2012年8月8日水曜日

【最終回】また来るぜ!【屋久島冒険記 その11】


さあ、11回目です。最終回にします。
「白谷雲水峡」の続きですね。

この白谷雲水峡の最も奥には、こちらも「もののけ姫」の参考になったと言われる「苔の森」があります。



深い深い緑の世界です。
前の日記で書いたように、苔は森の苗床になる重要な役割を持っています。
これだけ苔に覆われた森はまだまだ成長途中、そう考えるとこの森はまだまだ若い森なのかも知れませんね。

時間はちょうど正午を回った当たり、帰り支度も必要なので下山することにしました。

この後は、さすがにびしょ濡れの状態で飛行機にのる訳にはいかないので、温泉でさっぱりして、昼食やお土産買いとぎりぎりまで屋久島を堪能することにします。

最後にちょっと時間が余ったんで高台に行ってみました。


台風接近中って事で雲が厚くて風も強いです。明日は大荒れだそうで、日程が前後一日でもずれていたら宮之浦岳にも登れなかったと思います。
いつもながら一人旅時は運が良いですな。

では、総括でもしましょうか。

今回の旅は「もう、どこに行ってもこんな経験できないんじゃないか?」って心配になるほどの感動を与えてくれました。

南風が吹けば雲が生まれ、雨が降る。
雨が降れば川ができて、海に流れる。そしてまた雲になる。

そんな当たり前で大切な事が目に見えて体感できたのはすごい貴重な事だと思いました。

不満はほとんどありませんが、敢えて挙げるなら宮之浦岳山頂での風景が拝めなかったぐらいです。

この屋久島でもやはり観光客増加による環境影響が問題視されています。
この自然が壊されるくらいなら封鎖した方が良いと思う反面、この自然をより多くの人に体感してもらって環境に対する意識を変えてほしいとも思います。

…難しいですね。

どういう方法であれ、この自然をいつまでも守って行きたいものです。

おわり。

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久々の長期連載日記、お付き合いくださってありがとう御座います!
少しでも屋久島のすごさが伝われば幸いです。

で、多分来年も行きます。
次回は1泊ぐらいは山中泊する計画で臨むつもりです。
この自然の中で見る夕焼け、星、朝焼けを想像すると楽しみでしょうがないです。

でもいきなりはできないと思うので、近いうち山中泊の練習を含めた登山を近場でやろうと思います。

では!

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