山ヤの皆様は厳冬期楽しめましたか?
自分は例年と比較すると、山は月1回くらいに止め、旅や温泉をメインに楽しんでいた気がします。まあ、雪山は夏に比べると危険が多く疲れてしまうので、それくらいの頻度がちょうど良いかも知れません。
今回のブログも登山では無く、雪国旅として2月下旬に友人と山形県に行って来た模様を簡単に紹介したいと思います。
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初日はゆっくり朝に茨城を立ち、昼食後に山形の名勝「山寺」に。
「静けさや、岩に染み入る、蝉の声」で有名な山寺なので一般の方も一度くらいは聞いた事あると思います。
社仏に疎い自分ですが、山の斜面に立ち並ぶ寺群はそそられるものがあり一度は訪れたいと思っていました。
訪れるとしたら、芭蕉の句にある夏か、水墨画の世界と言われる冬かと思っていたので、今回は良いタイミングでした。
山寺の最も下にある立石寺本堂です。
真冬で雪多めなので観光客は少ないかと思っていましたが結構いました。
さすが、山形を代表する観光地ですね。
頂上の奥之院に通じる登山口。
これ以上登るとしたら凍結路や雪に対する備えが必要なので、普通の人はここまで。
しかし、自分は登る気満々!
友人は山とは無縁ですが御朱印集めをやっており、それを餌に一緒に登らせる事にしました。
もちろん、友人にはチェーンアイゼン、自分は6本爪アイゼンを装備して準備万端!レッツクライム!
中腹の仁王門です。
ここまではずっと階段ですが、階段が隠れる程度には雪が踏み固められており、やはり滑り止めが無いと危ない感じ。
クラ○ツーリズムの団体さんが滑り止め無しに手すりにつかまり踏ん張りながら登っていましたが、あれはリスク管理が問題視されるレベルだと思いますね。
また、寺の関係者が頑張って人力で氷を削り除雪している姿を見て本当に大変だと感じました。
観光客の安全の為にお疲れ様です!
仁王門を越えると、社寺が点在しており、御朱印が3つほどもらえたようです。
ただ、奥之院だけは冬季休業中で残念無念。
山寺の写真でよく見かける納径堂です。
しんしんと降る雪がなんとも風情を感じます。静寂も合わさって身が引き締まる感じが堪りませんね。
展望スポットの五大堂までやってきました。
ここからは山寺の門前町と神室岳等の展望が広がるはずですが山々は雲の中。
でも、そこに在る世界はまさに水墨画、この時期一番見たい景色に出会えました。
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山寺をあとにして、今旅の目的地「月山志津温泉」に向かいます。
今回の旅のメインの目的はこの月山志津温泉で開催される「雪旅籠の灯り」というイベントです。
実は今回が初めてでは無く、5年前に一回訪れており、なかなか雰囲気があって楽しいイベントだったので再訪となりました。
ここ月山志津温泉は積雪量が5mを超えるような有数の豪雪地帯。
その豪雪を生かして「春の訪れと共に姿を消してしまう、冬だけの雪でできた宿場町」。
そんなコンセプトのイベントです。
冬だけに現れて、春が来ると消えてしまう…、そんな儚い感じが自分の感性に刺さりました。
現地に近づくと、温泉街手前には駐車場待ちの車の列。
5年前にはこんな列は無かったので、ずいぶんと知名度が上がったようです。
自分たちは温泉旅館に宿泊するのでVIP待遇。列の横を抜けて早々に現地入り。
いや~、VIPって気分が良いですね!(笑)
では雪旅籠の灯りを満喫しましょう!
いや~、やっぱり良い雰囲気ですね。
雪で再現された宿場街の中には雑貨やお土産物屋、有志で作られた展示物があり、柔らかな蝋燭の灯りで照らされ幻想的です。
また、ちょっと今時っぽくBarもあり、氷のテーブルを囲みホットワインや、ホットウィスキーを楽しめ、大人の一夜を過ごせる場所もあります。
関東の人間にとってはこれほど別世界感を味わえる場所もそうそう無いと思います。
オススメの雪国イベントです!
イベントが終わった後は友人と旅館で一杯やりながら雪国の夜は更けていきました。
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2日目は酒造や温泉等を巡りながら茨城に戻りました。
まあ、それは温泉巡りで紹介したいと思いますので、また次の機会に…
以上です!
イベント自体は2月の最終週の週末と3月始めの週末だけと短い期間なので、もう今シーズンは終わってしまいましたが、もし興味があれば来年如何でしょうか?
車で行き辛い人は、寒河江駅からシャトルバスや、最近はバスツアーもあるので是非ご検討下さい。
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