今シーズンは晴天に恵まれる日が多く、自分も例年に無くハイペースで登っています。
そのおかげでブログの更新が遅れてしまい、書くべき山行記録がたくさん溜まっており途方に暮れていますが…。
まあ、無理して書いても続かなくなるだけなのでマイペースで行きますね。
今回紹介する「越後駒ケ岳」は比較的家から近いので山初心者の頃に計画を立てた事がありましたが、CTの長さにびっくりしてそれ以降なんとなく超人向けの山って先入観を持ってしまっていました。
そんな中ある程度山経験を積んで改めて見直すと、うーん、まあ行けるんじゃねぇ?くらいに敷居が下がっていたので、日帰りチャレンジしてみる事に。
では、レポ行ってみましょう!
「越後駒ケ岳」(2003m)
*湯ノ谷温泉より望む
2018/6/30
コース:枝折峠→駒の小屋→山頂(ピストン *グシガハナ分岐まで寄り道アリ)
スタートは最短コースの登山口となる枝折峠から。
最短って言っても「山と高原地図」のCTでは往復約11時間とあるので、ある程度は巻けるとわかっていても、そこそこ気合が必要なレベル。
しかも、当日は午後から天候不安定で雷雨の可能性大って事で最悪でも14時前には戻ってくる計画にして進み具合によっては途中で引き返すつもりでした。
そんな訳で枝折峠を日の出の少し前、薄明の頃に出発。
駐車場から見えた朝焼けが綺麗でした。
枝折峠からつづく明神尾根は細かいアップダウンがあるものの、歩き易い道と木道で緩やかに標高を上げていきます。
尾根からは立派な越後駒ケ岳の山容や、越後三山の一角、荒沢岳を望めるので気持ちよく歩けます。
途中の小ピーク「小倉山」に到着!
…
…長げぇ!!
ここまで水平距離では5キロ程度歩いていますが、標高は200m程度しか上がっていません。枝折峠から山頂までも標高差は960mくらいなので、まだ4分の1も登ってないじゃないですか!
…なんかイヤ~な感じ。
小倉山を過ぎ、百草ノ池を越えるとやっと本格的な登りが始まります。
それと同時に森林限界も越え、荒々しい山容が目の前に迫ります。
ヒュ~、越駒カッコいいぜ!
後ろを振り返ると今まで歩いてきた尾根道が一望できます。
…ここ歩いて戻るって考えるとゲンナリしますね。
「駒の小屋」に到着!
キンキンに冷えた水がクソ美味い!!暑さと長い距離で参っていた身体が一気に回復。
この水場が在ると無いとでは難易度が段違いですね!
この「駒の小屋」はシーズン中は管理人が常駐していますが、避難小屋扱いなので寝具や食事は提供されないので注意ですが、展望も広がる良い場所にあるので、泊まってみたくなりました。
駒の小屋を過ぎると山頂まで一気に急登!
6月も終わりですが、残雪もたっぷり。
傾斜もあり登りはキックステップで登れますが、下山の時はアイゼンがあった方が安心かも知れません。
越後駒ケ岳山頂到着!
ありがとう御座います!!
山頂からは大迫力の八海山や、上越国境の山々と、さすがは越後の主峰といえる大展望が広がっていました。
時間はまだ9時前と目標の14時下山に対しては十分時間があったので、山と高原地図でお花畑と書いてあったグシガハナ分岐までの稜線を少し寄り道して歩いてみることに。
大群落とまではいきませんが、明神尾根では見ることができないお花畑が広がっていました。
初夏の風が心地よく気持ち良かったですね~。
帰りはそのまま来た道を下山し、13時前には枝折峠に下山完了。
お疲れ様でした!
帰りに見た奥只見シルバーラインからの越後駒ケ岳。
いや~、このアングルから見ると急峻な山容に惚れ惚れしますね!
この写真でもわかるように、この後すぐに天気予報通りにこの辺りはかなり強い雷雨に見舞われました。登山中にすれ違った人の状況から、まだ登山中の人は沢山いたと思いますが、大丈夫だったのかな?
やはり登山において「多分、大丈夫」って考えは危ないと再認識させられた一日でした。
さて、今回の越後駒ケ岳ですが、予想以上に登って良し、見て良し、と山としてレベルの高い山だと感じました。個人的には同じ駒ケ岳でも甲斐駒に負けてないと思います。
また、CT的には長めですが登山道も歩き易く、体力がある方なら日帰りでしっかり登った感が得られ、自信が無い方も駒の小屋に宿泊すれば絶景も堪能できると、多くの人が満足できる山だと思いました。
CTの長さに敬遠しているみなさん、是非登ってみて下さい!
以上です。
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