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2018年5月1日火曜日

鹿島槍と五竜に抱かれて「遠見尾根」【長野県 北アルプス】

雪山を本格的に初めた人の多くが歩く尾根として唐松岳に至る「八方尾根」があります。
自分もその1人で、去年初めて八方尾根を歩き、鹿島槍や五竜のモルゲンロートや剱岳の勇姿にえらく感動しました。
その最中に他の人から八方尾根のお隣に「遠見尾根」があり、そこも冬に歩ける場所で、且つ、鹿島槍や五竜が見事に望めるという事を聞き、ちょうど八方尾根から1年後の今回、遠見尾根を歩いてみる事にしました。

*小遠見山から望む鹿島槍ヶ岳(左)、五竜岳(右)
2018/3/31
コース:アルプス平駅→小遠見山→中遠見山→西遠見山の手前(ピストン)

遠見尾根は五竜岳に至る尾根ですが、五竜に到達するには途中でテント1泊が前提になります。
まだ自分は冬季にテント泊できる実力はなかったので、今回はピークハントは無しで日帰りで歩ける場所まで行ってみることにしました。

スタートは白馬五竜スキー場。
早朝営業もやっているので朝から賑やかです。
でも、さすがに3月も終わりとなると下の方はだいぶ雪が少なくなっています。

遠見尾根の入口へはゴンドラの五竜テレキャビンで向かいます。
この時期のテレキャビンの運行は8時15分からでしたが、30分くらい前から行列が出来ています。
この土日は好天に恵まれそうなので、登山客の多くはテント泊装備。
いや~みんな凄いな~。

そして、テレキャビンに乗ってアルプス平駅に。
ここで既に妙高、雨飾等の上越の峰々や、白馬の街並みと絶景が!
先日までは晴れていてもモヤっとしていたのですが、今日は比較的空気が澄んでいるのでスッキリ風景が広がっています。

尾根の入口には、ここからもう少し登りますが、ちょっと下った場所にあるリフトを使えばショートカットできるので遠慮無く使いました。

尾根の入口ゲレンデトップから入山!
雪もだいぶ緩んでおり、アイゼンも役に立た無さそうだったので、滑り止め無しで登り初めます。

登り始めてすぐに広めの平地の地蔵ノ頭に出ます。
ここには多くの遭難者の慰霊碑が立ち並んでいます。

「ここから先はいつ死んでもおかしくない世界」
そんな山の厳しさを再認識させられました。

…しばし、手を合わせて黙祷。
では、先に進みましょう!

小遠見山までは所々狭くはなるものの、基本広い尾根歩きで危険箇所はありません。
スキーのシュプールも沢山走っており、BCなら気持ちよく滑れそうです。

尾根の右側には白馬三山をバックに八方尾根が一望できます。
目を凝らせば登山者もチラチラと。
八方尾根も今日は大賑わいでしょうね。

そして、小遠見の手前で前日になんとなく合えたら良いですね~、的なユルい約束をしていたフォロワーの清宮さんに遭遇。
過去に自転車で日本一周をやった事があるアクティブな好青年で、今日は尾根でソロテンして五竜岳を目指すとの事。
いや~、その行動力は凄い!
その若さを吸い取りたかったので、途中までご一緒させて頂きました(笑)。


小遠見山に到着!
鹿島槍ヶ岳、五竜岳の二大名峰が立ち並ぶ様は素晴らしい!
青木湖等の大町方面の展望も広がります。

この小遠見山をゴールにするお手軽トレッキングで来る人も多いのも納得の絶景でした。

では、まだまだ時間も余裕があるので中遠見山を目指します。

小遠見を過ぎると痩せた尾根や雪庇もあり、また所々クラックも生じていたので、気をつけて進みます。
まあ、そうは言っても八方尾根とまではいかなくとも比較的安全な尾根だと思います。

そして、右側には鹿島槍ヶ岳の北東壁のカクネ里雪渓が大迫力に望めます。
この雪渓は2018年1月に新たに氷河認定された場所で、国内で6箇所ある氷河の一つになり、今後より人気スポットになりそうな予感。

中遠見山に到着!
ありがとう御座います!

ピークより丘って感じです。標識もまだ雪の中のようで見当たらなかったですが、地図上ではこの付近ですね。

さて、当初のゴールはここまでですが、清宮さんの「更に先に行くと鹿島槍の双耳峰が綺麗見えますよ!」って情報で、更に先に進んでみることに。

西遠見山への登りの手前の緩やかな広い尾根までやってきました。
ここにテントを張る人が多いようで、清宮さんもここで幕営するとの事。


確かに左手に双耳峰を携えた鹿島槍、正面に大迫力の五竜岳が一望でき、絶好のテント適地ですね!天気に恵まれれば最高の景色が拝めそうです。

自分もここで引き返すことに決め、清宮さんと記念に一枚。
楽しい山旅をありがとう御座いました!

下山はそのまま来た道を戻りました。
写真の一番奥のピークが最初の小遠見山です。
八方尾根と違ってアップダウンがあり、五竜まで時間が掛かるのも納得。

そして、そのままゲレンデトップまで下山完了。
お疲れ様でした!

今まで冬山テント泊は難易度が高く遠慮していましたが、清宮さんと話したり、これだけ多くの人が遠見尾根でテン泊している姿を見ていると、だいぶ敷居が下がったように感じました。
来シーズンは冬季五竜岳踏破に是非チャレンジしてみたいですね!

でも、まだ必要な装備もあるし経験も足りないのは間違い無いので、まずは八ヶ岳辺りで冬季テン泊慣れした後に挑んでみたいと思います!

以上です。

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