自分ももちろんその1人であり、いつかは!と考えていました。
でも、場所が場所なので勝手に「遠いんだろな~」って考えて保留にしていましたが、ふと調べてみると家から近い茨城空港スタートであれば短時間で到着する事がわかり、2泊3日の計画で登ってきました。
利尻島全般での観光やその他もろもろは追って別の機会に紹介しますので、今回は登山レポ、いってみましょう!
「利尻山」(1721m)
*鴛泊ペシ岬より望む
2017/8/20コース:ゆ~にキャンプ場←(鴛泊コース)→山頂
今回、テントを張り起点にしたのは鴛泊の「ゆ~にキャンプ場」。
登山だけで考えれば、更にここから3キロ程登山口に近い「北麗野営場」がオススメですが、街に近いのと温泉施設が近くにあるので、自分はここを拠点にしました。
いや~、でも北海道の朝は本当に気持ち良い!!
関東の連日のムシムシ猛暑に比べれば別世界ですね!
奥にちょっとだけ見えるピークが利尻山山頂。
天気も良く最高の気分で登山スタート!!
3合目手前の「北麗野営場」までは車道が通じていますが、折角なので途中から車道を外れハイキングコースで行きました。
3合目の甘露泉水までは緩やかな登り。
北海道の早朝の涼しい風と鳥の声が心地良いです。
そして、メイン登山道の水場「甘露泉水」に合流。
利尻山に積もった雪が溶け、地中に染み込んだ水が長年掛けて湧き出ており、澄み切ってキンキンに冷えた水で最高に美味い!
登る前の水補給としては最高ですね!!
4合目くらいまでは単調な樹林帯、それ以降は木々も低くなり空が広くなってきます。
最北の孤島で雪も多く森林限界も低いかと思っていましたが、思ったより緑あふれる山でした。
6合目の第一見晴台に到着!
海と礼文島と鴛泊方面の大展望!
吹き抜ける風が気持ち良い~。
休憩している人みんな「思ったより礼文島って小さいね」って話していたのが面白かったです。
7合目を過ぎるとハイマツ主体になり、背中には常に大海原の展望が広がっています。
また、写真には撮れませんでしたが、エゾシマリスの遭遇率は高くピョコピョコしたかわいい姿を何度も見かけました。
ただ、綺麗な単独峰だけあって見える風景にあまり変化が無いのがちょっと残念。
8合目の長官山で初めて山頂が姿を現します。
…
イヤーー!山頂だけガスっているじゃないですか!!
7合目を過ぎた頃から雲が沸き始め、ちょっとイヤな感じはしていましたが…。
しかし、海からの湿った空気が直接当たるので雲が掛かりやすいのは覚悟の上。
時間も十分あるし、晴れる事を信じてのんびり行くことにしました。
9合目手前くらいから森林限界を越えパノラマ風景が広がります。
晩夏と言えども花の名山の利尻山、所々にお花畑が広がっていました。
しかし、所々崩壊が進んでいる場所もあり、そう遠くないうちに現在の登山道は使用出来なくなりそうですね。
利尻山、山頂!
最北の百名山!ありがとう御座います。
結局、笠雲は取れずまっしろでしたが、まだまだ時間はたっぷりあるので、山頂でのんびり過ごす事にしました。
山頂からは、ローソク岩や、山麓からは想像もできないような荒々しい風景が広がっています。
また、写真の半分より上、まるでカーテンのようにゆらゆらと薄い雲が掛かっています。
笠雲の笠の部分なのかな??
時折、舞台の緞帳(どんちょう)のように上がったり下がったり、遠くが見えたり、隠れたりと不思議な空間を演出していました。
…、2時間後。
スッキリ!って感じにはなりませんでしたが、笠雲も取れ、山頂展望を満喫した後に下山開始。
帰りの8合目からは雲が取れた凛々しい姿が見れました。
ヒュー!カッコイイぜ!
そして、17時前に下山完了!
お疲れ様でした!
北麗野営場も管理錬やトイレも綺麗で良い場所のようですね。
なにはともあれ最北の百名山、登れて良かった!
山頂展望はちょっと残念でしたが、それ以外は天気に恵まれ十二分に楽しむ事が出来ました。
ただ、登山客増加により崩壊が進んでいると聞いてましたが、予想以上で少なくとも近い将来、今のルートは歩けなくなると思います。
現在も実際の最高峰の南峰は立ち入り禁止になっているので、今後どうなるか心配ですが、なんらかの形でこの美しい山を守ってほしいと感じました。
あと、途中、結構へばっている人を見かけました。
標高は1721mと比較的低いですが、スタートから考えるとほとんどSea to summitなのでちゃんと体力と相談して挑んで下さい。
以上です!
次回は山以外の利尻島の姿を綴ろうと思います。
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