とかでも育ちます。
そして、それを養分としてその上に木々が芽吹き森林となっていったのです。

今回はここまで、次回はいよいよ最終回です。
「白谷雲水峡」の後篇と総括で締めたいと思います。

2012年8月5日日曜日

屋久島ほろよい日記【屋久島冒険記 その9】



宮之浦岳登頂記念~!という事で今宵はぐいっと一杯やりましょう!

今日の日記は小休止ってことで、お世話になったお宿と屋久島グルメを紹介!


今回お世話になったのはこの安房にある「御宿鶴屋」さんです。
最初は値段もそこそこでなんとなく良さげだな~、ぐらいの気持ちで予約していましたが、色々計画を練るうちに屋久島の中でも料理が評判でかなり人気のある宿だと発覚。
屋久島の自然と同じくらい期待していました。

切り盛りするのは平田さんご一家、子供5人の大所帯で宿の中も常ににぎやかです。
でも、それは嫌な感じは全くなく良い意味でアットホームな宿でした。

では、御自慢の料理を拝見~。


「カメの手」と「地魚のお造り(トビウオ、シビ)」です。
お酒は屋久島に来たらとりあえず飲んどけ的な「三岳(芋焼酎)」です!

「カメの手」はちょっとくせがありますが海の味が凝縮されて良い意味で珍味。
「お造り」はどっちも歯ごたえがあってうまーい!
あと、屋久島というか鹿児島では醤油とかの調味料は”甘しょっぱい”基本のようで、その味付けがかなり好みで刺身との相性は抜群!帰りに「屋久島醤油」を一瓶買いましたが、もう刺身はこの醤油以外では食べられなくなりそうです。
「三岳」屋久島を代表する芋焼酎、100%屋久島の天然水を使用しているようで飲んだ感じまろやか系。もちろん買って帰りました。


「レンコダイの塩焼き」です。
もーこれがお酒に合う!!


「トビウオの姿揚げ」です。
ベスト オブ 酒の肴に認定しました! これはホントにうまくてやばかった。


お酒もまだまだ行きますよ!
「三岳の生パッションフルーツ割り」です。
うーーーん!パッション!!!!!!!!!!!


「とんこつ」です。
これは鹿児島の郷土料理で、骨付き豚肉と野菜を焼酎で煮込んだ料理です。
焼酎でっていうところが鹿児島らしくていいですね。

屋久島は個人旅行客は多く、この宿も何人か個人で泊まっている人がいて、自分もとなりのおっちゃんと今日の成果を報告し合いつつ乾杯。
楽しいお酒が飲めました。

次回も是非使わせてもらいます!!

さて次回はいよいよ最終日。
どんな冒険が待っているのでしょうか?

つづく。

2012年8月2日木曜日

【山頂制覇!】いざ宮之浦岳へ!【屋久島冒険記 その8】


つづきでーす。
宮之浦岳山頂まであと少し!!


もうすぐ山頂です。後を振り返ると今まで歩いてきた奥岳の山々が望めます。
手前が栗生岳、そして奥の左から、翁岳、安房岳、投石岳、黒味岳になりますね。絶景です。
いやはや、こう自分が歩んできた道のりを一望すると感慨深いものがありますね。

う~ん、ちょっと雲行きが怪しくなってきました…。

さあ!いよいよ山頂です!
ここでは360度、絶景のパノラマが…、

到着!


Noooooo!

最悪のタイミングで山頂が雲で覆われました。
栗生岳を過ぎた頃からちょっとやばい感じはしていましたが…。


あ~あ、晴れないなぁ~。

昼食も含めて2時間程粘ってみましたが、雲が切れる様子がありません。
このまま粘っても、日の入りまでに下山出来なくなる可能性が出てくるので泣く泣く断念。

…下山しますか。



少し標高を下げると雲も取れ晴れ間が出てきました。

山頂での風景が拝めなかったのは残念でしたが、それに至るまでに見せてくれた数々の絶景のおかげでがっかり感はほとんど無いが幸いです。

今回の登山はピストンなので行き帰りの道はまったく一緒ですが、帰りはより太陽が真上にあるおかげで行きとは違った姿を見せてくれました。
それはそれで紹介したいのですが、きりが無いので掲載はしません。
是非、自分の目で見てみる事をおすすめします。

でも、帰りにヤクシカを撮ることができたので最後に紹介!



ヤクシカは大きくても体重30キロ程度で鹿の中でも小柄な種です。
ピョコピョコしててかわいいです。

最後はかなりの疲労の中無事下山。食料を1食分しか持って行かなかった事をかなり後悔。
このコースタイムだと完全にガス欠になります。

宿に戻って風呂場で体重計ったら前日から-5キロ。

…やばかったんじゃない?

次回は、祝!登頂!という事で、ぐいっと一杯いきたいと思います。(旅館、料理紹介)

つづく!