2019年12月26日木曜日

2019年 総括 【思い出に残った山旅ランキング2019】

2019年もいよいよ終わりが近づいてきました。
登山を始めて約7年、会社人でいうと中堅といわれるポジション。
確かに会社と同じく登山においてもマンネリ化を感じる事も多く、何か新しい事を初めてみたいな~と思った年でもありました。

ただ、仕事やプライベートでちょっとドタバタする事も多く、新しいことにチャレンジする時間や気力が沸かなかったこともあり、お山に関してはちょっと停滞してしまった感じがします。

と、まあちょっとネガティブな導入になってしまいましたが、お山の一期一会の風景に元気や感動をもらえたり、初の海外トレッキングが叶ったりと、小さいながら一歩は進めたと思いますので、来年に向けての助走と考えたいですね!

では、毎年恒例の今年の山旅振り返りと、印象に残ったベスト3を紹介します!

<2019年山旅リスト>
・2019/1/3  矢倉岳
・2019/1/13  木曽駒ケ岳
・2019/2/1  赤城山
・2019/2/10  陣場山・高尾山
・2019/2/24  筑波山
・2019/3/2  大岳山・御岳山
・2019/3/17  堅破山
・2019/3/23-24  谷川岳
・2019/3/24  三毳山
・2019/4/20  薬來山
・2019/4/28  伯耆大山
・2019/5/6  宝篋山
・2019/5/12  二王子岳
・2019/5/25  四阿山・根子岳
・2019/5/26  谷川岳(一ノ倉沢)
・2019/6/2  宝篋山
・2019/6/16  筑波山
・2019/6/23  難台山
・2019/7/6  岩木山
・2019/7/7  八甲田山
・2019/7/26  鹿島槍ヶ岳
・2019/7/26  五竜岳
・2019/8/13  アヴァチンスカヤ山 (カムチャッカ半島)
・2019/8/15  ムトノフスキー山 (カムチャッカ半島)
・2019/8/16  ゴレリー山 (カムチャッカ半島)
・2019/8/31  筑波山
・2019/9/7  御嶽山
・2019/9/15  谷川岳
・2019/9/21  奥鬼怒(加仁湯)
・2019/9/28  森吉山
・2019/10/6-7  大朝日岳
・2019/10/20  霧ヶ峰(車山)
・2019/10/26-27  奥鬼怒(手白澤温泉)
・2019/11/2-3  蝶ヶ岳
・2019/11/10  奥久慈男体山
・2019/11/16  霧島山(韓国岳)
・2019/11/17  桜島
・2019/11/17  霧島山(高千穂峰)
・2019/12/8  安達太良山
・2019/12/14-15  甲斐駒ケ岳

山数は40、山行日数は46となりました。
去年と比べて山数はマイナス2、山旅日数はマイナス1と登山を始めてから初めて減少となりました。
(まだ後1回くらい行くかも知れませんが…)

数だけ見れば誤差レベルですが、近場でのお手軽登山や観光登山が増えているので、数以上に登ってない感じがします。
でもまあ忙しい割にはよく登ったなぁ~って感じです。

<2019年印象に残った山旅ベスト3>


第3位!「二王子岳」


5月中旬、残雪多いながらも麓では春の息吹を感じる季節に登りました。
山頂から望む残雪が美しい飯豊連峰や、山麓の春の恵みを存分に楽しめ、山の新しい魅力を教えてもらった山旅でした。
…山って美味しいんですね。ジュルリ(笑)


第2位!!「鹿島槍ヶ岳・五竜岳」


7月下旬、八峰キレット越えで縦走しました。
混雑嫌いせいで足が遠のいていた北アルプスですが、平日2日間の有給がとれた事もあり、2年振りに夏の北アルプスに突撃。
斜面を彩る花々、遠くまで連なる山々の稜線、緊張感あふれる岩場とガレ場のキレット越え、沸き立つ夏雲に演出されるダイナミックな天気の変化と、山歩きの楽しさの全てがつまった山旅でした。


第1位!!!「カムチャッカ半島」



やっぱり地球って凄い!!
ちょっと反則気味ですが、やっぱり2019年はこの山旅のインパクトが強すぎました…。

ユーラシアプレートで構成される環太平洋火山帯の中でも火山活動が活発な地域&極北の気候帯によって成る大地は独特で興味深いものでした。
地平線まで続く不毛な大地と数え切れないほどの火山群、熱いくらいの地熱と噴気を上げる山、雪や氷河によって今まさに形作られている生きた山、広大な溶岩台地を作り出した超巨大火口クレーター…、文字だけでは日本でも見られそうなものですが、そのスケールの違いは圧倒的。

自分が自然に対して持っていた価値観や畏怖の念といった感じ方を変えてしまったような気がします。

……

と、まあこんな感じとなりますが、今年も大きな怪我や病気無く楽しく登らせてもらえて山や自然の神様に感謝します。
そして、同時に自分に山に登るという自由な環境を与えてくれている家族や仕事仲間、友人たちに感謝します!
本当にありがとう御座いました!!

来年2020年はどんなお山と出会えてどんな感動をもらえるのか。
登山というワクワクできる趣味に出会って一年一年が楽しみです!!

2019年のブログはこれが最後になります。
読んで頂ける方々には感謝しかありません。
来年もよろしくお願い致します!



2019年12月23日月曜日

カムチャッカ半島紀行 その5(最終回)【ゴレリー火山編】

その4からのつづきです。

<Day6>

いよいよ本山旅も最後のお山となりました。
最後のお山は、ゴレリー火山!

テント場から見たゴレリー火山。
裾野が広いせいで高さはあまり感じない、もっさりとしたお山に見えますが標高は約1740m!

今回2日間お世話なったゴレリー高原は、このゴレリー火山から出てきた溶岩でできた台地。
これだけ広大な台地を作り上げるなんて、どれだけ大量の溶岩を噴出させたのか想像もできません。
今ではすっかり大人しくなっているようですが、山頂部にはその規模の大きさを物語る巨大なクレーターと火山湖があると言う事で楽しみです!

登山口に到着。
多言語が入り乱れる国際色豊かなテント場がありました。

本日は本旅で最もすっきりした晴れ。
最高の気分でカムチャッカ半島ラスト登山出発!


昨日のムトノフスキー山よりも古い火山だけあって多少は植生もあり、所々には花が咲いています。
やはりこういう場所の花は力強さを感じますね。

とは言ってもやはりそこはカムチャッカ。
少し標高を上げると不毛の大地に早変わり。

単調な山なのであまり景色は変わりませんが、ふと後を振り向くと…

視界の全てに広がる広大なカムチャッカの大地が望めます。
このどこまでも広がる不毛の大地、斑点のように残る残雪、地平線の向うに鎮座する火山群…

思わずパノラマ。
今自分は本当に凄い場所に入るんだと思わずにはいられませんでした。

昨日登ったムトノフスキー山も見えますが、ちょっと雲が掛かっていますね。
そうなると、このゴレリー火山も雲が掛かるのは時間の問題。
少々急ぎ足で山頂を目指します。


火口の縁まであと少し!
この先にどんな絶景が拝めるのか?事前情報はほとんど無かったので、期待に胸が躍ります。

イヤーーーー!凄い!
思わず失神しそうな景色が広がっていました。

高さ200mを超えそうな大迫力の火口壁の底には綺麗な緑色の火山湖。
日本でも蔵王や草津白根のお釜と色々見てきましたが、圧倒的にスケールが違う!!
ゴレリー高原を作り上げたというのも納得の大きさでした。

多少雲は出てきましたが、隣にもクレーターがあるという事なので、そこまで火口縁をお散歩。

第2クレータ。
スケール感、高度感と火口壁からの噴気で迫力抜群。
もう火山にメロメロ。

第2クレーター近くでランチを取っていたところ雲が掛かり風も強くなってきたので、そそくさと下山開始。
もう少し到着が遅かったらクレーターも見えなかったと思うので、本当に見れて良かった!

帰りは登りとはちょっとコースを外れて残雪を尻セード!
あっという間に下山完了(笑)

これで予定にあった3座全てのトレッキング完了。
お疲れ様でした!

下山後はそのままペトロパブロフスク・カムチャツキー市街に戻りカムチャツカ最後の一夜はホテルに宿泊。
ここは温泉があるホテルと聞いていたので期待してましたが、ヌル湯の温水プールがあっただけで、泉質も特筆することも無いのでスルーさせて頂きます(笑)
とは言っても4日振りのシャワーは気持ち良かった!

<Day7>

最終日はペトロパブロフスク・カムチャツキー空港からウラジオストク経由で成田へ戻るだけ。
便も少ないので小さなターミナル内は多くの観光客であふれていました。その観光客の多くはトレッキング客のようで、あらためてカムチャッカはトレッキング王国なんだな~と感じました。

当日は台風の影響が心配だったものの、北海道の上空でやり過ごせたので時間通り成田に到着し、全日程無事終了となりました!

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では総括!!

今回、初海外トレッキングとして選んだカムチャッカ半島ですが、本当に来て良かったです!
北極圏に近く、今もなお活発な火山活動を有する地方だけあって、ヨーロッパアルプス方面に見られるような華やかさや賑やかさは無いものの、その反面原始の地球を感じる事ができたと思います。
日本では見られないようなどこまでも地平線まで広がる不毛の大地、氷河、熱いくらいの地熱を感じる大地、などなど、おそらくここでしか見られない景色をみられて貴重な経験ができました。
トータルとしてはすっきり晴れることが少なかったのが残念でしたが、要所要所で見たいと思っていた景色がみれたのは本当に良かった!
まあ、ガイドさん曰くやはり半島という地形の影響で湿った空気の影響受けやすく、この時期はそんなにすっきり晴れる事は少ないそうなので、まずますのお天気だったとい思います。

それにしても今回のカムチャッカの旅は帰ってきた後1ヵ月くらいは日本のお山への興味が無くなってしまうくらい自分にとっては大きなカルチャーショックを受けたようで…。
ここ最近、登山に関してマンネリ感を持っていた自分には良い刺激になりました。

日本は世界的に見ても魅力的な山が多く四季折々の風景が楽しめる国ということで、山好きには恵まれた環境ということですが、いざ海外に出てみると、日本ほど多角的な魅力は無いものの、その一点一点において想像を軽く超えてくる絶景が見れることを知りました。

時間やお金の関係でそうそう行けるもんではありませんが、どうにか都合付けてその感動を味わいにまた海を越えた先にある絶景を見に行きたいものです。

以上です!
長編になりましたが、最後まで読んでくれてありがとう御座いました!

<オマケ>

今回ガイドしてくれたボリスさん、カムチャッカ出身33才独身、彼女いない歴7年で現在絶賛更新中(笑)。
しかも、お酒は苦手ってマジで!?ロシア人なのに!(失礼)
良い意味でロシア人のイメージを外してくるシャイな人でした。

夏はカムチャッカで登山ガイド、冬はモスクワ方面でBCのガイドしているそうで、強者の山屋。

やっぱり山やる人はどこの国もちょっとアウトローな人が多いんですかね(笑)

2019年12月21日土曜日

カムチャッカ半島紀行 その4【ムトノフスキー山編】

その3からの続きです。

<Day5>

本日はこのムトノフスキー山へのトレッキングです!

ムトノフスキー山は4つの成層火山からなる複合火山でカムチャッカ南部では現在最も活動が活発な火山の一つ。
直近では2000年6月に爆発的噴火を起こしており、今回の旅では最も火山を感じる事ができた山です。

写真でわかるように火口には氷河が被さり、火山と氷河の織り成す風景は世界的に見ても貴重ということで、今回の旅で最も楽しみにしていた山です。

最高点は標高2322mですが、そこに行くまでは氷河を登るスキルが必要なので今回はスルーして火口の底を巡るトレッキングになります。

テント場から登山口まではいつもの六輪駆動車。
途中にはオパスニーの滝と言われるスポットがあるので寄り道します。

おおお!凄いスケール!!
ムトノフスキー山からの雪解け水が落差100mはあろうかという大地の裂け目に流れ落ちる様は大迫力です。
観光地として整備されている訳ではないので、絶壁ギリギリまで行けますが吹き上げる風が強かったので遠目で楽しみました。
いや~眼福眼福。

登山口です。
登山口っていうかただ車で行ける限界地点です。ケルンがあるのがなんかホッとしますね。
この山も近年、トレッキングツアーのコースになる事が多く、この日も何組か登っているようです。

登山口からは氷河によって削られ、今は雪渓が残る谷の底を歩きます。
雪渓と言ってもこの時期は雨と一緒に土砂が流れるので、そんなに綺麗ではありません。

この谷がそのまま山頂のクレータに繋がっているので、歩く標高差は600m程度。
初心者でも十分行ける山です。

見上げると高さ100m以上はありそうな絶壁が大迫力で迫ってきます。
毎年、冬になると大量の雪が積もり、夏には溶けて雪解け水が渓谷を削りを繰り返しているので、岩肌はもろく草木もほとんど生えていません。

ちょうどこの頃になると青空が広がってきてくれました。
嬉しい!!

振り返ると歩いてきたV字の渓谷が望めます。
いや~スケールが違いますね!

途中から雪渓を離れ、岩壁のトラバース道になり一気に標高を上げます。
そして、正面には噴気を挙げる溶岩ドームと、その噴気の後ろに薄っすらと見えるのは…。


おおおおお!!凄い!氷河だ!!
亀裂が入り今にも崩れそうな巨大な青白い氷の壁。
火山と氷河が織り成す原始の絶景に息を飲むだけです。

一生のうち一回は見たかった氷河、見れてよかった!!


しかも、この氷河の望める場所の周辺は、隙間という隙間の至る場所から噴気が上がる豪快な場所。
生きてる地球を五感全て感じられます!

そして、所々から硫黄の匂いが立ち昇り、その場所を覗きにいくと良質な硫黄泉が出ているではないか!!(興奮)
実際は触るのも難しい高温の源泉ですが、雪解け水と混ざり適温になっている場所もあり、もしかしたら入れるのでは…!?と期待したものの…

この付近は火山性ガスが吹き出ている場所が多く、風向きによっては、息をするのが難しい場合もある危険地帯。最高の温泉を横目に早々に安全圏まで移動せざる得ませんでした…(泣)

この山に関しては山頂は踏めないのでどこがゴールって決まってる訳ではありません。
ただ、雪解けが進んでる今はクレータの更に奥に火山湖があるそうなので、そこまで行ってみる事に。


火口壁を覆う氷河を望みながら奥に進むと程なく火山湖に到着!お疲れ様でした!

ムトノフスキー山、本当に凄い景色でした!来て良かったと心底思いました。
この後は、来た道をそのまま戻り下山。


登山口近くには自分たちが入山した時より更に車も人も増え、思ったより賑やかな山になってました。
途中でフランスから来たツアーの人たちと雑談(英語で)する機会もあり、山でよくする「どこから来たの~?」って会話を国際レベルでするのは楽しかったです。

それにしても車の使い方が豪快!こういう遊び場所があるのがちょっと羨ましくなりました。

さて、今回は半日程度の軽登山だったので、すぐにテント場に戻らず、ムトノフスキー山の山麓にあるスノーケイヴ(雪の洞窟)に寄り道しました。

ムトノフスキー山の山麓は清らかな水が流れ、緑も花も多くとても気持ちいい世界が広がっています。


そこにある大きな雪渓を下っていくと雪渓の先端に洞窟の入口がぽっかりと口を空けてました。
スノーケイヴってかどんなものかと期待していましたが、なるほど雪渓下の空間の事でしたか…。

正直、経験上自分は雪渓にあまり良い印象が無いので、ちょっと入ってだけですぐに引き返しました。
だって崩れたら命無いよ!!

ガイドさんも長年の経験で大丈夫だと判断して案内しているので、大丈夫だとは思いますが…。

まあ、怖いもんは怖いって事で!

...

その後はテント場に戻り、何もせず時間の移り変わりを楽しみました。
やはり日本とは空の色が違う気がしますね…。

明日は登山後にそのまま市街に戻るので、お山での生活はこの日が実質最後。

光害もほとんど無いだろうから星もバッチリ見えるかな!?と期待してたのですが、緯度が高いので夜がしっかり暗くならないのと月明かりのせいであまり星は見えず。
ちょっと残念でしたが、月明かりに照らさせたゴレリー高原は幻想的でした。

きっと冬の新月とかには見たことないような星空が広がるんでしょうね。(雪のせいで多分ここまでは来れないと思いますが(笑))

以上です。

さて、次回はいよいよ6日目&最終回!
最後のお山「ゴレリー火山」へ登ります。

つづく。

2019年12月11日水曜日

カムチャッカ半島紀行 その3【ヴィリュチンスキー峠・ゴレリー高原】

その1その2からのつづきです!

<Day4>

4日目はアヴァチンスカヤ山からカムチャッカ湾を跨いで南に約150Km離れたゴレリー高原に移動します。
移動手段は引き続き六輪駆動車。市街地以外はもちろん未舗装道路なので、ほぼ一日掛かるそうです。

早朝、早起きしたのでベースキャンプが望める高台にやってきました。
自分が宿泊したのは右側の小さなコテージ群です。


アヴァチンスカヤ山とコリャークスカヤ山にお別れ。
なんやかんや言っても、結局すっきりと晴れなかったのは残念。
ソロならば4、5日ここに滞在して、天気のいい日を待つのもできそうなので、またいつかリベンジ!
では、さらば!


途中まで六輪駆動車の助手席に乗せてもらいました。
見た目は質実剛健の実用重視、ドライバーも道路の傾斜や凹凸によって臨機応変に車体を上げ下げしており、ルートファイディングと合わせて流石のプロの仕事っぷり。
カッコイイ!



下山後は市街地に出て再び買い出し。今度は魚市場に突撃。
やはり半島だけあって海産物の品揃えが充実しており、特にサーモンは種類も量も半端ありませんでした。

ゴレリー高原への入口です。ここから再び未舗装道路がつづきます。
とはいっても目的地のゴレリー高原には火山を利用した地熱発電所があるので、人の入りも多く比較的整備された道のようです。

入口から少し先に水場があります。
湧き水では無く沢水なので、お腹の弱い人は要注意!そのままでも大丈夫との事ですが、煮沸した方が安全だそうです。


しばらく進むとゴレリー高原への入口、ヴィリュチンスキー峠に到着します。

このヴィリュチンスキー峠が絶好の展望スポット!
ペトロパブロフスク・カムチャツキーの南部にある綺麗な成層火山のヴィリュチンスカヤ山が綺麗に望めます。

これから向かうゴレリー高原方面の展望も広がります。
奥の雲に隠れているなだらかな山が6日目に登るゴレリー火山です。

展望も素晴らしいですが、この付近はお花畑天国。
比較的遅くまで雪の残る地域らしく、この時期でも多くの花が咲き乱れていました。

エゾツツジかな?

チシマフウロ?

なんだろう?? もう花が散った後のようにも見えます。

日本でもあった気がする花、見たこと無い花、知識があれば興味深く見れると思いますが、自分はさっぱり。

一応、この峠に咲く代表的な花の説明看板がありますが、ロシア語と花の英名が書いてあるだけなので和名まで調べるのは苦労しそうだったので、途中で諦めました(笑)

しばし散策の後、峠を後にします。

峠を過ぎてしばし進むと景色は一変。
まるで別の惑星に来たかのような砂と石の世界が広がります。

この辺りは盆地で周辺の山々からの大量の雪解け水が溜まり遅くまで残る為、草木が生えないそうです。


増水しても心配の無い高台が幕営地。
トレッキングツアーではよく使われている場所のようで他のツアー客も合わせてちょっとしたテント村ができあがりました。
ほとんど人の手が入っていない広大な高原、気持ち良い風も吹き抜ける良いテン場です。
今日からここで2泊、よろしくお願いします!

テント近くをフラフラしていると、何やら見覚えのある果実が…。
確認してみると、やはりブルーベリー!!
日本でよく見るブルーベリーは木に生えていますが、これは地面から生える原始のブルーベリーだそうです。
見渡すとたくさんの群生しており食べ放題!!
滞在中の二日間、隙あらばモグモグしてました。(´~`)モグモグ

テント場からは明日向かうムトノフスキー山が一望。
中央に特徴の巨大な火口壁とそれを覆う氷河も見えます。

明日から比較的天気にも恵まれそうという事で期待を胸に床につきました。
さて明日はどんな絶景に出会えるのでしょうか?
こう、ご期待!!

つづく。