2019年10月21日月曜日

日本温泉巡り その83 酸ヶ湯温泉【青森県青森市】

草津や伊香保、別府・由布院といったさほど温泉に詳しくない人が憧れる温泉地とは別に、温泉マニアが憧れる温泉地があります。
秋田「乳頭」、岩手「籐七」、宮城「鳴子」etc…(あくまで個人の見解です)。

今回紹介する「酸ヶ湯温泉」はその温泉マニアなら一度は入っておけ!ってくらい温泉マニア入門に該当する温泉かと思っています。


…と、思っていましたが~、自分も実は今回が初めて(笑)。

温泉だけならいつでも行けたのですが、折角なら八甲田登山と絡めて良い季節にと考えていたので、なかなか天気やタイミングが合わず。
ただ、そんな事言っていたらいつまでも行けないので、今回は天気が悪く登山はできずとも温泉だけでも!って気持一発、予約を捻じ込み訪れてみました。

結果としては、八甲田登山も天候に恵まれ、温泉も満喫。
言う事無しの旅にできたので大いに満足でした。

では、背景はこれくらいで温泉の紹介!
って言っても、色々なところで紹介されており、今更な~、とも考えましたが、極上温泉であることは間違いないのでしっかり綴ってみたいと思います。

在るのは八甲田山山麓。
八甲田山と言えば複数の火山によってなっている山であり、谷地温泉、猿倉温泉、蔦温泉といった多くの温泉を有しますが、酸ヶ湯温泉はその筆頭と言えます。
あと、酸ヶ湯といえば国民保養温泉地第1号に選ばれたのも有名ですね。

この日も土曜日って事もあり団体を初め、多くのお客さんが訪れていました。

静かな温泉地を好む自分としては、ちょっと萎える感じではありますが、この温泉に泊まれるのに贅沢は言ってられません。
全力で堪能したいと思います!

では頂きます!



酸ヶ湯と言えば、この総ヒバで作られたヒバ千人風呂!
さすがに千人は多いですが、これだけ広々とした内湯はそうそうありませんね。
豊富な湯量のなせる業。

泉質は白濁し強い酸味と硫黄臭を感じる酸性-含鉄-含硫黄-硫酸塩・塩化物泉。
草津の湯をもう1ランク濃くしたような感じ、と言えば関東周辺の方にはわかり易いかと。
ただ、肌への刺激が強いという感じはなく、なめらかな感触に包まれます。

基本は混浴で男女同じ湯船を使っていますが、女性専用として仕切りが設けられ、意図的に外に出ない限り姿を見られる事はありません。
昔はそんな仕切り無かったそうですが、時代の流れなんでしょうね~。

時代を感じさせ風情のある湯船で味わう極上の温泉…。
もう、溶けてしまいたい~~。

憧れの湯船に入れて感無量。
期待通りの温泉で大満足でした!

建物自体は風情ある鄙びた旅館を想像するとちょっとがっかりかも知れないですが、青森県らしさを感じられるようになっており、個人的には好印象。
この日はちょうど津軽三味線の演奏会もやっており、なかなか楽しめます。

みなさまも機会があれば訪れてみて下さい!
ただ、年に何回か貸切の日がありその場合入浴できない場合もあるので、訪れる時には事前チェックを忘れずに!!

来訪日:2019/7/6
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.10月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・酸ヶ湯温泉 (青森県)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県)
 ・万座温泉「豊国館」(群馬県)
 ・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
 ・白馬鑓温泉(長野県)
 ・塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
 ・吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2019年10月15日火曜日

日本温泉巡り その82 ㈱百沢温泉【青森県弘前市百沢字】

最近、プライベートも仕事もなかなか忙しくブログを書く時間が取れず、現実とブログに上げるのに2ヶ月以上剥離が生じています。
まあ、プライベートの忙しさはほぼ遊びなんで自業自得とも言いますが…(爆)

山ネタに関しては2ヶ月もズレると季節がもう変わっており、あまり情報源としての鮮度は皆無になってしまいますが、何度か言ってるように自分のブログは自分の為の日記代わり。その点はあまり気にせず綴っていきたいと思います。

ただ、温泉ネタに関しては、これからがシーズン!
ここ数回は温泉巡り強化月間って事で溜まっていた温泉を紹介していきたいと思います!

今回は、その82、青森県岩木山の山麓にある「㈱百沢温泉」さんを紹介します。

訪れたのは2019.7月頭の岩木山登山の後。
登山口のある岩木山神社に程近い場所にあるので、夏は登山後、冬はスキー後におすすめです。

それにしても、株式会社…って頭につく温泉は珍しいですよね~。
入口から入る時も普通の会社訪問している気分になってきます。

訪れた日は生憎の雨模様(岩木山山頂は大雲海!)だったので、登山客は少なめだっと思いますが、温泉の駐車場は車がいっぱいで、地元の方からの愛されっぷりが伺えます。

では、温泉マニア&地元人一押しのお湯、頂きましょう!

析出物たっぷりの湯口から注がれるお湯は、やや黄色に濁った微鉄味・鉄臭を感じるナトリウム、マグネシウム、カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
この泉質にしては珍しく炭酸強めのようでしばらく浸かっていると身体が泡々になってきます。

泉質も最高ながら、写真を見てもらえばわかるようにとにかく湯量が凄い!
湯船全体から溢れ出すなんてなのその、常に新鮮なお湯がドバドバ注がれています。

いや~!!極上なり!!!
ミネラル多めの鉄系温泉の中ではトップクラスの泉質だと思います。

そして、やや湯温が熱いせいか、ここでも古遠部温泉でも紹介した「トド寝」の入り方がメジャーの様で、何人かは湯船から溢れ出したお湯で寝湯を楽しんでいました。

入れて良かったと思える極上湯でした!


ただ、ここも以前は宿泊営業もしていたようですが、今は日帰り温泉のみの営業だそうです。これだけ良い温泉にも係わらず経営難になってしまうのは本当に寂しい限りですね。

このブログを通じて一人でも多くの人が足を運んでくれる事を切に願います。

来訪日:2019/7/6
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<超絶名湯オススメ温泉 トップ5> 2019.10月現在
 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
 3位 姥湯温泉「桝形屋」(山形県)
 4位 乳頭温泉「鶴の湯」(秋田県)
 5位 野地温泉ホテル(福島県)
 
<超絶名湯オススメ温泉(ランク外)>
 ・登別温泉「夢元さぎり湯」(北海道)
 ・後生掛温泉 (秋田県)
 ・鳴子温泉「滝乃湯」(宮城県)
 ・新湯温泉 共同浴場(栃木県)
 ・万座温泉「豊国館」(群馬県)
 ・熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
 ・白馬鑓温泉(長野県)
 ・塚原温泉「火口乃泉」(大分県)
 ・吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)

その他、極上オススメ温泉は「全国極上温泉マップ」にて紹介しています!

2019年10月10日木曜日

後立山名峰たちの狭間にて「鹿島槍ヶ岳・五竜岳・八峰キレット」 その2【長野県・富山県】

その1からのつづきです!

今回は八峰キレットから五竜登頂、下山までを紹介します!

無事、鹿島槍ヶ岳への登頂を果たし、八峰キレットへ!
これから進む稜線をこう望むと否応なしにテンション上がりますね。

ただ、前日に続き今日も天気が不安定で午後から雷雨予報なので、早め早めに動きましょう。

鹿島槍ヶ岳南峰から下り、北峰との鞍部へ。
写真は振り返った時の南峰です。遠くて見るより南峰からの下りは傾斜が強かったです。
少なくともここの下りで手間取る人はこれ以上進まない方が良いかと思いました。

北峰はスルーして(笑)、八峰キレットのスタート地点に立ちます。
以前、大キレットを経験している身としては見た感じ大キレット程は切れ落ちてなく、思ったより安心して進めそうです。
とは、言っても過信は禁物、初心を心掛けて進みましょう!


最初は鹿島槍ヶ岳を背に、剱岳を横目に、小気味よく稜線伝いに標高を下げて行きますが…。


徐々に稜線は細くなり、そのうち岩壁の隙間を縫うように片側は切れ落ちた細いトラバース道を進むことになります。
決して難しい道ではないですが、重い荷物を持っている時や風の強い時は要注意。

岩壁の隙間を進むと、突然キレット小屋が姿を現します。
こんば場所によくこんな立派な小屋を立てたな…、実物を見るとそう思わざるを得ませんね。


キレット小屋で大休止。
キレット小屋入口正面からは剱岳がお見事。
きっとモルゲンは綺麗なんでしょうね。機会があれば泊まってみたいです。

キレット小屋を出る頃には長野側から雲が沸き始めてました。
あんまりのんびりしてる余裕も無さそうなので、更にペースを上げます。

時折ガスる事もありましたが、概ね良い天気!
流れる雲が夏山らしく、こう変化に富んだ景色も悪くはありません。


キレット中間付近の口ノ沢コルの辺りからは鹿島槍ヶ岳、五竜岳のダブルイケメンが雄大に望めます。
もう山好きには溜まらん場所ですね!
このキレット越えの絶景核心部と言ってもいいかと思います。


キレット自体は時々急な岩場等ありますが、基本は比較的広めの稜線歩きなので、風景を楽しみながら歩く事ができます。

北尾根の頭。
ここから少し標高を下げた後に五竜への本格的な登りの始まり。
キレット越えも終盤、気合を入れ直します。


 G5付近の岩場&ガレ場。
もろい岩場の急登、細いトラバース道が続き、個人的はキレット小屋付近のキレット核心部って言われている場所よりも危ない場所だと思いました。
悪天時は通りたくないですね…。

G4から五竜への最後の登り。


五竜直下の登りもガレ場の急登続き。
なかなか登り応えありますね!楽しい!

後ろを振り返ると先ほど通過してきたG5の急峻なピークが望めました。
G5、かっこいい!

そして、本日の実質ゴールである五竜岳山頂へ…

ありがとう御座います!
キレット越え後の五竜は達成感抜群です。

更に、お昼前という中途半端な時間だったおかげか人気の百名山の山頂を独占。
…結構、貴重な経験なのでは??


白馬を始め周りの山々には雲が掛かり始めていましたが、五竜岳はかろうじて展望が広がっていました。
感謝感謝!!

とはいえ、時間はまだ午前11時、いっそのこと1日繰り上げて遠見尾根で下山してしまおうとも思いましたが、折角の静かな五竜、しばし風の音と鳥の声をBGMに久々の北アルプスで雲の流れを楽しんでみました。
山の上でこういう時間を気にしなくていい瞬間は幸せそのものですよね。

だいたい2時間後、五竜山頂にも雲が掛かり始めたので、そそくさと退散。
五竜山荘に向かって下山開始。

五竜山荘到着。
小雨も舞い始めたので、予定通り本日はここまで。
さすが人気の五竜山荘、金曜日と言えども人がいっぱい。
受付時にも「本日はお布団一枚に二人くらい予定しています~」って言われ戦々恐々。
…まあ、しょうがないですね。


夕刻にはガスも少し抜け、夕陽も少しだけひょっこり。
最高の一日でした。

この日の五竜山荘は結果的には一人一枚のお布団は確保でき、快適に就寝。
良かった良かった。



<3日目>

今日は遠見尾根で下山のみなので朝もゆっくり出発。
雲多めで御来光はお預けでしたが、澄んだ空気と涼しい風に爽やかな朝でした。

今日下る遠見尾根。
実は冬にしか歩いた事がなく、夏道は初めてなので、ちょっと楽しみ(笑)

遠見尾根からは五竜が大迫力!
こんなイケメンっぷりを見せられたら惚れるわ!!


鹿島槍ヶ岳方面は雲が掛かり展望イマイチでしたが、登山道には初夏の花が多く癒されます。


小遠見山手前からガスの中。
最後に鹿島槍さんと、五竜さんにお礼を言いたかったのですが、残念…。

遠見尾根、アルプス平駅まで下山完了。
お疲れ様でした!


アルプス平駅周辺はお花畑が作られ、一般観光客も含め多くのお客さんで賑わっていました。

その後、ゴンドラで下山して徒歩で大町線の神城駅へ。
ここから信濃大町駅まで電車、その後バスで扇沢に向かいます。

そして、無事扇沢駅まで戻り車を回収し、全行程終了。
お疲れ様でした!!

久々の北アルプスでちょっと心配でしたが、特に問題なくキレット越えができて良かったです。やはり北アルプスの稜線は素晴らしく登山の魅力に溢れていました。
ただ、平日と言えどもあの混雑を見てしまうと、休日に登るのはちょっと遠慮してしまいます。
次に北アルに来るのはいつかわかりませんが、またまとまって平日有給とれるよなら、訪れたいと思います。

以上です。
長文になりましたが、読んで頂けたみなさまありがとう御座いました!

2019年10月8日火曜日

後立山名峰たちの狭間にて「鹿島槍ヶ岳・五竜岳・八峰キレット」 その1【長野県・富山県】

北アルプス、それは日本が世界に誇る山岳風景の主であり、また山を趣味とした人たちにとっては誰でも一度は目指す聖地なのは間違いありません。
自分も山を始めた頃は憧れの山域であり、初めて登った焼岳から見た穂高連峰や上高地は今でも鮮明に記憶に残っています。

そして、山を始めて6年経った今でもその憧れは変わらず、隙があれば毎週のように行きたい気持はあるのですが…。


…まあ、なんていうか、混み過ぎ?

自分が山に行く理由の一つは「ゴミゴミした日常から離れて自然と一体になる」のですが、それがレジャーランドと化した今の北アルプスで叶うかとういうと、NOです。
なんか、混雑による駐車場やテント場、山小屋などなど…、心配毎が多くて逆に疲れちゃう感じなんですよね…。

そんな理由で、北アルプスは平日休みが取れた時のみになり、年に1、2回しか行かないようになっています。

と、色々書きましたが、決して北アルプスが嫌いって訳では無いので、今年はどうにか行きたいな~って色々計画を立てていたところ、7月下旬に木曜日から平日2日間休みが取れそうな隙ができたので有給をぶっこみ突撃してきました!
昨年は一度も行かなかったので、2年ぶりの夏の北アルプス!楽しみ!!

「鹿島槍ヶ岳」(2899m)
*口ノ沢のコル付近から望む

「五竜岳」(2814m)
*鹿島槍ヶ岳から望む八峰キレットと五竜岳

2019/7/25~27
コース:
1日目:扇沢(車デポ)→(柏原新道)→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘
2日目:→(八峰キレット)→五竜岳→五竜山荘
3日目:→(遠見尾根)→白馬五竜スキー場(下山)
*車回収:神城駅→(電車)→信濃大町→(バス)→扇沢

今回は後立山連峰の「鹿島槍ヶ岳」と「五竜岳」を2泊3日で繋ぐ山旅。
いずれも初めての山になります。
以前から計画だけはしていたコースですが、いずれも人気で休日晴天の日に行こうものなら大混雑不可避ということで保留になっていましたが、やっとチャンスが巡ってきました!

とりあえずブログは2回に分けてお届けしようと思います。

<1日目>

スタートは扇沢の柏原新道入口から。
当初は下山後さくっと帰路に着きたかったので、ゴールの白馬五竜スキー場の駐車場に車を置いて電車とバスで扇沢に行き、スタートしたかったのですが、この日は昼過ぎより雷雨の可能性大と言う事で早めに冷池山荘に入るべく、扇沢に車をデポして早めのスタートとしました。


メジャールートだけあって程よく整備された路を小気味よく標高を上げて行きます。
時折、木々の切れ間から鳴沢岳方面の展望が広がります。
さすが平日だけあって人気のコースでも人が少なく、静かな山旅が楽しめます。
やっぱり北アルプスは平日に限るね!!

およそ約3時間で種池山荘までやってきました。
青空も広がり始めた久々の北アルプスの稜線。どんな絶景が広がっているのか!興奮が最高潮に達する瞬間です。

ひゃぁぁぁぁ~、すばら!
コケバイソウの花園の後ろに延びる鳴沢岳までの綺麗な稜線!そして更に後ろに広がる北アルの峰々!疲れが一瞬にして吹き飛ぶこの感覚、久々です。

時間も余裕がありまくりなので、しばし種池山荘でダラダラ。
なんでも今日は高校生の集団登山の予約が入っているようで種池山荘はいっぱいだそうです。
自分の高校は近くに本格的な山がある場所では無かったので、若い時にこういう経験ができる機会があるのが、本当に羨ましいです。
自分も高校時代にこういう場所に来れていれば違う生き方があったのかな…?

もうちょっとのんびりしようと思ってましたが、天気予報通り雲が湧いてきたので景色の良い内に爺ヶ岳に向かって出発。

爺ヶ岳に向かって少し標高を上げると、後ろには剱立山連峰が望めるようになります。
いや~雄大!
剱岳と立山は最近は遠くから眺める事が多かったですが、ここからは近いので迫力ありますね!また登りたくなります。


爺ヶ岳南峰を経て、中峰へ到着。
本日の最高ピーク、ありがとう御座います。

長野県側から湧き立つ雲が THE夏山!って感じ。
時間があるのでキレット小屋まで行こうかとも考えましたが、このまま進むと鹿島槍ヶ岳と八峰キレットでは雲の中の可能性が高そうなので、やはり冷池山荘までとしました。

爺ヶ岳中峰でグダグダ時間を潰していたら、鹿島槍ヶ岳の双耳峰がちょこっとお目見え。
写真とかでは良く見る定番のアングルですが、やはり自分の目でみると感動もひとしおです。

爺ヶ岳から標高を下げ始め冷池山荘に向かいます。
鹿島槍ヶ岳までの稜線が長野県から湧き立つ雲を押し止め、まさに壁のよう。
なんとも豪快な景色です。

冷池山荘に到着する頃には周辺はすっかりガスの中。
迷う事なく山荘にチェックインして今日の行程は終了としました。
お疲れ様でした~。

夕焼け時はちょっとだけ焼けてくれましたが、この後は時折にわか雨も降る生憎の天気だったので、明日のキレット越えに思いを馳せ、さっさと就寝。
おやすみなさい~。

<2日目>

2日目は冷池山荘から鹿島槍、八峰キレット、五竜を超えて五竜山荘までの長丁場って事で日の出前に出発!
…っていうか昨日は早く寝すぎたので早めに目が覚めただけとも言います(笑)


徐々に染まる空と雲海を横目に鹿島槍ヶ岳に。
暗くて全貌はよくわかりませんでしたが、稜線はお花がいっぱい。
暗い時間に出てきたしまった事ちょっと後悔しました。


布引山を越えた頃に御来光を迎えます。
朝日に照らされた、爺ヶ岳稜線と立山・剱…。
綺麗、本当に綺麗。言葉なんて必要ないですね。

そして、鹿島槍ヶ岳山頂!
ありがとう御座います!

遠くは穂高・槍ヶ岳までバッチリ!
最高の展望です。

そして、これから進む八峰キレットと五竜方面。

風も無く天気もばっちり。
さあ、行こうか!

(その2へ つづく!!)