2012年12月3日月曜日

一足お先の雪だより【群馬県 赤城山】


12月突入~。
今年もあと1カ月を切ってしまいましたね。さあ、ラストスパートいってみましょう!

先週のフルマラソン完走のご褒美にどっか行きたいなぁ~って考えていたところ、やっぱりこの季節なら温泉!!って結論に。
でも、せっかくなら気持ちよく入りたい!って事で登山を加えることにしました。

場所は群馬県の伊香保温泉に近くにある「赤城山」、標高は1828mでコースタイムは4時間。
半日日帰りコースとはいえ初冬の2000m級は十分冬山、軽めの厳冬期装備で臨む事にしました。


麓の赤城神社より一枚。
やっぱり山頂付近は軽く雪化粧してますね。
時間は朝7:00、気温は-3℃、もちろん寒いですが夏場には無いこの空気の澄み切った感じが心地良いです。


中腹付近です。
道には軽い積雪、木の枝には氷化粧。
氷が風に飛ばされキラキラと舞っている風景はすごい幻想的です。
ただ、普通に生活圏で見る分には綺麗だな~って感想を持てるのでしょうが、こういう場所では若干恐ろしさを感じます。
自然という場所は夏が「生」であるなら冬は「死」、自分はそういう場所に片足突っ込んでいる事を忘れちゃいけないと感じました。


山頂です。
うひゃー何も見えない!!しかも大吹雪~!!!

普段であれば登頂達成のコーヒータイムでもやっている所ですが、この量の雪はやばいです。
既に自分が通ってきた足跡が見えなくなっている事を考えると、このまま降り続けた場合、登山道自体が見えなくなる可能性もありそうです。

急ぎ撤収!!
荷物も下ろさずこの一枚だけ写真を撮って下山する事にしました。


急げ!急げ!
視界もかなり悪くなってきました。


あっ…青空。
ちょっと明るくなってきたんで、ふと上を見上げると雲と空の境界線が見えました。
山にいるとこういう瞬間が楽しいです。

とはいってもこのまま晴れる保証は無いのでそのまま下山。


駐車場に戻ってくると一面白銀の世界、さっき登ってきた赤城山はたかが2時間程度の雪で完全に冬山になっていました。

天気も良いなぁ~、登り直そうかな。なんて事も考えましたが、かなり風が強くなっていたのと、あの積雪を登れる装備も技術も無いので今回はやめておきました。

帰りはちょっと車を走らせて伊香保温泉へ。
うひゃ~、冷え切った体に温泉は最高だね!

おわり。


(補足)
上の文章だけ読むと、なんか行きあたりばったりで危ないんじゃない?って思う人もいそうなので補足です。
今回のこの天気も降雪もほぼ天気予報通りなんで想定済みでした。
登山計画も降雪の可能性が低い前半戦には急登ですが短時間で山頂にいくコースを、それに対して降雪の可能性があった後半の下山路にはちょっと時間はかかるが傾斜の緩いコースを割り当てていました。
また、午後から晴れることもわかっていたのですが、寒冷前線の位置によっては晴れていても山頂は風速20m以上の風が予想されていた為、午前中に終わらせる必要がありました。
まあ、そんな感じにちゃんと考えて登っているよって事です。

以上!

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