2020年3月19日木曜日

そこは火の国 九州霧島 その2「霧島山 高千穂峰」【鹿児島県 宮崎県】

さて、その2は前回の韓国岳に続いて霧島山ツアー2日目に登った「高千穂峰」を紹介します!

この「高千穂峰」は中央に急峻なピークの成層火山と、その東西に御鉢と二ツ゚石という寄生火山を有する独特な山容で、霧島山の一角に数えられながらも二百名山を冠する山です。
また、日本神話の中で天照大神の孫であるニニギノミコトが降臨し、青銅製の天逆鉾を突き立てたとの言い伝えや、日本初の新婚旅行とも言われる坂本龍馬が妻のお龍の旅路で訪れたとの逸話が多く残された山であり、最高峰の韓国岳よりこっちの方が霧島山の主役じゃない?って印象を持っていました。

あまり百名山に拘りが無い自分としては、天気によっては韓国岳よりも優先して考えていました。

では、どんなお山だったのか紹介!

「高千穂峰」(1574m)
*御鉢から望む高千穂峰の本峰
2019/11/17 
コース:高千穂河原からのピストン

スタートは高千穂河原の大駐車場から。
この付近の紅葉はちょうど見頃だった事もあり観光客も合わせて大賑わい。

この日は午前中に桜島観光に行っていたので出発は午後から。
桜島観光は最終日の明日に回す予定でしたが予報は雨。高千穂峰自体も半日あればどうにかなりそうだったので、やりたい事はやってしまおう!と頑張ってみました。

登山口とは別方向ですが、駐車場から少し進む霧島神社の古宮跡があります。
高千穂峰を御神体として崇めるように建っている大きな石の鳥居の神々しさに圧倒されました。

では、再び駐車場に戻り登山口から入山!

麓の紅葉は素晴らしく見渡す限りの錦の世界でした。


紅葉回廊もあっという間に過ぎ御鉢への登りへ。
御鉢への登りはかなりのザレ場。距離は短いもののなかなか体力をもっていかれます。


ああああーーー凄い!
御鉢の火口縁に立った瞬間、巨大な火口クレーターと火口壁の迫力に思わず声が出てしまいました。
韓国岳とかに比べると火山としては若く、まだまだ熱量を感じるその荒涼とした大地は火山の魅力そのもの。

しばし、正面に高千穂峰の本峰、右手には火口、後ろには霧島山の峰々を望みながらの空中散歩。
登山口からたかだか1時間程度でこの絶景を見れるなんて最高しかないじゃないですか!!

そして、火口縁を更に進んだ後に少し標高下げ、本峰への最後の登り。
前日と違って気温も高いせいか、雲も沸いてきたので少々急ぎ足で山頂を目指します。

流れる雲の中最後の登りをえんやこりゃ~。
御鉢への登り程ではありませんが、ここも結構なザレ場。
気持ちばかりに丸太が置いてありますが、あまり役には立ちません(笑)
登りは良いですが下山時はかなり足元をすくわれるので注意!

山頂到着!
ありがとう御座いました!

山頂には伝記に伝わる天逆鉾が天を突いていました。
これだけ下界とは一線を画し、大地の力強さを感じる山であれば、昔の人がこの山に神々の存在を感じるのは当然の事のように思えます。

到着は2時過ぎでしたが、山頂では多くの人が休憩してました。
高千穂河原からなら往復3時間ちょいのお手軽登山なので、軽装な人も多いようです。

休憩してた地元の方に話を聞くと、学校の遠足とかにも使われるようなので、思ったより身近な山なんですね。

山頂ではちょっと雲多めになってしまいましたが、雲の切れ間から霧島山の峰々が拝めました。
もうちょっと展望広がらないかな~、と思って1時間程度待ってみましたが、雲は濃くなる一方。
宿のチェックイン時間もあるので、下山開始。

下山も迫力の火山地形を堪能し、そのまま高千穂河原に下山完了。
お疲れ様でした!

いや~、あっと言う間の半日登山でしたが、荒涼とした火山地形が好きな自分としては大満足!たかだか3時間程度の登山で、これだけ別世界を感じられる山はそうそう無いと思います。
個人的には霧島山に登るなら韓国岳よりオススメしたいですね。

もし、霧島山に来る事があればちょっとした隙間時間に登れると思いますので、韓国岳だけでは無く高千穂峰にも是非登ってみて下さい!

やっぱり九州最高!!

以上です。

改めて今回の九州ツアーで巡ってきた温泉の紹介ブログへのリンクも貼っておきますので、参考にして下さい!(宣伝)
新湯温泉 「霧島新燃荘」
霧島温泉「湯之谷山荘」
前田温泉「カジロが湯」

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