2016年4月26日火曜日

春と桜と竹原と 【たまゆら 聖地巡礼(2日目 後篇)】

1日目(前篇)からの続きです。

聖地巡礼2日目!

この日(4/10)はこの竹原市のイベント「桜まつり」が開催されるって事で行ってみることに。
この「桜まつり」も劇中に登場したイベントで、更に会場となるバンブージョイハイランドも完結編の重要なシーンになっていたので楽しみです!



やってきました。桜祭り!
桜は満開よりちょっと散っていますが、まだまだ見頃ですね。

ちょうどステージでは色々出し物をやっており、劇中と同じでちょっと感動。

メインの公園より少し離れた場所になりますが、劇中で主人公が生まれた記念に父親が植えたという設定の桜があります。
もちろん、架空の人物なので、この桜は町がファンの為に植えてくれたものです。
訪れるファンとしては、こういう迎える側のさりげない心遣いは本当に嬉しいですね。

そして、この桜のある場所は完結編で主人公を送り出すシーンになった場所でもあります。

完結編のテーマソング「卒業写真」を脳内で流しながら撮影していると、劇中のカラーリングそのままの電車が来てくれてびっくり。
かなりテンション上がりました。

さて、桜まつりを堪能した後は、完結編で新たにスポットになった黒滝山山頂に向かいます。
山ヤとしても登らない訳には行きません!

登山口にある「さくら堂」です。
地元の方々が花見をしていました。

登山道途中から黒滝山を臨みます。
竹原市忠海町のシンボル的存在で、登山道の途中には観音堂や33体の石仏が並んでいます。
観光客よりは地元の人たちに慕われている地域密着の山のようですね。

道は舗装されていて、ちょっと歩き応えのある散歩道って感じ。
登山口からの標高差は120m、時間は20分程度で山頂に到着します。


標高は低いですが、瀬戸内の多島美と忠海の町並みの絶景が拝めました。
ちょっと薄曇りなのは残念でしたが、また次の機会を楽しみにしてましょう。

この後は帰りの飛行機までの時間調整で再び竹原市街の散策。
街並み保存地区以外にも足を広げてみました。



いずれも、思い入れのあるスポットです。

では総括。

実はこの竹原市はアニメを知る以前に厳島神社観光の帰りに飛行機までの時間調整で立ち寄ったのが初めてでした。

そこで「たまゆら」ってアニメの存在を知り、ずっぽりハマってしまったのが始まり。

その結果、竹原に4回も関東から遠征するほどになってしまった訳ですが、後悔なんて全く無く、完結してしまった後もこのアニメを好きで良かったと思っています。

この作品では、人と人の繋がりによって成長していく主人公がメインに描かれていますが、それがどれほど大切なものかは若い間には気付きにくく、この作品も良さはわかり難いかも知れません。
逆に、そういうものの大切さがわかる程度に年齢を重ねた人が見ると引き込まれるものがあると思います。

これから先も「たまゆら」が好きだって気持ちは変わらないですが、正直今後こんなに頻繁に竹原に行く機会はないような気がします。
でも、この街はアニメの中だけでは無く、現実でも思い入れの強い街になったのは事実です。

何年後になるかわかりませんが、きっとまた訪れると思います。
その時には劇中と同じように、変わらない風景や人々が出迎えてくれると思います。

おかえりなさいと―。

最後に、こんな良い作品を作ってくれたSTAFFに感謝。

そして、

たまゆら、ありがとう!!



2016年4月24日日曜日

春と桜と竹原と 【たまゆら 聖地巡礼(1日目 前篇)】

ここ数年で最も好きだったアニメ「たまゆら」が昨年から上映している劇場版4部作でとうとう完結してしまいました。
いい大人がアニメなんてって思うでしょうが、このアニメに限ってはある程度歳をとってからで無いとわからない良さがありました。

まあ、いまさらここで「たまゆら」について説明してもしょうがないので早速本題に。

劇場版の完結編を4/2の上映初日に見に行った自分は寂しいながらも笑顔に満ちた最終回に感動。
その勢いで次の週の4/9に「たまゆら」の舞台である広島県竹原市に完結記念巡礼ツアーを決行しました。

完結編は卒業式ということで桜のシーンが印象的で、ちょうど現地でも桜のシーズンなので、この瞬間を逃すまいと思ったのも理由の一つです。

羽田空港から朝一の便で広島入り。


とりあえずいきなり竹原へは向かわず、劇場版上映記念として「たまゆら 卒業写真展」をやっている呉市の下蒲刈島にある蘭島閣美術館に寄り道。

写真OKだったのがこのサンフレッチェ広島とのコラボイラストだけでしたが、歴代のレアの展示品もみれ満足でした。
広島で「たまゆら」はNHKでも放送されて、老若男女知名度は高いそうです。ファンとしては嬉しいですね!

展示を見た後は少し美術館周りを散策。



いや~、この瀬戸内って雰囲気はやっぱり良いですね。
潮の香りと波の音と街並みが癒されます。

ここに来るのは3回目ですが桜の季節は初めてなので、今までとは違う顔を楽しむ事ができました。

では、目的地の竹原に向かいましょう!

竹原市に入り、まず向かったのは竹原の象徴でもある朝日山。
この朝日山は標高454m、山頂直下まで車で行けます。

山ヤとしては市街からがっつりと行きたいのですが、今回の旅行は登山目的ではないので車で行きました。

山頂から竹原市街を臨みます。
この朝日山山頂は「たまゆら」という物語の始まりであり、終りとなった場所でもあるので、ファンとしてはこの景色は色々感慨深いものがあります。

せっかくなんで「たまゆら」のマストアイテム、Rollei35sも一緒に。
ああ~、ホント感慨深いです。

このRollie35s、まだまだ現役でたまに撮影していますが、撮影するればするほど主人公の腕の良さがよくわかります。
距離を測って、露出を設定してって今時のデジタル世代には辛いです。

朝日山の帰りに麓にある「宿根(すくね)の大桜」に寄ってみました。
ここの舞台の一つで満開の姿を見たかったのですが、花びらはほとんど散っていて残念無念。

大桜周りの桜は満開で綺麗でした。

竹原のメインストリート、町並み保存地区に来ました!
また来たよ!テンション上がりますね!!




色々、思いを馳せながら散策。
ここに来るのは4回目ですが、前回、前々回と「憧憬の路」というイベントの時ですごい人手だったので、こんなに静かな竹原は久々です。
劇中でも静かな街の雰囲気が描かれているので、これが竹原の日常なんでしょうね。

散策してたら、あっという間に夕飯時。
前回の憧憬の路の時には諦めていた「お好み焼き ほり川」さんにお邪魔しました。

メニューはもちろん「ほぼろ焼き 極」!
やっと食べる事ができました。

今まで、「ほぼろ焼き」「真 ほぼろ焼き」を食べてきた身としては最後のこのメニューを食べないと終われません!


さて、ほろ酔いで気分で散策再開。黄昏の竹原はなんともいえない風情を感じます。
気分は最高のまま初日終了。
この日は竹原に新しくできたビジホに一泊しました。

2日目(後篇)につづきます!

2016年4月20日水曜日

日本のテーブルマウンテン 【荒船山】

半月程前に日本のテーブルマウンテンこと荒船山に登ってきたので山行レポします。

テーブルマウンテンと言えば南アフリカのケープ半島が有名で、山頂に広い平坦部を有する山容が特徴ですが、この荒船山は日本でその特徴を備えた珍しい山です。
日本二百名山にも選定されています。


「荒船山(1423m)」
2016/3/26
コース:内山峠駐車場→艫岩(ともいわ)展望台→経塚山(山頂)ピストン
時間:8:30~13:00(昼食含み)


遠くから見た姿がまるで船体のようだってことで名付けられたそうです。

コースは定番の内山峠からのピストンです。
がっつり派としては内山牧場からピストンしようと思っていましたが、初めてで残雪具合もわからなかったので余裕を持ちました。


内山峠からは地味な樹林帯コースです。
登山道もきちんと整備されていて登山というよりはハイキングに近いかも。

木々の間から見える断崖絶壁が気分を盛り上げてくれます。

途中にある「昇天の氷結」です。
もう、春目前って事で部分部分につららが残っている程度でした。

最も寒い時期であれば天まで一直線の氷柱ができるのでしょうね。

この後は一気に標高を上げ絶壁の上に。
雪は少ないですが、溶けかかった雪が凍結していて結構難儀しました。
軽アイゼンはあった方が良かったかも。

絶壁の上の艫岩(ともいわ)展望台に到着!!
この下は200mの断崖絶壁!近くまで行くとさすがに足がすくみます。

山頂まだ先ですが、山頂は展望が無いそうなのでしばし絶景を堪能。

浅間山方面。
雪をかぶった浅間山がお見事!

妙義山の奥に榛名山、さらに奥に谷川連峰、赤城山。
上毛三山を一気に拝める贅沢な風景でした。

この後はとりあえずピークハントする為に山頂の経塚山を目指します。

絶壁の上の山頂に至る道程はこんな感じに平坦な草原が広がります。
山の上、しかも山頂付近にいるとは思えません。不思議な感覚ですね。

荒船山の山頂、経塚山に到着!
展望台からの風景が凄かった半面、どうしても地味に感じてしまいますね。

この後は途中で昼食をとってのんびり下山。
約4時間のお手軽登山となりました。

全体を通して地味めな山ですが、展望台からの風景は絶景で、途中あぶない場所も無いので初心者やハイキング気分で登りたい時にはちょうど良い山です。

紅葉は綺麗そうなので次は是非その時期にまた来てみたいですね。

以上です。

2016年4月13日水曜日

日本温泉巡り その16 【栃木県 喜連川温泉 「早乙女温泉」】

日本温泉巡りも早16となりました。
みなさんに日本に生まれて良かったと思えるようにこれからもどんどん紹介していきます!

今回は栃木県の「喜連川温泉 早乙女温泉」を紹介します!



宇都宮より少し東に行った場所にある喜連川温泉の日帰り温泉施設です。
自分にとっては比較的近くでガツンとインパクトのある良質な温泉なので、気が向いたらちょこちょこお邪魔させてもらってます。

ここの泉質は硫黄泉と目新しい物ではありませんが、なんといっても特徴的なのはその香り!
油臭というか石油の臭いがとにかく濃いです。

脱衣所の扉を開けた瞬間ここの温泉は本物だと理解させられます。
また、高張泉なので身体に沁みる感じはなかなかです。

周りに山もなく、ただの平地にこんな凄い温泉が湧いているのは奇跡に近いと思います。
首都圏からも近く、メジャーな場所ではないですが温泉好きならば一回は入ってみることをおすすめします!


ただ、入った後は身体にしみつく石油臭はちょっと人を選ぶかも知れません。
なので、他の人に自信を持っておすすめ!とはいかないので個人的温泉ランキングは圏外にしています。

以上!

<個人的温泉ランキング> 2016.4現在

― 1位 籐七温泉「彩雲荘」 (岩手県)
― 2位 吹上温泉「みどり荘」 (鹿児島県)
― 3位 ニセコ昆布温泉 「鯉川温泉旅館」(北海道)
― 4位 塩原元湯温泉 「大出館」(栃木県)
― 5位 川湯温泉 公衆浴場 (北海道)*ブログ始める前に行ったので記事無し。

2016年4月3日日曜日

茨城県定番低山縦走コース 【奥久慈男体山 袋田の滝】

桜も咲き始め今シーズンの雪山はほぼ終了ですね。
今シーズンは雪が本当に少なくて雪山シーズン自体無かった場所もあるのではないでしょうか?

自分も3月の中頃には夏タイヤに換装して、もう気分は夏山シーズンにシフトしつつあります。

そんな中、久々に地元茨城県の山に行ってきたので紹介します。
あまり県外の人には縁の無い山だと思いますが、奥多摩や高尾山よりも山深い静かな山行が楽しめオススメしたいので、少し詳しく書いていきます。

奥久慈男体山(654m)
2016/3/21

コース:袋田の滝県営第一駐車場→袋田駅(7:25発)→西金駅→奥久慈男体山登山口(大円地山荘)→(一般コース)→奥久慈男体山山頂→鍋転山→月居山→袋田の滝→駐車場
時間:西金駅7:40→13:30

朝一でゴールの袋田の滝に程近い県営第一駐車場に駐車します。
もちろん無料!
袋田駅にも駐車場はありますが、山からおりて一般道歩き嫌なのでこちらがおすすめです。

駐車場からだいたい20分くらい歩いて水郡線の「袋田駅」に、7:25の水戸行き方面の電車で次々の「西金駅」に行きます。
田舎らしく電車の本数は少なめなのでご注意を!

西金駅前には今回歩くコースを含むハイキングマップがあります。
今回の奥久慈男体山から袋田の滝までのコースタイムは7時間15分でした。

駅から登山口までは舗装道路を1時間くらい。
途中途中ちゃんと看板はあるので迷う事はないと思います。

自分は国土地理院の地図を見ると途中から分岐して山道で行けそうだったので、そっちに行ってみましたが途中で道が消滅して軽く迷子に。
やっぱり里山恐い。

登山口の大円地山荘に到着。
ここから見る奥久慈男体山は立派です。

ここから健脚コースと一般コースに分かれます。
健脚コースはクサリ場連続で一気に山頂を目指すコースですが、そちらは前回行ったので今回は一般コースで。



一般コースの中間休憩地点の大円地です。
ここまでは樹林帯をゆるゆる登ります。

大円地を過ぎると木々も少なくなり、空が広くなります。

山頂が見えてくると一気に景色がひろがり、気持ち良い稜線歩きになります。
春を感じる心地よい風が気持ち良いですね。

山頂!
周りに高い山も無いので600mちょいの低山らしくない景色が拝めます。

大平洋方面

日光連山、那須連峰方面

山頂からの風景を堪能した後、袋田の滝に向かっての縦走路に入ります。
今回はここからが本番!


コースのだいたいは稜線歩きが楽しめますが、±50m程度のアップダウンを延々を繰り返すので結構疲れます。
ガチって程ではありませんが、ほどよいトレーニングとしては良さげ。


鍋転山近くの第二展望台からの風景です。
こういう雲を見たのは久々ですね。
ぼけ~と雲を見ながら少し遅めの昼食を頂きました。

縦走コース最後のピークの月居山です。
ここは広々としているので多人数でわいわいやるにはちょうどいいかも。


月居山からは一気に標高を下げ、袋田の滝まで下山。
茨城県、屈指の観光地だけあった人もいっぱいでした。
でも、この辺りは紅葉が綺麗なので、その時期がおすすめです。

これにて今回の山行はこれにて終了。
距離もアップダウンもほどよく、やりきった感はそれなりにあります。

初めにも書きましたが、奥多摩や高尾山とかに比べて人も少なく山深い山歩きが楽しめるので県外に人も是非!
秋から冬に掛けてはオススメです!
ちょっと車が無いと来ずらいですが…。

おわり。