2017年12月28日木曜日

2017年 山旅振り返り【年間山行報告】

いよいよ2017年も終わりが近づきました。
まあ、今年も良くも悪くも大きなトラブル無しに過ごす事ができました。
トラブル無く過ごせるっていうのは自分の行動もありますが、周りの人たちのおかげというのも忘れないようにしていきたいですね。

まだ、1回くらいは行くかと思いますが、とりあえず毎年恒例の今年の山旅振り返りをしたいと思います。

とりあえず1年間の山行を紹介!

1.  2017/1/3  塔ノ岳(丹沢)
2.  2017/1/8  磐梯山
3.  2017/1/21  赤岳(八ヶ岳)
4.  2017/2/4  赤城山
5.  2017/2/18  金峰山
6.  2017/2/24  筑波山
7.  2017/3/4  西穂高岳
8.  2017/4/1  唐松岳
9.  2017/4/10  姫神山
10. 2017/4/22  荒船山
11. 2017/4/30  武甲山(大持山、子持山)
12. 2017/5/3  三ノ塔(丹沢)
13. 2017/5/20  瑞垣山
14. 2017/6/11  不忘山(南蔵王)
15. 2017/6/25  筑波山
16. 2017/7/2  早池峰山
17. 2017/7/8  早池峰山
18. 2017/7/9  秋田駒ケ岳
19. 2017/7/24  草津白根山
20. 2017/8/5  妙高山
21. 2017/8/6  火打山
22. 2017/8/20  利尻山
23. 2017/8/27  燧ケ岳
24. 2017/9/9  白馬岳
25. 2017/9/17  羅臼岳
26. 2017/9/27  薬師岳
27. 2017/9/27  黒部五郎岳
28. 2017/9/28  鷲羽岳
29. 2017/9/28  水晶岳
30. 2017/10/8  平ヶ岳
31. 2017/11/3  白毛門・朝日岳
32. 2017/11/24  祖母山
33. 2017/12/2  黒斑山・蛇骨岳(浅間山)
34. 2017/12/9  陣場山・高尾山
35. 2017/12/23 景信山・高尾山


いや~、登りましたね~!
まだまだ上には上がいますが、一般人から見ると十分変態の領域。

全体を通して見ると今年は日帰りが多く去年より山行回数は増えてますが入山日数が減っています。理由としてはちょうどテン泊シーズンの春~夏はちょっと仕事が忙しく土日フルに山行に当てるのがキツかったのと、天候不順な日が多かった点ですかね。

では、続いて今年印象に残った山行ベスト3を発表します!

<3位!>
平ヶ岳

ブログのタイトルになっている「秋満開」、まさにそんな光景が広がっていました。
斜面は緑を探すのが大変なくらい一面の紅葉。
山頂には黄金色の草紅葉と青空が写りこんだ地塘群。

これだけ深い秋を見たのは初めてだったと思います。

<2位!!>
黒部減流域縦走
(薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲ノ平)


薬師岳で見た雨が上がる瞬間に広がった橙色の世界。
壮大な黒部五郎カールと、その中を流れる清流。
どこまでの広がる青空の下歩いた鷲羽、水晶の縦走路。
夕焼けに染まり、満天の星空に包まれた雲ノ平。

山の魅力が全て詰まった忘れられない4日間でした。

<1位!!!>
西穂高岳(厳冬期)


気付いたら自分には届かない世界だと思ったいた場所に立っていました。
そして、その先には更に進みたいと思う光景が広がっていました。

と、ポエマーっぽくなってしまいましたが、実際は登山者も多く、ある程度の技量を積めば難しい場所ではありません。
でも、自分にとっては3年越しの目標でした。
過去2年は天候に恵まれずに怖い思いをしながら途中撤退し、「もう、2度と行くもんか!」って思ってましたが、冬が来ると挑戦したくなる、不思議と魅了された場所でした。

そんな中、今年やっと初登頂!
山に限らず人生の中でも感じた達成感はトップレベルでした。


以上です。

最後に、今年も怪我という怪我も無く山旅を楽しめた事に山や天気の神様と、自分に「山に登れるという自由」を与えてくれている家族や友人、そして仕事仲間に感謝を言葉を述べたいと思います。

今年も一年ありがとう御座いました!!
また、来年もよろしくお願い致します!

2017年12月17日日曜日

日本温泉巡り その44 明礬温泉「鶴乃湯」【大分県別府市】

前回の祖母山ブログでも書いたように、11月下旬に大分県別府近辺の温泉巡りに行ってきたので、その中でもオススメ温泉を温泉巡りシリーズで綴っていきたいと思います!

1湯目は明礬温泉の「鶴乃湯」です。

この「鶴乃湯」は知る人ぞ知る別府秘湯の一つに数えられており、別府最強という人も少なくない名湯という事なので、個人的にも今旅で一番期待していた温泉でした。

場所は別府八湯の一つ明礬温泉の近く。
正直言うと超絶名湯過ぎたのであまり多くの人で溢れかえるのはイヤなので詳しい位置は秘密。それでも行きたい!って人は頑張って自分で調べて下さい。

…って言ってもちょっと調べればわかるので、わざわざ自分が書かなくていいかな~って思っただけです。

明礬温泉近くの細い道を進んだ先の行き止まりから少し山道を行くと、その温泉が見えてきます。
この場所から既に濃厚な硫黄の香り。
期待が膨らみます!

温泉自体は湯船と小さな脱衣所のみ、もちろん混浴。
着くとちょうど前に入っていた人が出て行ったタイミングで居るのは自分だけ。
なんてラッキー!

では、いただきます!


ふあぁぁぁ~。もう、溶けてしまいたい…。

無色透明に近いですが、ほんのり青白く小さな湯の花が浮かぶとても綺麗な湯。
泉質は感覚的には単純硫黄泉っぽいですね。
白濁濃厚の明礬温泉とはちょっと違う感じがしますが、香りも肌触りもそれ以上。
湯布院の「庄屋の館」の泉質に近い気がします。

湯船のすぐ後ろから源泉がどんどん湧き出でており、源泉に近い場所は結構熱めですが、ちょっと離れれば適温。
湧出量も多いようで湯船には常に新鮮は湯が入っては流れ出ていきます。

いや~、これだけ素晴らしい湯はそうそう無いですね!!

そして、1枚目の写真にあるように湯船の周りは草原。
少し風が吹くと草の揺れる音に包まれ、なんとも心地よい空間に。

この湯にこの空間。
これ以上何を望めば良いのか!
素晴らしい名湯でした!

ここは基本無料の公衆浴場扱いですが、非常に清潔に保たれています。
それも有志の人たちによって守られているからこそなので、行く人はマナーを守って楽しんで下さい。

以上です!

久々の感動の湯だったのでランキング入り!
堂々の2位とします!
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<個人的温泉ランキング> 2017.12月現在
― 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
NEW! 2位 明礬温泉「鶴乃湯」(大分県)
↓ 3位 吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)
↓ 4位 後生掛温泉 (秋田県)
↓ 5位 熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉 *都道府県順>
ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
乳頭温泉 「鶴の湯」 (秋田県)
水沢温泉 露天風呂(秋田県)
蔵王温泉 大露天風呂(山形県)
中山平温泉(鳴子)「しんとろの湯」(宮城県)
土湯温泉「野地温泉ホテル」(福島県)
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
万座温泉「豊国館」(群馬県)
燕温泉 「河原の湯」(新潟県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
野沢温泉 「大湯 他」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
塚原温泉 「火口乃泉」(大分県)
湯布院温泉 「庄屋の館」(大分県)
筌の口温泉「新清館」(大分県)
わいた温泉 「豊礼の湯」(熊本県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)


2017年12月12日火曜日

南国モノクローム 「祖母山」【大分県・宮崎県】

さて、先月の勤労感謝の日を含んだ飛石連休の時に有給を利用して4日間温泉巡りメインで温泉県、もとい九州大分県に行ってきました。

一昨年には鹿児島、昨年には熊本と屋久島に行っており、11月に九州方面にお邪魔するのは恒例になりつつあります。この時期の九州方面は山の降雪の心配も少なく、なによりも良い温泉が多い!って事で山と温泉に人生を捧げている自分とってはパラダイスそのものです!

大分県と言えば由布岳や九重山がありますが、それは昨年登っているので今回は祖母山がターゲット!
温泉やその他の旅行記は温泉巡りで紹介するので、本ブログでは祖母山レポをお届けします。

「祖母山」(1756m)
*山頂風景
2017/11/24
コース:尾平登山口→(黒金尾根コース)→山頂→(宮原コース)→登山口

前日は豊後大野のビジホに宿泊し、レンタカーにて尾平登山口に行きました。
原尻の滝から15キロ程度の林道がえらい長く感じましたが、予想していたより道幅も広く駐車場までは舗装されているので走りやすかったです。

到着は6時半、30台程度の広い駐車場ですが、先に止まっていたのは1台だけ。
しかも「わ」ナンバーだったので、自分と同じく遠征組みと思います。

まあ、飛石連休の間の平日で微妙な天気なのでまず地元の人は来ませんよね~。

尾平の駐車場から少し進むと祖母山の山容が見えてきます。
なんか、思ったより禍々しいというか、異様な山容をしていますね…。
ちょっとドキドキしてきました。


歩き始めは奥岳川沿いの渓流を進みます。
残念ながら紅葉は既に終わっていますが、フカフカ落葉に覆われた渓流が良い雰囲気です。
渓流の水も綺麗で癒されますね。

程なく宮原コースと黒金尾根コースとの分岐になります。
ここに看板があり「黒金尾根コースは少しハードなので登りに使いましょう」って注意書きがあります。

自分のコースプランでは宮原コースを登りに使う予定だったので、ちょっと悩みましたが注意書きに従って黒金尾根コースを登りに使う事にしました。

経験的にこういう注意書きって従っておいた方が良い場合が多い気がします。

黒金尾根コースは分岐後もしばらく渓流沿いを進みます。
この時期は落葉のせいで道がわかり難くちょっと油断すると迷いそうなので、指標に注意しながら進みましょう。

渓谷から離れ尾根に取り付くと木々の根っこやロープを頼りに一気に登り上がります。

1000mを越えた当りから雪が舞い始めました。
ここまで他の登山者とは誰とも会わず南国九州のイメージからほど遠い雰囲気。
まあ、これはこれで嫌いじゃないですけどね。

途中には獣道で藪こぎっぽい場所も多く百名山にしては秘境な様相。
この未整備っぷりは屋久島の尾之間歩道を思い出しました。でも、山とは本来かくあるべきですよね!

稜線に到着!
ここからは大パノラマの縦走路!!
…とは、いかないですよね。
少しでも青空が出てくれることを期待してましたが、厳しそうです…。


山頂に向かって稜線を進みますが、周りはすっかり冬の世界。
展望が広がりそうな場所も限られ、相変わらず樹林帯が続きます。

「南国モノクローム…」

ふと、そんな言葉が出てきました。

ほぼ山頂直下の標高1700mからがこの黒金尾根の核心、ハシゴ・ロープを使って垂直に近い岩壁を一気に登ります。
夏ならちょっと気を付ければ問題無いですが、この日は岩壁の多くが凍結して滑りやすい状態で体重のほとんどをロープに預けなければいけない場所も多く、結構怖い思いをしました。

最初の分岐の注意書きに従って黒金尾根を登りにして本当に良かった!
下山路にしていたら相当危険だったと思います。

岩壁を登り切るとすぐ山頂!
ありがとう御座います!

木々の枝にはしっかりエビのしっぽが育っていて冬の世界。
結局、登りでは誰とも会わず山頂でも自分だけです。


…寒さが沁みるねぇ。

とりあえず記念の自撮りして早々に下山開始。

下山路は宮原コース。
山頂をあとにしてしばらく下ると九合目避難小屋があります。

シーズン中は管理人が常駐して普通に宿泊場所として使用できるそうです。
でも、あくまで避難小屋扱いなので食事や寝具は持参のようです。

ソーラー発電も完備され中も広いのでなかなか快適そうでした。

で、ここで初めて他の登山者と遭遇。
ちょっとほっとしました。


宮原コースは黒金尾根と違い、ヤセ尾根みたいな場所もありますが全体的に安全なコース。
展望も広がりそうな場所がありますが、稜線は相変わらずガスの中でモノクロームの世界。

正直、テンションも微妙なままだったので、頭の中は下山後の温泉と旨い酒でいっぱい。
自然と駆け足になっていました。(笑

と、いう訳で無事分岐まで戻ってきました!
お疲れ様でした。

案の定、下界は青空が広がっており紅葉もそこそこ綺麗でした。

駐車場に戻ってみると車は6台になっていましたが、全て「わ」ナンバー。
登っているのは遠征組みだけじゃないですかーー!

まあ、そんな百名山らしいオチがついて今回の山旅も無事終了。

総括って言っても正直あまり書く事が無いのが正直なところ。
天候のせいもありますが、稜線に出るまでほぼ展望は無く、近くの九重や阿蘇と比べるとどうしても地味な印象になってしまいました。
しかし、話を聞くと秋の紅葉や春のアケノボツツジの群落は見事らしいですし、傾山から古祖母山、祖母山の縦走路は九州随一の骨太コースとあるので、今回の登山だけではその魅力の1割りも体感できなかったのだと思います。
まあ、そうそう来れる場所でも無いので簡単にリベンジとは行きませんが、またチャンスがあれば思い出を上書きしに登りたいですね!

以上です!

登山以外の旅行記は年明けの更新になりそうです。
お楽しみに!

2017年12月10日日曜日

日本温泉巡り その43 「野地温泉ホテル」 【福島県福島市 土湯温泉】

さて、冬に向かって一直線!って感じで日々寒い日が続いていますが、皆さま如何お過ごしでしょうか?
普通ならば家でぬくぬく過ごしたい季節ですが、自分の場合は温泉が一番気持ち良く入れる季節!って事で今シーズンもどんどん巡って行きたいと思います。

今回紹介するのは福島県の土湯温泉の一つ「野地温泉ホテル」さんです!

場所は安達太良山の麓、標高1200m。
安達太良山は今まで3回登っていて近くまでは何回か来たことありますが日帰りの受付時間が10時~14時と短く、登山後に訪れるのは難しい場所でした。

もともと良泉と聞いていたのでいつか行きたいと思っていましたが、温泉だけの為に行くのはちょっと考えてしまう距離なので今まで保留になっていました。

そんな中、11/19に岩手県のマラソン大会に出る予定が出来たので、その前乗りついでに立ち寄ってみる事に。

訪れたのは11/18。
粉雪舞う生憎の曇り空ですが、温泉巡りとしては結構好きなシチュエーション。
ここに至る道路も所々雪が積もっていて、スタッドレスが必須でした。
前の週にスタッドレスに交換しておいて良かったです。

ここには大露天風呂の「鬼面の湯」、総檜風呂の「千寿の湯」といったように6つの湯船が楽しめますが、時間帯によって男女入れ替わりがあるので1回の来訪で全部楽しむのは難しいと思います。

自分が行った時には、「鬼面の湯」「千寿の湯」「剣の湯」が男性用になっていました。

まあ、なにはともあれまずは大露天風呂の「鬼面の湯」へ。
頂きます~!!

し・あ・わ・せ!
濃厚な白濁した硫黄泉がおしげもなく掛け流され、温泉とはかくあるべき!という理想の温泉そのもの。
湯船の周りは薄っすら雪化粧した山麓が広がり、粉雪舞う最高の独占温泉タイム。

自分の理想とする温泉郷が広がっていました。

すぐ下には硫黄の香りを出しながらモクモクと湯煙を上げる源泉が見えます。
…堪りませんね。

お次は「千寿の湯」!
こちらは檜の湯船は湯治場の雰囲気を醸し出しており風情は抜群。

最後は「剣の湯」!
アメニティがあるのはこの湯船だけですが、残念ながら源泉に加水しているようで上の2つよりは1ランクダウン。
まあ、濃厚な温泉は人を選ぶ場合もあるので、こういう湯船も必要なのかも知れないですね。

とりあえず自分は「鬼面の湯」と「千寿の湯」を2往復して、これでもとばかり堪能させてもらいました。
久々に日本人に生まれて良かったと思える良泉でした。

オススメ温泉殿堂入り!
ありがとう御座います!

来訪日:2017/11/18
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<個人的温泉ランキング> 2017.12月現在
― 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)
― 3位 後生掛温泉 (秋田県)
― 4位 熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
― 5位 わいた温泉 「豊礼の湯」(熊本県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉 *都道府県順>
ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
乳頭温泉 「鶴の湯」 (秋田県)
水沢温泉 露天風呂(秋田県)
蔵王温泉 大露天風呂(山形県)
中山平温泉(鳴子)「しんとろの湯」(宮城県)
・土湯温泉「野地温泉ホテル」(福島県)←NEW!
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
万座温泉「豊国館」(群馬県)
燕温泉 「河原の湯」(新潟県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
野沢温泉 「大湯 他」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
塚原温泉 「火口乃泉」(大分県)
湯布院温泉 「庄屋の館」(大分県)
筌の口温泉「新清館」(大分県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)


2017年12月6日水曜日

日本温泉巡り その42「ルートイングランティア知床-斜里駅前-」【北海道斜里町】

ビジネスホテルと言えば狭い部屋にユニットバスと、「まあ、とりあえずシャワーを浴びて寝られればいいや」的に選ぶ宿泊施設というイメージを持っている人は多いと思います。

自分もそういうイメージを持っていましたが、今回の 「ルートイングランティア知床-斜里駅前-」 は、そんなイメージを覆してくれる場所として紹介したいと思います!

訪れたのは9月の3連休の17日。
羅臼岳登山後にお邪魔しました。

この日は登山口の岩尾別温泉に入る予定でしたが、残念無念の休業中。
途中に目新しい温泉も無かったので、結局ホテルまで来てしまいました。

外観はルートインホテルそのまま。
自分はビジホはほぼルートインを使っているので、ある意味安心できます。

とりあえず登山後の汗を流したかったので大浴場へレッツゴー!
ほとんどのルートインは人工温泉と謳った大浴場を備えており、今回もそのつもりでしたが…。




…あれ?
お湯は茶褐色の濁り湯で、露天の湯口には析出物もあります。

急ぎ脱衣所に戻りアレを探して見ると…。
ありました!温泉成分分析表!!

泉質はナトリウム塩化物泉で弱アルカリ性の高温泉。
炭酸も少し含んでいるようで身体には泡がついてきます。

意外や意外、まさかルートインで本物の温泉に入れるとは思いもしませんでした。
しかも、なかなかの良泉!
嬉しいサプライズでしたね!

温泉で湯ったりした後はホテルの人に紹介してもらった「居酒屋てんてんてまり」で地酒とオホーツクの海の幸を堪能。

いや~、遠征登山の醍醐味、ここにあり!って感じです!!

この辺りは世界遺産知床が近く、ウトロまで行くとそこそこお高いホテルが多いので、少し知床から離れているとはいえ、お手軽の値段で泊まれるホテルがあるのは嬉しいです。

美味いお店も近く多いのでこの辺りに行く事があれば積極的に利用させてもらおうと思います。

以上です。

来訪日:2017/9/17
------------------------------------------------------
<個人的温泉ランキング> 2017.12月現在
― 1位 籐七温泉「彩雲荘」(岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」(鹿児島県)
― 3位 後生掛温泉 (秋田県)
― 4位 熊の湯温泉「熊の湯ホテル」(長野県)
― 5位 わいた温泉 「豊礼の湯」(熊本県)

<ランキング外 殿堂入りオススメ温泉 *都道府県順>
ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
乳頭温泉 「鶴の湯」 (秋田県)
水沢温泉 露天風呂(秋田県)
蔵王温泉 大露天風呂(山形県)
中山平温泉(鳴子)「しんとろの湯」(宮城県)
那須湯元 「鹿の湯」(栃木県)
喜連川温泉 「早乙女温泉」(栃木県)
塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
万座温泉「豊国館」(群馬県)
燕温泉 「河原の湯」(新潟県)
白骨温泉 「泡の湯旅館」(長野県)
野沢温泉 「大湯 他」(長野県)
入之波(しおのは)温泉 「山鳩湯」(奈良県)
塚原温泉 「火口乃泉」(大分県)
湯布院温泉 「庄屋の館」(大分県)
筌の口温泉「新清館」(大分県)
新湯温泉 「霧島新燃荘」(鹿児島県)

2017年12月3日日曜日

谷川岳の展望台 「白毛門・笠ヶ岳・朝日岳」【群馬県】

2017年もとうとう1ヶ月を切ってしまいました。
ブログの更新も平均月4回(週1)を目標として最近まではそのペースを維持していましたが最近仕事が忙しいので、ちょっと危機感を募らしています。

まあ、自分の日記的なブログなので別に無理して書く必要もありませんが、ここまで来て未達成になるのも後味悪いので頑張ってみたいと思います。

さて、既に高い山々は完全に雪に閉ざされグリーンシーズンは終わりを迎えましたが、自分もその締めとして11月始めの初雪の後に谷川岳の展望台として人気の「白毛門・笠ヶ岳・朝日岳」に登ってきたので紹介したいと思います!

「白毛門」(1720m)
*松ノ木沢の頭付近より望む

「朝日岳」(1945m)
*笠ヶ岳・朝日岳の中間地点付近より望む

2017/11/3
コース:土合橋(駐車場)→白毛門→笠ヶ岳→朝日岳(ピストン)


本当は厳冬期に雪をたっぷり纏った谷川岳を見たいと思っていたのですが、厳冬期の白毛門はラッセル地獄って事なので初見で登れる程甘くないと思い、今回は厳冬期チャレンジの下見も兼ねています。

出発は定番の土合橋近くの駐車場から。
人気の山と聞いていたので早めにきましたが予想より客足も少なく静かなものです。
登山シーズンの終わりを感じますね。

スタートして早々に急登に取り付き。
紅葉が綺麗そうですが、薄暗くはっきりとはわかりません。
帰りの楽しみにとっておきましょう!

順調に標高を上げていると陽が射し始め木々の間からは谷川岳のモルゲンロートが!
今日は最高に天気になりそうでテンション上がります!

松ノ木沢の頭に到着!
その奥に見えるのが白毛門のピークです。

スタートからここまでは樹林帯の中をほぼ登りっぱなし。
M向けの山と聞いていましたが、その通りですね!(悦
でも、厳冬期にラッセルしながらこの急登はかなりハードですよね…。
厳冬期チャレンジが不安になりました。

松ノ木沢の頭を越えると左手に谷川岳一ノ倉沢の迫力ある絶壁を望みながらの稜線歩き。
いや~最高ですね!疲れも吹き飛びます!


白毛門山頂到着!
さすが、谷川岳の展望台として人気になるだけの事はありますね。

ここでお弁当でも広げてのんびりするだけでも幸せいっぱいになれそうですが、今日のゴールはまだ先なので、休憩も早々に次に進みます!

正面が次のピークの笠ヶ岳です。
なかなか良い笠っぷり。

白毛門を過ぎると東側の斜面に雪が結構残っており、それが溶けて登山道はぐっちょんぐっちょん。
危ない場所は無いですが、避けて歩くのは一苦労でした。

笠ヶ岳山頂!
ここから望む谷川岳もお見事!
個人的には白毛門よりも視界を遮るものが無いので綺麗に見えます。
白毛門まで登る人はここまで来た方が満足度は高いと思います!

ここまで来ると本日のゴール朝日岳が見えてきます。
手前の小さなピークの更に左奥の平たいピークが朝日岳です。

…まだ、結構遠いな。


朝日岳までの道は細かいアップダウンが続きそこそこハードですが、常に展望が開けておりとても気持ちよく歩けます。
この低笹広がる稜線は谷川連峰らしいですね!

朝日岳山頂!ありがとうございます!


山頂からは谷川連峰の馬蹄の峰々や、至仏山、燧ケ岳といた尾瀬方面の山なみが広がっていました。

山頂も広々としており、食事休憩するにはぴったり。
おまけにこの時間に山頂にいるのは自分だけだったので、透きとおる様な青空の下、風の音と鳥の声を聞きながらのんびり。
いや~、幸せだな~。


食事も兼ねて一時間くらい過ごした後、帰路に。

結局、この日帰路ですれ違った人は2人だけ、白毛門にはそこそこ人がいましたが、朝日岳まで行ったのは3人だけだったようです。
やっぱり、これくらい静かな山旅が自分は好きですね。


白毛門も過ぎ樹林帯に戻ると少し褪せた紅葉が綺麗でした。

今回はピストンでしたが、後にフォロワーさんの情報から朝日岳からそのまま進み、清水峠から登らずトラバース道で沢沿いの新道まで行き、土合まで戻ってくるハーフ馬蹄という選択肢がある事を知りました。
帰って調べてみると、確かにピストンするのとそれ程時間は変わらない様でちょっと勿体ない事したな~って感じました。

でも、谷川ってこう見ると色々なコースを楽しめる山域なのかも知れないですね。
茨城からも比較的近いのでこれからもお世話になりたいと思います。

以上です。