いよいよ3日目!今日は黒部五郎小舎から三俣蓮華岳を経由して、鷲羽・水晶岳に登頂し、そのまま祖父岳経由で雲ノ平山荘まで行きます!
「鷲羽岳」(2924m)
*三俣山荘近くより望む
「水晶岳」(2986m)
*祖父岳より望む
今日は今回の山旅のメイン!
さあ、行きましょう!!
場所的に三俣蓮華岳へ登ってる途中で黒部五郎岳のモルゲンが拝めるかな~って思い未明に出発。
しかし、高曇りのせいで太陽が姿を現さず不発。
むう、残念!
今日は晴天予報だったのに思ったより雲が多く、ちょっとテンションが下がり気味。
でも、雲は流れ好天に向かっているので頑張って行きましょう!
三俣蓮華岳への登頂コースか巻き道コースかの分岐に出ました。
手抜き…、もとい体力温存であれは巻き道なのでしょうが、未だ太陽は見えて来ないので早々に鷲羽岳に行ってもしょうがないと思い、時間潰し的な理由で登頂してみる事に。
三俣蓮華岳山頂!!
長野、岐阜、富山県の3県が跨る山で、日本300名山にも選ばれています。
周りを名立たる名山に囲まれて通過点って印象しかありませんでしたが、山頂からは北アルプスの峰々のパノラマが広がります。
いや~、お見事!時間潰しとか言ってすみませんでした!!
ここを目的として来る人も多いのも納得ですね。
三俣山荘に向かって降りていると除々に陽が当り始め青空が広がってきました。
そして、正面には鷲羽岳の姿が。
この堂々と鎮座する姿は登山意欲を刺激しまくりですね!
三俣山荘でちょいと休憩。
黒部源流域を訪れる計画としては、今回の折立スタートの周回とは別に、この三俣山荘にベースキャンプを張ってそれぞれの山をピストンで踏破する計画がありましたが、それはまた次の機会に…。
山荘を後にしていざ鷲羽岳へ!
さすがに3日目となると、このレベルの急登はなかなか堪えますね。
えーんやこりゃ。
しかし、登る程広がる三俣蓮華岳や昨日の黒部五郎岳の展望に疲れなんて吹き飛びます!
鷲羽岳山頂!
ありがとう御座います!
山頂からは鷲羽池の後ろにそびえる槍、穂高連峰。
次に登る水晶岳や野口五郎岳、と大展望!!
さすが北アルプスの中心に位置するだけあって360度名立たる名山の大パノラマが広がっています!
素晴らしい!!
しばし、山頂で休憩した後、次の水晶岳に向かいます。
途中のワリモ岳はなかなかの危険地帯でした。
通常時にはなんてこと無いですが、疲労が溜まってきているので慎重にいきましょう。
ワリモ岳を過ぎれば水晶岳山頂直下まではのびやかな稜線歩き。
太陽も上がりきって寒いながらも温かさを感じるようになり、気持ちの良い稜線歩きを楽しめました。
しかし、山頂直下になると急峻な岩場に。
急なハシゴも在り緊張感のある道が続きます。
山頂をピストンするなら荷物を途中にデポするのがオススメですね。
水晶岳山頂!
ありがとう御座います!
こちらからは薬師岳や、立山・剱岳と黒部湖と北アルプス北部の峰々の大展望!
うーん、マーベラス!!
土曜日でしたけど人もほとんどいなく、狭い山頂でしたがゆっくり出来ました。
やっぱり普通の土日ではここまで来る人は少ないのかな?
休みを取って来て大正解ですね!
帰りにちょいと水晶小屋に寄り道。
収容人数が30人程度しかなく、連休中は色々とヤバイ噂を聞きますが、小屋からは立山や野口五郎方面の展望が素晴らしく、一回は泊まってみたい立地ですね!
そして、ワリモ北分岐まで戻り祖父岳経由で雲ノ平に向かいます。
祖父岳山頂までやってきました!
遠くから見た通り広大な山頂で一箇所で大パノラマ!とは行きませんが場所毎に絶景が広がります。
鷲羽岳と槍ヶ岳!
水晶岳と赤牛岳!
個人的にはかなり好きなピークになりました。
お気に入りの景色を見つけて優雅にコーヒータイムといきたい所ですが、さすがに強風&極寒なので厳しいですね。
夏のおだやかな時期にもう一回来たいです。
祖父岳より標高を少し下げ雲ノ平に到着!
この雲ノ平は日本で一番高い場所にある溶岩台地で、日本最後の秘境と呼ばれている場所です。確かに急峻な北アルプスの峰々の真ん中に別世界のように広がる平坦な台地が楽園を連想させますね。
でも、このご時勢、折立からならその日の内に辿り着けるので正直秘境感は薄いですが、昔に山々を何日も掛けて越えて辿り着いた人たちにとっては間違い無く楽園に見えたと思います。
のんびり散策した後に今日のお宿「雲ノ平山荘」に到着。
中にはちょっとしたバーみたいのもあり、オシャレな山小屋です!
ますます秘境感なんてどこへやらって感じです。(笑
でも、ここで一日ワインでも飲みながらのんびりボケ~とするのも悪くは無さそう。
…っていうか最高じゃないですか!!
夕食をとった後はビール片手に夕焼け散歩。
夕焼けに染まる雲ノ平の草原や水晶岳が最高のつまみですね。
…
…あっ、やっぱりここは楽園だ。
明日は最終日なのでちょっと夜更かしして夜も散歩に。
月明かりだけで歩く雲ノ平も神秘的で別世界に迷い込んでしまった気がしました。
…
…うむ、やっぱり楽園ですね!(しつこい
こんな感じに最高の天気に恵まれた3日目も終了。
明日はいよいよ下山です。
そろそろ下界が恋しくなってくるのと、山を離れる寂しさが入り混じった不思議な気持ちのまま就寝。
明日も良い日でありますように…。
その4(4日目)につづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿