2013年2月14日木曜日

雪舞う夢の跡地 【世界遺産 岩手県平泉町 中尊寺】


さて、花粉も飛び始めて今年の冬もそろそろ終わりかな。って感じる今日この頃みなさま如何お過ごしでしょうか?

…ランニング中止して3週間になります。ぶっちゃけタバコやめている時よりもイライラ加減が上なのは気のせいでしょうか?
どんなものでもライフワークの一つが欠けるのはいやなもんですね。

とは言っても痛くなるのは走る時だけで通常時はなんともなく、このままじっとしているのは勿体ないので先日の3連休久々の一人旅に行ってきました。

2013年の1発目の旅ネタです!

場所は岩手県平泉町の中尊寺、そう2011年に「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界文化遺産として登録された場所です。
平安時代に藤原氏が三代に渡り、この世の極楽浄土を目指し健立したことが始まりと言われています。

また、藤原氏だけでなく源義経や頼朝、近代史では松尾芭蕉といった歴史上の有名人に縁が深い場所でもあります。
詳しくはwiki、貼っておきますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B0%8A%E5%AF%BA

それでは、レポいってみます。

じゃん!いきなりメインの中尊寺金色堂です!


…中、つまり金色堂本体は撮影禁止でした。この建物は金色堂を覆う「覆堂」と呼ばれるものです。
どうりで、画像検索で写真が無い訳ですね。

このくやしさは、ルーブル美術館のオリジナルのモナ・リザが撮影禁止だった時に匹敵しましたね。

でも、カメラマンだからこそこういうルールは守るつもりです。

この金色堂には上記の藤原氏三代の遺体がミイラになって安置されているそうです。

ちなみにこの覆堂は1964年に新築されたもので、それまでの500年近く金色堂を守ってきた覆堂はこちら。


歴史を感じますね。500年間お疲れ様でした。

この中尊寺は小高い丘の上にあって、そこに行くまでに様々な諸堂があります。
もちろんその諸堂一つ一つは重要な文化財であって歴史あるものですが、正直全部同じに見えます。

まあ、ぶっちゃけいうとこの世界遺産は上級者向け、それなりに歴史に詳しく、面白みを感じていないと本気で楽しむのは難しいかもしれません。

そんな訳で、以降は有名所のみ紹介していきます。


中尊寺の入口近くに「武蔵坊弁慶」のお墓があります。
実際は文献上でもほとんど情報は無く実在さえ疑わしい人ですが、こういう強いヒーロー像は男としてはいつまでも憧れです。


「夏草や 兵どもが ゆめのあと」

松尾芭蕉がこの有名な句を詠んだ場所といわれています。
この場所は平泉を俯瞰できる丘の上にあって、芭蕉が訪れた時にあまりにも荒廃したこの平泉を見て詠んだといわれています。

芭蕉も感じたように、この平泉は当時は栄華を誇っていましたが、そのほとんどが災害や戦で失われています。
なので文化財といっても「~の跡地」といった場所がほとんどで、これが地味さに拍車を掛けてしまっているのでしょうね。

平泉レポはこんな感じです。
めずらしくちょっと辛口気味でしたね。

でも、金色堂は圧倒されます。これだけは一見の価値ありですね!あと、様々な時代で様々な人物が絡んでくる歴史的な面白さは他の場所より群を抜いていると思いました。

以上!

次回は2日目!!
もう何回目かわかりませんが、もう一つの企画、東北復興ドライブレポをお届けします!!

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