屋久島大縦走2日目!
今日は高塚小屋から屋久島最高峰の宮之浦岳を含む主脈を縦走して淀川小屋までの計画です。
はりきっていきましょう!!
とは言ったものの、昨日より強風&濃いガスで気分はかなりブルー。
稜線の状態が心配になりますがとりあえず出発!
雨は降っていませんが、木々についた霧の水滴が風に煽られて雨のように降り注ぎます。
こういった環境が屋久島の深い森と豊富な水を生み出しているのでしょうね。
新高塚小屋まで来ました。
建物は年季が入っていますが高塚小屋に比べて広く収容人数も多めみたい。小屋周りにバルコニーみたいなのもあり、テントもそれなりに設営できそうです。
トイレも複数あるので宿泊するならこちらが快適かも。
更に歩みを進めるとヒメシャラの森があります。
生物のような樹皮を持つヒメシャラと濃い霧の雰囲気が当に魔女の森って感じで、なんかわくわくしてきました。
森が低くなり稜線が近づいてくると同時に風もヤバめに。
午後から好天の予報が早まれば良いなぁ~って淡い期待をしていましたが…、駄目っぽいですね。
どんな感じだったかとお伝えしたいので初めて動画を掲載!
…
…こんな感じでした。風速15m/s、体感気温はちょうど0度くらいに感じました。
これから先、切れ立った岩稜地帯だったら引き返した方が良いレベルだと思いますが、屋久島の稜線は危険箇所も少ないのはわかっていたので、そのまま進みます。
森林限界を超えました!
そこには屋久島奥岳たちの大パノラマが…、広がらねぇ!!
むう~、さすがに遠征先でこの状態ではがっかりです。
稜線上の絶景スポット「平石」です。
ここからは宮之浦岳、永田岳といった主峰の大展望らしいですが、相変わらずまっしろけ!
まあ、でも4年前は晴天に恵まれたので、今回は今回で別の屋久島の姿を体感できているって割り切って楽しみましょう!
最高峰、宮之浦岳登頂!
ありがとう御座いました!
でも、寒い!
笹についた霧は氷つき、風に吹かれちょっとした吹雪みたいになってました。
で、ちょっとここでトラブル。
山頂に着いてTwitterに「宮之浦岳なう!イエス!まっしろ!!」と書き込もうと久々に携帯の電源を入れて写真を撮った瞬間、強制シャットダウン。
再度電源を入れても再アクティベーションを要求され使用不能に。
道中に携帯が必須なシーンは無いので使えなくても大丈夫ですが、宿の電話番号や旅の計画メモは携帯内だけだったので、何かあった時を考えるとちょいと心配。
やっぱり電子機器だけに頼らず紙媒体も必要だと再認識させられました。
宮之浦岳を後にして淀川小屋を目指します。
この辺りはあちらこちらで澄んだ湧き水が流れており本当に綺麗な場所です。
そして、稜線を離れ高層湿原の花之江河に着く頃にやっと晴れ間が見えはじめました。
久々の陽の光に嬉しさ半分、ちょっと遅かったなぁ~と悔しさ半分の複雑な気分に。
そして、今日のお宿の淀川小屋に到着。
小屋に着く頃にはすっかり雲も抜け一面の青空に。太陽に照らされ輝いている淀川が綺麗でした。
小屋前でコーヒータイムをしていると、登山ツアーのお客さんが多い多い。
4年前はそんな感じ無かったと思いますが、淀川登山口から宮之浦岳日帰りピストンも一般的になってきたのでしょうか?
時間もあったので休憩中のお客さんやガイドさんと色々雑談できて楽しいひと時を過ごせました。
とりあえず2日目も無事完走。
天気はこの通りイマイチでしたが、これが屋久島の日常かも知れませんね。
本日の淀川小屋は男性3人、女性2人のパーティーと自分も含めソロ2人の7人でした。宮之浦岳方面から来た人は自分だけで、それ以外の人は紀元杉への最終バスに乗って来た人たちでした。
普通は初日の朝~昼頃に屋久島に入り、夕方前の紀元杉行きのバスで入山。その後、徒歩で淀川小屋に入り一泊。次の日縦走!ってパターンが多いようで、自分のように逆コースはあまりいないようですね。
あと、この日の夜は満天の星空!
標高は低めですが、島なので光害も無く本当に綺麗でした。
さて、明日は今回の山旅の核心、尾之間歩道で下山!
CTで見ても一番長く、且つ、あまり人の手が入っていないとのことなので不安半分、楽しみ半分。
明日はどんな冒険になるのでしょうか。
では、おやすみなさい!
その3(3日目)へつづく。
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