2014年3月9日日曜日

【4日目 祈りの空】想いと祈りの旅 その9 最終回 【長崎県 長崎市街】

9回目!最終回にしましょう。

伊王島より再び長崎市街に戻ってきました。
路面電車のある街はちょっと憧れます。

今回の旅の目的である教会巡りの最後の場所、「浦上天主堂」です。

こちらの教会は比較的新しく成り立ちは大正3年になります。
しかしこの教会はキリスト教布教の歴史という側面の他に、もう一つ大きく悲しい側面があります。

そう、「原爆」です。

爆心地に近いこの教会は原爆によって壊滅し、現在の姿は昭和55年に復元されたものです。
被害を受けた建物の一部は今も原爆資料館に展示されているそうです。

そんな訳で「長崎原爆資料館」にやってきました。

実はここに来るのは2度目、正確には覚えていませんが小学生の低学年だった頃のような気がします。
当時は原爆被害者の人の写真が本当に怖くてまともに見学しなかった事しか覚えていません。
軽いトラウマだった気がします。

そして大人になって再び見学して、どんな思いを抱くか個人的に非常に興味がありましたが、これといって特別な思いは沸いてきませんでした。逆に普通に見れてしまう自分が悲しく感じてしまいますね。

「平和記念公園」です。
天を指した右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和の想いを示しているそうです。

爆心地である「原爆落下中心地公園」にやってきました。
1945年8月9日 午前11時2分 この上空503mで広島に続く2発目の原爆が炸裂しました。

当時の長崎市の人口24万人にうち約15万人が死没したと言われています。

落下中心地に立って真上を撮りました。

今日は抜けるような青空でした。
当時はたまたまこの場所に雲の切れ目があり、そこに落としたと言われています。

原爆で多くの命を奪った事は決して許されるものでありません。
でも、そういった辛い歴史があってこそ今の日本人の強さや、優しさ、他人を思いやり協力できる国民性が生まれたのも事実だと思います。

だから、今の平和な日本の礎を築いたこの悲劇の犠牲者に、感謝の「想い」を込めた「祈り」を捧げます。





おわり。

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今回の旅はこれにて終わりです。
さて、簡単に総評したいと思います。

まず、五島列島の福江島ですがここはやっぱり夏の海レジャーが基本のようで、今回のように冬に教会や史跡巡りだけではちょっと物足りないような感じがしました。ただ地元の人も言ってましたが冬は冬で釣り人に人気で、この季節だからこその魚の旨さは絶品でした。

今度来る機会があれば夏の青い空と海を満喫したいですね!

次に長崎の雲仙島原地方ですが、ここは雲仙普賢岳が拝めなかったのが唯一残念でしたが、島原市街の湧水を利用した街作りは思ったより見応えがありました。長崎の中ではマイナーかも知れませんがここはオススメできます!

最後に長崎市街ですが、ここはさすがの観光地。見所もいっぱいあってそれぞれの景観もすばらしいと思いますが、やっぱり人が多いですね…。
自分は見てないのですが、ちょうどランタンフェスティバル開催中だったのでそのせいかも知れません。
帰って来た後にTVでこのランタンフェスティバルの模様を見て、今回の計画に組み込まなかったのをちょっと後悔しました。次回は是非見てみたいです。

以上!!
最後まで読んでくれた人、ありがとう御座いました!


あーー、3泊4日コースはお金使うな~。次回はほどほどにしよ。

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