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2016年6月15日水曜日

古の修験道 【奈良県 大峰山脈 八経ヶ岳】

先日、たまたま金曜日に仕事の都合で奈良県に出張する機会があり、折角なので近畿地方の百名山「八経ヶ岳(大峰山)」に登ってきたので紹介したいと思います。


たまたま、ですよ。

「八経ヶ岳(1915m)」 *弥山から臨む八経ヶ岳
2016/5/21
コース:行者還トンネル西口駐車場→八経ヶ岳→明星ヶ岳 ピストン
時間:6:20~12:10

紀伊半島にある大峰山脈の登山道は「大峯奥駈道」と呼ばれ、もとは奈良吉野と熊野を結ぶ修験道の修行場として開かれたもので、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素になっています。
そして、八経ヶ岳はその大峰山脈の最高峰であり、近畿地方の最高峰にもなっている山です。

と、上のようにブログを書くにあたり色々調べてみると、八経ヶ岳のピークハントだけではこの大峰山に登る意味が無いような気がしてきました。

修験道としての大峰山をちゃんと堪能するなら、可能なら吉野から、最低でも天川村から大峰山寺のある山上ヶ岳をへて、弥山、八経ヶ岳に至る事が重要で、今更ながらピークハントしかしなかった今回の山行を後悔しています。

まあ、それはそれで次の機会に取っておくとして、今回の山行を紹介していきます!

先も書いたように出張ついでの山行なので荷物は最小限。なので行者還トンネル西口からの最短コースにしました。

噂には天川村方面から来ると相当な酷道を通るそうですが、自分は169号方面からなので問題ありませんでした。まあ、それでもすれ違い苦手な人は要注意の道路ですけど。

登山開始!
基本は樹林帯です。見頃は過ぎていますが、所々に咲いているツツジが楽しませてくれました。


奥駈出会に到着。
ここから山頂に至る稜線が「大峯奥駈道」になります。
昔から修行者が歩いてきた道、気をひきしめて行きましょう!

とは言っても危ない道はなく、新緑のブナ林の中ゆるやかなアップダウンが続きます。実際に吉野から縦走してくるぐらいではないとこの修験道としての厳しさは体感できないでしょうね。

最初の大きなピーク「弥山(みせん)」の直下になると傾斜もキツくなりますが、景色も広がります。


「弥山」に到着!
頂上には弥山神社があり、そこから八経ヶ岳が臨めます。

また、毎年5月に大祭が執り行われる時には多くの登山者(修験者)が訪れるそうです。

また、山頂直下には場所的に明らかにオーバースペックな山小屋、弥山小屋があります。この小屋は皇太子も泊まった事があるようで、その時に改装されたそうです。
定員は200人だそうですが、フル活用されることはあるのでしょうか?

では、最高峰の八経ヶ岳に向かいましょう!


ここからの稜線には立ち枯れた木々が多く、荒廃とした風景が印象的でした。

でも、一気に景色も広がるので気持ち良く歩けます。
涼しい春風の中、最高でした!

昔からこんな感じかと思っていましたが、近年の集中豪雨や台風の影響も強くあるそうです。
将来、この山がどうなってしまうのか心配ですね。

途中には天然記念物のオオヤマレンゲツツジを守る為の動物よけの柵があります。
レンゲツツジの見頃は7月なので今はまだ寂しげです。



ほどなく八経ヶ岳山頂!
近畿地方最高峰!やったぜ!!
大台ケ原や釈迦ヶ岳、紀伊山地の山深さを感じることのできる絶景を堪能できました。

でも、行者還トンネルからだと自分にとってはゆるふわ登山なので、もう一つ先のピークの明星ヶ岳まで行ってみることにしました。

明星ヶ岳に到着!
展望はさっきの八経ヶ岳とそれほど変わりませんが、それに至る稜線は印象的なので足を運んでみる事をオススメします。

その後はここで昼食を取って下山開始。
自分が登っている時は人は少なめでしたが、帰りは登ってくる沢山の人とすれ違いました。
さすが百名山!

では、総括。

最初にも書きましたが、自分のように百名山のピークハントを優先してしまうと、この山に登る意味の半分も無いような気がします。
今度機会があれば、この大峰山の修験道としての存在意義、昔の修験者を追体験しつつ、ちゃんと吉野山から、もしくは最低でも山上ヶ岳の大峰神社を詣でての縦走をしてみたいですね!

以上です!

次回は、この山行の次の日にこの大峰山脈の入口である吉野山を観光してきたので、その模様をお届けしようと思います。


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